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不幸の訪れ 5章
11話 強盗!!その正体は!
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ご、強盗?
「今!お父さんの部屋にみんな閉じ込められてて…」
う~ん…
一つ助言。
「雅人、お前日本語ばかりだと怪しまれるぞ?」
「は!そうだった!」
「それに、前に渡した奴。せっかく作ったんだから使えよな~」
「なるほど!」
ホントに頭回らないな…
まあ、それが雅人なんだけど…
「で、話って?」
落ち着いたらしく、こちらの言葉で話しかけてきた。
「ああ、げろ甘スイ~ツが当たっちゃってさ…。お前甘い物好きだろ?」
「おお~!甘いのは大歓迎!で、どうやってくれるの?」
「魔石魔石~!」
「そうか!じゃあ早めにな!」
「おう!」
そう言って、
「すぐ行くからな」
「うん」
日本語での最後の会話。
「ふうぅ。どうするかね~」
「お~い!ハルク~?食べちゃうぞ~!」
あっ!あいつに伝言頼めばいいじゃん?
俺って天才~~
リューの近くまで行き、
「ごめんごめん…ちょっと家が強盗に占拠されたみたいだからちょっと行ってくるわ」
「おー行ってら!……っては?」
「先生に説明よろしく!」
チャピッとてへぺろしながら、先にお菓子を転送させて、家の父さんの部屋の窓の外?っていうか庭辺りをイメージし、瞬間移動した。
「え!ちょっと、宿題は?」
「んなもん誰が手伝うか!」
そう言い残して…
距離が離れていようがお手の物。
景色がゆがんだかと思うと、一瞬でついた。
さてさて~っとこんなことをする奴は?
窓から部屋の中を見る。
「うわっ!本当に送られてきた~!」
雅人の無邪気な声がする。
あいつは…ちょっと気を緩ませ過ぎたか?
で、肝心の犯人は…?
「マ…」
言葉を失う。
だって、夏休みの間。
ずっと一緒にダンジョン攻略をしてきた仲間。
「マルク?」
どうして?
そこまで来て、やっと異常さに気が付いた。
父さんまでやられてるってことは、マルクは父さんよりも強いんだ。
それは、相当の強さだった。
そして、信じがたい…騎士団で広まっているといったバケモノの噂。
ちょうど、マルクがここら辺へ来た辺りから。
じゃあ…マルクが…その…バケ…モノ?
そこまで思考がたどり着いた。
その時…
『うわああぁぁぁ!』
へ?
もう一度窓を見ると…
今まで縛られていたはずの、父さんの腕が…
引きちぎられていた。
急いで雅人に魔石で問う。
「雅人!どうなっている!」
「颯!お父さんが起きてて、あいつが気、緩んでると思ったらしくて、突進してって、それで…」
「くそ!」
俺は、助けるために窓を突き破って中へと侵入した。
『バリバリ!』
「な!」
マルクが驚いてる隙に、
『ヒール』
回復魔法を使う。
ただし、威力は魔力を大量に使って最大!
続いて!
『瞬間移動』
器用に縄以外を使用人と母さん、父さん、雅人を外へと瞬間移動させた。
「お前、いつの間に…」
「なんで?マルクがこんなことを…」
「誰が教えるか!」
その声は、マルクのものであってマルクではなかった。
「俺が普通にマルクに見えるならすごいな…」
「は?だったらお前はマルクじゃないのかよ!」
「当たり前だろ?あんな臆病者と一緒にするな」
そう言って、マルク?分かりにくいから、マルクモドキは、腰につけていた、毒のポーションであろうポーションを投げつけた。
まあ、こんなものは簡単に避けられるが、前の戦いで知った、俺の耐性とやらを試してみたく、わざとかかった。
前も毒は効かなかったしな。
大丈夫だろうと、
すると、全然効果がなかった。
「ふっ!きかな…」
お決まりともいえるようなセリフを言おうとした瞬間!
『ボフッ!』
煙幕を投げてきやがった。
「ったく!どこの忍者だよっ!」
捕まえるため、走っていくと、
もう、誰もいなかった。
「くそが!」
俺としたことが…
マルクモドキなんかに…
それに、本当にあいつは誰なんだ?
