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「あうっ」
つい口から情けない声が漏れ出す。
私はバレッド様の顔を見た途端恐怖感を覚えて背筋がゾクリとする。
でも、それと同時に心の中では彼を受け止めたいという思いもあるから複雑な感情になっている。
そしてバレッド様は私に近付いてきて顔を近づけてきたと思ったら私に頬ずりをし始めた。
その仕草が可愛くて許してしまう。
「全く、マリアベルは相変わらず俺のことを虜にしてくれるぜ、本当に罪深き奴だよ。
だが、そんなところも含めて好きだし可愛いし 最高の女だと俺は思うんだ、そうだろう?」
そう問いかけてきたバレッド様を私は抱きしめたいと思いつつ首を縦に振ると
彼はとても嬉しそうな表情を浮かべていました。
こうしてバレッド様は私を後ろ手に縛り上げたのです。
「これで良くなったな。さてこれから何しようかな、
そういえばまだ朝食を食べていなかったから今すぐ食べないとな」
と、言いながら彼は私を椅子の上に乗せた後に食事を摂るために一度何処かに消えました。
そうしている間に私は必死に逃げ出そうとしていたのですが、
案の定縄で縛られてますから逃げることができません。
それでもどうにかできないだろうかと考え、
「バレッド様ーっ!」
大声で叫び助けを求めようとしましたが無駄でした。
それどころか戻ってきたバレッド様は私に向かってこう言ってくるのです。
「やれっ、あいつを捕えて私の部屋に連れて来いっ!」
彼の部下は命令に従う為に私に襲って来て抵抗するものの男の力でねじ伏せられてしまいました。
そして私はバレッド様のお屋敷へと連れて行かれてしまう事になったのです。
でも、そこでバレッド様の新たな一面を知ることになるのです。
私はベッドに放られる形で仰向けに倒れるのです。
するとバレッド様は私の唇を奪い始めて来ました。
「マリアベル、今日からは俺だけの可愛い愛玩具人形になるんだ。そうだろう?」
私の乳房を服越しに強く握った彼はそう告げてきた。
この人の行動はとても恐ろしいものだと私は感じ取った。
同時に私はバレッド様に逆らえないことも。
逆らうつもりなど毛頭ないの。
むしろこの人が望むなら私の全てを差し出しても良いと思っている。
だけど私の考えている事とは別で私の体だけは正直みたいだ。
下半身が湿っていくのを感じる。
それをバレッド様は見逃さない。
私を抱き抱えた彼はそのままベッドの上で覆い被さるように体を重ねると私を逃さないように
両手を抑え込んだ上で接吻を何度も繰り返して来た。
そうされ続けた私は次第に頭がぼんやりしていき、やがてバレッド様の事しか考えられなくなってしまう。
そう、私を堕とすのは容易い事なんだとバレッド様はそう思っていたに違いない。
実際、バレッド様の思い通りになってしまっている私は彼が与えてくる快楽をただ受け入れるだけ。
バレッド様は私に愛情表現をする時、必ず私の名前を呼んできたりする。
それがまた良いんですよね、こういう時はちゃんと呼んでくるんだから。
まあ、そういうギャップ萌えもありですよね。
だけど、バレッド様は少し困っていた。
私に対する不満が爆発したんでしょうね。
何故ならば最近、バレッド様は忙しく、なかなか相手してくれなかったから、欲求不満に陥っていた。
バレッド様が帰って来たとしても夜遅く、朝は早いと中々私との時間を作ってくれないの。
そういうこともあってか私は一人で悶々とするしかない状態に陥ってしまった。
だけど、そのストレスも限界に達しようとしている。
私は耐えられなくなったの。
私を放っておくバレッド様が悪いんだわ、
「バレッド様、お願いです。相手をしてくださいまし」
と訴えかけるように私は懇願するが、バレッド様は私の言葉を聞き入れることは無かった。
そして、遂に私はある決意をすることになる。
それはバレッド様との決別。
バレッド様は私を蔑むような視線を向けてくるの。
「そうですか、分かりましたよ。バレッド様はもう私を必要としていないということなんですね。
バレッド様の事は大好きです。だけど、それ以上に嫌いになったあなたなんて、いっそ、死んでしまえばいい!」
「あ、あ、あ」
私の声が洞窟内で反響して木霊のように響いて行きました。
そうしてバレッド様はその場で崩れ落ちるかのように倒れたのです。
どうなったのか分からないけれど私も体力が尽きかけて意識を失ってしまいました。
そうして目が覚めると私の周りには水の壁ができているじゃないの。
どういうことかしら。
バレッド様の姿は見当たらなくて、もしかして、ここは深海とか!?
