ショートストーリー

しゃろう

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2択の勝負

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幼い日、いつものように公園で幼稚園の友達の藍と砂場で遊ぶ日々。

それは楽しく永遠に続いて欲しい時間だった。

だが大きくなるに連れて藍との距離感も徐々に遠くなっていく。中学、高校と同じところに進学するも普通の友達程度の関係、挨拶をすれば返すし、話しかけられれば答える。けど昔のように遊ぶこともなくなっていた。

まもなく俺の高校生活も終わる。俺は大学に進学するが藍はどこかに就職するようだが噂ではあまりいいところでは無いようだ。
なんでも父親にそこに入るように強制されたとか。

その頃には俺はすでに藍の事情もしてっている。
俺と藍の違い、それは

"富豪"と'貧困'

と言うことだ。
藍も俺のことは知っているだろう。
地元でも有名な実業家だからな。
俺自身も高校入学と同時期に親の支援もあったが起業し、会社をいくつか経営している。

その資産ざっと100億。

それが俺が高校時代に稼ぎ出した金だ。

しかしそんな俺にも欠点がある。それは女に興味がないことだ。
俺が金持ちだと分かるとすぐに媚びる女ばかり、俺はそんな女どもには辟易していた。

しかし両親からは早めに後継を作りなさいと言われていた。父も俺くらいの歳には既に母と言う許嫁がいた。高校卒業には俺を妊娠して19で産んでいるのだ。

ゆえに両親はまだ40前だがなるべく早くに孫を見たいと常に言われている。

しかし俺に見合うだけの女はいない。

いや違うな一人だけいた。
金持ちだと知っても媚びることをせず努力をし高校では俺に続きいつも2位、そんな女がいた。

それが藍だ。

俺は卒業の日に藍にある提案をすることにした。


そして卒業の日 別れを惜しむ同級生たち、その中一人だけ藍はそそくさと学校を離れる。

俺はその後をついて行った。

ついたのは町外れの橋のしただった。

藍はこの下で泣いていたようだ。
事情は実は知っている

成績優秀な藍が大学へ行かずに就職するのは貧乏なためと思い興味本意でさの会社について調べてみたがどうやらその会社に父親が借金しており身売りとして高校卒業後に渡される契約をしているらしい。借金の額1億円それが払えないならと言うことらしい。

俺は泣いている藍の元へ行きある提案をすることにした。

「藍お前このままでいいのか?」

「零・・・」

「藍には悪いが色々調べさせてもらった。」

一瞬顔が引きつったがすぐに真顔に戻り「そう」と呟く。

「お前このままで良いのか?父親のことを思ってなのか知らないが金のために娘を売るような親だぞ?お前がそこまでする価値があるのか?」

俺は問いかける。

「嫌だよ!お母さんが死んでお父さんは変わった。昔のように優しくしてはくれないし酒に溺れるようになった。暴力は振るわれるし、最終的には売られる始末。なんで私だけって思うようになったんだよ、どうして私の家は普通じゃないの?どうして私が貴方の立場じゃないのってそんな風に考え出して、そんな私がどんどん嫌いになっていくんだよ!」

藍は胸の奥にあるものを吐き出すようにぶちまける。

「初めてくらい好きな人にあげたかった・・でももう少ししたら私はどこの誰とも知らない人に奴隷にされる。」

そこまで言うと藍は崩れ落ちる。

「藍・・」

「誰か助けてよ・・」

それが彼女の心からの願いなのだろう。

ここで金を返せば簡単に解決するだろう。しかしそれでは藍の心はかいほうされない。しないだろう。
ゆえに何か対価が必要だ。
対価があればいいだろう。

俺は藍にあるゲームをすることにした。
卑怯かも知れないがまぉこの際いいだろう。

「藍、ゲームをしよう。と言ってもゲームというよりあいつらと同じ契約のようなものだ。俺があいつらより先にお前を抱く。中に出すたびにお前に100万の報酬をやる。妊娠して子供ができたら成果報酬として1億やる。」

