魔術師長様はご機嫌ななめ

鷹月 檻

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第五章

17 シエラ様とのお茶会

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げつの日に、朝から急に通信でお屋敷に来て頂いて、すいません」

 そう言ってシエラ様が私に謝ってたけど、私もエリザベス様の事が気になってシエラ様と話したかったから、丁度良かった。

 ここはシエラ様のお屋敷で、お屋敷の横庭にある真っ白い大きな八角形のガゼボに案内された。ここはもう何回目かな、結構お邪魔してる。

「うちのお屋敷でも良かったんですけど?」
「アズライル様がいらっしゃるので、少し畏れ多く感じてしまって」

 メルヴィンが私とシエラ様に紅茶を注ぐ。小皿にはトウミが用意してあった。
メルヴィンは紅茶を注ぐとすぐにガゼボから退出した。私の護衛のアーリンとセドリックはガゼボの外で護衛任務をしている。
ガゼボに二人きりになって、シエラ様が言った。

「エリザベス様の事、どうなってるか、お分かりになります? コモン様は全然教えてくれなくて……」
「たぶん、シエラ様があの事件に関わるのは、あまり良くないとお考えになっているのでは?」
「そうだと思います。でも、どうしても気になって」
「それは分かります。わたくしも気になっていますから。……強制捜査のあと、カートラット伯爵は逮捕されたそうです。でも、エリザベス様の件については、監禁罪のみしか罪状が適用されなくて、今、別の事件の件でも追及してるそうです。エリザベス様はその時に孤児院へ行くことになって、そこで揉め事を起こしたらしいです。わたくしが知っているのはそのくらい」
「カートラット伯爵は他にも何かやってらしたの?」
「ん~、わたくしも聞いたんですけど、それ以上はレイジェス様は服務規程違反になると言って、教えてくれなかったんですよね」
「そう……」

 シエラ様は私にお菓子を勧めた。
木の実のクッキーを食べて紅茶を飲んだ。

「孤児院って、私達が行ってはいけないのかしら?」

 私が言うと、シエラ様は眉をしかめた。

「ただ、孤児院を見学したい。というのなら分かりますけど、エリザベス様にお会いしに孤児院に行くのは、およしになった方がよろしいかと思います」
「どうして?」
「初めてエリザベス様にお会いした時の事、覚えています? アリア様が女神だなんて知らなかったエリザベス様は、あなたの事を『平民』と見下げて馬鹿にしてましたわ? アリア様は平民と言われても全然気にする事無く、きょとんとされてましたけど……」
「? それがどうかしたの?」
「エリザベス様の中では、『平民』とはそういう存在なんです。見下げ、馬鹿にしてもいい存在。でも、もしそれがエリザベス様御自身だったら? 自分がそういう風な扱いを受けるのは屈辱的でしょう? 彼女は今の今まで伯爵令嬢だったんですから」
「確かに、エリザベス様はプライドの高い方ですけど、素直な所もありますよ? あの事だって、わたくしにきちんと謝ってくれましたし……」

 シエラ様はこめかみを押さえて考え込んでいた様だった。

「はっきり言いますね?」
「はい?」
「エリザベス様がアリア様に謝ったのは……『自分より身分が上の存在』だと分かったからです。私達貴族の子女は、幼い頃から、その身分に見合った行動をするように躾けられていますから、身分が上の者には逆らってはいけないと、焼印の様に心の中に刻まれているんです。エリザベス様の考え方は悪でも良でも無くて、貴族子女達の普通の行動です」
「じゃあ、シエラ様も、わたくしに謝った理由はそれなの? このお友達の関係も、わたくしの身分が高いから?」
「いいえ、3分の1はそうですが、全てがそうじゃない」
「3分の1?」
「わたくしの中の、3分の1の最も多い理由は、アリア様の父神様がアズライル神様と信じて無くて、信じられなくて申し訳無かったなって本当に思ったの、次に多い理由はコモン様はアルフォード公爵様と仲が良いですから、人間関係を良くする為に謝った方がいいと思って、最後の理由は身分の問題で、下であるわたくしが、謝罪するべきだと思ったの」
「そっか。シエラ様の場合は身分が最後だったんですね、良かった」

