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第1章:道化たちの狂宴
第1話:「いつまでコピー取ってんだ無能」と罵倒する上司と元カノ。家では妹にゴミ扱いされるが、裏の顔は……(※実は俺、世界一の神配信者です)
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「おい佐藤! いつまでコピー取ってんだ! この穀潰《ごくつぶ》しが!」
怒号と共に、分厚いファイルが俺の背中に投げつけられた。 バサバサと床に散らばる書類。 オフィスに響く嘲笑。
俺、佐藤翔《さとうかける》(26)は、無言で床に這いつくばり、書類を拾い集める。
「すみません、部長。すぐに片付けます」 「ちっ。謝る前に手を動かせよ。これだからFラン大学出の無能は困るんだ。……おい高橋、お前同期だろ? こいつの教育どうなってんだ?」
ふんぞり返って煙草を吸うのは、営業部長の鬼瓦《おにがわら》。 そして、話を振られた女性社員――高橋美咲が、心底嫌そうな顔で書類から顔を上げた。
「やめてくださいよ部長ぉ。私と彼をセットにしないでください。一緒にされるだけで私の評価まで下がるじゃないですか」
美咲は、汚物を見るような目で俺を一瞥する。 周囲の社員たちは「確かになあ」「美咲ちゃんは優秀だもんな」と笑っている。
だが、こいつはただの同期ではない。 俺の元カノだ。 「将来性がない」「一緒に歩くのが恥ずかしい」と散々罵倒され、先月捨てられたばかりだ。 彼女にとって俺との交際事実は「人生最大の汚点」らしく、社内では赤の他人のふりを決め込んでいる。
美咲はコツコツとヒールを鳴らして俺のそばを通ると、周囲に聞こえない小声で吐き捨てた。
「(……あんた、まさか付き合ってたこと誰かに喋ってないでしょうね? 私の経歴に傷がつくんだけど)」
俺が無言で視線を逸らすと、彼女はフンと鼻を鳴らし、部長の方へ甘い声で向き直った。
「部長~。私、そんな無能の相手より、今度のプロジェクトの話がしたいんですけどぉ」 「ガハハ! そうだな! 高橋は優秀だ、佐藤とは大違いだぞ!」
二人が交わす視線には、上司と部下以上の粘り気がある。 だが、今の俺にはそれを暴く術もないし、興味もない。 俺は散らばった書類を拾い集め、自分のデスクへと戻った。
すると、隣の席からヌッと誰かが近寄ってきた。 猫背で、常にヘラヘラとした薄ら笑いを浮かべている男――先輩社員の田中《たなか》だ。
「あーあ、佐藤くんさぁ。君がノロマなせいで、僕まで残業になっちゃうよ?」
田中はそう言うと、俺のデスクの上に、自分の未処理書類の山をドン! と積み上げた。 これは明らかに彼が今日やるべき仕事だ。
「こ、これ、田中先輩の案件じゃ……」 「は? 何言ってんの? これは『君の教育』のために僕が譲ってあげてる仕事でしょ? これ、君の分もやっといてあげるから、感謝してよね」
「……」
「君の分もやっといてあげる」――これは田中の口癖だ。 実際は「自分の仕事を俺に押し付ける」という意味だが、彼はこれを上司には「佐藤のミスをカバーしてやっている」と報告する。 おかげで彼は「面倒見の良い先輩」、俺は「先輩に迷惑をかける無能」という評価が定着していた。
実務能力ゼロのくせに、上へのゴマすりと責任転嫁のスキルだけで生き残っている寄生虫。それがこの男だ。
「……はい、ありがとうございます、先輩」
俺は唇を噛み締めながら、頭を下げるしかなかった。 反論すれば、また部長が飛んできて「口答えするな」と怒鳴られるだけだ。
「声が小さい! ……ま、いっか。社長には僕がやったって報告しとくから。君みたいな無能がやったって言うより、その方が会社の信用になるでしょ? よろしくね~」
田中はニタニタと笑いながら自分の鞄を持つと、「お疲れ様でした部長~! お先に失礼しま~す!」と元気よく挨拶をして、定時ダッシュで消えていった。
残されたのは、山積みの仕事と、俺一人。
◇
深夜23時。 くたくたになって帰宅した俺を待っていたのは、張り詰めた空気だった。
「……ただいま」 「――ッ!」
リビングのドアを開けた瞬間、部屋着姿でスマホのリングライトを浴びていた妹――佐藤莉奈《さとうりな》(19)が、ビクッと肩を震わせた。 彼女は登録者20万人を抱える、美容系インフルエンサーだ。
莉奈は一瞬だけ俺を睨みつけたが、すぐにカメラに向かってとろけるような笑顔を作った。
「あ、ごめんねみんな! 今、お兄ちゃんが帰ってきたみたい。……うん、そう。毎日遅くまでお仕事頑張ってて、本当にえらいの」
声色が、普段とは別人のように高く、甘い。 画面の向こうのコメント欄には『莉奈ちゃん優しい!』『お兄さんにお疲れって伝えて!』という文字が踊っているのだろう。
「お兄ちゃん、お仕事お疲れ様! 冷蔵庫にプリンあるから食べてね♡ ……それじゃあ、今日はもう遅いから落ちるね。みんな、おやすみ~!」
莉奈はアイドル顔負けの手振りをカメラに向け、配信終了ボタンをタップした。
プツン。 配信が切れた、その瞬間だ。
「――はぁぁぁぁ……マジ最悪」
莉奈の顔から、天使の笑顔が剥がれ落ちた。 代わりに浮かんだのは、無機質で冷徹な表情。 彼女はスマホを放り出し、俺の存在などなかったかのように大きく伸びをした。
「……あのさ、莉奈」 「あー、うるさい。喋りかけないで。今の配信で愛想尽きたから」
莉奈は俺の方を見ようともせず、手で「シッシッ」と追い払う仕草をした。
「あーあ、せっかく『家族思いの妹』ムーブでスパチャ稼いでたのに、あんたの貧乏くさい足音で台無し。……ほら、さっさと消えてよ。私の視界から」
彼女は手元の消臭スプレーを適当に俺の方へ向けて噴射すると、すぐにスマホを操作し始めた。 イヤホンを耳にねじ込み、画面に食い入るように見つめ始める。 その表情が、急にうっとりとしたものに変わる。
「……んふっ♡ やっぱりゼウス様のアーカイブは最高……。この声聞かないと一日終われないわ……」
独り言だ。俺になど聞かせるつもりもない、心の声。 彼女は画面の中の『神』に夢中で、目の前にいる『ゴミ』のことなど、もう1ミリも意識していない。
「はぁ……尊い。ゼウス様みたいな人がお兄ちゃんだったら、私だって全身全霊で尽くすのに。なんで現実はあんなゴミなんだろ」
ブツブツと呟きながら、彼女はソファに寝転がり、自分の世界に入り込んでしまった。
俺は無言で、その背中を見つめる。 そして静かに自室のドアを閉め、鍵をかけた。
そこは、俺がコツコツと金をかけて作り上げた、完全防音のスタジオだ。 最新鋭のマイク、ハイスペックなPC、そして壁一面のモニター。 ここだけは、あの薄汚い日常とは切り離された、俺だけの聖域。
俺はヨレヨレのスーツを脱ぎ捨て、黒いパーカーを羽織る。 会社で浮かべていた卑屈な笑みは消え失せ、瞳には冷徹な光が宿る。
デスクの前に座り、機材のスイッチを入れる。 モニターには、配信開始を待つ『同時接続待機数:35万人』の数字。
「……さて」
ヘッドセットを装着し、ボイスチェンジャーを起動する。 俺はマイクに向かって、低く、重厚な声を響かせた。
『――待たせたな、愚民ども。今夜も教育してやろうか』
配信開始ボタンを押した瞬間、同接数は跳ね上がり、瞬く間に100万人を突破する。
妹よ。 お前が俺を無視してまで画面にかじりつき、神と崇めているその男。 それは、お前がさっき「視界から消えろ」と言い捨てた、この俺だ。
怒号と共に、分厚いファイルが俺の背中に投げつけられた。 バサバサと床に散らばる書類。 オフィスに響く嘲笑。
俺、佐藤翔《さとうかける》(26)は、無言で床に這いつくばり、書類を拾い集める。
「すみません、部長。すぐに片付けます」 「ちっ。謝る前に手を動かせよ。これだからFラン大学出の無能は困るんだ。……おい高橋、お前同期だろ? こいつの教育どうなってんだ?」
ふんぞり返って煙草を吸うのは、営業部長の鬼瓦《おにがわら》。 そして、話を振られた女性社員――高橋美咲が、心底嫌そうな顔で書類から顔を上げた。
「やめてくださいよ部長ぉ。私と彼をセットにしないでください。一緒にされるだけで私の評価まで下がるじゃないですか」
美咲は、汚物を見るような目で俺を一瞥する。 周囲の社員たちは「確かになあ」「美咲ちゃんは優秀だもんな」と笑っている。
だが、こいつはただの同期ではない。 俺の元カノだ。 「将来性がない」「一緒に歩くのが恥ずかしい」と散々罵倒され、先月捨てられたばかりだ。 彼女にとって俺との交際事実は「人生最大の汚点」らしく、社内では赤の他人のふりを決め込んでいる。
美咲はコツコツとヒールを鳴らして俺のそばを通ると、周囲に聞こえない小声で吐き捨てた。
「(……あんた、まさか付き合ってたこと誰かに喋ってないでしょうね? 私の経歴に傷がつくんだけど)」
俺が無言で視線を逸らすと、彼女はフンと鼻を鳴らし、部長の方へ甘い声で向き直った。
「部長~。私、そんな無能の相手より、今度のプロジェクトの話がしたいんですけどぉ」 「ガハハ! そうだな! 高橋は優秀だ、佐藤とは大違いだぞ!」
二人が交わす視線には、上司と部下以上の粘り気がある。 だが、今の俺にはそれを暴く術もないし、興味もない。 俺は散らばった書類を拾い集め、自分のデスクへと戻った。
すると、隣の席からヌッと誰かが近寄ってきた。 猫背で、常にヘラヘラとした薄ら笑いを浮かべている男――先輩社員の田中《たなか》だ。
「あーあ、佐藤くんさぁ。君がノロマなせいで、僕まで残業になっちゃうよ?」
田中はそう言うと、俺のデスクの上に、自分の未処理書類の山をドン! と積み上げた。 これは明らかに彼が今日やるべき仕事だ。
「こ、これ、田中先輩の案件じゃ……」 「は? 何言ってんの? これは『君の教育』のために僕が譲ってあげてる仕事でしょ? これ、君の分もやっといてあげるから、感謝してよね」
「……」
「君の分もやっといてあげる」――これは田中の口癖だ。 実際は「自分の仕事を俺に押し付ける」という意味だが、彼はこれを上司には「佐藤のミスをカバーしてやっている」と報告する。 おかげで彼は「面倒見の良い先輩」、俺は「先輩に迷惑をかける無能」という評価が定着していた。
実務能力ゼロのくせに、上へのゴマすりと責任転嫁のスキルだけで生き残っている寄生虫。それがこの男だ。
「……はい、ありがとうございます、先輩」
俺は唇を噛み締めながら、頭を下げるしかなかった。 反論すれば、また部長が飛んできて「口答えするな」と怒鳴られるだけだ。
「声が小さい! ……ま、いっか。社長には僕がやったって報告しとくから。君みたいな無能がやったって言うより、その方が会社の信用になるでしょ? よろしくね~」
田中はニタニタと笑いながら自分の鞄を持つと、「お疲れ様でした部長~! お先に失礼しま~す!」と元気よく挨拶をして、定時ダッシュで消えていった。
残されたのは、山積みの仕事と、俺一人。
◇
深夜23時。 くたくたになって帰宅した俺を待っていたのは、張り詰めた空気だった。
「……ただいま」 「――ッ!」
リビングのドアを開けた瞬間、部屋着姿でスマホのリングライトを浴びていた妹――佐藤莉奈《さとうりな》(19)が、ビクッと肩を震わせた。 彼女は登録者20万人を抱える、美容系インフルエンサーだ。
莉奈は一瞬だけ俺を睨みつけたが、すぐにカメラに向かってとろけるような笑顔を作った。
「あ、ごめんねみんな! 今、お兄ちゃんが帰ってきたみたい。……うん、そう。毎日遅くまでお仕事頑張ってて、本当にえらいの」
声色が、普段とは別人のように高く、甘い。 画面の向こうのコメント欄には『莉奈ちゃん優しい!』『お兄さんにお疲れって伝えて!』という文字が踊っているのだろう。
「お兄ちゃん、お仕事お疲れ様! 冷蔵庫にプリンあるから食べてね♡ ……それじゃあ、今日はもう遅いから落ちるね。みんな、おやすみ~!」
莉奈はアイドル顔負けの手振りをカメラに向け、配信終了ボタンをタップした。
プツン。 配信が切れた、その瞬間だ。
「――はぁぁぁぁ……マジ最悪」
莉奈の顔から、天使の笑顔が剥がれ落ちた。 代わりに浮かんだのは、無機質で冷徹な表情。 彼女はスマホを放り出し、俺の存在などなかったかのように大きく伸びをした。
「……あのさ、莉奈」 「あー、うるさい。喋りかけないで。今の配信で愛想尽きたから」
莉奈は俺の方を見ようともせず、手で「シッシッ」と追い払う仕草をした。
「あーあ、せっかく『家族思いの妹』ムーブでスパチャ稼いでたのに、あんたの貧乏くさい足音で台無し。……ほら、さっさと消えてよ。私の視界から」
彼女は手元の消臭スプレーを適当に俺の方へ向けて噴射すると、すぐにスマホを操作し始めた。 イヤホンを耳にねじ込み、画面に食い入るように見つめ始める。 その表情が、急にうっとりとしたものに変わる。
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