「そんなのって・・」

ショックだろうな、結局は犯されるのだから。

「このままだとお前は見ず知らずのじじいに飽きるまで犯され何も解決しないまま人生が終わるぞ?その点俺と契約すれば金はもらえ、早くて一年には解放される。どっちがいい?」

かなりクズいがこれでいい

藍は俺を睨むように見てくる。
この目この態度俺にこのようにできるのはこの女だけだ。

「わかったわ契約よ。」

「よし。ではこい。」

俺はアパートに行く。一人暮らしのために契約していた部屋だ。

「今日からここがお前の部屋だ。俺と同棲ってわけだ。」

「零なぜ貴方は私に契約を持ちかけたの?」

「ん?単純に後継ぎがいるからな結婚する気はないが子供は作らなければならないからな」

「そう・・」

消えそうな声でそういうと紙を取り出して何やら書いているようだ。

「私からも一つだけ賭けをさせて欲しい。この紙にかけの内容は描いたわけど今は見ないでこれを見るのは子供が生まれた時よ。」

「わかったいいだろう。これは金庫に入れておく。鍵はお前が持っておけ。」

と言って紙をしまった金庫の鍵を放り投げた。

俺の考えでは遅くても1ヶ月で妊娠するだろう。それまでは毎日犯してやる。


夜飯を食い、風呂に入る。

早速藍を犯すことにする。

「藍準備はいいか?」

「ええいつでも初めて頂戴。」

強がっているのがわかる。

身体は震え怖がっておる強く見せることで耐えているのだろう。

初めてくらいは優しくしてやるか。

「落ち着け、優しくしてやる。」

まずは手をあわしハグをする。

それから軽くキスをして服を脱がせる。

下着だけになったところで俺も下着だけになる。

次に手を回しブラを外す。

二つのメロンがこぼれ落ちる。

このメロンにトッピングで添えられている桜桃を舌で優しく包み込む。

「んっんぁあっ」

藍の喘ぎ声我慢しようとしているが漏れてでてくるその声に男の俺は興奮する。

藍の顔を見るがその目はまだ俺に心を許しているわけではなさそうだ。

それでいい、そういう顔がたまらないのだ。

また軽くキスをする。
先ほどまで下着の上から触っていたが下着を脱がし直接触る。

そのまま体勢を移動してシックスナインになる。

最初は拒んでいたが俺が藍のを舐め始めると藍も俺のを舐め始める。

藍のものもほどよく濡れてきたところで舐めるのをやめる。

それを感じて藍も舐めるのをやめ上からどく。

次は俺が上に乗る番。

「では行くぞ」

「ええ」


その目は強い意志が見られ屈辱的であるかのような表情をしているが覚悟を決めて俺を受け入れる。

ゆっくりと藍を感じるように挿れていく。
俺の金属バットを藍のが優しく包み込む。

藍のが俺のに絡みつくのを感じてから動き出す。


「んっ!あっ!・・・」

これにはたまらず藍も声を荒立てる。

そのままピストンして白濁液を藍の中に注ぐ。

そのままゆっくりと聖剣を引き抜き藍に優しくキスをする。

藍も気持ちを穏やかにする。

藍は自分のものから白い液体が少し流れ落ちるのを見てから少し涙をこぼした。

それが何を意味するのかはわからないが俺を行動に移させるには十分だった。

イッたばかりの聖剣を再び格納する。

それには藍も驚いたのか、ビクンッと反応した。

それからさらにカルピスを注ぎ、次は抜かずに続ける。

藍が中で何回も言ってるのがわかる。俺も藍の中で5回はイッた。

流石に体力も限界になってきたのでここまでで許してやる。

最後に長く熱いキスをした。

「藍これをわかるな」

それから藍に俺の聖剣の手入れをしてもらう。

その時の目は俺を睨む鋭い目をしていてまだ折れてなくて良かったと思う俺がいた。

そのあと二人でシャワーを浴びて初めてが終わった。



それから毎日毎日藍を犯し続けた。

その間に就職先へ行く日が来ていたが金にものを言わせてねじ伏せた。

父親もなんか言ってきたが金をやると藍との縁を簡単に切った。

初めての日から5週間ついにその時がきた。

毎日の朝に妊娠の確認をさせていた。