 私がそう言うとシエラ様はくすりと笑った。

「そういう所が、アリア様は不思議な方で、お友達として居たくなるのです。大人っぽいかと思うと、凄く子供っぽかったり、凄く優しいなと思ったら厳しいことも言ったり。エッチな事も相談に乗ってくれますしね」

 うふふと微笑されて照れた。

「結局、わたくしが孤児院に行っても、エリザベス様のコンプレックスを刺激する事にしかならないって言う事?」
「そうそう、そういう事。例え、わたくしが孤児院に彼女に会いに行っても、結果は良くない事になると思います」
「わたくしより、シエラ様の方がエリザベス様と仲がいいのに?」
「わたくしの秘密を打ち明けられる程には、仲はよろしくありませんわ?」
「秘密って、メルヴィンの事?」
「ええ」
「わたくしには言っちゃっても良かったの?」
「だって、アリア様は偏見の無い方ですし、誰にも言わないでしょ? 言ってもアルフォード公爵様くらいじゃない? あの方はお口が堅いですから」
「わたくし、そんなにシエラ様に信頼されてると思ってなかったです。正直、嬉しい」
「アリア様もわたくしを信頼してるでしょ? だから色々話して下さるのではなくて?」
「ええ、もちろんそうです!」

 シエラ様はゆっくり優雅に紅茶を飲んだ。
今の会話って、『私と貴女はお友達ですよ』って事だよね? 良く考えたら転生前は学校でのいじめもあって、友達どころか、誰とも話もできない状況だった。
お互い信頼しあってるって、これはもう『親友』と呼べるレベルではなかろうか!?
そう考えると嬉しくて、にまにましてしまった。
ただ、シエラ様との仲を確認したあとも、気になるのはエリザベス様の事だ。

「でも、心配ですよね? どうしたらエリザベス様のお力になれるでしょうか?」
「それは、わたくしも考えていたわ。コモン様に、お屋敷に彼女を置くのを反対されたのは、理由も尤もだし分かるけど、お友達だったら助けてあげたいと思うもの」
「ええ」
「わたくし、お手紙を書いて励ましてみようかしら? 手紙だったらお会いすることも無いから、エリザベス様の心をあまり刺激しないで済むかと思うんですけど」
「それはいい考えですね! シエラ様がお手紙を出すなら、わたくしも出してみます!」

 その後はシエラ様と大人の玩具の話で盛り上がった。菊の拡張にどんな物を使っているかという話で、私がプラグと言うと、シエラ様は聞いたことが無かった様で、説明した。で、私もシエラ様が使ってる、男性用ペニスバンドの事を知らなくて、お互い新しい(いらない)知識が増えてしまった。




 お屋敷に帰ると父神様がいなかった。
食堂に行くとエドアルドがいたので聞いた。

「父神様をお見かけしないのですが、どちらに?」
「アズライル様ならユリウス様と一緒にワイアット皇国に行きましたよ。夕食には戻られると仰ってました」
「神の取籠に閉じ込められちゃわないかしら?」
「それを二度と使えないようにする為に、回収しに行ったんですよ」
「そうね、ユリウス様があれを使わないと約束しても、物があれば誰かがまた同じ事をしてしまうかも知れないものね」
「ええ」
「ワイアットは今頃大騒ぎね」
「そうでしょうね」

 エドアルドが珍しく笑った。
私は自分の部屋に行った。窓際に置いてある応接セットの個人椅子に座り、護衛の二人には長椅子に座ってもらった。

「二人に相談したい事があるの」
「「なんでしょう?」」
「わたくし、少し調べたい事があって、諜報の者を雇いたいの」
「え? 姫様が? 俺が諜報をやりましょうか?」
「セドリックはダメ。あなたは体が大きいから、目立つじゃない。諜報の者向きじゃないわ、それにわたくしの護衛でしょ?」
「セバスさんに相談すればすぐじゃないですか?」

 アーリンがそう言うけど、事は簡単じゃない。

「セバスにも、諜報の者を雇っている事を知られたくないの。と言うか、レイジェス様にも、誰にも知られたくないの。だから賃金はわたくしが出すわ。調査費も」
「何を調べようとしてるんです!?」

