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第3章
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零士のマンションのドアが閉まると、柚子を抱きしめる零士。ぎゅっと力強く、そして優しく。
柚子はそのぬくもりに安心していた。
「本当に大丈夫なのか」
頭の上からそう言葉が降ってくる。
「ん」
「学校で顔合わせるだろ」
「多分、お兄ちゃんに殴られたから何もしてこないと思う」
それまでも柚子に対して何かしてきた男はみんな、湊に殴られてる。
唯一殴られてないのは煌太だけだ。ま、煌太は何かしてはいないけど。
「この前は本当にごめんな」
ソファーに座り柚子の肩を抱いている零士は、またそう謝ってきた。ずっと零士の中で抱え込んでいたことだったらしい。
「また謝ってる……」
「だってさー……」
「零士さん」
零士の顔を見ると子猫のようだった。そんな零士に抱きつく。
「大好き」
自然と口から出た言葉に柚子自身が驚く。そしてその言葉を言われた零士も驚いてぎゅっと抱きしめた。
「女の子はさ、男より傷付きやすいんだよ。男が守っていかなきゃいけないんだよ」
抱きしめながら言う零士は柚子を大切に思ってるのが分かる。柚子にもそれが分かってるのか、零士の背中に回した手に力が入る。
「そう思って生きてきたんだ。なのに柚子を……。大切な柚子を傷付けたことは消えない」
零士は話を続ける。
「大丈夫……。私は大丈夫」
顔を上げて零士を見る。
「ほんとに?」
不安げな零士をもう一度ぎゅっと抱きしめた。
◇◇◇◇◇
「……ちゅっ。ちゅ……っ」
話をしていたふたりだが、いつの間にか唇を合わせていた。
「柚子……」
おでこをくっつけ、柚子の頬に触れる。髪をかき上げ、頬にキスをする。何度も何度もキスを交わす。
「……柚子。ベッド行こうか」
囁く言葉に顔を真っ赤にして頷く。
お姫様抱っこをしてベッドに移動する零士の心の中は、心臓が爆発してしまうくらいだった。
柚子に嫌われたらどうしようかと思うくらいだった。一週間前のことがあるからひとつひとつの行動、言動に気を使ってるつもりだ。
それに柚子も気付いてる。
そっとベッドに柚子を下ろした零士は、自分の着ていた服を脱ぎ始めた。
柚子はどこに目線をやったらいいのか分からず、キョロキョロしていた。
「どうしたの」
そんな柚子に言ってベッドに腰かける。右手が柚子の頬に触れ、左側は背中の方へ置く。そのままキスを交わし、ゆっくりとベッドに沈んだ。
唇は首筋へといき、右手は柚子のブラウスのボタンへといく。ゆっくりゆっくりとボタンを外していく。
ブラウスが脱がされ、胸元が露になる。
「跡……。消えちゃったね」
と、酔っている時につけたキスマークが消えてるのを確認した。
そして胸元に吸い付く。
「……れ、零士さん……っ」
軽く痛みを伴ったその行為によって、胸元に跡がつく。
「本当は首筋につけて俺のだって証明したいんだけどなぁ」
「零士さん……」
柚子はどんな顔をしたらいいのか分からなかった。
「柚子。俺にもつけてくれる?」
「え」
「ここ。つけて」
そう言われたが、どうしたらいいか分からない。
零士が柚子をしっかり抱き、そのままくるんと一回転した。柚子が上に乗ってる状態になり、柚子の頭を自分の首元へと押しやった。
「吸って」
言われるがままに首元に吸い付いてみた柚子。
「もっと強く」
零士が言うように強く吸う。
唇を離すとそこに跡が残った。
「柚子」
零士を見下ろすと堪らなく愛しさが募る。
(零士さんに触れたい……。もっと……零士さんを……)