トイレで確認した藍が検査機を持って俺の元へくる。

「妊娠したわ」

そう言って検査機を見せてきた。

機器の真ん中には赤紫のラインが入っていた。

淡々と伝えてくるあたり心が折れているのかとも思うがその目はそういう目ではないのがわかる。

藍を病院へと連れていくとちゃんと妊娠しているのがわかった。

それからはやるのをやめこれまでに中にした回数✖️100万をまず前金で渡す。
合計90回✖️100万の9000万円を振り込んだ。

ここで逃げられても困るのだがこの女はしないだろう。

それから数ヶ月が過ぎた。予定日間近。この頃になると藍のお腹は大きくなり今にも生まれそうだ。
男か女かどちらかは実をいうと知らない。

それはなぜか。藍が生まれる瞬間に知りたいといったからだ。

俺はそれに了承してやった。


そして藍に出産の兆候が見られ始めた。

陣痛が始まり産婦人科へ行く。

俺は連絡を受け契約時に受け取った紙の入った金庫を持っていく。

産婦人科につき「藍さんの旦那さんですか?」と言われ否定もするわけにもいかずはいと答えると案内された。

分娩室へ入るとまさに藍から赤子が出てこようとしているところだった。

藍を見守る。

その顔は苦しそうで辛そうな顔をしているが必死になっている顔だ。顔はくしゃくしゃになりお世辞にも可愛いとわ言えなくなっているが馬鹿には出来ない。男ではこれに耐えられないという。今日ばかりは藍を褒めてやろう。そう思った。


「おぎゃぁおぎゃぁおぎゃぁ」

赤子が初声をあげる。

「元気な男の子ですよ!」

そういい産婦人科の先生が赤子を取り上げた。

赤子を綺麗に拭き取り藍の元へ運ぶ。

藍のその顔はどこか嬉しそうにしておりそこに悲しみや辛いと言ったものは見られない。

「零あれ持ってきてくれた?」

「これのことか?」

と金庫を見せる。

「そうそれ」と鍵を渡してくる。

「開けて頂戴。」

言われるままあげる。中には一年前に入れた紙がそのまま入っている。

「読んでみて」

その顔は勝ち誇った顔だ。

俺は紙を開いて読んだ

【私のわがままだけど賭けに乗ってくれてありがとう。賭けの内容だけれど私は生まれてくる子が男の子だと思うはもしそうであったなら私のお願いを聞いて欲しいの私の願いは・・・】

空白が続き下の方に続きが書かれている。









【私と結婚して私とこれから生まれてくる家族を一生愛してください】







そう書かれていた。

分娩室から先生たちが出て行き俺と藍そして赤子の3人の時間を作ってくれた。

「賭けは私の勝ちね。ちゃんと約束守って頂戴。」

まさかこんなことだとは思いもしなかった。しかしだ

「藍お前俺とするの心底嫌がって無かったか?」

「そう見えてたんだね。なら私の演技の勝ちかな。本当に嫌なら最初から拒否したしあの日自殺してたんだよ。」

演技だったのか?あれが?本当にそうなら俺はしてやられたわけだ。

「はは俺の負けだな。」

「そうね貴方の負けね。でもこのゲームを提案してくれて私は助かったわ死なずにすんだし貴方とこれから一緒になれる。この子も生まれて私は幸せになってもいいのかしら?」

契約は契約、賭けは賭け、敗者は勝者の言うことを聞くしかないか。

「あぁ今までよく頑張ったな。これからは俺がお前を幸せにしてやろう。」

そう言って藍の唇を塞いだ。

今までにない愛のこもったキスを。




それから子供共々無事に退院して俺の家にきた。

それから両親に結婚する旨だけ伝え、別に家を構えることをいうとそれはもう嬉しそうに祝杯をあげてくれた。

藍の父のことも藍には話しており踏ん切りはついたようだ。

こうして俺と藍のゲームは藍の逆転勝ちで勝利を収め俺たちは幸せになった。

今は四人目の子供の出産を控えてのんびりと家で過ごしていた。

    

              ~完~






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