帰還のヘルズゲート

生獣屋 芽怠

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第17話 キミとの思い出

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 深く、更に奥へ。

 深く、光を求めて。

 深く、私は徘徊する。

 欠片を紡ぐ為に。




 世界は光を放ち、私を目覚めさせた。

 記憶が私を操る。

 ここはどこだろう? 辺りを見回す、すると記憶の一部が主張し始める。
 そうだ、ここは商店街だ。ずらりと並んでいる店、何だか懐かしくて居心地がいい。

「ぐす、うえぇぇ……ぐす……」

 小さな女の子が泣いている。どうしたのかな? 何が悲しいの? 夕焼けの色は、少女を赤く染めている。
 ふと、この光景を思い出す。
 あれは、あの女の子は……私だ。

「うえぇぇ……うう……」

 私はなぜ泣いているのだろう?
 広い商店街をずっと歩き回って、疲れたらしゃがみ込む。それの繰り返しだ。
 これは確か……思い出した、私はママと逸れて迷子になってしまったんだ。

「ママ、うぐ……ママぁ」

 どうして迷子になったっけ? 深く記憶の海を潜る、その奥に忘れていた欠片を拾い上げた。
 そうだ、ママは誰かと立ち話していて、つまらなかったんだ。そして目の前に野良猫が現れた、それを追い駆けてしまったんだ。

 猫は私を導く様に前を走った。
 私は追いかけた。どこまでも、どこまでも。

 何かが始まる気がして、わくわくしていたんだ。

 気がついたら見知らぬ場所、世界に私しかいない様な感覚に苛まれる。

「うえぇぇ、ママ……」

 またしゃがみ込んでしまった。この場所は、商店街を離れたところにある公園だ。あの時は、ジャングルジムが異様に大きいだけしか印象は無かったっけ。
 いつまでも泣いている私、でもそんな時、突然人の気配を感じた。

「なにやってるんだ、お前?」

 そこには少年が立っていた。誰だろう? 私は泣きながら「誰?」と訊いていた。すると男の子は妙な顔をする。

「それはおれが聞いてるんだぞ?」

 ママの事ばかり考えていて、何て言って言いのか分からなくて、黙ってしまった。

「おいおい、だまってたら、わかんないよ! ……取りあえず、名前は?」

「ぐす、……ま、まこ……」

「まこって名前?」

「ちがう! ……まこと」

「まことか、いい名前だな」

 嬉しかった。まことって名前を褒めてくれて、『まこと』はママがつけてくれた名前だ。
 どんな時も真実を追い求めなさい。
 どんな時も嘘を言わず、真実を見詰めなさい。
 真実の漢字を一つ取って、真(まこと)。それが誇りある私の名前。
 その名前を褒めてくれたから、嬉しかった。

「じゃあ、まこと、なんでこんなところにいるんだ?」

「……ママをさがしてた」

「お前、まいごか?」

「うえぇぇぇぇ」

 迷子の言葉を聞いてまた泣き出してしまった。私は迷子なんだって、自分を責めた。
 わんわんと泣き出す私をどうしたら良いのか男の子は困り果てていた。しばらくして男の子が言葉を放った。

「泣くなよ。わかった、お前のママをいっしょにさがしてやるよ」

「……ほんと?」

「ああ、おれうそは……ときどきつくけど、今はつかない! ほら、たってあるかないと、みつけられないぜ?」

「……うん」

 二人は歩き出した。男の子が前を、私は後ろをついていく。
 独りぼっちが怖いから、何かつながりが欲しくて、男の子の洋服を指でつまんでいた。男の子が私を引っ張る形で歩き出しす。

「どこら辺にいたか分かるか?」

「……わかんない」

 ずっと歩き回って、いろんな場所を探す。いくら探しても見つからない。
 もう会えないんだと泣き出した。また男の子が困り始めた時だ、目の前に安堵をくれる存在を確認した。

「まことちゃん!」

「う、うえぇぇぇぇ! ママ~!」

 ママの懐へ飛び込む。優しくて、居心地の良い匂いが私を安堵させる。
 気が付くと、ママは息を切らし、汗が吹き出ていた。一生懸命に探してくれた事が伝わった。

「ごめんなさいね、まことちゃん」

「うぅ……ママ~」

 安らぎが私を包み、ママに会えたのが嬉しくて、余計に涙が頬をぬらす。
 ママは男の子に気がついて話しかけた。

「あなたが連れて来てくれたの? ありがとう」

「べつに、たいしたことじゃないよ、じゃあな、まこと」

「あ……まって! な、名前……しらない」

 彼の名前は……。

「しゅん、さなみしゅんだ」

 私は小さい時に、彼に会っていたの? 