思いをぶつけることは出来なく、ただ見下ろす柚子に気付いたのか、零士は柚子の髪に触れながら言う。
「お前の好きにしていい」
「え」
「俺はお前の男だ。お前の好きにしろ」
ますます顔を真っ赤にする柚子の手を握り、自分の頬へと持ってくる。
「キスをしたいならしてこい。俺が欲しいならちゃんと欲しがれ」
更に真っ赤にした柚子が可愛い。反応がとても可愛い。
また零士は柚子をしっかり抱いてくるんと一回転した。今度は零士が上になった。
「可愛い」
零士の唇が身体中をキスする。その間にも柚子の洋服が全て脱がされていた。
「……は、恥ずかしい」
「何度目だよ、ヤるの」
「それでも……、恥ずかしい」
顔を背ける柚子が可愛くて仕方ない。
ふっと笑みを浮かべてキスをして、柔らかい胸に触れる。その真ん中の突起を摘まむとピクンと身体を震わせた。
「柚子のここ好きだよ」
耳元で囁く。
その言葉ひとつが恥ずかしくてどう反応していいのか分からない。
しばらく胸を触り、突起を摘まみ柚子の反応を見ていた。
「んっ、……んっ!」
声が漏れる。必死でその声を抑えようとしている柚子が可愛くて可愛くて仕方ない。
柚子の口に自分の指を入れ、抑えようとしていた声を出させる。
「あ……っ、あぁ……んっ!」
柚子の口から出たその声に気持ちが昂る。
「もっと……、その声聞かせて」
耳元で囁く言葉に柚子は恥ずかしくなる。
「お前のその声が……、感じてる声が聞きたい」
優しく優しく身体中に触れる零士。手が移動する度にピクンと反応する柚子は、自分が自分じゃないような感覚に陥っていた。
手が太腿に触れた時に柚子は「あっ」と零士を見る。
「待って……っ、零士さん」
「ん?」
動きを止められた零士は柚子の顔を覗き込む。
「あ……あの、私、まだ……」
言葉が続かない。でも零士はそれをちゃんと聞いてる。柚子が話し終わるまでちゃんと待っていた。
「……まだ、痛いの」
小声でそう訴える柚子にちゅっとキスをした。
「優しくするから……」
秘部に指が入る。柚子が自分でも分かるくらいにそこは湿っていた。
「……んっ、……あぁ……っ」
指が出たり入ったりする度に身体が反応し、声が出てしまう。そのことが恥ずかしい。でも声を抑えることが出来ない。
「あっ、……あ……んっ!」
指が一本、また一本と増えていく。ぐちゅぐちゅっと卑猥な音が響く。
(恥ずかしい……)
でもやめないで欲しいと、零士の背中に手を回す。
「ちょっと、待ってな」
零士は一旦、柚子から離れ、箱を手にした。
柚子は息を整えるように深呼吸する。
そしてもう一度柚子の中に指先を入れて反応を見てた零士はふっと笑った後、中に入ってきた。ゆっくり、ゆっくりと。
「んっ!」
身体中に電流が流れたような感覚。まだ零士が入ってくると痛みが伴う。
零士を受け入れたいのに、拒否してるような感じで申し訳なく思ってしまう。
「れ……いじ……さっ……!」
しがみつきその痛みを耐えていた。
「柚子……」
深いキスをする。ちゅっちゅっ……と、深い深いキスを落とす。
「あぁ……っ!」
「……入ったよ」
唇を離した零士は柚子の頭を撫でる。
ただ入ってきただけなのに、それだけで柚子の腰がピクンと反応していた。
「動いて欲しい?」
意地悪な言い方をする零士に目で訴える。でも零士はそれに気付かないふりをしていた。
「言って。どうして欲しい?」
「……れ、零士……さん……っ。お願い……」
そこまで言って何も言えなくなる柚子にキスをして、ぐっと左足を持ち上げる。
「……少し、耐えろよ」
そう言ったのと同時に零士は動き出す。優しく優しく。
動く度に走る痛みはまだあったが、それよりも優しさが嬉しかった。
「あっ、あぁ……っ、あん……!」
