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第14章:国を救う一皿
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私の決意を聞いた仲間たちは、誰一人として反対しなかった。
「お前さんが決めたことなら、俺たちはついていくだけだ」カイは静かに頷いた。
「へっ、国を救うだって? 面白え! こいつは商売抜きで、一世一代の大仕事だぜ!」マルコは不敵に笑った。
「フン。あんたがやるって言うなら、あたしが最高の料理に仕上げてやるまでさね」ソフィア先生も、腕をまくって意気込んだ。
村人たちも、「エレオノーラ様のためなら!」と、こぞって協力を申し出てくれた。
私たちは、レストランの営業を一時中断し、谷で備蓄していた野菜と、次の作付けのための種を、荷馬車に積めるだけ積んだ。そして、私とカイ、マルコ、ソフィア先生は、王都へと向かった。
王都の光景は、想像以上に悲惨だった。市場に新鮮な野菜はなく、人々は痩せこけ、街全体が活気のない灰色の空気に包まれている。衛兵たちも、私たちを咎める気力さえないようだった。
マルコのコネを使い、私たちは王宮への謁見を許された。
玉座の間に通されると、そこには衰弱しきった国王陛下と、憔悴した大臣たちがいた。玉座の傍らには、生気を失ったアルベルトの姿もある。彼は、やつれた顔で私を見ると、驚きと、そして微かな希望の色を目に浮かべた。
「そなたが、エレオノーラ・フォン・ヴァイスか……」
国王がか細い声で尋ねる。
「はい。この国の危機を救うべく、参上いたしました」
私は臆することなく、堂々と答えた。そして、「枯渇病」の原因と、それを癒す方法を説明した。大臣たちは半信半疑だったが、藁にもすがる思いだったのだろう。国王は、私にすべてを託すことを決断した。
「王宮の厨房を、お貸しください。私が、皆様に本当の大地の恵みをお届けします」
王宮の厨房は、最高級の設備が整っていたが、今は埃をかぶり、新鮮な食材の一つもなかった。私たちはそこに、恵みの谷から持ってきた、生命力に満ち溢れた野菜たちを運び込んだ。
厨房に立つのは、私とソフィア先生。カイとマルコは、その手伝いだ。
私たちは、一つの料理を作ることにした。それは、私がこの谷で最初に作り、カイと分かち合った、あのシンプルな野菜スープ。大地の力が、最も純粋な形で溶け込んでいる一皿だ。
たくさんの野菜をじっくりと煮込み、味付けは岩塩だけ。やがて、厨房から王宮の廊下へと、信じられないほど豊かで、力強い香りが溢れ出した。
スープが完成し、衰弱した国王や大臣たちの前に運ばれる。
誰もが、その香りだけで生気を取り戻したかのように目を見開いた。そして、恐る恐るスプーンを口に運ぶ。
「……こ、これは……」
一口飲んだ瞬間、国王の顔に血の気が戻った。大臣たちも、次々と「おお……!」「力が、みなぎってくる……!」と歓喜の声を上げる。
スープの温かさと、野菜に凝縮された大地の生命力が、彼らの体内に浸透し、淀んだマナを浄化していく。それは、どんな魔法よりも強力で、根源的な癒やしだった。
アルベルトも、そのスープを口にし、その優しい味わいに涙を流した。彼はこの時、自分がどれほど愚かで、大切なものを見誤っていたかを、心の底から理解した。
一皿のスープが、王宮のすべての人々を回復させた。
私が持ち込んだ種と、私が教える農法が、この国を救う唯一の道だと証明された瞬間だった。
かつて私を追放した王宮で、私は今、国を救う料理人として、静かな称賛の輪の中に立っていた。
「お前さんが決めたことなら、俺たちはついていくだけだ」カイは静かに頷いた。
「へっ、国を救うだって? 面白え! こいつは商売抜きで、一世一代の大仕事だぜ!」マルコは不敵に笑った。
「フン。あんたがやるって言うなら、あたしが最高の料理に仕上げてやるまでさね」ソフィア先生も、腕をまくって意気込んだ。
村人たちも、「エレオノーラ様のためなら!」と、こぞって協力を申し出てくれた。
私たちは、レストランの営業を一時中断し、谷で備蓄していた野菜と、次の作付けのための種を、荷馬車に積めるだけ積んだ。そして、私とカイ、マルコ、ソフィア先生は、王都へと向かった。
王都の光景は、想像以上に悲惨だった。市場に新鮮な野菜はなく、人々は痩せこけ、街全体が活気のない灰色の空気に包まれている。衛兵たちも、私たちを咎める気力さえないようだった。
マルコのコネを使い、私たちは王宮への謁見を許された。
玉座の間に通されると、そこには衰弱しきった国王陛下と、憔悴した大臣たちがいた。玉座の傍らには、生気を失ったアルベルトの姿もある。彼は、やつれた顔で私を見ると、驚きと、そして微かな希望の色を目に浮かべた。
「そなたが、エレオノーラ・フォン・ヴァイスか……」
国王がか細い声で尋ねる。
「はい。この国の危機を救うべく、参上いたしました」
私は臆することなく、堂々と答えた。そして、「枯渇病」の原因と、それを癒す方法を説明した。大臣たちは半信半疑だったが、藁にもすがる思いだったのだろう。国王は、私にすべてを託すことを決断した。
「王宮の厨房を、お貸しください。私が、皆様に本当の大地の恵みをお届けします」
王宮の厨房は、最高級の設備が整っていたが、今は埃をかぶり、新鮮な食材の一つもなかった。私たちはそこに、恵みの谷から持ってきた、生命力に満ち溢れた野菜たちを運び込んだ。
厨房に立つのは、私とソフィア先生。カイとマルコは、その手伝いだ。
私たちは、一つの料理を作ることにした。それは、私がこの谷で最初に作り、カイと分かち合った、あのシンプルな野菜スープ。大地の力が、最も純粋な形で溶け込んでいる一皿だ。
たくさんの野菜をじっくりと煮込み、味付けは岩塩だけ。やがて、厨房から王宮の廊下へと、信じられないほど豊かで、力強い香りが溢れ出した。
スープが完成し、衰弱した国王や大臣たちの前に運ばれる。
誰もが、その香りだけで生気を取り戻したかのように目を見開いた。そして、恐る恐るスプーンを口に運ぶ。
「……こ、これは……」
一口飲んだ瞬間、国王の顔に血の気が戻った。大臣たちも、次々と「おお……!」「力が、みなぎってくる……!」と歓喜の声を上げる。
スープの温かさと、野菜に凝縮された大地の生命力が、彼らの体内に浸透し、淀んだマナを浄化していく。それは、どんな魔法よりも強力で、根源的な癒やしだった。
アルベルトも、そのスープを口にし、その優しい味わいに涙を流した。彼はこの時、自分がどれほど愚かで、大切なものを見誤っていたかを、心の底から理解した。
一皿のスープが、王宮のすべての人々を回復させた。
私が持ち込んだ種と、私が教える農法が、この国を救う唯一の道だと証明された瞬間だった。
かつて私を追放した王宮で、私は今、国を救う料理人として、静かな称賛の輪の中に立っていた。
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