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第1話 ヒロト
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まだ小さかったころに爺ちゃんが言ってた。この世界は僕が想像もつかないほど広くていろんな人がいて、不思議にみちているんだと。爺ちゃんも足が動かなくなるまで世界中を旅してきたけど、それでもわからないことのほうが多いそうだ。暖炉のそばは寝心地がよくて話の内容は覚えてないけど、僕もいつか世界を旅してまわりたいと思ったことだけは今でもはっきりと覚えている———————————。
朝日が瞼を通り抜け差し込んでくる。どこかで鶏の鳴き声がした。身についた習慣のせいかヒロトの頭は一瞬で覚醒する。全身で朝の空気を吸い込みながら体を起こし、ぐっと伸びをした。
朝支度を終えたヒロトは子供がすっぽり入りそうなバケツを両手にかかえ畜舎に入った。物音に気付いた牛たちが一斉に鳴き声を上げて餌を求める。
ヒロトはバケツを脇に置いて近所の農家のおじさんにわけてもらった野菜くずを与えていった。同時に牛たちの健康状態を調べることも怠らない。見たとところ今日も問題なさそうだったので、餌を食べているそばで搾乳をして持ってきたバケツを満杯にする。牛乳は鮮度が命だ。島のみんなが起きるころにはこれを届けなければいけない。
ヒロトは牛乳をいれたバケツを荷車にのせ、馬につないで家を訪ねて回った。牛乳ひと瓶分の代金はたいした額にはならないが、みんなの必需品だ。集めればその日暮らせるくらいの金額になる。
十数件回る頃には太陽が島全体を照らし辺りの露草を煌めかせていた。ヒロトも配達を終えそのまま帰路につく。道中、道のわきにあるがけをのぞき込むと雲海の上を風がなでてゆくのが分かった。島全体がごぉぉと低い音をたててうなり声をあげた。
ヒロトのいるこの島はオロフ島と呼ばれる。じいちゃん曰く大昔は「海」という水たまりがあって「島」という呼称はそこから来ているらしいけどそれはあくまでも伝説だ。なぜなら今立っているオロフ島のまわりを一周したとしても見えるのは雲ばかりだからだ。もちろん過去にも水たまりが見えたこともないし、ヒロトより年を取っている村の長も見たことがないと言っている。きっとじいちゃんの言っていた「海」というのは大昔に水不足に苛まされた人々が考えた架空の概念なのだろう。
そんな周りは雲だらけのこの島だが、自然が豊かで森もあるし小川もある。村人たちは豊かな自然に頼りその恵みを分け合って自給自足の生活を営んでいる。かく言うヒロトもこの村では酪農担当で毎日乳牛やヤギたちの世話をして暮らしているのだ。牛乳は毎日のノルマでその他にもチーズやヨーグルトなんかも作っている。こうした乳製品はなくても困らないが日々の生活に華を与え、食べると体の調子がいいとかなんだかで村人たちからも喜ばれているのだ。喜ばれると悪い気はしない。今日も今から仕込みだ。
配達を終え帰りながら今日の予定を考えていると道脇の藪がガサガサなった。とっさに身構える。
「おはよう、ヒロト。今日も牛乳ありがとな」
動物かと思ったら近所の農家の人だった。驚きを隠しつつ返答する。
「ああ、おはよう。マツモトさん」
「にしても、今日は風がつよくなりそうだな。畑のみんながぼやいてたんだ」
そうなのか。マツモトさんちの畑にいる「彼ら」が言うなら間違いはないだろう。
それにしても、
「畑のみんなって、マツモトさんの育ててる野菜のことだよね」
「ああ、それも結構強い風らしい。今朝はおだやかなのになあ」
マツモトさんは日常茶飯事のようにいっているが、最初にマツモトさんの能力を知ったときは驚いた。けれどこの島には動植物の声がわかる人間は結構いるみたいで、概して彼らの声は正しいのだ。つまり、ヒロトはこれから風に備えて畜舎や納屋を見て回らなければいけないということだ。
━━━確かに空を見上げてみれば筋雲が見える。大風がやってくる。
「マツモトさん、忠告ありがと」
