あたたかな鳥籠を君に、優しい口づけをあなたに

サイ

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第1章

19.騒動の後に

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 フェルナンドはもう六日、まともに寝ていない。
 収穫祭の一環のジュニアパーティへ行ったのが、六日前だった。

 ヘルマンが妙に焦った様子で休憩室のドアを開けて回るのへ、護衛の騎士二名と顔を見合わせていた。
 四つ目の扉をノックした時。返事がないわけでも、普通に開かれるわけでもなく、僅かに開けられる扉。
 瞬間、ヘルマンの顔色が変わるのがわかった。
「酒を飲んでいるのか」
 ヘルマンがドアの若者に問いかける声が聞こえる。騎士がすぐさま走り寄ってドアを力づくで開ける。
 騎士がドアの若者を拘束する。
 フェルナンドは部屋を見て唖然とした。
 酔っ払い、立つこともままならず机に突っ伏しながら酒瓶を持つ数名。こちらに驚いて逃げようとする数名。
 こいつら、公爵領で。正気じゃないな。
 そして――。
「ユリア!」
 ヘルマンの叫び声で、そちらを見た。
 ヘルマンが一直線にソファへ向かう。
 フェルナンドのところからは良く見えなかったが、赤髪の青年がソファで誰かの上に乗っている。
 まさか。フェルナンドは信じられず一瞬固まった。
 その間にヘルマンはものすごい勢いで青年を掴み起こした。あれは、ベネディクト侯爵家のミヒルだ。
 ミヒルの首筋を持って、ソファから引きはがして投げ飛ばす。
 テーブルの酒瓶も巻き込んで床に放り投げられ、派手な音が室内に響き渡った。
「――なに、しやがる!!」
 ミヒルの叫び声が響いた。目がおかしい。
 これは……。
「リック、誰も逃げないように見張れ」
 騎士の一人に告げる。
 ミヒルが割れた酒瓶を持って血走った眼を向けている。
 まずい。ヘルマンは上着を脱いでユリアにかけていた。
「応援を呼べ!――よせ!」
 騎士に言い置いて駆け寄る。自分などより、もう一人の騎士の方が早く反応しているが――。
 酒瓶を持ちあげて殴り掛かるミヒル。ヘルマンはそれを左手で受ける。酒瓶が更に割れ、破片が飛び散る。次の瞬間には、ヘルマンの足がミヒルの腹を蹴飛ばしていた。大柄な部類の青年なのに、壁の方まで飛んでいく。
 あまりの速さに反応できずにいると、ヘルマンはそのままそばのもう一人の男の頭を掴み、机にたたきつけた。ガシャン、とすごい音がして男が倒れ込む。
「あっ、いった……」
 暴力は苦手だ。直視できずに目をそらしてしまう。その間にヘルマンはもう一人も何かしたようだ。ものすごい音がして、向こうのテーブルに投げ付けている。
「ヘルマン様、血が出てます。手当を」
 収束したと思い声をかけるが、返事はない。酒瓶を受け止めた左手から血が出てシャツににじみ出ていた。反応がなく不思議に思いヘルマンを見て、はたとした。
 恐ろしい形相でミヒルを睨みつけている。目が、完全にどこか行っている。
「ヘルマン、様……」
 ヘルマンは上体を起こしながら悪態をつくミヒルの頭を掴んだ。その顔にこぶしをのめり込ませる。鈍い音がして、歯が、飛んでる。血が飛び散る。それでも止まらず、踏みつぶすように足をおろす。ばき、っと変な音がしている。
「ああ、あー……」
 待って。待って。フェルナンドは情けない声が出た。
 その子侯爵家の子!まずい。
 動揺しすぎて、魚のように口をパクパクさせていた。
 ヘルマンがミヒルの首筋を片手でつかんだ。そのままぐぐぐ、と持ち上げていく。
 え、足が、浮いてる。片手で?人って片手で浮くもの?
 ミヒルの顔色がみるみる、真っ赤に染まっていく。目も充血して真っ赤だ。
 フェルナンドははっと我に返った。
「――って、待って!ヘルマン様、死ぬ、その子、死んじゃう!!――護衛騎士、止めろ」
 騎士は慌ててミヒルに手を伸ばした。違うだろ、どう見てもそうじゃないだろ!みんな動揺していた。
「違う、そっちじゃない、公爵様だ!」
 言われてやっと騎士がヘルマンの手を掴んだ。応援も来て、二人がかりでヘルマンを抑える。
 ヘルマンの額に青筋が浮いている。瞳孔が開いてるんじゃないか。あまりの眼圧に声をかけるのも嫌になる。逃げ出したい。でもフェルナンドは首席補佐官だから。涙をのんで声をかけた。
「ヘルマン様。――ここの子ども達を拘束します。よろしいですか」
 ヘルマンは重く、長い息を吐いた。それで必死で落ち着こうとしているようだった。吐く息も怒りに震えている。
「地下牢につなげ。全員だ」
 ぽたぽたとヘルマンの腕から血が垂れている。
「ヘルマン様、治療を」
「いい。ユリアを連れていく。ここをしめてこい」
 ヘルマンはそういって、上着で包んだユリアを抱えて出て行った。
 しめてこい、とは。
 あとに残された惨憺たる光景に気が遠くなりかけた。
 だめだ。しっかりしよう。私は補佐官。やればできる。
「リック、ここの九人全員確保、地下牢につなげ。ファーデン、ちょっと執事長呼んできて。シード、この現場記録して酒類は調べるから運んで」
 おそらく薬だろう。
「ああ、くそ。酔いそうだ」
 まだ収穫祭は始まったばかりだというのに。
 