一体私はどこにいるのかしら!
「ふあっ」
突然の出来事で私は変な声を上げてしまいました。
なんでかというと私の中に突然何かが入り込んできたので驚いたんです。
でも、不思議と痛みはないんです。
寧ろ心地よく感じるくらい。
これが所謂、大人の階段上っちゃう的な展開なんでしょうか!?
私もとうとう大人の仲間入りをしてしちゃうんでしょうか!
と、思っていると私の中から何かが飛び出してきて外へと出ることが出来て、
その姿を見るとそこにはバレッド様が!
一体何が起こっているのでしょうか!
私は海の底にある洞窟にいるはずだけど、まさかの水中戦!?
「まさかお前が私の邪魔をしてくるとは予想外だったな。
俺の計画は全て台無しだ! でも安心して頂戴! 貴方のことを愛してるの!
俺の愛する姫君。私の寵愛を受けてくれるよね!? そうでなければ殺す!
俺の許可なしに生きようなんて考えないことね! 分かった?」
バレッド様は興奮しているのかいつもとは違う喋り方になっていた。
これはちょっと怖いかも。
そんなこと言われたって私が貴方の言うことを聞くと思う?
つい口から情けない声が漏れ出す。
私はバレッド様の顔を見た途端恐怖感を覚えて背筋がゾクリとする。
でも、それと同時に心の中では彼を受け止めたいという思いもあるから複雑な感情になっている。
そしてバレッド様は私に近付いてきて顔を近づけてきたと思ったら私に頬ずりをし始めた。
その仕草が可愛くて許してしまう。
「全く、マリアベルは相変わらず俺のことを虜にしてくれるぜ、本当に罪深き奴だよ。
だが、そんなところも含めて好きだし可愛いし 最高の女だと俺は思うんだ、そうだろう?」
そう問いかけてきたバレッド様を私は抱きしめたいと思いつつ首を縦に振ると
彼はとても嬉しそうな表情を浮かべていました。
こうしてバレッド様は私を後ろ手に縛り上げたのです。
「これで良くなったな。さてこれから何しようかな、
そういえばまだ朝食を食べていなかったから今すぐ食べないとな」
と、言いながら彼は私を椅子の上に乗せた後に食事を摂るために一度何処かに消えました。
そうしている間に私は必死に逃げ出そうとしていたのですが、
案の定縄で縛られてますから逃げることができません。
それでもどうにかできないだろうかと考え、
「バレッド様ーっ!」
大声で叫び助けを求めようとしましたが無駄でした。
それどころか戻ってきたバレッド様は私に向かってこう言ってくるのです。
「やれっ、あいつを捕えて私の部屋に連れて来いっ!」
彼の部下は命令に従う為に私に襲って来て抵抗するものの男の力でねじ伏せられてしまいました。
そして私はバレッド様のお屋敷へと連れて行かれてしまう事になったのです。
でも、そこでバレッド様の新たな一面を知ることになるのです。
私はベッドに放られる形で仰向けに倒れるのです。
するとバレッド様は私の唇を奪い始めて来ました。
「マリアベル、今日からは俺だけの可愛い愛玩具人形になるんだ。そうだろう?」
私の乳房を服越しに強く握った彼はそう告げてきた。
この人の行動はとても恐ろしいものだと私は感じ取った。
同時に私はバレッド様に逆らえないことも。
逆らうつもりなど毛頭ないの。
むしろこの人が望むなら私の全てを差し出しても良いと思っている。
だけど私の考えている事とは別で私の体だけは正直みたいだ。
下半身が湿っていくのを感じる。
それをバレッド様は見逃さない。