 さなみしゅんと名乗った男の子とあの日以来、一緒に遊ぶ様になった。
 年は私の一つ上、背も私より少し大きい。そんな彼を小さい私が追いかけている途中だ。

「ねぇ、まってよ~、しゅー」

「ちょっと待てよ、しゅーってオレのことか?」

「うん! しゅんだから、しゅー!」

「やだよ、お菓子見たいじゃないか」

 私は目を潤ませながら「いいと思ったのに」なんて言いながら目を潤ませる。すると彼はすごく驚き、あたふたしている。

「わ! 泣くなよ、わかった、しゅーでいいよ」

 えへへと顔をクシャクシャにして笑う私。
 わがままだったんだな。

「じゃあ、おれもお前をあだ名でよぶからな!」

「本当! かわいいのがいい!」

「ちょっとまてよ、すっげ~良いやつ考えるからな!」

 と言いながら彼は腕を組み、空を見上げながら考える。
 何だかその姿が間抜けで、クスクス笑ってしまった。しばらくの沈黙の後、どうやら決定したらしい。

「よ~し、お前はまこちゃんだ! ……あれ? なんだよ、そのいやそうな顔は!」

「なんのひねりもない、センスない!」

 彼はがっかりして落ち込んでしまった。どうやら本当に一生懸命に考えたみたいだ。
 ぶつぶつと「そっか、センスないのか」何てつぶやいてる。微妙な顔で、何だか気の毒になった私は気を使う事にする。

「よ、よくかんがえたら、いいとおもうよ!」

「ほんとうか!」

 彼は満面の笑顔で私の世界を満たしていった。顔が赤くなるのを感じる。
 この時初めて人に気を使うという事を覚えた。

「商店街を探検するぞ!」

「えー!」

「なんだよ、嫌そうなかおだな、もう迷子にならないように場所を覚えるんだ!」

「……うん、わかった」

 私はしぶしぶ答えた。乗り気ではなかったからだ。
 彼が空へ、グーにした右腕を伸ばす。そして掛け声を大声で叫んだ。

「よし! いくぞ!」

「うん!」

「うん、じゃないの、おー! っだ!」

「お、お~!」

「う~ん……ま、いっか」

 私達の小さな冒険が始まった。

 小さな冒険隊は商店街を徘徊する。大きな建物が立ち並ぶ、今まで知らなかった道も教えてくれて、何だか嬉しかった。
 彼と一緒にいるだけで私の世界に色が鮮やかに輝き出していた。

「いいか、ここの花屋を右に曲がったら、お前の家のほうこうだ!」

「……それぐらいわかるもん」

 強がりを言ってるけど本当は初めて知った。彼と遊ぶ時はいつも私の家まで迎えに来てくれる。彼の背中ばかり見て景色を見ないのだ。
 しばらく歩いていると彼が急に立ち止まる。

「はらへってない?」

「うん、おなかすいた」

 彼は「ちょと待ってろよ」と言い、スーパーに入りすぐに戻って来た。二本のバナナを両手に持っていて、一本を私に突き出す。

「うまいんだぞ!」

「あ、バナナだ! ありがとう」

 歩きながらバナナを食べた。何故だろう。いつも食べているバナナよりも美味しく感じる。どうしてだろう?

「歩きながら食べて、おぎょうぎ、わるくない?」

「いいんだよ、おいしいならさ」

 また、彼の背中を見つめながら歩いていた。どうしてだろう、この時間が楽しくて仕方がなかった。

「私ね、もうすぐたんじょうびなんだよ! だからプレゼントちょうだいね!」

「へぇ、そりゃあおめでと、プレゼントは……気が向いたらな」

「ぶ~!」

「峻ちゃん!」

 どこからか声が聞こえて来た。目の前に学校帰りの小学生の女の子が立っていた。短い髪、小学生なのに凛々しいと思う顔つきをしている。
 彼が女の子を見た途端に「お姉ちゃん!」と叫んでいた。

「え! しゅーのおねーちゃん?」

「うん、俺のお姉ちゃんだ」

 彼のお姉ちゃんが私達へと歩み出す。優しく彼に語りかけていると視界に私が映り、今気がついた様だ。

「あれ? お友達? まさか峻ちゃんの彼女?」

「ち、ちがうよ! まこちゃんはそんなんじゃないもん!」

 焦りまくる彼が妙に可愛いと思った。お姉ちゃんはケラケラ笑う。

「馬鹿だな、冗談なのに。あなたはまこちゃんって言うの?」

「あ、あの、わたしは、みながわまことです」

「まことね、私は葉子、これからよろしくね……さ、帰るよ峻ちゃん、早く帰らないと暗くなっちゃう」

「うん、まこちゃんとはおなじ帰り道だから」

「そう、じゃあまこと、一緒に帰ろう」

「うん!」

 三人で帰る道は楽しかった。絶え間ないおしゃべりは私達の距離を縮めていった。







 急に意識が遠のいていく。
 何だろう? また別の記憶へと移るのかな?