 パーティに来ていた子供たちの親へ連絡し、子供たちに事情聴取。外の子達はみんな何も知らなかった。
 貴族の子ども達は補佐官の何人かに対応してもらい、聴取してから事情を説明しつつ送り届け。
 そこから執事に手伝ってもらいながら責任者、監督者の事情聴取。管理不足の咎は免れないだろう。
 持ち込んだ酒と薬の分析。こちらは、王都では若者が悪さをするときによく使われている物だった。どうやらミヒルはちょっとたちの悪い若者だったようだ。ポケットからも複数出てくる。
 収穫祭は突然中止され、それに関連したもろもろの対応に追われる。
 地下牢につないだ子供達の聴取。地下牢の管理体制を再整備。
 子供に事情聴取なんてするもんじゃない。泣いたり叫んだり、それを宥めて励まして何とか少しずつ状況を聞き取っていく。
 何しろ九人もいるから大変なのに、ヘルマンはそれをフェルナンドだけでやれという。ユリアのために徹底して情報を閉じるつもりのようだった。ユリアを襲っていた三人は特に厳重に管理され、聴取もヘルマンが自ら行った。
 屋敷には厳格な緘口令かんこうれいが敷かれる。治療医師も、世話人も最小限。居合わせた騎士にもよくよく言い含められた。
 何かとんでもないことが起きたのだという、重く暗い空気が屋敷を覆いつくしていた。
 地下牢の子ども達の実家である侯爵、伯爵家からの怒涛の使者と手紙。
 それらすべてを通常業務に加えて並行して処理する。
 ユリアの状態もよくなく、ヘルマンがつきっきりで世話をしていた。ヒリスを呼べと指示されたが、王都なので伝令を見てすぐ向かってもらっても時間がかかる。
 打つ手もなく焦燥感が募るばかりだが、耐えるしかなかった。
 ルイスには、ユリアがパーティで怪我をしたから、いま休んでいる、と説明し伯爵邸で預かった。
 心配しないでね、というと「うん」とだけ返事をして、それ以上聞かないし駄々をこねずいつも通り過ごしている。それが逆に怖い。察しているのだろうか。まさか、まだ五歳でそんなことはないだろうが。
「――ああ、帰りたい」
 言っても虚しくなるだけなのに、言ってしまった。
 ユリアの意識が戻ったというのがせめてもの救いだ。
 とにかくヒリスが明日来たら、きっともっと状態は良くなるはずだ。
 


