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15・江戸川区編12・ツナギト
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リサ・ナカガワザトさんが女の子だと知って驚いた。
喋り方とか見た目とかじゃ分からなかったから。
というか顔は髪が邪魔で全然見えないんだけど。
それにここまでくっついてきてなんだけど、この人シンノジョウさんと揉めてた人の仲間なんだよね、同じ青い和服だし。
私もバカだなぁと自分で思うよ。
それでもこの人はその事は知らない。だからまだ完全に危ない訳じゃない。
シンノジョウさんの話だと仲間割れして、他の区まで侵略しようとしてる過激なグループの証なんだよね。
「あ~もうこの青ヤダ!青キライ!何でこんなの着なきゃいけないんだっけ?」
「自分で着たんじゃないの?」
「そうだそうだ!ナカガワザトはホントは赤の人なんだけど~青に誘拐されて逃げる為に青着たんだ!」
「何その説明口調・・・・」
この人も頭弱いよなぁ多分。
今のがホントだとするとリサはシンノジョウさんの仲間になるなぁ。
「リサさんはー」
「さんいらない、気持ち悪い」
「リサは赤の人なの?」
「そう!新区維新のリサ・ナカガワザト様だー!!」
何か色々繋がってきたなぁ。いや巻き込まれてきたのかな?
ハァ早くケゲンくんと帰りたい。
「ソヨコはどっちの人?」
「私はどっちでもないよ、この区の人じゃないよ」
「じゃ外人なんだ!?」
「そうだよ。知り合いに会いに来た人に付いてきた人」
「何ソレ訳わかんない」
「分かれよ」
「何で一人?」
「う~ん色々あったてねぇ。訳わかんない内に一人になっちゃったの」
「何ソレ訳わかんない」
「分かれよ」
私達は現状まだ迷っていた。黒く暗いビルには一向に着かない。ビルの迷宮街をウロウロとしていた。
陽も落ちてきていて黄昏時になってきた。
適当なビルの7階の一室で夜を過ごす事にした。
「外人さんにはビックリでしょ、この区」
リサは部屋に着くと話し始めた。
「少しはニュースとかで知っていたけど、現実はそれ以上だったね。確かにビックリした」
「悪い人がさ、いないんだよ。だから大変なんだ」
とリサは言った。
このビルの一室は元はマンションだったらしく、まだ家具とかが残っていた。埃っぽくはあったが1日くらいなら全然住める。
私とリサはリビングのソファーに座り話を続けた。
「争いっていうのはどっちも正義でどっちも悪だからね。しょうがないんじゃないかな」
「ナカガワザトはしょうがなくしたくない。ナカガワザトはどうにかしたいんだよ」
「・・・・」
私はそれ以上何も言えなかった。人の区の話だし、この話に答えはないと思ったからだ。あったら争いなんてない。
それでも悪がいないなんてないと思う。特に分かりやすいのが信念や考え、頭を持たないバカで下劣なのがいる。
それが今、私たちの目の前に10人程現れた。
喋り方とか見た目とかじゃ分からなかったから。
というか顔は髪が邪魔で全然見えないんだけど。
それにここまでくっついてきてなんだけど、この人シンノジョウさんと揉めてた人の仲間なんだよね、同じ青い和服だし。
私もバカだなぁと自分で思うよ。
それでもこの人はその事は知らない。だからまだ完全に危ない訳じゃない。
シンノジョウさんの話だと仲間割れして、他の区まで侵略しようとしてる過激なグループの証なんだよね。
「あ~もうこの青ヤダ!青キライ!何でこんなの着なきゃいけないんだっけ?」
「自分で着たんじゃないの?」
「そうだそうだ!ナカガワザトはホントは赤の人なんだけど~青に誘拐されて逃げる為に青着たんだ!」
「何その説明口調・・・・」
この人も頭弱いよなぁ多分。
今のがホントだとするとリサはシンノジョウさんの仲間になるなぁ。
「リサさんはー」
「さんいらない、気持ち悪い」
「リサは赤の人なの?」
「そう!新区維新のリサ・ナカガワザト様だー!!」
何か色々繋がってきたなぁ。いや巻き込まれてきたのかな?
ハァ早くケゲンくんと帰りたい。
「ソヨコはどっちの人?」
「私はどっちでもないよ、この区の人じゃないよ」
「じゃ外人なんだ!?」
「そうだよ。知り合いに会いに来た人に付いてきた人」
「何ソレ訳わかんない」
「分かれよ」
「何で一人?」
「う~ん色々あったてねぇ。訳わかんない内に一人になっちゃったの」
「何ソレ訳わかんない」
「分かれよ」
私達は現状まだ迷っていた。黒く暗いビルには一向に着かない。ビルの迷宮街をウロウロとしていた。
陽も落ちてきていて黄昏時になってきた。
適当なビルの7階の一室で夜を過ごす事にした。
「外人さんにはビックリでしょ、この区」
リサは部屋に着くと話し始めた。
「少しはニュースとかで知っていたけど、現実はそれ以上だったね。確かにビックリした」
「悪い人がさ、いないんだよ。だから大変なんだ」
とリサは言った。
このビルの一室は元はマンションだったらしく、まだ家具とかが残っていた。埃っぽくはあったが1日くらいなら全然住める。
私とリサはリビングのソファーに座り話を続けた。
「争いっていうのはどっちも正義でどっちも悪だからね。しょうがないんじゃないかな」
「ナカガワザトはしょうがなくしたくない。ナカガワザトはどうにかしたいんだよ」
「・・・・」
私はそれ以上何も言えなかった。人の区の話だし、この話に答えはないと思ったからだ。あったら争いなんてない。
それでも悪がいないなんてないと思う。特に分かりやすいのが信念や考え、頭を持たないバカで下劣なのがいる。
それが今、私たちの目の前に10人程現れた。
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