悪役令嬢は隣国へ嫁ぐようですよ!?~私は旦那様に愛されてそして生まれるRhapsody~

一ノ瀬 彩音

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「私ね?  マリアベルちゃんと友達になりたいなあって思っているんだよ!」
と満面の笑みを浮かべながら馴れなれしく話しかけてくるのは
この国の第二王女ことミディア=オルコットさん、通称、ミディアと呼ばれる女性と出くわしていた。
バレッド様の元妻として有名な彼女でしたが、まさか私と友人関係を築きたいと申されていたことを
すっかりと忘れていたということもあって戸惑いながらも了承しましたわよ。
彼女の狙いは分かり切っていますからそれも含めて承知の上ですし断る理由はありませんからね!
それと彼女がこちら側に付いてくれるとなれば、
「ではよろしくお願いしますわね。私としても彼女とは仲良くしていきたいと考えておりましたので」
「うん。私はね?  こう見えても人脈は広く持っているんだ。
だからこそ私はあなたを利用してやるつもりで声を掛けさせて貰ったわけだよ」
私を利用したいと仰っていたけれど私も彼女を利用させていただく立場でもあるので
お互いに利益はあるので協力は惜しまない。
それから私は彼女と話し合い、どのようにして利用するのかを考えた。
そう、これは彼女に仕組まれていることでもあり、既に彼女は何かを画策していたことをこの時の私は知りません。
そうですね、
「私にはバレッド様という愛しい御方が居られますのに他所の男性の誘いなど受けられるはずがございませんわ」
と私を利用しようとする行為に対してはっきりと答えた上で。
そしてその言葉を発した直後にバレッド様の元へと駆け出し私は彼と共に一夜を過ごすことになりました。
次の日には私に近づいてくる人は減り、逆に遠ざかる者は増えました。
それからバレッド様と愛を交わし続けていく内に妊娠していることに気づき、
彼と喜びを共にすることとなった。
「バレッド様~どうしてココが大きくなっているのかなぁ~?」
「んっ、そりゃあお前、こんな可愛いメイド姿を見せつけられて大きくならないほうがどうかしているだろ、
ほーれよし、良い子だ。こそばゆいぞ」
ベッドに横たわり、彼のモノに手を伸ばして奉仕していた時、
急に大きなったソレのせいで喉奥を突き上げられた挙句、
苦しさのあまり涙目になってしまい、彼に謝られたので許した。
だけど私としてはお仕置をしたかったので少しだけ不満がある、というのは嘘です。
実際は大好きな人に喜んで貰えただけで幸せな気持ちになってしまうの。
「ねえバレッド様、私から一つ聞きたいことがあるの」
「俺で答えられる内容であれば答えるが、何だ?」
バレッド様が入浴している間、私は暇を持て余してしまうためいつもの癖で屋敷の外へと散歩に出かけた。
すると私を見かけるなり一人の兵士が私のもとにやってくると用件を聞いて
来たので私が外に出る度に必ず顔を出してくれるの。
最初は嫌味な人だと思ったものの今は彼のおかげで毎日退屈しない日々を過ごしているわ。
「バレッド様の昔の話を聞きたくなってね。ちょっと気になって仕方がないのよ」
「それは構いませんが、俺なんかの話のどこが面白いのかさっぱりわかりませんな。
俺は昔も今も特に変わらない人間だし変わったといえばあの女と結婚したくらいですかね。
それでその話を詳しく聞かせてほしいと、そういう事で間違いないんですね。
ああ~でもアレだ。あいつとの出会いはあまり話したくないんですよ」
「あら酷いですわ旦那様は。私にそんな事を言われてしまったのでショックを受けたせいでしょうか。
心做しか元気がなくなった気がするので責任をとって欲しいものですが、
旦那様は私以外の異性を愛するようになってしまいました」
私以外に大事な相手ができたようでとても悲しい思いを致しておりましたの。
でも私にはまだ、バレッド様がいました。
旦那様の傍で支えようと決心したのはその時から。
そうそう、私を苛め抜いた人達にどうやって報復しようかと考えていたのですが、
私を娶ろうなどと馬鹿げた考えを抱いた輩がおりましたの。
しかも二人同時に、という訳ではなく片方だけが私を狙っているとかいう状況に
陥っておりましたのでもう面倒だと判断し、まとめて潰して差し上げようと考え、
旦那様との夜の時間を犠牲にしながらも準備を行いました。
そしていよいよ実行へと移すことに。
私が襲われたという情報がバレッド様に伝わると彼は激怒されたらしく、
実行犯はその場で処分されて私が攫われた場所へと駆けつけた。
そして犯人達の目的を聞くとさらに怒りが増していったようだ。
私をさらおうとした首謀者はバレッド様の幼馴染で、私との仲を引き裂き、
自分のものにしようとしたのだという。
バレッド様の怒りに触れた男は殺され、残りの一人も後日に殺されたらしいが
どうでも良かったので興味は無かったわね。
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