貞操逆転世界の温泉で、三助やることに成りました

峯松めだか(旧かぐつち)

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第210話 番外 ルリと加奈子と夜空の合流(V起動前、翡翠視点)

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 何時もの昼下がり、ロビーにて。
「お主の取り分じゃな?」
 ヤタちゃんから何気なく、ぴらっと何かの紙きれを差し出された。
「なんです?」
 何気にその紙を受け取る。
 一十百千万……何百万?
「はあ?」
 書いてある数字を数えて、思わず変な声が出た、3桁万円って何事ですかコレ?
「いつかのモデル料じゃな? お主の口座に入れてあるからな?」
 当然だろうと言う感じに繋げる、ヤタちゃん。
 周囲の面々がうんうんと頷いている。
「流石売れっ子」
 軽い調子でルリさんが混ざる。
「良いんですかコレ?」
「売れる物なら売るのが正義ですよ?」
 へっへっへ~と言う感じに手で〇を作るジェスチャーを入れるルリさん、流石芸能畑。
「ん-と、あのニュースで、初動がアレで? 一冊10円計算だと何十万部位? 初版の分だけかなあ? 詳細も欲しいかな? 雑誌だから利益率低いのかな? 別冊増刊で出しちゃいましょうよ?」
 訳知り顔でノリノリである。

「んっと?」
「ああ、最終純利益で見るって扱いだから税金計算を含めて少し遅くなるのか」
「十倍ぐらいは来るかなあ?」
 数字の書類を見るのも、道に入ったモノであった。
 訳知り顔で、一人で納得して居る。
「出せるんです?」
 得意気な顔で、親指を立てて頷くルリさん。
「って事で、カメラマン、カナちゃんかもーん!」
「お呼びで?」
 ルリさんの調子の良い声に、マスコミ関係者な加奈子さんが混ざる、何時の間にやら合流して良い感じの関係を築いて居るらしい。
「翡翠さんの写真集作るから、次の分200、300枚位撮影しよう」
 ルリさんがあっさり言う、何だか大変そうな枚数なのだが大丈夫なのだろうか?

「了解、撮ろう撮ろう♪」
 カメラ担当らしい加奈子さんが、何だかウキウキな様子でカメラとか簡易スタジオとか準備を始める。

「ひゃっは~、新鮮な画像だ~♪」
 何だか黒髪で、でっかい人が混ざって居た。
 あれ?
 思わずこんな人居たっけ? と、首を傾げる。
 そのやたらとテンションが高い様子に見覚えは無いが、その声と、夜色の髪色と、でっかい胸部装甲には見覚えが……
「夜空さん?」
「はい、彼方の夜空です、お久しぶりです!」
 ちゃんと思い出せたので、名前を呼ぶと、高いテンションでコチラに向いて、抱き着いて来た。
 むにっ
 凄い勢いで、でっかい胸部装甲に埋められた。
 柔らかくて、暖かくて幸せですけど、身長差と押し当てられる部位の関係で呼吸困難起こすヤツだった。
 柔らかすぎて、むき出しで押し当てられると、呼吸するスペースが出来ないんですもん。
 遠慮が無いので、直ぐ開ける位置取りなんですもん。

 テシテシ

 限界まで堪能してから、ダブルタップで開放してもらった。
「しかし、テンション高くありません?」
 静かに呼吸を整えながら、ぼやく。
 思わず、同一人物かどうかが疑わしいキャラの違いようだが、顔とその胸部装甲は確かに見覚えは有るし?
 あ、肌艶が良くなったと言うか、目の下のクマが消えてる。
「あの時は、まだ徹夜明けと睡眠不足のぐったり具合が残ってたので……」
「なるほど、お疲れ様です」
 一先ず労う、どうやらコレが本来らしい。
「でも、何時の間に?」
「今朝と言うか、先刻来たばっかりです、後はノリで」
「成る程、ノリで」
 ノリは大事だ。
「何だか既に仲良さそうですけど?」
「それはもう、ソウルフレンド的に?」
 ルリさんが混ざる。こちらと夜空さんの腕を抱え込む。
「割と古めのお友達でしたので、腐れ縁って怖いですね?」
 そりゃあ怖そうだ。
「因みに、カナちゃんは私とは業界的に近いので、割と昔から」
「取材対象と記者の関係ですけど、お食事奢ったり、お酒に付き合ったり、愚痴に付き合ったり、まあ色々と」
 加奈子さんが、照れた様子で混ざる。
「仲が良いのは良い事だと思いますよ」
 仲悪くてギスギスしてるよりはよっぽど良いと思う。

「まあ、そんな訳で、撮影会、開始です」
 そんな訳で、延々と撮影する事に成った。

 何だかエグイ冊数と利益を叩き出したのは、またしばらく後の話。

「私も混ぜれ!」
 何だか、小さいルリさんみたいな、ルリの妹、コルリが嫁に追加されたのも、ちょっと後の話。

 追申
 デジタル人材、芸能と広報系を一手に纏めるチームルリ。この三人+1+1は割と仲が良い。
 この場に居ないコマに対しては、お仕事の時間だあって。ルリが部屋に飛び込んだりして巻き込んだ。

 所で、このタイトルでツイッターのエゴサしてみてください、変な所からコンタクト来ました。オープンで来るんですねアレ? 詳しい話は未だ後で、デス。
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