「はぁ……あっ……、はっ……あぁっ!」
部屋の中はふたりの声で充満していく──……。
柚子はそのぬくもりに安心していた。
「本当に大丈夫なのか」
頭の上からそう言葉が降ってくる。
「ん」
「学校で顔合わせるだろ」
「多分、お兄ちゃんに殴られたから何もしてこないと思う」
それまでも柚子に対して何かしてきた男はみんな、湊に殴られてる。
唯一殴られてないのは煌太だけだ。ま、煌太は何かしてはいないけど。
「この前は本当にごめんな」
ソファーに座り柚子の肩を抱いている零士は、またそう謝ってきた。ずっと零士の中で抱え込んでいたことだったらしい。
「また謝ってる……」
「だってさー……」
「零士さん」
零士の顔を見ると子猫のようだった。そんな零士に抱きつく。
「大好き」
自然と口から出た言葉に柚子自身が驚く。そしてその言葉を言われた零士も驚いてぎゅっと抱きしめた。
「女の子はさ、男より傷付きやすいんだよ。男が守っていかなきゃいけないんだよ」
抱きしめながら言う零士は柚子を大切に思ってるのが分かる。柚子にもそれが分かってるのか、零士の背中に回した手に力が入る。
「そう思って生きてきたんだ。なのに柚子を……。大切な柚子を傷付けたことは消えない」
零士は話を続ける。
「大丈夫……。私は大丈夫」
顔を上げて零士を見る。
「ほんとに?」
不安げな零士をもう一度ぎゅっと抱きしめた。
◇◇◇◇◇
「……ちゅっ。ちゅ……っ」
話をしていたふたりだが、いつの間にか唇を合わせていた。
「柚子……」
おでこをくっつけ、柚子の頬に触れる。髪をかき上げ、頬にキスをする。何度も何度もキスを交わす。
「……柚子。ベッド行こうか」
囁く言葉に顔を真っ赤にして頷く。
お姫様抱っこをしてベッドに移動する零士の心の中は、心臓が爆発してしまうくらいだった。
柚子に嫌われたらどうしようかと思うくらいだった。一週間前のことがあるからひとつひとつの行動、言動に気を使ってるつもりだ。
それに柚子も気付いてる。
そっとベッドに柚子を下ろした零士は、自分の着ていた服を脱ぎ始めた。
柚子はどこに目線をやったらいいのか分からず、キョロキョロしていた。
「どうしたの」
そんな柚子に言ってベッドに腰かける。右手が柚子の頬に触れ、左側は背中の方へ置く。そのままキスを交わし、ゆっくりとベッドに沈んだ。
唇は首筋へといき、右手は柚子のブラウスのボタンへといく。ゆっくりゆっくりとボタンを外していく。
ブラウスが脱がされ、胸元が露になる。
「跡……。消えちゃったね」
と、酔っている時につけたキスマークが消えてるのを確認した。
そして胸元に吸い付く。
「……れ、零士さん……っ」
軽く痛みを伴ったその行為によって、胸元に跡がつく。
「本当は首筋につけて俺のだって証明したいんだけどなぁ」
「零士さん……」
柚子はどんな顔をしたらいいのか分からなかった。
「柚子。俺にもつけてくれる?」
「え」
「ここ。つけて」
そう言われたが、どうしたらいいか分からない。
零士が柚子をしっかり抱き、そのままくるんと一回転した。柚子が上に乗ってる状態になり、柚子の頭を自分の首元へと押しやった。
「吸って」
言われるがままに首元に吸い付いてみた柚子。
「もっと強く」
零士が言うように強く吸う。
唇を離すとそこに跡が残った。
「柚子」
零士を見下ろすと堪らなく愛しさが募る。
(零士さんに触れたい……。もっと……零士さんを……)
思いをぶつけることは出来なく、ただ見下ろす柚子に気付いたのか、零士は柚子の髪に触れながら言う。
「お前の好きにしていい」
「え」
「俺はお前の男だ。お前の好きにしろ」
ますます顔を真っ赤にする柚子の手を握り、自分の頬へと持ってくる。