 アーリンが険しい顔をして私を追及する。けど、調べたい事が有りすぎて、調べる内容を言えばまた追及されるだろうし、結局言わないのが正解だ。

「そんな風に追及したら、アリア様だって言えなくなるよ、アーリン」
「しかし、セドリック、やろうとしている事が危険な事なら、それは私達にも関わることだ。私たちの任務は姫様をお守りする事だぞ?」
「それは、そうだけどさぁ……」
「ごめんなさい、内容は言えないの。誰か、二人の知り合いで、雇えそうな諜報の者を知らない?」
「「……」」

 アーリンは露骨に嫌そうな顔をして、考えてくれてはいなかったけど、セドリックはちゃんと考えてくれていた。

「俺の学生時代の二つ上の先輩なんですが、諜報の者の仕事はした事が無い人なんだけど、隠密行動に憧れている人がいる。経験者じゃないけど、雇いますか?」
「その方は今、お仕事はしてらっしゃるの?」
「先輩は一応貴族なんだけど、凄く変わった人で……、今サーカスで働いてる」
「面白そう! 会ってみたいわ!」
「私もその面接には参加させて貰う!」
「じゃあ、先輩に話してみます」

 アーリンは反対すると思ったのに、面接に参加すると言ってくれた。
なので、何で許す事にしたんだろ? とアーリンを不思議そうに見たら、言った。

「そんなに見つめないで下さい。ぎゅってしたくなるじゃないですか!」
「する? はい」

 私が両手を広げると、アーリンが椅子を立って、私の前に跪いた。両脇から腕を絡めてぎゅっと私を抱きしめる。

「私は何でもかんでも危険だと判断してる訳では無いですからね。姫様の意志を優先させたい気持ちもあるんです。でも私は姫様の護衛ですから。何度も守りきれず悔しい思いもした。嫌なんです、あなたが危険なのは!」

 私はアーリンの頭を撫でた。

「わたくしが此処にこうしていられるのは、皆が守ってくれているからですよ?」

 アーリンは私をぎゅうぎゅうしたら気持ちが落ち着いたみたいで、離してくれた。
その後は『ゆっくり読書がしたいから、ひとりにして』と言って、二人には部屋の外で護衛任務をしてもらった。
私がひとりになりたかったのは、読書をするためじゃなかった。
私は自分の部屋から寝室へ行った。室内履きを脱いで寝台の上に座ると、空間収納から『宝箱』を取り出した。ぐちゃぐちゃにした数字を元に戻して、宝箱と呼ばれる鞄の蓋を開けた。

 過去に居た時は、そんなに中をきちんと見せて貰えなかった。セバスといた時も中を確認するのは、色々知られてしまうから危険だと思った。だからちゃんと見れなかった。
でも、今はひとり。
ゆっくり中を見られる。
私はそれを手に取って、つい、口の端がゆるむ。
それは私の裸の絵だった。10センチ四方の小さなキャンバスに描かれている。

「裸は描かないでって、言ったのに」

 他に、私の絵より古い絵で、私じゃない人物が描かれているキャンバスがあった。ピンクブロンドの腰まで来る長い髪、瞳は薄い桃色、肌は乳白色で白いドレスに色鮮やかな花を飾られて、ワインカラーの皮革製の椅子に座り、こちらを見ている美しい少女。キャンパスの後ろには『ローズ=グレン9歳』と書かれていた。

「これが、ローズさん……。凄く可愛い。……全然私に似てないよぅ?」

 他には私のアバヤ姿の絵があったり、ドレス姿の絵もあった。
私の絵は5枚、ローズさんの絵は4枚あった。
そして、日記も出てきた。日記は全部で16冊で、年号ごとに分かれていた。私はその中から一番古いのを取って、寝転がって読んだ。

 1冊目はローズさんをギレス帝国のショーウィンドウで見かけて、あまりの美しさに衝撃を受けた所から始まっていた。それから毎日ローズさんの事を考える様になり、日記にその想いを書き留めることにしたらしい。
その内容は本当に好きになっちゃって、どうしようもなくて、溢れる想いがそのまま書き込んであって、読んでるこちらが恥ずかしくなる程だった。
そりゃ、あの時、見せて? と言ったら断られたはずだ。
自分が死んだら読んで、とも言ってた。まぁ、この内容は照れるわね……。
結局、ローズさんをオークションで落として、暫く一緒に過ごしたのに、彼女は睡眠薬を飲んでホテルの窓から川に飛び込んで、死んだと書いてあった。

