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1章 山男のサバイバル
灯の初恋
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灯の初めて
通学の風景にお坊さんがいた、ほかの土地では珍しいらしいが、有名な修行寺のあるこの土地では珍しい事ではないらしい。茶碗と巨大な袋、鐘を鳴らしながら道端にいる、法衣を着て集団で行動する、ほーうほーうと奇声を上げながら高速移動する等、不思議な動きをするが自分たちに直接影響のあることがあるわけではなかったので、ただそういうものだといつもの風景になっていた。
いや、昔ちょっとあったのか、今となっては何てことは無い、友人とのいざこざで泣いていた時に、隣にいてくれたのだ、公園のベンチで泣いていたらいつの間にか隣にいた、居場所が無くて駅前のベンチで座っていた時も何故か居た、何故居るのかと聞いたところ、
「泣くのも悩むのも若者の特権ですが、一人で泣くものではありません」
と、答えになっていない答えを返された、
「この辺は私の担当なのでこの周辺なら呼べば出ますよ?」
と、考えてみれば不思議な事を言っていた、いつも笠をかぶっていたが、何となくかっこいい人のような気がした、一種のマスク補正だったのか、ほとんど顔は見えなかった。気が付くとそのお坊さんにはよく話しかけていた、同級生の友人達は学校の中でサッカー部やバスケ部のエースやアイドルのあの人が格好良いとみんなで追っかけをしていたが、不思議と自分の中での比較対象はそのお坊さんで、学校の中では格好良いと思う人は居なかった。何時も何時までも居るものだと思っていたのだが、1年もすると修業期間が終わったと言う事らしく、居なくなってしまった。何時も居たと思ったのに居なくなった時の、何とも言えない寂しさは今でもよく覚えている。
あれが初恋なんというものだったのか、今更判らないが、遭難した山の中であった人、しょうさんは、どこかあの時のお坊さんを思い出させた、そういえばあの時名前聞いて居なかったんだと居なくなってから気が付いた、名前も知らなかった、何故かというと何時も定位置に居れば会えたので名前を呼ぶ必要性がなかったのだ、そいえば顔は見る機会少なかったけどちょっと見覚えはあるのかもしれない、気が付いたらすごい近くに顔があった、どうだろう?あの時の顔なんだろうか?そんな事を考えながら寝顔を見ていたらしょうさんの目が明いていた、あれ?見られていると気が付くと頭が混乱して体が固まる、固まっていたら後ろから手が伸びて、あ・・・
気が付くと頭を固定されてキスをされてていた、
「ん!?むー!?」
さっきは固まる方向の混乱だが今度は体が動く方の混乱だ、ジタバタと暴れる、うまく外れなかったというか具体的に外す方に体を動かすことが出来なかったのだ。動くのをあきらめてぐったりすると後ろの手が解放された。
「ごちそうさま」
ゼイゼイと荒い息をつく、あの時は一切そういう雰囲気ではなかったのでこういうのは想定していなかった、そういえばこういうパターンも存在していたのだと今更気が付いた、
「そんなに近いとこうなるぞ?」
悪びれもせずそんな事を言われた、確かに無防備過ぎたかも知れない、怒るべきなんだろうか、混乱した思考でそんなことを考えたが、不思議と怒りというものは沸いてこなかった、嫌悪感も特に出てこない。
「落ち着いた?」
こくりと頷く。
「こんなおっさんに一目ぼれってわけでもないだろ?」
多分一目惚れではない、あの時のあの人だとすれば数年越しの初恋だ
「逃げなかったら襲うぞ?」
びくりと震えたがここで逃げてもどうしようもない、ある意味では満願成就だし、こんな森の中で嫌われてしまったら生き残る道なんてない。初めては大事だが、多分この人はその分大事にしてくれるはずだ、根拠は無いがそう確信した。
