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6章 変な石とその後の話
第251話 番外 農業革命の為に
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「余り上等ではないな?」
収穫した小麦の粒を手に少し渋い顔をしてみた。
現在地は領地内の持ち主がいなくなってしまった麦畑、一先ず近場から刈り取ろうと言うことである程度収穫したところだ。
作業が一段落したので、休憩と言うことで手を止めて収穫を確認している。
「ああ、やっぱり微妙に細いんですね?」
一言で意味合いが分かったのか、灯が乗ってくる。
「茎が細いのに長くて倒れてる上、その割に実の入りがスカスカだな」
「そもそも時期逃して収穫期逃してますし」
灯が困ったなあと言う感じに続ける、イネ科の収穫期は時期が揃わないと良い感じに収穫が出来無い、鳥や鼠、その他害獣に食害されたり、雨が降って湿ってカビたりと、兎に角収穫期が面倒臭いのだ。
更に麦や米と言う物は、風が強かったり、実って頭が重くなると倒れてしまい、同時に茎が折れ、それ以上成長しなくなってしまうため、倒れるというのは死活問題だ。
地面の土は雑菌と湿気の宝庫のため、カビや病気も併発する、良いことは無いのだ。
「品種改良される前かな?」
思わず呟き、脱穀した物をふるいにかけて粒の大きさを測ったが、大分細かい目で粗方落ちてしまった。
「となるとやることは……?」
アカデさんが続きを促してくる。
「土壌改良と、掛け合わせの品種改良だな?」
端的に結論だけを出す。
「農林十号が欲しいでしたっけ?」
灯が故郷で一時期話題になったモノの名前を出した。
「珍しい銘柄が出たな?」
「名前だけですけどね?」
「うろ覚えでも出てくるだけ立派な物だ」
そんな訳で灯の頭を撫でておく。何処となく得意気だ。
農林十号は戦後の日本から持ち出され、世界中で栽培された、有る意味で伝説的な品種の小麦だ、背が低く茎が太く倒れず、実りが多いと言う、まさに夢のような改良品種だ。
まあ、特定の病気に弱いので無敵では無いのだが、歴史的な品種改良の原種である。
緑の革命と呼ばれる農業革命で世界中の飢餓を救ったのだが、開発者本人には何一つ還元されなかったと言う、悲劇の品種でも有る。
後々でノーベル平和賞はもらったらしいが、開発から60年程後なので、報われた期間が短い。
「でも、品種改良何てどうするんです?」
灯が首を傾げる。
「ひとまず、コレを植えてみてだな?」
フルイにかけていって、最後にひと握りだけ残った大粒の麦を掴み上げ、掲げて見せる。
「粒が大きい物、茎が太くて、背が低くて倒れにくい物を掛け合わせて其れっぽい品種を作る」
何年仕事に成るだろうかと内心で遠い目をしてみる。
「ひたすら時間かかりそうですね……」
灯が思わずといった様子でため息を付いた。
「まあコレは長期戦前提だから、即効狙うなら別の方法もある」
微妙に乾燥しがちで赤土っぽい畑の土を横目で見つつ続ける。
内心で痩せてるなと呟く。
「具体的には?」
「義父上の領地でゴブリンの死体を山程埋めて硝石丘作ってたから、アレを畑に撒けばいい」
「アレ? 硝石って肥料に成るんでしたっけ?」
灯が首をかしげた。
「植物の必須栄養素は窒素・リン酸・カリウムだから、硝石の主成分、硝酸カリウムと窒素と尿素は必須栄養として即効で効くな」
そもそも火薬の硝石は元をたどるとトイレの土間の土だ、どう見ても肥料である。何処かのジャンプ漫画での原料もコウモリの糞だから言わずもがなだ。
「でもアレ、又大発生したときの備えなんですよね……」
エリスが少し渋い顔をする。
「じゃあ、若干即効性には劣るが、腐葉土作るとしよう」
義父上の領地では腐葉土も有ったはずだが、此方では使っている様子が無い。
「と言うか、水稲で水田作った方が早いのでは?」
灯が身も蓋もないことを言う。
「治水工事を重機無し一冬で終わらせるRTAは割と無理矢理だろう」
現状人外気味の灯とエリスを酷使するにしても厳しいし、EXはこう言った人死にが出ないときは我関せずといった感じに非協力的だ。
「先にこの角をどうにかするのが先だろう?」
蛇型のEXの口には、禍々しく、黒く伸びた角が発生した麦の穂があった。
警告だけはしてくれた様子だ。
「分かってる、毒麦はヤバい」
ため息交じりに答えた。
この世界でも麦角菌が発生するらしい。
見えないふりをしていたのだが、指摘されてしまっては見て見ぬふりも出来ない。
「何です? それ? 黒い麦?」
灯も流石に解らなかったらしく、麦角の麦を手に取り首をかしげる。
