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6・流れ星のように (最終話)
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白い息が出る。雪が降っている。
そんな中私とスターダストさんは夜の散歩に出てる。
最後の散歩だ。
これからスターダストさんは自分をエネルギーに換えるシステムのある星に向かう。
ポラリスさんはエネルギーを地球に与える準備の為に先に宇宙へ行ったのが4ヶ月前。
だからこの4ヶ月、私とスターダストさんは2人で遊んでいた。
離れたくはなかった。消滅して欲しくなかった。消滅するなら私も消滅したい。
この気持ちは何だろう。分からない。
きっと分かった時にはスターダストさんはいない。
私は後悔で泣き続けるんだろう。
泣くのなんていつ以来だろう。
そしてまたスターダストさんのいなかった時の日常に戻る。
何かが変わるわけじゃない。変わってたものが元に戻るんだ。
ワタシは変わらないだろう。
この先のもずっと・・・・。
ずっとこのまま流れていく、流れ星のように。
寒い日。一段と寒い日だった。
その分空気が澄んでいるらしく「星」がよく見えた。
「あの星?」
私が聞く。
「多分、少し右のやつ」
彼が答える。
白い息が出る。寒いのに暖かい。よく分からない感覚とよく分かる感情が混じる。
「もう行くの?」
「うーん、多分」
「そう・・・・」
外灯のあまりない民家の密集する路地で私達はそんな最後の会話をした。
終り
そんな中私とスターダストさんは夜の散歩に出てる。
最後の散歩だ。
これからスターダストさんは自分をエネルギーに換えるシステムのある星に向かう。
ポラリスさんはエネルギーを地球に与える準備の為に先に宇宙へ行ったのが4ヶ月前。
だからこの4ヶ月、私とスターダストさんは2人で遊んでいた。
離れたくはなかった。消滅して欲しくなかった。消滅するなら私も消滅したい。
この気持ちは何だろう。分からない。
きっと分かった時にはスターダストさんはいない。
私は後悔で泣き続けるんだろう。
泣くのなんていつ以来だろう。
そしてまたスターダストさんのいなかった時の日常に戻る。
何かが変わるわけじゃない。変わってたものが元に戻るんだ。
ワタシは変わらないだろう。
この先のもずっと・・・・。
ずっとこのまま流れていく、流れ星のように。
寒い日。一段と寒い日だった。
その分空気が澄んでいるらしく「星」がよく見えた。
「あの星?」
私が聞く。
「多分、少し右のやつ」
彼が答える。
白い息が出る。寒いのに暖かい。よく分からない感覚とよく分かる感情が混じる。
「もう行くの?」
「うーん、多分」
「そう・・・・」
外灯のあまりない民家の密集する路地で私達はそんな最後の会話をした。
終り
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