「おお、気つけな!」
ヒロトはお礼をいって足早に立ち去った。
家についたヒロトは急いで裏手に回り丘を越えて畜舎にいった。風が強くなってきたが牛たちは無事だった。外に出してあるものを片付け戸口に南京錠をかけて回る。畜舎は木造なのでこれだけ備えても不安は残るが建て替える余裕はないのでしょうがない。早く家に戻らなければ自分の身も危ういだろう。
家に戻った途端、雨も降りだした。先ほどまで快晴だったのにここの天気は変わりやすい。多少雨漏りはするけれど必要なことを済ませて家の中に入れたのは運がよかった。うなる風音を聞く限り今日一日は家の中に閉じこもっていなければいけなさそうだ。こういうときは取りためた新聞を読むに限る。
ヒロトは田舎者だが都市部の情報はこうしてできる限り仕入れているつもりだ。最近もカンディアという島に帝国軍が領土侵犯をして共和国軍と小競り合いになったという事件が発生している。どこに住もうと情報は大事でそれが明日生き残るための鍵だったりするのだ。共和国の直営メディアの新聞はそれなりの値は張るけれども読んでいて損はない。ヒロトは新聞を読み漁り結局この日は一歩も家から出ることはなく床についた。
翌日は昨晩とは打って変わってすがすがしく晴れていた。家の前の草花は昨日の暴風を物語っていたがヒロトの家は何とか持ちこたえていた。あとは畜舎の方だ。散乱した小枝や草をかき分けながら家の裏手に回り丘を急いで登る。
そして、息を切らせながら頂上まで駆け上がったヒロトは唖然とした━━。
「畜舎がない…!」
丘の頂上から向こうは崖になっていて、そこにあるべき地面はなく下の方でぶ厚い雲が渦巻いていた。
風がさあっと吹いてヒロトの頬をなでてゆく。ヒロトも途中で異変に気付かなければそのまま雲の中に真っ逆さまだったのだろう。一瞬遅れてその事実に気づきながらもヒロトは改めて状況を飲み込んだ。
どうやら昨日の暴風雨で島の一部が欠落したらしい。確かに丘の端のほうは不自然に途切れもろくなっている。ヒロトはどっかりとその場に腰をついた。畜舎は跡形もなく消え去っていた。
ヒロトの祖父は世界中を旅していて家にいることが少なかったので家畜の世話はいつもヒロトの役目だった。幼少期から一緒に暮らしてきた彼らは今や祖父を除く唯一の家族といっても差し支えない。生計を立てる手段としても心の支えとなる家族としても牛たちを失った今、その大切さに気付き涙がこぼれる。土砂降りの中雲に消えていった彼らを思うと悲しくて、防げなかった自分が悔しくてヒロトは長らくその場にたたずんだままだった。
その日の夕方、ヒロトは村長であるタチバナさんの家を訪ねた。昨日の嵐で日中は騒然としていた村も今は落ち着きを取り戻しつつある。事後処理に奔走していた村長も今は家にいて骨をやすめているだろう。木製のドアをノックして来訪を告げた。
「おや、ヒロトか。どうしたんだい」
少しやつれた様子の村長が出てきた。疲れているみたいだが伝えなければいけないことがあった。息を吸って一気に言葉にする。
「タチバナさん。僕は明日、村を出ます」
突然の告白に村長は驚いたようだった。
「オロフ島をかい?」
「ええ、昨日の嵐で畜舎ごと地面が崩落してこれから生きてゆく術がないんです。村の人たちに迷惑をかけるのも申し訳ないし、街に出て行ってそこで働こうと思ってます」
「そうかい、村人たちもお前のことを迷惑だなんて思わないだろうが…」
村長はしばらくひげをさすりながら思案顔だったが、突然意を決したようにこちらに向き直り、
「お前もいろいろ知るべき年だ。村の人たちには話を伝えておくから行きなさい。そして世界を自分の目でよく見て考え、思うままに生きるんじゃ。お前のような若者がこの土地に縛られるのはよくない」
そう言って深い声でゆっくりとヒロトを諭した。
ヒロトはぐちゃぐちゃになった庭のアジサイの横を通り過ぎながらこれからやるべきことを数え上げた。村長はまだ仕事が残っていると言って早々に引っ込んでしまったがどこか晴れやかな顔つきだった。ヒロトのことを以前から心配していたのかもしれない。そうやって気にかけてもらえていたのは素直にありがたく思う。でも、確かに不安ではあるけれど新たな生活を想像して心を躍らしている自分もいるのだ。
