134 / 221
第134話 寝起きに搾り取られる話と、日常
しおりを挟む
ちゅん、ちゅん……
ちゅぽちゅぽ
朝の鳥の声と、湿った水音に目が覚めると、股間の辺りが温かかった。
「……漏らした?」
寝起きのぼんやりする頭で呟く、いい歳したおっさんが何やってんだ? と。
そんな訳で、恐る恐る布団をめくる。
ちゅるちゅる
ニヤリ
布団の中に小さいのが居た、目が合って、目だけでニヤリと笑われる。
言うまでも無く、昨日散々やって一緒に寝ていたヤタちゃんだった。
「朝から何やってんですか?」
「起きたら、元気が良かったから、お世話しようかと」
ちゅぽんと水音を響かせながら棒を吐き出し、悪びれもせず得意気に言うヤタちゃん、サキュバスか何かか。
因みに、こっちの本体棒は既にガッツリフル起動状態だった。
「さいですか」
もはやツッコミの言葉も出て来ない。
「一先ず、一本抜いとくぞ?」
そんな訳で、朝からガッツリ搾り取られた。
朝の搾りたて白濁液は、やたらと美味しそうに呑み込まれた。
「しっかし、自堕落ですなあ」
朝から結構な勢いで絞られたので、虚脱感が凄い。
主導権を一方的に握られると、攻め手を考える必要が無くて楽なのだが、キャパオーバー気味に絞られるので、ソレはそれで結構大変だ。
贅沢な悩み過ぎて、少し前の自分辺りに殴り殺されそうだが。
仕事も何もないので、暇なのは確かだ。
「予防接種第二弾も終えた後じゃから、まだまだ体調管理期間じゃし、のんびりするのが仕事じゃぞ?」
「ソレはそうですけどね?」
二セット目は第一弾より若干少ないので、副反応も控えめで、体調不良と言うにも微妙なラインである。
現在地は旅館のロビーで、朝食を終え、何時もの様にお茶とか飲みつつ、雑誌とか新聞とか読んで時間をつぶしている。
ヤタちゃんはここが定位置と膝の上に膝枕と言うか、そのまま胴体ごと膝の上に寝転がっている。
初夜と言わず、相変わらず距離感がバグり気味に一番近い、ここ数日で、この熱めの体温が無いと寂しいほどだ。
ちょっと離れた所でハチクマさんがこちらの様子を見守っている。
琴理さんはときよらさんは何だか書類仕事が有るらしく、連日PCに向かって居たりする。
護衛も兼任という事で、一定距離以上は離れないが、中々忙しそうだった。
「男の仕事は基本的にコレとかアレと同じじゃからな?」
ヤタちゃんの指さす先には、それこそやる気無さ気に欠伸をする猫が居た、基本的に暇そうなのはチンピラさん、向こうで揉みくちゃにされているのは部長さんだったかな。
「あれと同じ枠かあ」
そう言うこっちは、何だかお客さん達からじりじりと一定距離を開けて遠巻きに観察されている、隙が有ったら前回みたいなフリーハグ宣言待ちかな?
「嫁とその他の女共を孕ませれば、男としての社会的な地位とかは保証されるし、そもそも儂ら嫁がお主の生活の保障をするし、そっちの嫁兼護衛も居るからな、専業主夫、嫁の労いと孕ませ担当と見とけば十分じゃ」
「そんなもんで良いんですね……」
向こうの世界で、馬車馬のごとく働く事のみが男の証明みたいな扱いだった社畜なので、中々のギャップである。
「後は、そっちのお客様達に程々にサービスしておけば文句無しじゃ」
「ま、一先ずと言うか、後でスケッチブックと立てかけ用のスタンドでもつけて、フリーハグ宣言でもしときましょうか?」
少し大きめに言ったその言葉に、周囲がざわっと湧いた。
「ま、順番にどうぞ」
立ち上がって、お客さん達に笑みを浮かべて、手を広げる。
あっと言う間に長蛇の列が形成された。
需要は間違えていないらしい。
疲れないかって?
こっちだと合法的に女体に触れられるのだ、しかも宿泊客なら着衣は浴衣と下着位、ぶっちゃけ裸とあんまり変わらないと思うのだ。
という事で、健全な男の子としては、性欲に従う限りにっこにこであるのだ。
「コレでチェックアウトなんです」
お客さんの一人に、世界の終わりみたいな表情で言われた。
「何時でもココに居ますから、良かったらまた来てくださいね?」
もう一度ハグして背中や頭をポンポンする。
「ひゃい! 絶対また来ます!」
思いっきり裏返った声で言われた。
「魔性じゃなあ……」
小さい声でぼそっと言われたのが聞こえた、そんなにだろうか?
