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第2章 夏
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博くんの家を出て行ってから、彷徨いながら歩いていた。もう辺りは暗くて、田舎なこの町は、とても暗くなっていて……。
それでも黙って歩くしかなかった。
「あれ?」
後ろから声をかけられた。
振り返ると、そこにいたのは小学校の時、私をからかっていた佐藤英二だった。
「お前、どうした?博の家から帰って来たのか?」
そう聞く佐藤に私は何も答えない。
でも気付いたんだと思う。
私が泣いている事に。佐藤は言葉を失っていたから。
「……白井」
そう呼ばれても泣いているだけで、言葉が上手く発する事が出来なかった。
「博と、なんかあったのか?」
「……別れた」
やっとの思いでそれだけ言うと、そのまま歩いて行った。
もうどこに行けばいいのか、分からなかった。どこへ行って、何をすればいいのか。
大好きな人を苦しめた。
大好きな人の手を離した。
それが良かったことなのか、悪かったのか。あんなことをして、あんな顔をさせるつもりなんかなかった。
でもああでもしなきゃ、私は先に進めないのではないかって思った。
だけど。
先に進めるのかも分からなかった。
初めて好きになった人。
初めて付き合った人。
初めてキスをした人。
泣きたくなる程、大好きだった。
☀️ ☀️ ☀️ ☀️ ☀️
気付くと、私は榛南中へ入り込んでいた。榛南中は聖火台がある、珍しい学校。
私たちの20年くらい前の陸上部の先輩が、全国新記録を作ったとかで、記念に建てたものらしい。体育祭には聖火ランナーをして、この聖火台に火をつける。
私はこの聖火台が大好きだった。
聖火台に近寄り、その聖火台の上に座っていた。そこから学校を見て、私は泣いていた。
もう、どうすればいいのか分からない。自分で決めたことなのに、もう分からない。
家に帰る事も出来ない状態の私。どうすればいいのか、分からなくて。何も考えることも出来なくて。
風が夏の香りを運んできていた。
この学校にいた頃、夏になるとみんなソワソワと夏の計画を立てたり、部活で一生懸命になってる子たいたりしていた。
あの頃に戻りたい。
戻りたい……。
ふわふわとした気分だった。
今は誰もいない学校。
もう誰もいない学校。
その学校にひとりでこうしている自分が、不思議だった。
スマホにはたくさんの着信があった。家からもお兄ちゃんからもあった。
愛理も美紀も万理も美奈も。
弘敬もリキも俊夫も。
佐伯先輩も真由美先輩も宮下先輩も。
たくさんの人からの着信が入っていた。でもどれも無視していた。
カバンの中から、ペンケースを取り出していた。私のペンケースにはカッターが入っていた。なんかで必要だったから入れて使っておいて、そのまま入れたままだった。
そのカッターを手にして、このままここで死んでしまったら、どんなに楽だろうと思った。
楽になりたい……。
もう苦しまなくていいように……。
☀️ ☀️ ☀️ ☀️ ☀️
「……いたっ!」
私の耳に聞こえてくる声。
その声を初めとして、たくさんの走ってくる足音と声。
バイクの音。
たくさんの音が聞こえてきた。
でもその音に反応することなく、ただ学校を見上げていた。頭がボーとして何も考えられない。
「瑠璃!」
その声は優しい声だった。
とても優しくてとても暖かい声。
声のした方を振り返る。
目に入ってきたのは、嘗てのクラスメートたち。その中には博くんも混じっていて、こっちに向かって来ていた。そんな博くんを抑えて、こっちに来ようとしたのは宮下先輩。
愛理がまた、宮下先輩に連絡を入れたのかな。
でも。
その宮下先輩に博くんは何かを言った。そして結局来たのは博くんだった。
ゆっくりとこっちに歩いて来るのを、ただじっと見ていた。その姿に目が離せなくて、ただ見ていた。
「瑠璃」
私の目の前に来た博くんは、また困った顔をしていた。
そして私の手を取った。
「お前、何してるんだ……」
右手に持ったカッターを取り上げて、自分のパンツのポケットに入れた。そして私の左手を取り、手首から流れている血を見て申し訳なさそうにした。
ポケットからハンカチを取り出して、手首にきつく巻きつけた。
「瑠璃。ごめん。本当に。でも……、もうお前が泣いても俺は、どうすることも出来ないんだ」
私は声が出なかった。
自分で手首を切ったことにも、気付かなかった。
そのせいで彼を傷つけてしまった。
悲しい目をしている彼を見上げて、「ごめん」と小さく言った。
「お前が謝ることない。俺が軽い気持ちでお前と付き合ったばっかりに、お前を傷つけたんだ」
「……そんなこと……ない……」