明日はいつもより早起きしなければ。これからは忙しくなるだろうと思うとヒロトの歩みは自然と早くなった。
月明りに照らされた雲がゆっくりとたなびいていった。
朝日が瞼を通り抜け差し込んでくる。どこかで鶏の鳴き声がした。身についた習慣のせいかヒロトの頭は一瞬で覚醒する。全身で朝の空気を吸い込みながら体を起こし、ぐっと伸びをした。
朝支度を終えたヒロトは子供がすっぽり入りそうなバケツを両手にかかえ畜舎に入った。物音に気付いた牛たちが一斉に鳴き声を上げて餌を求める。
ヒロトはバケツを脇に置いて近所の農家のおじさんにわけてもらった野菜くずを与えていった。同時に牛たちの健康状態を調べることも怠らない。見たとところ今日も問題なさそうだったので、餌を食べているそばで搾乳をして持ってきたバケツを満杯にする。牛乳は鮮度が命だ。島のみんなが起きるころにはこれを届けなければいけない。
ヒロトは牛乳をいれたバケツを荷車にのせ、馬につないで家を訪ねて回った。牛乳ひと瓶分の代金はたいした額にはならないが、みんなの必需品だ。集めればその日暮らせるくらいの金額になる。
十数件回る頃には太陽が島全体を照らし辺りの露草を煌めかせていた。ヒロトも配達を終えそのまま帰路につく。道中、道のわきにあるがけをのぞき込むと雲海の上を風がなでてゆくのが分かった。島全体がごぉぉと低い音をたててうなり声をあげた。
ヒロトのいるこの島はオロフ島と呼ばれる。じいちゃん曰く大昔は「海」という水たまりがあって「島」という呼称はそこから来ているらしいけどそれはあくまでも伝説だ。なぜなら今立っているオロフ島のまわりを一周したとしても見えるのは雲ばかりだからだ。もちろん過去にも水たまりが見えたこともないし、ヒロトより年を取っている村の長も見たことがないと言っている。きっとじいちゃんの言っていた「海」というのは大昔に水不足に苛まされた人々が考えた架空の概念なのだろう。
そんな周りは雲だらけのこの島だが、自然が豊かで森もあるし小川もある。村人たちは豊かな自然に頼りその恵みを分け合って自給自足の生活を営んでいる。かく言うヒロトもこの村では酪農担当で毎日乳牛やヤギたちの世話をして暮らしているのだ。牛乳は毎日のノルマでその他にもチーズやヨーグルトなんかも作っている。こうした乳製品はなくても困らないが日々の生活に華を与え、食べると体の調子がいいとかなんだかで村人たちからも喜ばれているのだ。喜ばれると悪い気はしない。今日も今から仕込みだ。
配達を終え帰りながら今日の予定を考えていると道脇の藪がガサガサなった。とっさに身構える。
「おはよう、ヒロト。今日も牛乳ありがとな」
動物かと思ったら近所の農家の人だった。驚きを隠しつつ返答する。
「ああ、おはよう。マツモトさん」
「にしても、今日は風がつよくなりそうだな。畑のみんながぼやいてたんだ」
そうなのか。マツモトさんちの畑にいる「彼ら」が言うなら間違いはないだろう。
それにしても、
「畑のみんなって、マツモトさんの育ててる野菜のことだよね」
「ああ、それも結構強い風らしい。今朝はおだやかなのになあ」
マツモトさんは日常茶飯事のようにいっているが、最初にマツモトさんの能力を知ったときは驚いた。けれどこの島には動植物の声がわかる人間は結構いるみたいで、概して彼らの声は正しいのだ。つまり、ヒロトはこれから風に備えて畜舎や納屋を見て回らなければいけないということだ。
━━━確かに空を見上げてみれば筋雲が見える。大風がやってくる。
「マツモトさん、忠告ありがと」
「おお、気つけな!」
ヒロトはお礼をいって足早に立ち去った。
家についたヒロトは急いで裏手に回り丘を越えて畜舎にいった。風が強くなってきたが牛たちは無事だった。外に出してあるものを片付け戸口に南京錠をかけて回る。畜舎は木造なのでこれだけ備えても不安は残るが建て替える余裕はないのでしょうがない。早く家に戻らなければ自分の身も危ういだろう。
