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6章 変な石とその後の話
第260話 遅れて来る
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「皆さん速いですね?」
子供達と合流して、あれこれしている内に、多少遅れて息が上がったあーさんとアカデさんが到着した。
「多少急ぎましたから」
子供達を抱きかかえつつ、苦笑を浮かべて返す。韋駄天真言での限界突破は素が速い鳥、あーさんより速いのだ。
結局自分を含む何時もの3人が窓から飛び出した類いで、アカデさんがあーさんと合流して走って来るタイムラグ分だけであるが。
「結構無理してますから、この人暫くは使い物になりませんよ?」
灯がニヤニヤと補強する。
「……多少は格好つけさせろ」
子供達の手前、親父の威厳は確保したい所だったのだが、灯にはやせ我慢も何もかも無駄で、割とあっけらかんと公開してくれる類いのため、無駄ならしい。
「父親が必死になって助けに来てくれたのなら子供達にもマイナス評価され無いんで、問題無いですよ?」
「そんなもんか?」
その言葉に反応して、ヒカリとイリスがにやっと笑った気もするが、気のせいと言うことにしておこう。
ちびっ子二人が無事立ち直ったので、一先ず解放する、今度は灯とエリスのお説教タイムに移行したので、こちらはぬーさんの足下に転がっている今回の釣りの獲物、外道っぽいワニを確認する。
「しかしまあ、立派な大物だな?」
一先ず感心する。
「んふぅ」
此方の感心した様子の一言に、子供達から、どやあと鼻が鳴る。ちょっと得意気になるヒカリ。
それほどきつい叱られ方はしていない様子だ。
「よく上がったな?」
明らかに二人の身体能力でも無理がある。
「ぬーさんに手伝って貰った」
其処らは正直だ。
「今回はぬ-さん居たから良いけど、無理なら逃げとけ、危ないんだから」
「はあい」
先に褒めてしまったので、得意になってしまってもうお説教は聞いていない状態である、自己肯定感高いのは良いのだが、何事も程々であって欲しい。
「でも、この釣り道具はこの世界だとおーぱーつだから手離さないようにって?」
ヒカリが冷静に言い返してくる、確かに言っていたので、それは間違いではない。
だが……
「危ないって成ったら、最優先で逃げなさい、細かいことは後で良いから」
灯が割り込む。
「いざという時はEXに回収させるから、後始末は言うほど気にせんで良いから」
「怪我してなければ、怒りはしないから」
「はあぃ」
何だかお説教タイムなのに、子供達の口元には何とも言えないニコニコの笑みが浮かんでいた。
「しかし、食わんのか?」
ぬーさんに確認する。
「なぁ」(コイツらの獲物だからな?)
こっちのものじゃ無い、と言う様子で子供達に目線を送る。
なるほど、一旦預かるぞ?
「にゃ」(はいはい)
通じている様子でぬーさんが足元の獲物から遠ざかる。
何とも聞き分けの良い猫で有る。
虚空菩薩の真言でワニの死体を収納する。
ぬーさんはそのまま足を水辺に向けると、水面をちょいちょいと触り始めた。
前足の動きに合わせて、静かな水面に波紋が広がる。
何の気も無しに観察していると……
ざばあっ
水面から巨大なワニが湧いて出た。
ぬーさんは瞬間的に手を引っ込め、水面から飛び上がったワニの顎(あぎと)をかわし、白い首元に噛み付いた。
びたん!
噛み付いたと同時に、勢いよく地面にたたきつける、次の瞬間には、くの字に折れ曲がり動けなくなったワニが地面に転がっていた。
「にゃあ?」(こんな感じだから)
コレぐらい自分で獲れるから平気と言いたいらしい、何処となく得意げだ。
「成るほど、流石……」
この辺での最強格なヌシの一族は伊達ではないらしい。
「良かったですね? ぬーさんが敵対種族じゃなくて」
灯も呆れ気味だ。
「と言うか、思ったより居ますね?」
エリスが周辺を見渡して困り気味に呟いた。
「確かにいっぱい居ますね」
アカデさんも一目で把握したらしく、少し困り気味に小さく指さして頭数を数えている。
うっそうとした森の中なので、慣れていないと暗くて見えにくいが、目を慣らせて日が差せばかなりの数が居ることが分かる。
「そんなに居る?」
ヒカリとイリスが何処何処ときょろきょろ始めた。
指さして数えているので分かりやすいかとアカデさんの横に張り付き、一緒に数え始めた。
「あれとそれと……」
「ほんとだ~」
一緒に数えて教えて貰い、目線が野生動物側になったらしく、違和感が見えるようになったらしい。
こう言ったモノは、目を慣らさないと何も見えないモノだ。
「でも如何します?」
灯が困り気味に呟く。
「どうって?」
「駆除とか?」
「下手にちかづかなけりゃ平気だろう、ぬーさんとEX居るし」
物騒なことを言う灯を窘める、人のエゴでの環境破壊は余り推奨されるモノでは無い。
下手な殺生は避けたいモノだ。
ゴブリンみたいな致命的な敵対種族と言う訳では無いのだから、問題になるまでは放置で大丈夫だろう。
「そういや、ヒカリ、イリス、俺の机にでっかいイモムシ居たようだけど、どこから捕まえてきたんだ?」
