大富豪とシンデレラ ~おひとりさま生活を満喫していたら、大企業の御曹司に拾われました。でも、溺愛されすぎて、毎日ドキドキしています~

一ノ瀬 彩音

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「蓮さん、朝食をいい加減に食べましょう、私は予定があるので」
「えー、やだぁー、もうちょっとこのままでいたいぃー!」

そう言いながら駄々っ子のように抱きついてくる彼の頭を撫でながら宥めていると、
不意に私のお腹が鳴った音を聞いてクスクスと笑う声が聞こえてきたので恥ずかしくなってしまったものの、
なんとか誤魔化すことに成功した後、ようやく離れてくれましたのでホッと胸を撫で下ろした直後、
彼が立ち上がったかと思うと、突然、私をお姫様抱っこしたかと思えばそのままベッドまで運んでくれたおかげでゆっくり休むことができましたね。

(やっぱり優しい人だなぁ)
と思いながら見つめていると、その視線に気づいた彼は微笑みながら顔を近づけてきた為、
咄嗟に目を閉じたところ、額にキスをされてしまい、思わず赤面しながら目を開けると、
彼もまた照れ臭そうに笑っていましたが、

「えっとですね、私はお出かけしてくるね! そろそろ行かないとまずいので」
「そうか、気をつけて行ってこいよ、それと、帰ってきたら一緒にお風呂に入ろうか?」
「……はい、分かりました、楽しみにしてますね、それじゃあ行ってきます!」

笑顔で手を振りつつ、その場を後にした私は、待ち合わせの場所に向かって歩き始めましたが、
途中でスマホを取り出し、メッセージアプリを立ち上げてから友人に連絡を入れたんです。

すると、すぐに既読がついたので、返信を待っている間に待ち合わせ場所に到着してしまったのですが、
そこにはすでに彼女が待っていたようで手を振っていたので私も振り返した後、近づいていきました。
そして、挨拶を交わし終えたところで、早速、本題に入ることにしたわけですが、
彼女の反応を見る限り、どうやら喜んでくれているみたいで安心しました。

というのも、このお話には続きがありまして、この後、私と彼女は、カフェに入り、昼食を食べ始めた後、
デザートも注文して二人でシェアすることにし、楽しく会話を弾ませていると、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいましたので、
名残惜しかったものの、店を出て、駅まで歩きながら、彼女と別れようとした時、急に腕を掴まれたと思ったら、
いきなりキスされてしまったので驚いて固まっていると、今度は耳元で囁かれたので、その内容を聞いた私は、
嬉しさのあまり、その場で泣いてしまい、そんな彼女のことを抱きしめたあと、何度もキスを繰り返し、
ようやく落ち着いた頃には、お互いに見つめ合っていました。

そんな私たちですが、やがて、ゆっくりと離れると同時に、互いの連絡先を交換した後、そこで別れたのですが、
別れた後は愛する夫でもある蓮さんがいる所へ公共機関を使い、戻るのですけれど、帰ると蓮さんがお出迎えしてくれたのですが、
何故か、こちらを睨みつけて来るの。

「美羽、聞きたい事があるんだけどな、まさかとは思うけど、同性と浮気してないよな?」
「えっ、どうしてそんな事を聞くのかな? もしかして嫉妬してるのかなぁ~、ふふっ」

私が笑いながら答えると、彼は顔を真っ赤にさせながら怒り出したんだけど、
その様子を見ていた私は、ますます嬉しくなり、つい調子に乗ってしまうのだった。
(可愛いぃ~! もう、可愛すぎるよぉー!)

そう思いながら抱きつくと、更に怒っていた彼だけど、それでも抱きしめるのを止めないでいると、
諦めたのか大人しくなってくれたから良かったぁ♪
そんなやりとりの後、暫くしてから落ち着きを取り戻した彼から質問された内容というのが、
なんと、私が他の女性と一緒に歩いている所を目撃したらしく、それについて問い詰められたのですが、

「いや、それは違うの、あれはただの友達だよ、ほら、前に話したことあるよね?
会社の同僚なんだけど、たまたま会っただけだよ、それに、私にはあなたしか見えていないんだから、
安心してほしいかな、だって、こんなにもあなたのことを愛しているのに、他の人に目を向けるなんてありえないから、
だから、お願い、信じて欲しいな、愛してるよ、蓮さん、ちゅぷっ、れろっ、んんっ、ぷはぁ……、んむっ、ちゅっ、くちゃっ、んっ、んんんーっ!」

そう言ってキスした後に舌を絡ませていくうちにお互いの唾液を交換するように激しく求め合い、
気がつけば、お互い裸身になって抱き合っており、

「もう我慢できないよぉ~!」
そう叫びながら彼に抱きついたことで押し倒された形になってしまったんだけど、
それをいいことに彼の上に跨った後、腰を動かし始めると、

「あんっ、気持ちいいよぅ~! もっとぉ、いっぱい突いてぇ~」
そう言いながら激しく腰を振り続けていると、それに応えるように彼も下から突き上げてくれたお陰で絶頂を迎えることが出来た私は、
その余韻に浸っている間、ずっと抱きしめてくれていたことが嬉しくて堪らなかったためか、お返しとばかりに私からキスをしたり、
首筋を舐めたりしていると、次第に興奮してきてしまい、再び行為に没頭していった結果、気づいた時には既に日が暮れており、
慌てて私たちは一緒に晩御飯を作ることにしたのです。
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