「麦角(ばっかく)、悪魔の毒麦、麦に麦角菌が取り付いた物、こうして解りやすく黒い角とか悪魔の爪とか言われる、変色した物が出来上がる、加工前なら解りやすい毒麦」
「どんな毒性があるんです?」
「名前そのまんま麦角アルカロイド系の毒物、摂取すると手足が燃えるような痛みが発生して、血液の循環不良起こして手足が冷えるようになって、幻覚もセットで、最終的に手足が壊死するって言われてるな」
「うわ……」
想像してしまったのか、灯が嫌そうな顔をする。
「でも、こんな解りやすい特徴でも間違えます?」
納得がいかないらしい。
「禍々しく黒い角は解りやすい特徴だが、うっかり一緒に磨り潰して小麦粉にしたらアウトだ、もう見分けが付かないから、どうしようも無い」
「無毒化は?」
「パンにしても駄目なんだから熱に対して安定、この加工前段階で取り除くしか方法がないぞ」
麦角菌の対策と言うのは難しく、最終的に現代でも目視に近いセンサーによる選り分けでどうにかなっている、農薬使用でどうのこうのではやはり辛いので、一番の対策は何かというと……
「人海戦術で水路整備して稲作に切り替えるか?」
ぐるっと回って稲作に戻ってきてしまった。
稲は麦角菌に耐性があるのか、ほとんど発生しないので安心度が高い。
そして、圧倒的に収穫高があるのだ、水路と水田、治水事業の手間分コストが嵩むが。種籾(たねもみ)に対して麦の収穫高は20倍程度だが。米、水稲(すいとう)の収穫高は200倍ほどとなる、大人数を養うのに効率を求めるなら、米はかなり有利な植物だ。
因みに、畑で育てる陸稲(おかぼ)は品種的には同じだが、治水サボっても有る程度育てられると言うだけで、収穫高が麦程度に下がってしまうので、米の利点が無くなってしまうのだ。
稲の利点としての麦角対策は出来るが、其れだけで導入出来るかは首をひねるところだ。
陸稲の利点としては低温多湿による冷害の稲熱(いもち)病を予防できるが、水田でも水抜きをすれば同様の効果も狙えるので、治水できるならあえて水稲を捨てる利点が無いのだ。
そんな感じで手間は掛かるが、為政者をやるなら水稲は魅力的なのだ。
「そもそも、この土地でも領主が先々代位の昔は水稲だったらしいんですけど、領主が水路の整備してくれなかったのと、水害で流れてしまったので、今では麦なんだそうです」
ため息交じりにカナデが言う。様子を見に屋敷から出てきた様子だ。
その後ろでクリスが少し得意気に差し入れの弁当を掲げていた。
収穫した小麦の粒を手に少し渋い顔をしてみた。
現在地は領地内の持ち主がいなくなってしまった麦畑、一先ず近場から刈り取ろうと言うことである程度収穫したところだ。
作業が一段落したので、休憩と言うことで手を止めて収穫を確認している。
「ああ、やっぱり微妙に細いんですね?」
一言で意味合いが分かったのか、灯が乗ってくる。
「茎が細いのに長くて倒れてる上、その割に実の入りがスカスカだな」
「そもそも時期逃して収穫期逃してますし」
灯が困ったなあと言う感じに続ける、イネ科の収穫期は時期が揃わないと良い感じに収穫が出来無い、鳥や鼠、その他害獣に食害されたり、雨が降って湿ってカビたりと、兎に角収穫期が面倒臭いのだ。
更に麦や米と言う物は、風が強かったり、実って頭が重くなると倒れてしまい、同時に茎が折れ、それ以上成長しなくなってしまうため、倒れるというのは死活問題だ。
地面の土は雑菌と湿気の宝庫のため、カビや病気も併発する、良いことは無いのだ。
「品種改良される前かな?」
思わず呟き、脱穀した物をふるいにかけて粒の大きさを測ったが、大分細かい目で粗方落ちてしまった。
「となるとやることは……?」
アカデさんが続きを促してくる。
「土壌改良と、掛け合わせの品種改良だな?」
端的に結論だけを出す。
「農林十号が欲しいでしたっけ?」
灯が故郷で一時期話題になったモノの名前を出した。
「珍しい銘柄が出たな?」
「名前だけですけどね?」
「うろ覚えでも出てくるだけ立派な物だ」
そんな訳で灯の頭を撫でておく。何処となく得意気だ。
農林十号は戦後の日本から持ち出され、世界中で栽培された、有る意味で伝説的な品種の小麦だ、背が低く茎が太く倒れず、実りが多いと言う、まさに夢のような改良品種だ。
まあ、特定の病気に弱いので無敵では無いのだが、歴史的な品種改良の原種である。
緑の革命と呼ばれる農業革命で世界中の飢餓を救ったのだが、開発者本人には何一つ還元されなかったと言う、悲劇の品種でも有る。
後々でノーベル平和賞はもらったらしいが、開発から60年程後なので、報われた期間が短い。
「でも、品種改良何てどうするんです?」
灯が首を傾げる。