マルクではなさそうだった。
「そうだ!父さん達!」
すっかり忘れていた。
そして、勢い良く外へ飛び出した。
_____________________________________________
最後までお読みいただきありがとうございます。
前回同様、誤字・脱字などがあれば感想を通じてお知らせください
これからもよろしくお願いします。
「今!お父さんの部屋にみんな閉じ込められてて…」
う~ん…
一つ助言。
「雅人、お前日本語ばかりだと怪しまれるぞ?」
「は!そうだった!」
「それに、前に渡した奴。せっかく作ったんだから使えよな~」
「なるほど!」
ホントに頭回らないな…
まあ、それが雅人なんだけど…
「で、話って?」
落ち着いたらしく、こちらの言葉で話しかけてきた。
「ああ、げろ甘スイ~ツが当たっちゃってさ…。お前甘い物好きだろ?」
「おお~!甘いのは大歓迎!で、どうやってくれるの?」
「魔石魔石~!」
「そうか!じゃあ早めにな!」
「おう!」
そう言って、
「すぐ行くからな」
「うん」
日本語での最後の会話。
「ふうぅ。どうするかね~」
「お~い!ハルク~?食べちゃうぞ~!」
あっ!あいつに伝言頼めばいいじゃん?
俺って天才~~
リューの近くまで行き、
「ごめんごめん…ちょっと家が強盗に占拠されたみたいだからちょっと行ってくるわ」
「おー行ってら!……っては?」
「先生に説明よろしく!」
チャピッとてへぺろしながら、先にお菓子を転送させて、家の父さんの部屋の窓の外?っていうか庭辺りをイメージし、瞬間移動した。
「え!ちょっと、宿題は?」
「んなもん誰が手伝うか!」
そう言い残して…
距離が離れていようがお手の物。
景色がゆがんだかと思うと、一瞬でついた。
さてさて~っとこんなことをする奴は?
窓から部屋の中を見る。
「うわっ!本当に送られてきた~!」
雅人の無邪気な声がする。
あいつは…ちょっと気を緩ませ過ぎたか?
で、肝心の犯人は…?
「マ…」
言葉を失う。
だって、夏休みの間。
ずっと一緒にダンジョン攻略をしてきた仲間。
「マルク?」
どうして?
そこまで来て、やっと異常さに気が付いた。
父さんまでやられてるってことは、マルクは父さんよりも強いんだ。
それは、相当の強さだった。
そして、信じがたい…騎士団で広まっているといったバケモノの噂。
ちょうど、マルクがここら辺へ来た辺りから。
じゃあ…マルクが…その…バケ…モノ?
そこまで思考がたどり着いた。
その時…
『うわああぁぁぁ!』
へ?
もう一度窓を見ると…
今まで縛られていたはずの、父さんの腕が…
引きちぎられていた。
急いで雅人に魔石で問う。
「雅人!どうなっている!」
「颯!お父さんが起きてて、あいつが気、緩んでると思ったらしくて、突進してって、それで…」
「くそ!」
俺は、助けるために窓を突き破って中へと侵入した。
『バリバリ!』
「な!」
マルクが驚いてる隙に、
『ヒール』
回復魔法を使う。
ただし、威力は魔力を大量に使って最大!
続いて!
『瞬間移動』
器用に縄以外を使用人と母さん、父さん、雅人を外へと瞬間移動させた。
「お前、いつの間に…」
「なんで?マルクがこんなことを…」
「誰が教えるか!」
その声は、マルクのものであってマルクではなかった。
「俺が普通にマルクに見えるならすごいな…」
「は?だったらお前はマルクじゃないのかよ!」
「当たり前だろ?あんな臆病者と一緒にするな」
そう言って、マルク?分かりにくいから、マルクモドキは、腰につけていた、毒のポーションであろうポーションを投げつけた。
まあ、こんなものは簡単に避けられるが、前の戦いで知った、俺の耐性とやらを試してみたく、わざとかかった。
前も毒は効かなかったしな。
大丈夫だろうと、
すると、全然効果がなかった。
「ふっ!きかな…」
お決まりともいえるようなセリフを言おうとした瞬間!
『ボフッ!』
煙幕を投げてきやがった。
「ったく!どこの忍者だよっ!」
捕まえるため、走っていくと、
もう、誰もいなかった。
「くそが!」
俺としたことが…
マルクモドキなんかに…
それに、本当にあいつは誰なんだ?
マルクではなさそうだった。
「そうだ!父さん達!」
すっかり忘れていた。
そして、勢い良く外へ飛び出した。
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前回同様、誤字・脱字などがあれば感想を通じてお知らせください
これからもよろしくお願いします。
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