「んじゃ、もらうぞ?」
このあとはいっぱいされたとだけ、確かにやさしかった・・・
通学の風景にお坊さんがいた、ほかの土地では珍しいらしいが、有名な修行寺のあるこの土地では珍しい事ではないらしい。茶碗と巨大な袋、鐘を鳴らしながら道端にいる、法衣を着て集団で行動する、ほーうほーうと奇声を上げながら高速移動する等、不思議な動きをするが自分たちに直接影響のあることがあるわけではなかったので、ただそういうものだといつもの風景になっていた。
いや、昔ちょっとあったのか、今となっては何てことは無い、友人とのいざこざで泣いていた時に、隣にいてくれたのだ、公園のベンチで泣いていたらいつの間にか隣にいた、居場所が無くて駅前のベンチで座っていた時も何故か居た、何故居るのかと聞いたところ、
「泣くのも悩むのも若者の特権ですが、一人で泣くものではありません」
と、答えになっていない答えを返された、
「この辺は私の担当なのでこの周辺なら呼べば出ますよ?」
と、考えてみれば不思議な事を言っていた、いつも笠をかぶっていたが、何となくかっこいい人のような気がした、一種のマスク補正だったのか、ほとんど顔は見えなかった。気が付くとそのお坊さんにはよく話しかけていた、同級生の友人達は学校の中でサッカー部やバスケ部のエースやアイドルのあの人が格好良いとみんなで追っかけをしていたが、不思議と自分の中での比較対象はそのお坊さんで、学校の中では格好良いと思う人は居なかった。何時も何時までも居るものだと思っていたのだが、1年もすると修業期間が終わったと言う事らしく、居なくなってしまった。何時も居たと思ったのに居なくなった時の、何とも言えない寂しさは今でもよく覚えている。
あれが初恋なんというものだったのか、今更判らないが、遭難した山の中であった人、しょうさんは、どこかあの時のお坊さんを思い出させた、そういえばあの時名前聞いて居なかったんだと居なくなってから気が付いた、名前も知らなかった、何故かというと何時も定位置に居れば会えたので名前を呼ぶ必要性がなかったのだ、そいえば顔は見る機会少なかったけどちょっと見覚えはあるのかもしれない、気が付いたらすごい近くに顔があった、どうだろう?あの時の顔なんだろうか?そんな事を考えながら寝顔を見ていたらしょうさんの目が明いていた、あれ?見られていると気が付くと頭が混乱して体が固まる、固まっていたら後ろから手が伸びて、あ・・・
気が付くと頭を固定されてキスをされてていた、
「ん!?むー!?」
さっきは固まる方向の混乱だが今度は体が動く方の混乱だ、ジタバタと暴れる、うまく外れなかったというか具体的に外す方に体を動かすことが出来なかったのだ。動くのをあきらめてぐったりすると後ろの手が解放された。
「ごちそうさま」
ゼイゼイと荒い息をつく、あの時は一切そういう雰囲気ではなかったのでこういうのは想定していなかった、そういえばこういうパターンも存在していたのだと今更気が付いた、
「そんなに近いとこうなるぞ?」
悪びれもせずそんな事を言われた、確かに無防備過ぎたかも知れない、怒るべきなんだろうか、混乱した思考でそんなことを考えたが、不思議と怒りというものは沸いてこなかった、嫌悪感も特に出てこない。
「落ち着いた?」
こくりと頷く。
「こんなおっさんに一目ぼれってわけでもないだろ?」
多分一目惚れではない、あの時のあの人だとすれば数年越しの初恋だ
「逃げなかったら襲うぞ?」
びくりと震えたがここで逃げてもどうしようもない、ある意味では満願成就だし、こんな森の中で嫌われてしまったら生き残る道なんてない。初めては大事だが、多分この人はその分大事にしてくれるはずだ、根拠は無いがそう確信した。
「んじゃ、もらうぞ?」
このあとはいっぱいされたとだけ、確かにやさしかった・・・
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