「ごめん。でも……お前は幸せ者だよ」
その言葉の意味が分からなかった。
「あんなにも、お前を心配してくれる友達がいるんだ」
博くんが指したのは、クラスメートたち。
「それにお前を心配して、ここまでバイク飛ばしてきた先輩もいる。俺、姉ちゃんに怒鳴られたよ。ハンパなことして傷付けるんじゃないって」
佐伯先輩は、昔から私を助けてくれた先輩。先輩にも心配かけちゃったんだ。
「瑠璃。俺、もう行くよ」
そう言って、博くんは私の前から去って行く。その姿を見ていられなくて、俯いてしまった。
涙が溢れて止まらなかった。
気付くと、私の前には宮下先輩がいた。
「この学校ってスゲーな。聖火台なんてあるんだ」
聖火台に触れて、私の隣に座る。そして私の左手に触れて言う。
「こんなこと、するなよ。誰かを傷つけるだけだ。お前自身もな」
先輩は優しい声でそう言ってくれる。
でも、自分でも分からないの。
なんでこんなことをしたのか、分からないの。
「なぁ」
宮下先輩は私の手を取ったまま言う。
「お前はアイツのどこが好きだったんだ?」
「……どこって」
「なぁ。そんなの、本当の恋じゃねぇよ」
「え」
「そう思えば少しは気が楽にならねーか」
「先輩……」
「ほら。もう涙拭いて。みんな、心配してここまで来てくれたんだ」
心配して集まってくれたみんな。
そのみんなに申し訳なく思う。みんながいる方を見ると、そこにはもう博くんの姿はなかった。
「アイツは、優しすぎたんだよ。でも、その優しさは本当の優しさじゃねー。それが優しさだと思っていたんだよ」
聖火台から降りて、私を抱きかかえる。
子供を抱き上げるみたいに、軽々と持ち上げられた私は、顔を真っ赤にする。
「せ、先輩っ!」
その反応が面白いのか、ケラケラと笑う。その笑顔に安心してしまった私は、何日か振りに笑った。
「やっぱり笑ってる方がいい」
私を下ろした先輩は、私の手を握って、みんなのところへ連れて行ってくれた。そこには私を見つめる、クラスメートたちがいた。
「……瑠璃」
怖々と言った愛理に笑うと、ほっとしたのか私に抱きついて来た。
「心配したよ……っ」
「ごめん。みんな……」
弘敬も私の傍にやって来て、優しく頭を撫でた。
「弘敬」
「お前、人に心配かけるのが趣味かよ」
「何よ、それ」
「もう、絶対死んだと思った……」
その声はとても辛そうだった。
「ごめん」
そう言うと、私はみんなの顔を見る。みんな、私を見て笑った。ここのみんなは私の大切な友達だ。
それでも黙って歩くしかなかった。
「あれ?」
後ろから声をかけられた。
振り返ると、そこにいたのは小学校の時、私をからかっていた佐藤英二だった。
「お前、どうした?博の家から帰って来たのか?」
そう聞く佐藤に私は何も答えない。
でも気付いたんだと思う。
私が泣いている事に。佐藤は言葉を失っていたから。
「……白井」
そう呼ばれても泣いているだけで、言葉が上手く発する事が出来なかった。
「博と、なんかあったのか?」
「……別れた」
やっとの思いでそれだけ言うと、そのまま歩いて行った。
もうどこに行けばいいのか、分からなかった。どこへ行って、何をすればいいのか。
大好きな人を苦しめた。
大好きな人の手を離した。
それが良かったことなのか、悪かったのか。あんなことをして、あんな顔をさせるつもりなんかなかった。
でもああでもしなきゃ、私は先に進めないのではないかって思った。
だけど。
先に進めるのかも分からなかった。
初めて好きになった人。
初めて付き合った人。
初めてキスをした人。
泣きたくなる程、大好きだった。
☀️ ☀️ ☀️ ☀️ ☀️
気付くと、私は榛南中へ入り込んでいた。榛南中は聖火台がある、珍しい学校。
私たちの20年くらい前の陸上部の先輩が、全国新記録を作ったとかで、記念に建てたものらしい。体育祭には聖火ランナーをして、この聖火台に火をつける。
私はこの聖火台が大好きだった。
聖火台に近寄り、その聖火台の上に座っていた。そこから学校を見て、私は泣いていた。
もう、どうすればいいのか分からない。自分で決めたことなのに、もう分からない。
家に帰る事も出来ない状態の私。どうすればいいのか、分からなくて。何も考えることも出来なくて。
風が夏の香りを運んできていた。
この学校にいた頃、夏になるとみんなソワソワと夏の計画を立てたり、部活で一生懸命になってる子たいたりしていた。
あの頃に戻りたい。
戻りたい……。
ふわふわとした気分だった。
今は誰もいない学校。
もう誰もいない学校。
その学校にひとりでこうしている自分が、不思議だった。
スマホにはたくさんの着信があった。家からもお兄ちゃんからもあった。
愛理も美紀も万理も美奈も。
弘敬もリキも俊夫も。
佐伯先輩も真由美先輩も宮下先輩も。