「んん? 睡眠薬を飲んで、飛び込み入水自殺?」

 何かがおかしく感じる。
睡眠薬を大量摂取してるならそれで自殺でよくない? なんでわざわざホテルから飛び降りて入水自殺してるの?
いや、まぁ、睡眠薬が必ずしも大量に取れなかったとしよう、で、飛び込んだら? 意識あるんだし、普通に浮くし、落ちた音で誰か助けに来ると思うんだけど。
それに、入水で自殺するなら、睡眠薬なんか摂取しないで、そのまま入水して死ぬんじゃないか? 苦しいけど、本当に死にたいなら薬の効き目を待つより、その方が手っ取り早いよね?

 う~ん。

 考えていて、恐ろしい事に気付いた。
あと、もうひとつ考えられる事。自殺じゃなくて他殺だったら?
睡眠薬を飲まされて、意識が無い所を落とされて、水を飲んじゃって死亡。落ちた音からすぐ助けても、水をもう飲みすぎてたとか?
どう考えても自殺より他殺の方がしっくりくる死に方だった。
でも、他殺? ……だとしたらなんで?

 二冊目、三冊目はローズさんの死から立ち直れなくて、ずっと悲しみに沈んでいてその二冊は、読んでるこちらまで心が痛くなってきた。
そして四冊目、とうとう私が出てきた。
私と出会った時、ローズさんから受けたような衝撃を感じたらしい。その後は私自身を好きなのか、ローズさんの身代わりなのか、自分の気持ちがわからず葛藤していた様だった。
私がした事の、ひとつひとつを喜びに感じていた様で、こまかく色々な事を書いてあった。そのひとつを見て私は動揺した。

 『私は彼女の可愛らしいペニスを口に含み、彼女が達した時にはその精液を飲んだ』と書いてある。

「……え?」

 『どうやら、彼女は私を愛してくれているようだ、私の舌を受け入れてくれた』とも書いてあった。

「……何これ……?」

 急に激しい頭痛が起こった。頭がくらくらする。
その瞬間、自分の舌にフェリシアンの舌の感触が蘇った。ノイズのある、自分とフェリシアンのキスシーンの映像と共に。

「……嘘っ!」

 私はその日記をほうった。どうして? 私が過去に行ったのは事実だし、フェリシアンの事もちゃんと覚えてる。楽しく遊んで過ごした。
あんな事なんかしてない!

 ……もしかして、私……してたの?

 少し前に、過去に迷い込んでいた時の記憶が、所々穴が開いている様に感じた。気のせいかと思ったけど、フェリシアンと別れる時に父神様が、フェリシアンが私にスキルを使ったと言っていた。
だから私はフェリシアンが使ったスキルは記憶消去だと思ってた。でも、どうして記憶消去のスキルを使ったのか、理由が分かってなかった。理由なんか無いと思ってた。
記憶消去のスキルを使ったのは『私とした事』を隠すため?
私がフェリシアンを愛していた? どうゆうこと?

 私は頭痛と吐き気でこれ以上日記を読むことが出来なかった。『宝箱』に全てをしまい、また空間収納に入れた。
そして、どさっと布団に沈み込む。
もし、私がフェリシアンを本当に愛して、色々致してしまったなら……それはレイジェス様に対する裏切りだ。
つい先日、『私を裏切るな』と言われたばかりなのに。それに私はなんと答えた?
父神様に誓って裏切らない、もし裏切ったら『殺して』とまで言い切った。だって、本当にそう思ってたから。裏切るなんて有り得ないし、裏切ったって思われるのも嫌だった。簡単に、『こう言っておけば納得する』という感覚で言ったわけじゃない。

 懸命に消えた記憶を思い出そうとしたけど、さっきのキスシーン以外は何も思い出せなかった。
私は頭を抱えて布団に突っ伏した。

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