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不幸の訪れ 5章
12話 気苦労
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「大丈夫?!」
飛び出した。
すると、
「痛っ!」
ぶつかった。
雅人だ。
「うわっ!大丈夫か?」
「なんとか…って強盗は?」
「あぁ…マル、じゃなくて、強盗は…逃げられた」
「えぇっ!雅人よりも強いのっ!」
「で…父さんは?」
正直言って、雅人よりも父さんのほうが心配だった。
「えっと…父さんは見つかっちゃヤバイしって屋敷の人たち連れて騎士団の方に…」
「良かった…ヒール効いたんだ…」
「うん。あっという間に治ってたから大丈夫だったと思う」
ふぅ…一つの気苦労はなくなった。
…明日はマルクを問い詰めるか。
「じゃあ、もう帰るから、父さんにはうまく言っといて!」
「分かった!」
「また明日、学園終わったら来る!」
「オッケー!」
いうと同時に、学園の寮へと向かった。
また景色が揺らぐ。
「ウォッ!イキナリか!」
リューがいた。
「なんでリューが?」
「いやいや、お前が急に行っちゃったから差支えが困ると思って…まだ先生には言ってないし…」
リューの割には気が利く。
「そうか。で、ジルと話があるからもう行っていいぞ」
「えぇ?酷くないか?俺の扱い…」
あーだこーだ言いながらも素直に出ていってくれた。
「何かあった…のか?」
う〜ん…話そうか話さまいか…。
まあ、最低限は言うか。
「家が強盗に襲われた」
「えぇ!だ、大丈夫だったのか?」
「まあ…父さんが腕取れたけど…」
「旦那様の腕がっ!!!」
「治したから大丈夫だって」
「そう…か…」
ジルは言い出したらうるさいからな…
「それで、何が盗まれたんだ?」
「あ!忘れてたな」
本格的に忘れていた。
「…。まあ、明日は始業式だけだから、別に行っていいと思うけど…」
ジルなりに心配してるらしい。
というか、めちゃくちゃ心配している。
「いや、明日放課後に行くでいいよ」
「私も連れて行ってくれ…よな?」
「…まあ、いいよ」
それで、ふと兄の存在を思い出す。
「そうだ!兄ちゃんにも言っといてくれよな!」
「!…分かった」
ジルも忘れてたみたいだ。
「じゃあもう寝るか!」
「え?湯浴みは…」
「もう門限過ぎてるだろ?」
「!そうだった…」
強盗が入ったというのが衝撃的すぎたのか、ジルは頭がうまく動いていないようだった。
「じゃあおやすみ!」
外着のまま布団へ行こうとすると、
「せめて着替えてくれ!」
流石にバレてしまった。
…明日は、取り敢えずマルクだ。
____________________________________________________________________________________________________
最後までお読みいただきありがとうございます。
短くてすみません!
やっと期末が終わったかと思えば、次は風邪にかかりまして…
まあ、頑張ります!
前回同様、誤字•脱字などがあれば、感想を通じてお知らせください。
これからもよろしくお願いします。
飛び出した。
すると、
「痛っ!」
ぶつかった。
雅人だ。
「うわっ!大丈夫か?」
「なんとか…って強盗は?」
「あぁ…マル、じゃなくて、強盗は…逃げられた」
「えぇっ!雅人よりも強いのっ!」
「で…父さんは?」
正直言って、雅人よりも父さんのほうが心配だった。
「えっと…父さんは見つかっちゃヤバイしって屋敷の人たち連れて騎士団の方に…」
「良かった…ヒール効いたんだ…」
「うん。あっという間に治ってたから大丈夫だったと思う」
ふぅ…一つの気苦労はなくなった。
…明日はマルクを問い詰めるか。
「じゃあ、もう帰るから、父さんにはうまく言っといて!」
「分かった!」
「また明日、学園終わったら来る!」
「オッケー!」
いうと同時に、学園の寮へと向かった。
また景色が揺らぐ。
「ウォッ!イキナリか!」
リューがいた。
「なんでリューが?」
「いやいや、お前が急に行っちゃったから差支えが困ると思って…まだ先生には言ってないし…」
リューの割には気が利く。
「そうか。で、ジルと話があるからもう行っていいぞ」
「えぇ?酷くないか?俺の扱い…」
あーだこーだ言いながらも素直に出ていってくれた。
「何かあった…のか?」
う〜ん…話そうか話さまいか…。
まあ、最低限は言うか。
「家が強盗に襲われた」
「えぇ!だ、大丈夫だったのか?」
「まあ…父さんが腕取れたけど…」
「旦那様の腕がっ!!!」
「治したから大丈夫だって」
「そう…か…」
ジルは言い出したらうるさいからな…
「それで、何が盗まれたんだ?」
「あ!忘れてたな」
本格的に忘れていた。
「…。まあ、明日は始業式だけだから、別に行っていいと思うけど…」
ジルなりに心配してるらしい。
というか、めちゃくちゃ心配している。
「いや、明日放課後に行くでいいよ」
「私も連れて行ってくれ…よな?」
「…まあ、いいよ」
それで、ふと兄の存在を思い出す。
「そうだ!兄ちゃんにも言っといてくれよな!」
「!…分かった」
ジルも忘れてたみたいだ。
「じゃあもう寝るか!」
「え?湯浴みは…」
「もう門限過ぎてるだろ?」
「!そうだった…」
強盗が入ったというのが衝撃的すぎたのか、ジルは頭がうまく動いていないようだった。
「じゃあおやすみ!」
外着のまま布団へ行こうとすると、
「せめて着替えてくれ!」
流石にバレてしまった。
…明日は、取り敢えずマルクだ。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
短くてすみません!
やっと期末が終わったかと思えば、次は風邪にかかりまして…
まあ、頑張ります!
前回同様、誤字•脱字などがあれば、感想を通じてお知らせください。
これからもよろしくお願いします。
応援ありがとうございます!
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