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エメアリアはシュバリアの動きに合わせて喘ぎ声を上げていく。
「あっ……あんっ……あああ……」
シュバリアが腰を振るたびに、エメアリアの乳房も揺れ動く。
シュバリアはエメアリアの背中に手を回して、エメアリアを抱き寄せ、
そのままエメアリアの乳房にしゃぶりつき、乳房を吸っていく。
エメアリアはシュバリアの頭を抱えると、 シュバリアの耳元に唇を寄せながら言った。
「あっ……ああんっ……シュ……バリ……ア……んんっ……もっと……奥まで……んんっ……」
シュバリアはエメアリアに言われた通り、更に激しく腰を振っていく。
エメアリアは体を大きく震わせると、体を仰け反らせた。
「んんっ……イクッ……んんんっ……」
エメアリアの膣内が激しく収縮し、シュバリアの白い液が搾り取られていく。
やがて、シュバリアはエメアリアの乳房から顔を放し、エメアリアの顔を見た。
エメアリアはシュバリアの方に振り向いて微笑むと、シュバリアの頬に軽くキスをした。
シュバリアもエメアリアの頬に軽く唇を当てた。
そして、シュバリアは再びエメアリアの体に覆いかぶさった――。
――それから数日後。
エメアリアはシュバリアに呼び出され、彼の部屋に来ていた。
シュバリアは椅子に座って本を読んでいる。
エメアリアはシュバリアの後ろ姿を見ながら言った。
「あの……殿下……」
シュバリアは本を閉じて、後ろを振り返る。
「ん?  何だい?」
エメアリアはシュバリアの傍によると、床の上に正座をして座り、
シュバリアの方を向いて言った。
「先日は申し訳ありませんでした」
シュバリアは不思議そうな顔をしている。
「どうして謝っているんだい?」
エメアリアは俯きながら言う。
「だって……私があんな事を頼まなければ……」
シュバリアは優しく言う。
「気にする事はないよ。
僕も嬉しかったしね」
エメアリアはシュバリアの言葉を聞くと、
顔を上げてシュバリアの目を見る。
シュバリアは笑顔でうなずいた。
「それに、君が僕の事を想ってくれている証拠だからね」
エメアリアは嬉しそうに言う。
「でも……私なんかでいいのでしょうか……」
シュバリアはエメアリアに近寄ると、彼女の頬に軽く唇を当てた。
「僕は君の事を愛してるんだ。
君はどうなのかな?」
エメアリアは頬を赤らめながらも、シュバリアに抱きつく。
「私もです!  私も貴方の事が好きです!」
シュバリアはエメアリアの頭を撫でると、彼女の耳に唇を当てて囁く。
「これからは二人で一緒に幸せになろう。
ずっと一緒だよ」
エメアリアはシュバリアに抱きつくと、シュバリアの胸に顔を埋めながら答える。
「はい……ずっと……ずーっと……ですよ……」
二人は暫くの間、幸せそうに抱き合っていた――。
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