たくさんの人からの着信が入っていた。でもどれも無視していた。
カバンの中から、ペンケースを取り出していた。私のペンケースにはカッターが入っていた。なんかで必要だったから入れて使っておいて、そのまま入れたままだった。
そのカッターを手にして、このままここで死んでしまったら、どんなに楽だろうと思った。
楽になりたい……。
もう苦しまなくていいように……。
☀️ ☀️ ☀️ ☀️ ☀️
「……いたっ!」
私の耳に聞こえてくる声。
その声を初めとして、たくさんの走ってくる足音と声。
バイクの音。
たくさんの音が聞こえてきた。
でもその音に反応することなく、ただ学校を見上げていた。頭がボーとして何も考えられない。
「瑠璃!」
その声は優しい声だった。
とても優しくてとても暖かい声。
声のした方を振り返る。
目に入ってきたのは、嘗てのクラスメートたち。その中には博くんも混じっていて、こっちに向かって来ていた。そんな博くんを抑えて、こっちに来ようとしたのは宮下先輩。
愛理がまた、宮下先輩に連絡を入れたのかな。
でも。
その宮下先輩に博くんは何かを言った。そして結局来たのは博くんだった。
ゆっくりとこっちに歩いて来るのを、ただじっと見ていた。その姿に目が離せなくて、ただ見ていた。
「瑠璃」
私の目の前に来た博くんは、また困った顔をしていた。
そして私の手を取った。
「お前、何してるんだ……」
右手に持ったカッターを取り上げて、自分のパンツのポケットに入れた。そして私の左手を取り、手首から流れている血を見て申し訳なさそうにした。
ポケットからハンカチを取り出して、手首にきつく巻きつけた。
「瑠璃。ごめん。本当に。でも……、もうお前が泣いても俺は、どうすることも出来ないんだ」
私は声が出なかった。
自分で手首を切ったことにも、気付かなかった。
そのせいで彼を傷つけてしまった。
悲しい目をしている彼を見上げて、「ごめん」と小さく言った。
「お前が謝ることない。俺が軽い気持ちでお前と付き合ったばっかりに、お前を傷つけたんだ」
「……そんなこと……ない……」
「ごめん。でも……お前は幸せ者だよ」
その言葉の意味が分からなかった。
「あんなにも、お前を心配してくれる友達がいるんだ」
博くんが指したのは、クラスメートたち。
「それにお前を心配して、ここまでバイク飛ばしてきた先輩もいる。俺、姉ちゃんに怒鳴られたよ。ハンパなことして傷付けるんじゃないって」
佐伯先輩は、昔から私を助けてくれた先輩。先輩にも心配かけちゃったんだ。
「瑠璃。俺、もう行くよ」
そう言って、博くんは私の前から去って行く。その姿を見ていられなくて、俯いてしまった。
涙が溢れて止まらなかった。
気付くと、私の前には宮下先輩がいた。
「この学校ってスゲーな。聖火台なんてあるんだ」
聖火台に触れて、私の隣に座る。そして私の左手に触れて言う。
「こんなこと、するなよ。誰かを傷つけるだけだ。お前自身もな」
先輩は優しい声でそう言ってくれる。
でも、自分でも分からないの。
なんでこんなことをしたのか、分からないの。
「なぁ」
宮下先輩は私の手を取ったまま言う。
「お前はアイツのどこが好きだったんだ?」
「……どこって」
「なぁ。そんなの、本当の恋じゃねぇよ」
「え」
「そう思えば少しは気が楽にならねーか」
「先輩……」
「ほら。もう涙拭いて。みんな、心配してここまで来てくれたんだ」
心配して集まってくれたみんな。
そのみんなに申し訳なく思う。みんながいる方を見ると、そこにはもう博くんの姿はなかった。
「アイツは、優しすぎたんだよ。でも、その優しさは本当の優しさじゃねー。それが優しさだと思っていたんだよ」
聖火台から降りて、私を抱きかかえる。
子供を抱き上げるみたいに、軽々と持ち上げられた私は、顔を真っ赤にする。
「せ、先輩っ!」
その反応が面白いのか、ケラケラと笑う。その笑顔に安心してしまった私は、何日か振りに笑った。
「やっぱり笑ってる方がいい」
私を下ろした先輩は、私の手を握って、みんなのところへ連れて行ってくれた。そこには私を見つめる、クラスメートたちがいた。
「……瑠璃」
怖々と言った愛理に笑うと、ほっとしたのか私に抱きついて来た。
「心配したよ……っ」
「ごめん。みんな……」
弘敬も私の傍にやって来て、優しく頭を撫でた。
「弘敬」
「お前、人に心配かけるのが趣味かよ」
「何よ、それ」
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その声はとても辛そうだった。
「ごめん」
そう言うと、私はみんなの顔を見る。みんな、私を見て笑った。ここのみんなは私の大切な友達だ。
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