「ひとまず、コレを植えてみてだな?」
フルイにかけていって、最後にひと握りだけ残った大粒の麦を掴み上げ、掲げて見せる。
「粒が大きい物、茎が太くて、背が低くて倒れにくい物を掛け合わせて其れっぽい品種を作る」
何年仕事に成るだろうかと内心で遠い目をしてみる。
「ひたすら時間かかりそうですね……」
灯が思わずといった様子でため息を付いた。
「まあコレは長期戦前提だから、即効狙うなら別の方法もある」
微妙に乾燥しがちで赤土っぽい畑の土を横目で見つつ続ける。
内心で痩せてるなと呟く。
「具体的には?」
「義父上の領地でゴブリンの死体を山程埋めて硝石丘作ってたから、アレを畑に撒けばいい」
「アレ? 硝石って肥料に成るんでしたっけ?」
灯が首をかしげた。
「植物の必須栄養素は窒素・リン酸・カリウムだから、硝石の主成分、硝酸カリウムと窒素と尿素は必須栄養として即効で効くな」
そもそも火薬の硝石は元をたどるとトイレの土間の土だ、どう見ても肥料である。何処かのジャンプ漫画での原料もコウモリの糞だから言わずもがなだ。
「でもアレ、又大発生したときの備えなんですよね……」
エリスが少し渋い顔をする。
「じゃあ、若干即効性には劣るが、腐葉土作るとしよう」
義父上の領地では腐葉土も有ったはずだが、此方では使っている様子が無い。
「と言うか、水稲で水田作った方が早いのでは?」
灯が身も蓋もないことを言う。
「治水工事を重機無し一冬で終わらせるRTAは割と無理矢理だろう」
現状人外気味の灯とエリスを酷使するにしても厳しいし、EXはこう言った人死にが出ないときは我関せずといった感じに非協力的だ。
「先にこの角をどうにかするのが先だろう?」
蛇型のEXの口には、禍々しく、黒く伸びた角が発生した麦の穂があった。
警告だけはしてくれた様子だ。
「分かってる、毒麦はヤバい」
ため息交じりに答えた。
この世界でも麦角菌が発生するらしい。
見えないふりをしていたのだが、指摘されてしまっては見て見ぬふりも出来ない。
「何です? それ? 黒い麦?」
灯も流石に解らなかったらしく、麦角の麦を手に取り首をかしげる。
「麦角(ばっかく)、悪魔の毒麦、麦に麦角菌が取り付いた物、こうして解りやすく黒い角とか悪魔の爪とか言われる、変色した物が出来上がる、加工前なら解りやすい毒麦」
「どんな毒性があるんです?」
「名前そのまんま麦角アルカロイド系の毒物、摂取すると手足が燃えるような痛みが発生して、血液の循環不良起こして手足が冷えるようになって、幻覚もセットで、最終的に手足が壊死するって言われてるな」
「うわ……」
想像してしまったのか、灯が嫌そうな顔をする。
「でも、こんな解りやすい特徴でも間違えます?」
納得がいかないらしい。
「禍々しく黒い角は解りやすい特徴だが、うっかり一緒に磨り潰して小麦粉にしたらアウトだ、もう見分けが付かないから、どうしようも無い」
「無毒化は?」
「パンにしても駄目なんだから熱に対して安定、この加工前段階で取り除くしか方法がないぞ」
麦角菌の対策と言うのは難しく、最終的に現代でも目視に近いセンサーによる選り分けでどうにかなっている、農薬使用でどうのこうのではやはり辛いので、一番の対策は何かというと……
「人海戦術で水路整備して稲作に切り替えるか?」
ぐるっと回って稲作に戻ってきてしまった。
稲は麦角菌に耐性があるのか、ほとんど発生しないので安心度が高い。
そして、圧倒的に収穫高があるのだ、水路と水田、治水事業の手間分コストが嵩むが。種籾(たねもみ)に対して麦の収穫高は20倍程度だが。米、水稲(すいとう)の収穫高は200倍ほどとなる、大人数を養うのに効率を求めるなら、米はかなり有利な植物だ。
因みに、畑で育てる陸稲(おかぼ)は品種的には同じだが、治水サボっても有る程度育てられると言うだけで、収穫高が麦程度に下がってしまうので、米の利点が無くなってしまうのだ。
稲の利点としての麦角対策は出来るが、其れだけで導入出来るかは首をひねるところだ。
陸稲の利点としては低温多湿による冷害の稲熱(いもち)病を予防できるが、水田でも水抜きをすれば同様の効果も狙えるので、治水できるならあえて水稲を捨てる利点が無いのだ。
そんな感じで手間は掛かるが、為政者をやるなら水稲は魅力的なのだ。
「そもそも、この土地でも領主が先々代位の昔は水稲だったらしいんですけど、領主が水路の整備してくれなかったのと、水害で流れてしまったので、今では麦なんだそうです」
ため息交じりにカナデが言う。様子を見に屋敷から出てきた様子だ。
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