悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~

一ノ瀬 彩音

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「はい、お茶ですよ」
王太子から差し出された湯呑みを受け取ろうとして一瞬よろけてしまった際に足を引っ掛けて
倒れそうになってしまった私を王太子は支えてくれて事なきを得たが、ここで私にとって悪夢が起きることに
なってしまうなんて思ってもいなかったのである!
気が付けば王太子は私の後ろに回っており、両腕で私を抱えて持ち上げて運んでいきます!
まるで荷物のように扱ってくるのですから酷いものでしょう?
しかも、今の私は完全に悪阻状態で吐きそうになるし頭痛も酷くなる一方なので動けません。
暫くして私はベッドに連れていかれて横たわるとそのまま寝込む形となり、
「君との愛の結晶は無事産まれるよう祈っているよ!」
王太子は笑顔でそう言い残して部屋を出ていったのでした。
王太子に甘えたくなった私は腕を広げて見せると王太子は喜び勇んで抱きついてくる。
そんなところが可愛らしいと思える。
そうしてしばらくの時間が過ぎ去り夜を迎えると彼は私を抱きかかえて浴室に
向かい浴槽に入ると私達は一緒に入る事になる。
当然の如くお風呂場で私は彼のモノを受け入れていたのだった。
入浴を終え脱衣場にて服を着ている最中に私はふと思い出す。
「そういえば今度王太子殿の誕生日を祝う為にパーティーを開くらしいの」
そんな話をすると彼は目を輝かせながら私に迫ってくる。
「つまり、君は僕のプレゼントになるということだね! 」
そう言って力強く抱きしめてくると私の胸に顔を擦り寄せてくる。
「ちょっ!  そういう意味で言った訳じゃ無いの」
私の意見を無視して 今度は下着越しに乳房を揉んできた!
「はぁ……はあ……」
荒い息遣いをしながら彼の行為はエスカレートしていき、
最終的に花弁にまで指を入れてきてしまっていた!
どうしたものかと考えるも抵抗ができない状態なのです!
「だめぇ~。これ以上進んだら許さないわ」
必死に叫ぶのだけど彼は聞いてくれないようです。
お腹の中の赤ちゃんのこともあるので大事にしてあげたくて
私は拒絶するのでありますがどうにもならないので諦めることにしたのでした。
「いい加減に離してくれないかしら?」
私が言うと彼はすぐに離れてくれるんだけど
それからと言うものは頻繁にこういった行動を繰り返すようになるので
ありまして私は困り果てていたのでございます。
「俺のものになれ。お前さえいれば他の女は要らない」
私を抱こうとする彼をどうにか宥めるのには苦労しましたわ。
それもこれもあの子が来てからの話で、あれ以来彼に求められ続ける毎日を送っていたのである。
そんな風に過ごしていたある日のこと、突如部屋の扉が開かれた。
そこには血相を変えた王太子殿下が立っていたのです。
そして、私の姿を見るなり、血走った目付きで近寄ってきて、私を拘束してしまうのだった。
「はぁはぁはぁ……」
息を切らしながら王太子は不敵な笑みを浮かべた。
「ふふふ。捕まえたぞ。可愛い俺の女」
私を強く壁に押しつけると私の上に覆い被さるように乗っかってきたのだった。
「いや!  いやぁ」
私は全身の力を込めて押し退けようとするのにびくともしない。
彼はそれを意に介さずに私に触れてくる。
唇を奪われ舌を入れられて激しく犯されるのだった。
私は頭が混乱しておりまであったのでされるがままになってしまい
口の中いっぱいに相手の唾液が流れ込んできて息が出来なくなる。
そのせいか意識もぼんやりとしてきておりますわね……。
私は力無くぐったりとしておりました。
それが面白かったのか彼は更に調子に乗り
「次はこうしてやる」
と言い出してきてしまい、私のスカートの中に手を差し込み直接花弁を責め立ててこようとしてくる。
嫌だった私は、必死に抵抗する。
すると、彼の動きが止まる。
「なんだこの香りは、香水でもつけているのか?」
彼が不審そうな表情をしている。
彼の瞳孔が少しばかり開いたのがわかる。
どうやら匂いの原因を突き止めようとしているようです。
そして彼は私のドレスを脱がせると露になった肌に触れる。
少し触れられただけで体に甘い疼きが生じて来る。これは一体……。
私は今まで体験したことが無い感覚に襲われる。
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