「キスをしたいならしてこい。俺が欲しいならちゃんと欲しがれ」
更に真っ赤にした柚子が可愛い。反応がとても可愛い。
また零士は柚子をしっかり抱いてくるんと一回転した。今度は零士が上になった。
「可愛い」
零士の唇が身体中をキスする。その間にも柚子の洋服が全て脱がされていた。
「……は、恥ずかしい」
「何度目だよ、ヤるの」
「それでも……、恥ずかしい」
顔を背ける柚子が可愛くて仕方ない。
ふっと笑みを浮かべてキスをして、柔らかい胸に触れる。その真ん中の突起を摘まむとピクンと身体を震わせた。
「柚子のここ好きだよ」
耳元で囁く。
その言葉ひとつが恥ずかしくてどう反応していいのか分からない。
しばらく胸を触り、突起を摘まみ柚子の反応を見ていた。
「んっ、……んっ!」
声が漏れる。必死でその声を抑えようとしている柚子が可愛くて可愛くて仕方ない。
柚子の口に自分の指を入れ、抑えようとしていた声を出させる。
「あ……っ、あぁ……んっ!」
柚子の口から出たその声に気持ちが昂る。
「もっと……、その声聞かせて」
耳元で囁く言葉に柚子は恥ずかしくなる。
「お前のその声が……、感じてる声が聞きたい」
優しく優しく身体中に触れる零士。手が移動する度にピクンと反応する柚子は、自分が自分じゃないような感覚に陥っていた。
手が太腿に触れた時に柚子は「あっ」と零士を見る。
「待って……っ、零士さん」
「ん?」
動きを止められた零士は柚子の顔を覗き込む。
「あ……あの、私、まだ……」
言葉が続かない。でも零士はそれをちゃんと聞いてる。柚子が話し終わるまでちゃんと待っていた。
「……まだ、痛いの」
小声でそう訴える柚子にちゅっとキスをした。
「優しくするから……」
秘部に指が入る。柚子が自分でも分かるくらいにそこは湿っていた。
「……んっ、……あぁ……っ」
指が出たり入ったりする度に身体が反応し、声が出てしまう。そのことが恥ずかしい。でも声を抑えることが出来ない。
「あっ、……あ……んっ!」
指が一本、また一本と増えていく。ぐちゅぐちゅっと卑猥な音が響く。
(恥ずかしい……)
でもやめないで欲しいと、零士の背中に手を回す。
「ちょっと、待ってな」
零士は一旦、柚子から離れ、箱を手にした。
柚子は息を整えるように深呼吸する。
そしてもう一度柚子の中に指先を入れて反応を見てた零士はふっと笑った後、中に入ってきた。ゆっくり、ゆっくりと。
「んっ!」
身体中に電流が流れたような感覚。まだ零士が入ってくると痛みが伴う。
零士を受け入れたいのに、拒否してるような感じで申し訳なく思ってしまう。
「れ……いじ……さっ……!」
しがみつきその痛みを耐えていた。
「柚子……」
深いキスをする。ちゅっちゅっ……と、深い深いキスを落とす。
「あぁ……っ!」
「……入ったよ」
唇を離した零士は柚子の頭を撫でる。
ただ入ってきただけなのに、それだけで柚子の腰がピクンと反応していた。
「動いて欲しい?」
意地悪な言い方をする零士に目で訴える。でも零士はそれに気付かないふりをしていた。
「言って。どうして欲しい?」
「……れ、零士……さん……っ。お願い……」
そこまで言って何も言えなくなる柚子にキスをして、ぐっと左足を持ち上げる。
「……少し、耐えろよ」
そう言ったのと同時に零士は動き出す。優しく優しく。
動く度に走る痛みはまだあったが、それよりも優しさが嬉しかった。
「あっ、あぁ……っ、あん……!」
「はぁ……あっ……、はっ……あぁっ!」
部屋の中はふたりの声で充満していく──……。
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