家に戻った途端、雨も降りだした。先ほどまで快晴だったのにここの天気は変わりやすい。多少雨漏りはするけれど必要なことを済ませて家の中に入れたのは運がよかった。うなる風音を聞く限り今日一日は家の中に閉じこもっていなければいけなさそうだ。こういうときは取りためた新聞を読むに限る。
ヒロトは田舎者だが都市部の情報はこうしてできる限り仕入れているつもりだ。最近もカンディアという島に帝国軍が領土侵犯をして共和国軍と小競り合いになったという事件が発生している。どこに住もうと情報は大事でそれが明日生き残るための鍵だったりするのだ。共和国の直営メディアの新聞はそれなりの値は張るけれども読んでいて損はない。ヒロトは新聞を読み漁り結局この日は一歩も家から出ることはなく床についた。
翌日は昨晩とは打って変わってすがすがしく晴れていた。家の前の草花は昨日の暴風を物語っていたがヒロトの家は何とか持ちこたえていた。あとは畜舎の方だ。散乱した小枝や草をかき分けながら家の裏手に回り丘を急いで登る。
そして、息を切らせながら頂上まで駆け上がったヒロトは唖然とした━━。
「畜舎がない…!」
丘の頂上から向こうは崖になっていて、そこにあるべき地面はなく下の方でぶ厚い雲が渦巻いていた。
風がさあっと吹いてヒロトの頬をなでてゆく。ヒロトも途中で異変に気付かなければそのまま雲の中に真っ逆さまだったのだろう。一瞬遅れてその事実に気づきながらもヒロトは改めて状況を飲み込んだ。
どうやら昨日の暴風雨で島の一部が欠落したらしい。確かに丘の端のほうは不自然に途切れもろくなっている。ヒロトはどっかりとその場に腰をついた。畜舎は跡形もなく消え去っていた。
ヒロトの祖父は世界中を旅していて家にいることが少なかったので家畜の世話はいつもヒロトの役目だった。幼少期から一緒に暮らしてきた彼らは今や祖父を除く唯一の家族といっても差し支えない。生計を立てる手段としても心の支えとなる家族としても牛たちを失った今、その大切さに気付き涙がこぼれる。土砂降りの中雲に消えていった彼らを思うと悲しくて、防げなかった自分が悔しくてヒロトは長らくその場にたたずんだままだった。
その日の夕方、ヒロトは村長であるタチバナさんの家を訪ねた。昨日の嵐で日中は騒然としていた村も今は落ち着きを取り戻しつつある。事後処理に奔走していた村長も今は家にいて骨をやすめているだろう。木製のドアをノックして来訪を告げた。
「おや、ヒロトか。どうしたんだい」
少しやつれた様子の村長が出てきた。疲れているみたいだが伝えなければいけないことがあった。息を吸って一気に言葉にする。
「タチバナさん。僕は明日、村を出ます」
突然の告白に村長は驚いたようだった。
「オロフ島をかい?」
「ええ、昨日の嵐で畜舎ごと地面が崩落してこれから生きてゆく術がないんです。村の人たちに迷惑をかけるのも申し訳ないし、街に出て行ってそこで働こうと思ってます」
「そうかい、村人たちもお前のことを迷惑だなんて思わないだろうが…」
村長はしばらくひげをさすりながら思案顔だったが、突然意を決したようにこちらに向き直り、
「お前もいろいろ知るべき年だ。村の人たちには話を伝えておくから行きなさい。そして世界を自分の目でよく見て考え、思うままに生きるんじゃ。お前のような若者がこの土地に縛られるのはよくない」
そう言って深い声でゆっくりとヒロトを諭した。
ヒロトはぐちゃぐちゃになった庭のアジサイの横を通り過ぎながらこれからやるべきことを数え上げた。村長はまだ仕事が残っていると言って早々に引っ込んでしまったがどこか晴れやかな顔つきだった。ヒロトのことを以前から心配していたのかもしれない。そうやって気にかけてもらえていたのは素直にありがたく思う。でも、確かに不安ではあるけれど新たな生活を想像して心を躍らしている自分もいるのだ。
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