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15.

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「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
シュバリアは腰を振りながら、エメアリアに尋ねる。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
エメアリアはシュバリアのモノを締め付けながら、シュバリアに答える。
「シュ……バ……リ……ああ……ああ……」
シュバリアは腰を振り続けながら、エメアリアの突起を口に含み、甘噛みをする。
「ひゃうう!!」
エメアリアはシュバリアのモノをきつく締め付けると、
そのまま絶頂を迎えた。
「ああああ!!」
シュバリアはエメアリアの絶頂と同時に、自分のモノを引き抜くと、
そのままエメアリアの腹部に精を解き放った。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
シュバリアはエメアリアの隣に寝そべると、エメアリアを抱き寄せる。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
エメアリアはシュバリアに抱きしめられながら、シュバリアに言う。
「シュバリア、どうしてこんなことをしたのです?」
シュバリアは虚ろな目をしながら、エメアリアに言う。
「僕はエメアリアを愛しているんだ」
シュバリアはそう言いながら、自分の胸に手を当て、
その手を握りしめながら、さらに続ける。
「この気持ちは誰にも止められない……僕には
エメアリアしかいない……エメアリアしか考えられない……だから……」
シュバリアはエメアリアの頬を両手で包み込むと、真剣な表情で、
エメアリアを見つめながら、もう一度言う。
「愛している、エメアリア」
エメアリアはシュバリアの目を見ながら、シュバリアの頭に優しく触れ、
シュバリアの頭を撫でながら、シュバリアに言った。
「私はあなたを嫌いになったりしないです、だって……」
エメアリアはシュバリアの耳元に口を近づけると、小さな声で、
シュバリアだけに聞こえるように呟いた。
「私の心は、あなたのものなのだから……」
エメアリアはシュバリアにキスをすると、そのままシュバリアを抱き寄せた。
シュバリアはエメアリアに抱きしめられると、そのまま眠りについた。
翌朝、エメアリアは朝食を作ると、それをシュバリアの部屋まで運んだ。
しかし、シュバリアはまだ眠っている。
エメアリアはシュバリアの額に濡れタオルを乗せながら、言う。
「まったく、仕方のない人ですね」
エメアリアはシュバリアの額に乗っけた濡れタオルを交換するため、
一度部屋を出ていこうとする。
「それでは、シュバリア、ゆっくり休んでくださいね」
エメアリアはドアノブに手をかけた時、後ろ髪を引かれるような思いで、
シュバリアを見た。
シュバリアはベッドの上で仰向けになり、胸を大きく上下させながら、
苦しそうな呼吸をしている。
「シュバリア……」
エメアリアはシュバリアのベッドの横に立つと、そのままシュバリアを見下ろした。
エメアリアは昨日のことを思い出す。
「まさか、あんなことになるなんて……」
昨日、エメアリアが目を覚ますと、すでにシュバリアの姿はなかった。
エメアリアがシュバリアを探しに行こうとしたその時、 部屋の外から、
声が聞こえてきた。
「誰かいるのですか?」
エメアリアが扉を開けると、そこには、
裸体のシュバリアがいた。
「え?  シュバリア?」
シュバリアはエメアリアに駆け寄ると、いきなり抱きついてきて、
エメアリアの唇を奪った。
「んん!!」
エメアリアはシュバリアに唇を奪われながら、必死に抵抗するが、
シュバリアの力が強くて、抵抗することができない。
シュバリアは何度も何度も、エメアリアの口に舌を入れてくる。
エメアリアも負けじとシュバリアの口内に舌を入れるが、
シュバリアに絡め取られてしまう。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
エメアリアはシュバリアの体を押し返そうとするが、
シュバリアの体はびくともしなかった。
シュバリアは唇を離すと、今度はエメアリアの首筋に唇を這わせながら、
エメアリアの耳元で囁く。
「エメアリア……愛している……愛している……愛している……君だけを……永遠に……」
エメアリアは首を左右に振り、シュバリアに言う。
「だめです!  やめて!  やめてください!」
シュバリアはエメアリアの体を抱きしめる。
「もう逃がさないよ、エメアリア……」
エメアリアはシュバリアに抱きしめられたまま、ベッドに連れて行かれ、
そのまま押し倒された。
そして、今に至る。
エメアリアはシュバリアに服を着せると、ベッドに横になった。
「ふぅ……」
エメアリアは昨日のことを思い出しながら、シュバリアに聞いた。
「シュバリア、私をどうするつもりなのですか?」
シュバリアは虚ろな目で、天井を見上げながら、エメアリアに答える。
「……わからない……」
エメアリアはシュバリアに言う。
「……シュバリア、お願いがあるのです」
シュバリアはエメアリアの方を見る。
「何だい?」
エメアリアはシュバリアの顔を見て、少し顔を赤らめる。
(やっぱり……かっこいい)
エメアリアは深呼吸をして、気持ちを落ち着かせると、シュバリアに聞く。
「シュバリア……私のこと……抱いてくれませんか?」
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