忘れていた今日の本題を切り出した。
後ろで、あーさんが何かをついばんでいた。
子供達と合流して、あれこれしている内に、多少遅れて息が上がったあーさんとアカデさんが到着した。
「多少急ぎましたから」
子供達を抱きかかえつつ、苦笑を浮かべて返す。韋駄天真言での限界突破は素が速い鳥、あーさんより速いのだ。
結局自分を含む何時もの3人が窓から飛び出した類いで、アカデさんがあーさんと合流して走って来るタイムラグ分だけであるが。
「結構無理してますから、この人暫くは使い物になりませんよ?」
灯がニヤニヤと補強する。
「……多少は格好つけさせろ」
子供達の手前、親父の威厳は確保したい所だったのだが、灯にはやせ我慢も何もかも無駄で、割とあっけらかんと公開してくれる類いのため、無駄ならしい。
「父親が必死になって助けに来てくれたのなら子供達にもマイナス評価され無いんで、問題無いですよ?」
「そんなもんか?」
その言葉に反応して、ヒカリとイリスがにやっと笑った気もするが、気のせいと言うことにしておこう。
ちびっ子二人が無事立ち直ったので、一先ず解放する、今度は灯とエリスのお説教タイムに移行したので、こちらはぬーさんの足下に転がっている今回の釣りの獲物、外道っぽいワニを確認する。
「しかしまあ、立派な大物だな?」
一先ず感心する。
「んふぅ」
此方の感心した様子の一言に、子供達から、どやあと鼻が鳴る。ちょっと得意気になるヒカリ。
それほどきつい叱られ方はしていない様子だ。
「よく上がったな?」
明らかに二人の身体能力でも無理がある。
「ぬーさんに手伝って貰った」
其処らは正直だ。
「今回はぬ-さん居たから良いけど、無理なら逃げとけ、危ないんだから」
「はあい」
先に褒めてしまったので、得意になってしまってもうお説教は聞いていない状態である、自己肯定感高いのは良いのだが、何事も程々であって欲しい。
「でも、この釣り道具はこの世界だとおーぱーつだから手離さないようにって?」
ヒカリが冷静に言い返してくる、確かに言っていたので、それは間違いではない。
だが……
「危ないって成ったら、最優先で逃げなさい、細かいことは後で良いから」
灯が割り込む。
「いざという時はEXに回収させるから、後始末は言うほど気にせんで良いから」
「怪我してなければ、怒りはしないから」
「はあぃ」
何だかお説教タイムなのに、子供達の口元には何とも言えないニコニコの笑みが浮かんでいた。
「しかし、食わんのか?」
ぬーさんに確認する。
「なぁ」(コイツらの獲物だからな?)
こっちのものじゃ無い、と言う様子で子供達に目線を送る。
なるほど、一旦預かるぞ?
「にゃ」(はいはい)
通じている様子でぬーさんが足元の獲物から遠ざかる。
何とも聞き分けの良い猫で有る。
虚空菩薩の真言でワニの死体を収納する。
ぬーさんはそのまま足を水辺に向けると、水面をちょいちょいと触り始めた。
前足の動きに合わせて、静かな水面に波紋が広がる。
何の気も無しに観察していると……
ざばあっ
水面から巨大なワニが湧いて出た。
ぬーさんは瞬間的に手を引っ込め、水面から飛び上がったワニの顎(あぎと)をかわし、白い首元に噛み付いた。
びたん!
噛み付いたと同時に、勢いよく地面にたたきつける、次の瞬間には、くの字に折れ曲がり動けなくなったワニが地面に転がっていた。
「にゃあ?」(こんな感じだから)
コレぐらい自分で獲れるから平気と言いたいらしい、何処となく得意げだ。
「成るほど、流石……」
この辺での最強格なヌシの一族は伊達ではないらしい。
「良かったですね? ぬーさんが敵対種族じゃなくて」
灯も呆れ気味だ。
「と言うか、思ったより居ますね?」
エリスが周辺を見渡して困り気味に呟いた。
「確かにいっぱい居ますね」
アカデさんも一目で把握したらしく、少し困り気味に小さく指さして頭数を数えている。
うっそうとした森の中なので、慣れていないと暗くて見えにくいが、目を慣らせて日が差せばかなりの数が居ることが分かる。
「そんなに居る?」
ヒカリとイリスが何処何処ときょろきょろ始めた。
指さして数えているので分かりやすいかとアカデさんの横に張り付き、一緒に数え始めた。
「あれとそれと……」
「ほんとだ~」
一緒に数えて教えて貰い、目線が野生動物側になったらしく、違和感が見えるようになったらしい。
こう言ったモノは、目を慣らさないと何も見えないモノだ。
「でも如何します?」
灯が困り気味に呟く。
「どうって?」
「駆除とか?」
「下手にちかづかなけりゃ平気だろう、ぬーさんとEX居るし」
物騒なことを言う灯を窘める、人のエゴでの環境破壊は余り推奨されるモノでは無い。
下手な殺生は避けたいモノだ。
ゴブリンみたいな致命的な敵対種族と言う訳では無いのだから、問題になるまでは放置で大丈夫だろう。
「そういや、ヒカリ、イリス、俺の机にでっかいイモムシ居たようだけど、どこから捕まえてきたんだ?」
忘れていた今日の本題を切り出した。
後ろで、あーさんが何かをついばんでいた。
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