私を抱き抱えた彼はそのままベッドの上で覆い被さるように体を重ねると私を逃さないように
両手を抑え込んだ上で接吻を何度も繰り返して来た。
そうされ続けた私は次第に頭がぼんやりしていき、やがてバレッド様の事しか考えられなくなってしまう。
そう、私を堕とすのは容易い事なんだとバレッド様はそう思っていたに違いない。
実際、バレッド様の思い通りになってしまっている私は彼が与えてくる快楽をただ受け入れるだけ。
バレッド様は私に愛情表現をする時、必ず私の名前を呼んできたりする。
それがまた良いんですよね、こういう時はちゃんと呼んでくるんだから。
まあ、そういうギャップ萌えもありですよね。
だけど、バレッド様は少し困っていた。
私に対する不満が爆発したんでしょうね。
何故ならば最近、バレッド様は忙しく、なかなか相手してくれなかったから、欲求不満に陥っていた。
バレッド様が帰って来たとしても夜遅く、朝は早いと中々私との時間を作ってくれないの。
そういうこともあってか私は一人で悶々とするしかない状態に陥ってしまった。
だけど、そのストレスも限界に達しようとしている。
私は耐えられなくなったの。
私を放っておくバレッド様が悪いんだわ、
「バレッド様、お願いです。相手をしてくださいまし」
と訴えかけるように私は懇願するが、バレッド様は私の言葉を聞き入れることは無かった。
そして、遂に私はある決意をすることになる。
それはバレッド様との決別。
バレッド様は私を蔑むような視線を向けてくるの。
「そうですか、分かりましたよ。バレッド様はもう私を必要としていないということなんですね。
バレッド様の事は大好きです。だけど、それ以上に嫌いになったあなたなんて、いっそ、死んでしまえばいい!」
「あ、あ、あ」
私の声が洞窟内で反響して木霊のように響いて行きました。
そうしてバレッド様はその場で崩れ落ちるかのように倒れたのです。
どうなったのか分からないけれど私も体力が尽きかけて意識を失ってしまいました。
そうして目が覚めると私の周りには水の壁ができているじゃないの。
どういうことかしら。
バレッド様の姿は見当たらなくて、もしかして、ここは深海とか!?
一体私はどこにいるのかしら!
「ふあっ」
突然の出来事で私は変な声を上げてしまいました。
なんでかというと私の中に突然何かが入り込んできたので驚いたんです。
でも、不思議と痛みはないんです。
寧ろ心地よく感じるくらい。
これが所謂、大人の階段上っちゃう的な展開なんでしょうか!?
私もとうとう大人の仲間入りをしてしちゃうんでしょうか!
と、思っていると私の中から何かが飛び出してきて外へと出ることが出来て、
その姿を見るとそこにはバレッド様が!
一体何が起こっているのでしょうか!
私は海の底にある洞窟にいるはずだけど、まさかの水中戦!?
「まさかお前が私の邪魔をしてくるとは予想外だったな。
俺の計画は全て台無しだ! でも安心して頂戴! 貴方のことを愛してるの!
俺の愛する姫君。私の寵愛を受けてくれるよね!? そうでなければ殺す!
俺の許可なしに生きようなんて考えないことね! 分かった?」
バレッド様は興奮しているのかいつもとは違う喋り方になっていた。
これはちょっと怖いかも。
そんなこと言われたって私が貴方の言うことを聞くと思う?
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