 気が付くと別の場面、ここはどこだろう? 見覚えのある公園だ。ここは……そうだ、峻くんとデートで行ったあの公園だ。
 私はどこ? 探して見ると小さい私が公園のベンチに座っている姿を見つける。
 ベンチが大きくて座ると足が地面につかないから、足をぶらぶらとさせている。

「おそいな~」

 誰かを待っているみたいだ。その待ち人が目の前に現れた時、私は満面の笑顔を咲かせる。

「やっときた! おそいよ~!」

 その言葉の先には彼がいた。

「……なにあれ?」

 不思議な光景だった。彼は自分と同じくらいの大きい荷物を持っていた。フラフラと足が危なっかしい。

「しゅー、なにそれ?」

「こ、これか? お前のたんじょうびプレゼントだ」

「え! ほんと!」

 大きな荷物は私の前に置かれる。何が入っているのかワクワクしていた。
 ピンク色のビニール袋は中身が見えない。赤いリボンが異様に小さかった。

「あ、あけていい?」

「はぁ、はぁ、いいぞ!」

 息を切らしている彼を余所に、私はプレゼントを開けるのに夢中だった。
 ようやく袋を開放し、中身が飛び出す。

「わぁあ! おっきなクマさんのおにんぎょう!」

 このぬいぐるみ、私の部屋に飾ってあるクマだ。
 あれは峻くんがくれたものなんだ。でも、何であの時、お見舞いの時に何も言わなかったの? 

「しゅー、ありがとう!」

「いいよ、おれいなんか!」

 前、峻くんとデートをした日、この場所で胸が痛んだ事があった。
 その理由が今になって分かった。
 私はここを知っていたからなんだ。忘れた記憶が、痛みという形で私に教えてくれてた。
 謎が私を放さない。なぜ彼は何も言ってくれなかったの?






 また時間がとぶ。

 気が付くと私の身体は現在の私にだいぶ近くなっていた。
 この格好は中学の時の格好、セーラー服だ。久し振りな格好。懐かしい教室の匂いがする。どうやら放課後の様だ。

「まこちゃん」

 その声に振り向く。そこには学ランを着た、峻くんがいた。

「まこちゃん、一緒に帰ろう、……でさ、今日マンションに来てもらってもいい?」

「な、何で?」

 彼は大きなマンションで一人暮らしだ。家がここから遠いという理由だかららしい。
 そのマンションの部屋に二人っきり? ドクドクと心臓が激しく動く。

「どうしたの? 顔、赤いよ?」

「だって……なんで来て欲しいの?」

「それはね」

「それは?」

「数学の宿題で分からないところ教えて貰おうと思って!」

 私の甘い考えは吹き飛び、変な想像をした事を恥ずかしがる。馬鹿か私は。
 二人は同じ帰り道を進んで行く。私達は同じ小学校、中学校を一緒に通った。彼と私は幼馴染みだ。




 その時、世界は停止した。

 幼馴染み? 私と峻くんが? まだ信じられなかった。峻くんはそんな素振りはしなかったのに。
 私の封印された記憶と、峻くんの過去に何があったの?

 そもそも、何で私の記憶を封印しなければならなかったのだろう?
 まだまだ謎だらけだ。この後に答えは待っていてくれるの?





 再び過去の映像が再生される。

「しゅー、夜ご飯作ってあげようか?」

「マジ? いや~受験生は辛いからね、助かるよ」

「まったく、三年生なのに何で学年の違う私に数学の宿題を聞こうとするのよ!」

「なはは、数学苦手なんだよ~、まこちゃん得意じゃん?」

「無理だよ! 三年生のところ何て知らないもん」

「分かるところでいいからさ」

 分かる分けないじゃない、何を考えてるのよ、まったく。

「もう、あ! しゅーごめん、私用事があったんだ!」

「用事? そっか、仕方ないよな、用事って何?」

「帰りに夕飯の買い物頼まれてたの」

「それじゃ仕方ないね、そういえばまこちゃんのママは料理旨いもんね」

 彼の顔は今にも涎を垂らしそうな顔をしていた。
 彼のママは小さい時に亡くなった。そのせいか、私の家に遊びに来る度にママの手料理を楽しみにしている。ママもしゅーが来る事を楽しみにしている。

「じゃあな」

「うん、今度遊びに行くよ」

「ああ、楽しみに待ってる」

 二人は分かれて行った。
 再生される世界を見ながら私は、分からない事だらけで混乱状態が続いていた。

 この先に答えがあるのだろうか?
 
 



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