貞操逆転世界の温泉で、三助やることに成りました

第143話 閑話 洗ってみた後、やりすぎな評価 (ヤタちゃん初夜前、集団で襲われる直前)

「しっかし、アレじゃな?」
「アレですよね?」
　ヤタちゃんとミサゴが何とも言えない感じに、揃って言葉を濁す。
　見ていた面々の方をぐるっと見ると、皆揃って顔を紅潮させて、荒い息をつきつつ、口数も少なくなっていたりもするが。
「エッチすぎません?」
「じゃよなあ?」
　ミサゴの一言に、皆がそろって頷いた。

　現在地は離れのお風呂で。
『三助と言ったら、洗うのが仕事ですよね? 実験台お願いします』 
　という感じの流れで、一人目のスズメさんを洗った後である。
「やり過ぎなんですよ・・・・・・」
　スズメさんが生まれたての小鹿みたいに、足腰プルプルさせつつ、恨みがましい目で睨んでくる。
　怖くもなんともないので、可愛いとしか認識されないが。
　何回ぐらいイッタかな?
「そもそも時間かけ過ぎです、大浴場でやろうものなら、それこそ見てる面々が全員のぼせて、この間みたいに熱中症と脱水で、経口補水液か救急車騒ぎになります」
　ダメ出し言える辺り、かなり強い。
「でもって、私一人で何分かかりました?」
　ん? という感じに時計を見る。
「10分ぐらいかな?」
　体感的に楽しいので一瞬だが、結構経っていた。
「やってる分と、やられてる分には良いですけど、流石に待ってる分には長いんで、軽くにしましょう、衆人環視でイキ散らかすのも、恥じらいとか色々ありますし」
　散々びくびく痙攣した後なのに、分析が的確で感心する。
「チャージ溜まり過ぎて、腰へこ気味の翡翠を見てるのも、何を見せられてるんだ感は有るしな?」
　ヤタちゃんからアレな指摘が来る。
「なってました?」
「かなり」
　皆が頷く。
「下手に逃げ腰にすると格好悪いから、積極的に当てに行った方が良いな?」
「いやでも、アレはあれで可愛いと思いますよ?」
　ツグミさんが混ざる。
「うんうん」
「それは否定せんがな?」
「しないんだ?」
　皆が頷く、良いのかソレと言うか、アレと言うかコレ。
　先程からと言うか、洗っている間中、本体棒が臨戦態勢を取っている。

「基本的にこの洗い方は、嫁限定とかにしておきましょう? お客さん洗うときは、本当に軽くか、個室に連れ込んでからにするべきと言う事で」
　ミサゴが纏めた。皆がそろって頷く。
　連れ込むの有なのか。
「まあ、そんな感じですね?」
　こっちも頷いておこう、えこひいきは喧嘩の元なので、時間的にも全体サービスは軽くにするべきだとは思う。
　今回は反応が良い、スズメさんの柔肌を洗うのが楽しくなって、ちょっとやり過ぎただけである。

「しかしソレ、苦しくないか?」
　ヤタちゃんが遠慮なく巨大化済みのソレにツッコミを入れる。
「これで、8割か9割とか何で、暴走ラインでは無いですね?」
　10割だと暴発か暴走ラインだ、外部刺激が無ければ、このまま治めることもできる。若いリビドーを持て余す思春期では無いのだ。
　白濁液に関しては、製造工場が現在進行形でぐるぐる回転しながら濃縮中だ。
「一回出しておくか?」
「ヤタちゃんの中に出したいので、溜めておきます」 
　優しく気を遣うふりをして、ちょっとだけ日和見気味なヤタちゃんに、やる気満々だと言ってみる。
「阿呆………………」 
　風呂で温まった分以上に赤くなった顔で、伏し目がちに呆れられた。その表情はご褒美だと思うのです。

　そのあと、部屋につくなり投げられて瞬間的に主導権を奪われ、ごっそり搾り取られたのは、言うまでもない。


　追伸
　ちょっと読み返したら書き足りなかったので、今更追加しました。