 朝、ルイスは馬車で施設へ送り届けられた。
「ルイ君、大丈夫?お屋敷にいてもいいのよ?」
 ポールマン男爵夫人が優しく言うのへ、ルイスは黙って首を振った。
「ベンいるから、大丈夫。行ってきます」
 ぎゅっと抱擁を交わして、馬車をおりる。
「じゃあ、また夕方に迎えに来るわね」
 ルイスが施設に入るまで見送ってくれるから、ルイスは手を振って、施設に入っていった。
 施設の庭でベンが待っている。
「おはよう、ベン」
 声をかけるとベンは駆け寄ってきた。
「ルイス!おはよう」
 秋生まれのベンは九歳になり、ルイスより一足早く一つ歳を取った。最近は背も一気に伸びて、体つきもがっしりしてきた。
 学校の中でもかなり大きい部類だ。
「――言ってくれた?」
 ルイスの質問にベンはおう、と答えた。
「カデルだ。そっちはキャメロン」
「こんにちは」
「ベンが言ってたけど、お兄さんがパーティーで怪我したって。大丈夫?」
「わからないの。だから教えてほしいの」
 ルイスらは学校の方まで一緒に歩いて行って、人気のない広場で輪になって座った。
 実はこうやって話を聞くのは、これで三回目である。
 ベンに頼んで、パーティに行っていた子供たちを連れてきてもらっている。
 はじめの二人は、遊んでいたからわからないけど、突然パーティが終わって、大人がたくさん来て、そのうちの一人が誰かを抱えて帰っていった、という。
 けがをしたユリアを誰かが運び出したんだろう。
 二回目は女子三人組で、ちょっと気になることを言っていた。
「貴族は貴族で固まるし、平民は平民で遊ぶから。平民の方には長い金髪のお兄さん、いなかったよ」
「貴族のテーブルにもいなかった。男の人はほとんどいなかったもん」
「あんた、貴族の男の子見てたもんね」
「ちょっと、その言い方。――とにかく、貴族の男の子は控室の方で話し込んでたみたいだよ」
「お兄さんはそっちにいたのかもね」
「誰といっしょだったか、わかる?」
「うーん、そこまでは」
 ここまでわかったから、控室にいた貴族のことを知っている子を探してもらっていた。
 それがこのカデルとキャメロンらしい。
「ひかえしつに、いたらしいの。でもそこでなにがあったのか……」
 ルイスが暗い顔になるのを、ベンがよしよしと頭をなでる。ベンはすぐ頭をなでる。
「あの時、控室にはベネディクト侯爵様のお孫さんがいたらしいよ」
「うん。挨拶に行くって、誰かが言ってた」
「ベネディクト侯爵様」
「王都にいるすごく偉い貴族。貴族って言ってもね、上から下まで差がすごいから。その、かなり上の方って」
「へえ。じゃあ公爵様は?」
「ベン、そういうのは、学校できいて」
 ベンが聞くのへルイスが冷たく言う。
「おう、ごめん」
「じゃあ、そのえらい人といたのかなあ」
 ルイスが考え込んだ。
 貴族といっしょにいて、けがをした?けんか…はきっとしない。からまれたのかな。
「ルイス君……?」
「ああ、気にしないで。ルイスはよくこうやって考え事するんだ」
 ベンが説明する。
「そういえば、パーティに行った子達はみんな事情を聞かれたんだけど、変なこと聞かれたわ、私。お酒を飲んでないか、って」
「あ、それ俺も聞かれた」
 ルイスがえ、と聞き返す。
「おさけが出るの?」
「まさか。未成年の集まりよ?よくて炭酸水よ」
「ほかには何かきかれた?」
「何して過ごしたの、とか、喧嘩してる声を聞いてないか、って」
「カデルも?」
「おう、同じこと聞かれた」
「……………」
 ルイスは難しい顔をして黙った。
 残りの三人が顔を見合わせる。
「ごめんね、お兄さんのことわからなくて」
 キャメロンが申し訳なさそうに言うのへルイスは首を振った。
「ううん。すごくよく、わかったよ。ありがとう」
「じゃあ、俺たち学校始まるから、行くな」
「うん。ありがとう!!」
 ルイスが最後は笑って手を振ったから、二人も手を振りながら学校へ入っていく。
 後に残ったベンが両足を投げ出して転がり、寝たままルイスを見上げた。
「なんかわかったのか?」
「うん、なんとなく」
「もうちょい探そうか?もっと年上が良かったら、学校じゃなくて、外から連れてくるぞ」
「ううん。もうじゅうぶん」
 ルイスはきゅっと唇を結んだ。
 何が起きたのかはなんとなくわかった。でも本当に知りたいことは、結局わからない。きっと、これ以上聞いてもわからないんだろうという気がした。
「ルイス……」
 ベンが寝転がったまま、ルイスの腰を抱きしめた。
「なに?」
「よしよし、大丈夫だからな。俺がついてるからな」
「ちゃんとして」
 ルイスに言われて、ベンは起き上がってぎゅっと抱きしめてくれる。
「これでいい?」
「――うん」
 しばらくベンの腕の中で考え込んで、ルイスは小さくつぶやいた。
「リアに会いたい」
「そうだなあ」
「リアがいいよぅ」
「うん、ごめんな俺で」
 涙が出てきて、慌てて拭う。
「泣いてろよ」
「やだよ。もう学校はじまるよ」
「いいよ、ちょっとくらい遅れても」
 そんなこと言ってるから、侯爵と公爵のちがいもわからないんだ。いつもこうやって、ルイスに付き合ってくれるから。
「なあ、俺、よくわかんなかったんだけど。ほんとにもういいのか?」
「うん。ぼく、リアが大丈夫か知りたかったけど。きっと、大人にきかないとわかんないんだよ」
「そうかあ。母ちゃんにきいても、知らないって言うし、しゃべるなって怖い顔するんだよな」
 フェルナンドも教えてくれない。夫人も。
「会いに行ったらいいじゃん。公爵様のお屋敷にいるってわかってるんだから」
「会いたいって言ったら、まだ寝てるから、もうちょっと待ってって」
「寝顔見たらいいだろ」
 寝顔だけでも――?見たい。
「――ううん。ダメっていわれるよ、きっと」
「行けるとこまでいこう。二人きりの家族なんだから、会っちゃだめってことないだろ。連れてってやるよ」
 ベンが立ち上がって手を差し出してくる。
「ほら、行こ。こっちから出たらバレないから」
 裏庭の抜け道を指差す。
「でも……」
「大丈夫だって!見つかったら、俺が連れ出したって言ってやるから、な?」
 やってみたいけど躊躇ってると、ベンはいつもそう言ってくれる。そして本当にその通りに、一人で怒られてくれる。
 鶏を逃した時も。木登りで降りれなくなった時も。先生の鞄に青虫を入れた時も。一緒になって笑ってたのに。
 ルイスはベンの逞しくなった手を取った。
「うん……いきたい」
「よし、ついてこい!」
 ベンは満面の笑みでルイスの手を引っ張った。ルイスも力を込めて握り返す。
 
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