追申
基本的に翡翠の出現位置は大浴場だったりロビーだったり、お客とか希望者居たらハグとかでサービスする感じ。
最初に来た組がアクティブ過ぎるだけで、一般客は未だ様子見段階です。
前回のラスト、説明不足だったっぽいので、ちょっと加筆してます、良かったら見ておいてください。
ちゅぽちゅぽ
朝の鳥の声と、湿った水音に目が覚めると、股間の辺りが温かかった。
「……漏らした?」
寝起きのぼんやりする頭で呟く、いい歳したおっさんが何やってんだ? と。
そんな訳で、恐る恐る布団をめくる。
ちゅるちゅる
ニヤリ
布団の中に小さいのが居た、目が合って、目だけでニヤリと笑われる。
言うまでも無く、昨日散々やって一緒に寝ていたヤタちゃんだった。
「朝から何やってんですか?」
「起きたら、元気が良かったから、お世話しようかと」
ちゅぽんと水音を響かせながら棒を吐き出し、悪びれもせず得意気に言うヤタちゃん、サキュバスか何かか。
因みに、こっちの本体棒は既にガッツリフル起動状態だった。
「さいですか」
もはやツッコミの言葉も出て来ない。
「一先ず、一本抜いとくぞ?」
そんな訳で、朝からガッツリ搾り取られた。
朝の搾りたて白濁液は、やたらと美味しそうに呑み込まれた。
「しっかし、自堕落ですなあ」
朝から結構な勢いで絞られたので、虚脱感が凄い。
主導権を一方的に握られると、攻め手を考える必要が無くて楽なのだが、キャパオーバー気味に絞られるので、ソレはそれで結構大変だ。
贅沢な悩み過ぎて、少し前の自分辺りに殴り殺されそうだが。
仕事も何もないので、暇なのは確かだ。
「予防接種第二弾も終えた後じゃから、まだまだ体調管理期間じゃし、のんびりするのが仕事じゃぞ?」
「ソレはそうですけどね?」
二セット目は第一弾より若干少ないので、副反応も控えめで、体調不良と言うにも微妙なラインである。
現在地は旅館のロビーで、朝食を終え、何時もの様にお茶とか飲みつつ、雑誌とか新聞とか読んで時間をつぶしている。
ヤタちゃんはここが定位置と膝の上に膝枕と言うか、そのまま胴体ごと膝の上に寝転がっている。
初夜と言わず、相変わらず距離感がバグり気味に一番近い、ここ数日で、この熱めの体温が無いと寂しいほどだ。
ちょっと離れた所でハチクマさんがこちらの様子を見守っている。
琴理さんはときよらさんは何だか書類仕事が有るらしく、連日PCに向かって居たりする。
護衛も兼任という事で、一定距離以上は離れないが、中々忙しそうだった。
「男の仕事は基本的にコレとかアレと同じじゃからな?」
ヤタちゃんの指さす先には、それこそやる気無さ気に欠伸をする猫が居た、基本的に暇そうなのはチンピラさん、向こうで揉みくちゃにされているのは部長さんだったかな。
「あれと同じ枠かあ」
そう言うこっちは、何だかお客さん達からじりじりと一定距離を開けて遠巻きに観察されている、隙が有ったら前回みたいなフリーハグ宣言待ちかな?
「嫁とその他の女共を孕ませれば、男としての社会的な地位とかは保証されるし、そもそも儂ら嫁がお主の生活の保障をするし、そっちの嫁兼護衛も居るからな、専業主夫、嫁の労いと孕ませ担当と見とけば十分じゃ」
「そんなもんで良いんですね……」
向こうの世界で、馬車馬のごとく働く事のみが男の証明みたいな扱いだった社畜なので、中々のギャップである。
「後は、そっちのお客様達に程々にサービスしておけば文句無しじゃ」
「ま、一先ずと言うか、後でスケッチブックと立てかけ用のスタンドでもつけて、フリーハグ宣言でもしときましょうか?」
少し大きめに言ったその言葉に、周囲がざわっと湧いた。
「ま、順番にどうぞ」
立ち上がって、お客さん達に笑みを浮かべて、手を広げる。
あっと言う間に長蛇の列が形成された。
需要は間違えていないらしい。
疲れないかって?
こっちだと合法的に女体に触れられるのだ、しかも宿泊客なら着衣は浴衣と下着位、ぶっちゃけ裸とあんまり変わらないと思うのだ。
という事で、健全な男の子としては、性欲に従う限りにっこにこであるのだ。
「コレでチェックアウトなんです」
お客さんの一人に、世界の終わりみたいな表情で言われた。
「何時でもココに居ますから、良かったらまた来てくださいね?」
もう一度ハグして背中や頭をポンポンする。
「ひゃい! 絶対また来ます!」
思いっきり裏返った声で言われた。
「魔性じゃなあ……」
小さい声でぼそっと言われたのが聞こえた、そんなにだろうか?
追申
基本的に翡翠の出現位置は大浴場だったりロビーだったり、お客とか希望者居たらハグとかでサービスする感じ。
最初に来た組がアクティブ過ぎるだけで、一般客は未だ様子見段階です。
前回のラスト、説明不足だったっぽいので、ちょっと加筆してます、良かったら見ておいてください。
41
あなたにおすすめの小説
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
この世界、貞操が逆で男女比1対100!?〜文哉の転生学園性活〜
妄想屋さん
SF
気がつけば、そこは“男女の常識”がひっくり返った世界だった。
男は極端に希少で守られる存在、女は戦い、競い、恋を挑む時代。
現代日本で命を落とした青年・文哉は、最先端の学園都市《ノア・クロス》に転生する。
そこでは「バイオギア」と呼ばれる強化装甲を纏う少女たちが、日々鍛錬に明け暮れていた。
しかし、ただの転生では終わらなかった――
彼は“男でありながらバイオギアに適合する”という奇跡的な特性を持っていたのだ。
無自覚に女子の心をかき乱し、甘さと葛藤の狭間で揺れる日々。
護衛科トップの快活系ヒロイン・桜葉梨羽、内向的で絵を描く少女・柊真帆、
毒気を纏った闇の装甲をまとう守護者・海里しずく……
個性的な少女たちとのイチャイチャ・バトル・三角関係は、次第に“恋と戦い”の渦へと深まっていく。
――これは、“守られるはずだった少年”が、“守る覚悟”を知るまでの物語。
そして、少女たちは彼の隣で、“本当の強さ”と“愛し方”を知ってゆく。
「誰かのために戦うって、こういうことなんだな……」
恋も戦場も、手加減なんてしてられない。
逆転世界ラブコメ×ハーレム×SFバトル群像劇、開幕。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる