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第2章:神の裁き、崩壊の連鎖
第12話:クライアント「か、神よ……!」重役が土下座。なお、部長はその場で殴られた(※この重役、俺の信者でした)
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「お、おい佐藤……いや、ゼウス様……?」
権田社長が、引きつった笑みを浮かべてすり寄ってきた。 額からは滝のような脂汗が流れ落ちている。
「こ、これは……あれだろ? ドッキリ大成功! みたいな? いやあ、驚いたなあ! まさか我が社の社員が、あの有名なゼウス様だったとは! はは、ははは……」
社長はカメラに向かって必死に愛想笑いを振りまく。 なんとかしてこの場を「演出」だったことにし、自分たちが告発された事実を有耶無耶にしようとしているのだ。
「……見苦しいぞ、権田」
俺は冷たく言い放ち、カメラに向かってデータを指し示した。
「今の告発はすべて事実だ。そして、俺はこの会社を絶対に許さない。……視聴者のみんな、この茶番劇、どう思う?」
コメント欄が加速する。
『許すな』 『徹底的にやれ』 『社長の目が泳ぎまくりで草』 『往生際が悪すぎる』
世論は完全に俺の味方だ。 追い詰められた権田社長の横で、状況を理解できない鬼瓦部長が、顔を真っ赤にして怒鳴り声を上げた。
「ふ、ふざけるなァッ!!」
鬼瓦がステージ上で暴れだした。
「何がゼウスだ! 何が神だ! お前はただの佐藤だろ! 俺の部下だろ! 給料泥棒のくせに、調子に乗ってんじゃねえぞォ!!」
鬼瓦は理性を失い、俺のマイクを奪い取ろうと拳を振り上げた。 暴力でねじ伏せれば、まだ主導権を取り戻せると勘違いしている野蛮人だ。
「死ねェ! この恩知らずがァ!」
その拳が俺に届く直前――。
ドゴォッ!!
鈍い音が響き、鬼瓦の巨体が横殴りに吹き飛んだ。
「ぶべらっ!?」
鬼瓦は無様に床を転がり、ステージの端まで滑っていった。 会場が静まり返る。 俺を殴ろうとした鬼瓦を、横から殴り飛ばした人物。 それは、最前列のVIP席から飛び出してきた、初老の紳士だった。
「……汚らわしい手で、神に触れるな」
その声には、底知れぬ怒気が込められていた。 権田社長が、その人物を見て目玉が飛び出るほど驚愕した。
「さ、西園寺《さいおんじ》会長!? な、なぜあなたが……!」
西園寺。 それは、我がGDソリューションズにとって最大にして唯一のクライアント、大手商社『西園寺グループ』の会長だ。 この会社の売上の8割は、西園寺グループからの温情による発注で成り立っている。いわば、会社の生殺与奪の権を握る「真の支配者」だ。
その西園寺会長が、鬼瓦を殴り飛ばした拳を払うと、俺の目の前まで歩み寄ってきた。 そして――。
ドサッ。
何のためらいもなく、その場に両手をつき、額を床に擦り付けたのだ。 見事なまでの土下座だった。
「お……お会いしとうございました……ゼウス様……!」
「え?」 社長の声が裏返る。
「西園寺です……! アカウント名は『天空の覇者』でやらせていただいております! 古参メンバーシップ会員番号003番の、西園寺でございます!」
「……ああ、君か」
俺は記憶の糸をたぐり寄せ、小さく頷いた。 『天空の覇者』といえば、俺が配信を始めた初期の頃から、毎回高額スパチャを投げてくれる熱心な囲いの一人だ。 まさか、こんなところにリアルで繋がっている人物だったとは。
「わ、私のことを……覚えていてくださったのですか!?」 「忘れるわけがないだろう。いつも支援感謝している」
俺が何気なく声をかけると、西園寺会長は感極まって男泣きし始めた。
「ううっ……! 神に……神に認知されていた……! この老いぼれの人生、もはや思い残すことはありませぬ……!」
会場がざわめく。 財界の大物が、一介の社員に平伏し、涙を流して感謝しているのだ。 この光景が意味することは一つ。 もはやこの場におけるカーストは、完全に逆転した。
「さ、西園寺会長……? 何をなさっているのですか! 相手はただの佐藤ですよ!?」
権田社長が震える声で呼びかける。 西園寺会長は、涙を拭ってゆっくりと立ち上がると、社長の方を振り返った。 その目は、先ほどまでの崇拝の目から一転、氷のような冷徹な目に変わっていた。
「……黙れ、下衆が」 「ひっ!?」
「私の敬愛するゼウス様を……我が社の『神』を、貴様らは『雑用係』として虐げていたと言うのか? あまつさえ、暴力を振るおうとするなど……言語道断!」
「い、いえ、これは教育的指導でして……」 「言い訳は聞かん! GDソリューションズとの契約は、今この瞬間をもって全て破棄する! 今後、我がグループが貴様らと関わることは二度とないと思え!」
「そ、そんな! 契約を切られたら、うちは倒産してしまいます!」 「知ったことか! 神を冒涜した報いだ、地獄へ落ちろ!」
西園寺会長の一喝が、死刑宣告となって突き刺さる。 権田社長はその場にへたり込み、殴られた鬼瓦部長は泡を吹いて気絶していた。
俺はカメラに向かって、肩をすくめてみせた。
「……だ、そうだ。残念だったな、社長。どうやら株価が上がるどころか、会社そのものがなくなるみたいだぞ?」
『ざまぁwwww』 『西園寺会長ナイス!』 『これが神の威光か……』 『リアルで信者召喚は強すぎる』
コメント欄はお祭り騒ぎだ。 最大の権力者すら俺の味方につけ、会社側の命綱は完全に断ち切られた。
だが、まだ終わらない。 社会的地位を奪った次は、個人の罪を裁く番だ。
俺は気絶している鬼瓦部長を見下ろし、冷酷に告げた。
「さて、次はそこの豚……鬼瓦の番だな。警察が来る前に、こいつの余罪を全部吐き出させてやる」
権田社長が、引きつった笑みを浮かべてすり寄ってきた。 額からは滝のような脂汗が流れ落ちている。
「こ、これは……あれだろ? ドッキリ大成功! みたいな? いやあ、驚いたなあ! まさか我が社の社員が、あの有名なゼウス様だったとは! はは、ははは……」
社長はカメラに向かって必死に愛想笑いを振りまく。 なんとかしてこの場を「演出」だったことにし、自分たちが告発された事実を有耶無耶にしようとしているのだ。
「……見苦しいぞ、権田」
俺は冷たく言い放ち、カメラに向かってデータを指し示した。
「今の告発はすべて事実だ。そして、俺はこの会社を絶対に許さない。……視聴者のみんな、この茶番劇、どう思う?」
コメント欄が加速する。
『許すな』 『徹底的にやれ』 『社長の目が泳ぎまくりで草』 『往生際が悪すぎる』
世論は完全に俺の味方だ。 追い詰められた権田社長の横で、状況を理解できない鬼瓦部長が、顔を真っ赤にして怒鳴り声を上げた。
「ふ、ふざけるなァッ!!」
鬼瓦がステージ上で暴れだした。
「何がゼウスだ! 何が神だ! お前はただの佐藤だろ! 俺の部下だろ! 給料泥棒のくせに、調子に乗ってんじゃねえぞォ!!」
鬼瓦は理性を失い、俺のマイクを奪い取ろうと拳を振り上げた。 暴力でねじ伏せれば、まだ主導権を取り戻せると勘違いしている野蛮人だ。
「死ねェ! この恩知らずがァ!」
その拳が俺に届く直前――。
ドゴォッ!!
鈍い音が響き、鬼瓦の巨体が横殴りに吹き飛んだ。
「ぶべらっ!?」
鬼瓦は無様に床を転がり、ステージの端まで滑っていった。 会場が静まり返る。 俺を殴ろうとした鬼瓦を、横から殴り飛ばした人物。 それは、最前列のVIP席から飛び出してきた、初老の紳士だった。
「……汚らわしい手で、神に触れるな」
その声には、底知れぬ怒気が込められていた。 権田社長が、その人物を見て目玉が飛び出るほど驚愕した。
「さ、西園寺《さいおんじ》会長!? な、なぜあなたが……!」
西園寺。 それは、我がGDソリューションズにとって最大にして唯一のクライアント、大手商社『西園寺グループ』の会長だ。 この会社の売上の8割は、西園寺グループからの温情による発注で成り立っている。いわば、会社の生殺与奪の権を握る「真の支配者」だ。
その西園寺会長が、鬼瓦を殴り飛ばした拳を払うと、俺の目の前まで歩み寄ってきた。 そして――。
ドサッ。
何のためらいもなく、その場に両手をつき、額を床に擦り付けたのだ。 見事なまでの土下座だった。
「お……お会いしとうございました……ゼウス様……!」
「え?」 社長の声が裏返る。
「西園寺です……! アカウント名は『天空の覇者』でやらせていただいております! 古参メンバーシップ会員番号003番の、西園寺でございます!」
「……ああ、君か」
俺は記憶の糸をたぐり寄せ、小さく頷いた。 『天空の覇者』といえば、俺が配信を始めた初期の頃から、毎回高額スパチャを投げてくれる熱心な囲いの一人だ。 まさか、こんなところにリアルで繋がっている人物だったとは。
「わ、私のことを……覚えていてくださったのですか!?」 「忘れるわけがないだろう。いつも支援感謝している」
俺が何気なく声をかけると、西園寺会長は感極まって男泣きし始めた。
「ううっ……! 神に……神に認知されていた……! この老いぼれの人生、もはや思い残すことはありませぬ……!」
会場がざわめく。 財界の大物が、一介の社員に平伏し、涙を流して感謝しているのだ。 この光景が意味することは一つ。 もはやこの場におけるカーストは、完全に逆転した。
「さ、西園寺会長……? 何をなさっているのですか! 相手はただの佐藤ですよ!?」
権田社長が震える声で呼びかける。 西園寺会長は、涙を拭ってゆっくりと立ち上がると、社長の方を振り返った。 その目は、先ほどまでの崇拝の目から一転、氷のような冷徹な目に変わっていた。
「……黙れ、下衆が」 「ひっ!?」
「私の敬愛するゼウス様を……我が社の『神』を、貴様らは『雑用係』として虐げていたと言うのか? あまつさえ、暴力を振るおうとするなど……言語道断!」
「い、いえ、これは教育的指導でして……」 「言い訳は聞かん! GDソリューションズとの契約は、今この瞬間をもって全て破棄する! 今後、我がグループが貴様らと関わることは二度とないと思え!」
「そ、そんな! 契約を切られたら、うちは倒産してしまいます!」 「知ったことか! 神を冒涜した報いだ、地獄へ落ちろ!」
西園寺会長の一喝が、死刑宣告となって突き刺さる。 権田社長はその場にへたり込み、殴られた鬼瓦部長は泡を吹いて気絶していた。
俺はカメラに向かって、肩をすくめてみせた。
「……だ、そうだ。残念だったな、社長。どうやら株価が上がるどころか、会社そのものがなくなるみたいだぞ?」
『ざまぁwwww』 『西園寺会長ナイス!』 『これが神の威光か……』 『リアルで信者召喚は強すぎる』
コメント欄はお祭り騒ぎだ。 最大の権力者すら俺の味方につけ、会社側の命綱は完全に断ち切られた。
だが、まだ終わらない。 社会的地位を奪った次は、個人の罪を裁く番だ。
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