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第60話・千夜一夜物語 17[マニュアル]
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マニュアル!
それさえあれば皆を幸せに出来る!・・・・ハズ!
まずはこの能力を知らなきゃ!
よくよく考えたら元凶はこの力だ!いやこの力のおかげで今ココにいれるし
この異世界でも生きていけてるんだけど。
怖い能力。
今は良くも悪くもだ。
知らなきゃいけない。皆を幸せにする為に!
でも言ってみたけどマニュアルって出せるのか?
「・・・・マニュアルか」
「・・・どうでしょう?」
「出来るで。ワイの願いを叶える力はワイの知らない事でも叶えられるから。事象として現実化する事ななんや。要はワイは願いと現実の橋みたいなもん」
分かるような分からないような。
「あ、マニュアルはどんな形で出す?紙?それとも魔法画面?」
「紙で!」
即答。俺はどんな漫画も死ぬまで紙派!!
「オイ!クロちゃん・・・様!何だその願いは!」
「アリババ、落ち着いてぇ。クロちゃんに任せようぅ」
「しかしシンドバット様!」
「アリババ、シンドバット様が仰っているんだ」
「兄さん・・・・!」
「アリババ様・・・シンドバット様信じようぜ」
「・・・・・っ」
「なぁマニュアルってなんだ?ボクに教えろ」
「・・・・・答えてやれアーズィム」
「いやお前知らねぇんだろバイコ!」
「説明書だ。ただ天使が何の説明書を欲しているかは分からないが」
「説明書ねぇ。ま、ご主人様が欲しがってるんだから良いんじゃん」
「その通りだ。マスターの考えが一番」
「そこら辺に売ってりゃ俺がぶんどってくるのによ~」
「天使・・・・信じてます」
「ほな作るで!」
そう言うとジンさんの周りに青白い光で魔法陣の様なものが展開される。
「・・・・これが神の力」
強者揃いのこのメンバーの中にいるとこの魔法陣がどれだけ凄いかが分かる。
全員が臨戦態勢だ。
いつでも戦える構えを取っている。
俺はジンさんをひたすら見てる。
陣の中心に全てが集まっていくような感覚。
青白い光は次第に黄色に変わり、ジンさんの頭上に集まる。
そして光は姿を変え、一冊の本に成った。
陣は消え、本が俺の元へ飛んで来る。
「はい、これがクロちゃんの願いや」
本は神話をでも書いてありそうな赤黒い皮のような表紙に金文字で何か書いてある。
古さも感じるが新しさも感じるまた妙な気分にさせられる本。
これさえあれば・・・・!
それさえあれば皆を幸せに出来る!・・・・ハズ!
まずはこの能力を知らなきゃ!
よくよく考えたら元凶はこの力だ!いやこの力のおかげで今ココにいれるし
この異世界でも生きていけてるんだけど。
怖い能力。
今は良くも悪くもだ。
知らなきゃいけない。皆を幸せにする為に!
でも言ってみたけどマニュアルって出せるのか?
「・・・・マニュアルか」
「・・・どうでしょう?」
「出来るで。ワイの願いを叶える力はワイの知らない事でも叶えられるから。事象として現実化する事ななんや。要はワイは願いと現実の橋みたいなもん」
分かるような分からないような。
「あ、マニュアルはどんな形で出す?紙?それとも魔法画面?」
「紙で!」
即答。俺はどんな漫画も死ぬまで紙派!!
「オイ!クロちゃん・・・様!何だその願いは!」
「アリババ、落ち着いてぇ。クロちゃんに任せようぅ」
「しかしシンドバット様!」
「アリババ、シンドバット様が仰っているんだ」
「兄さん・・・・!」
「アリババ様・・・シンドバット様信じようぜ」
「・・・・・っ」
「なぁマニュアルってなんだ?ボクに教えろ」
「・・・・・答えてやれアーズィム」
「いやお前知らねぇんだろバイコ!」
「説明書だ。ただ天使が何の説明書を欲しているかは分からないが」
「説明書ねぇ。ま、ご主人様が欲しがってるんだから良いんじゃん」
「その通りだ。マスターの考えが一番」
「そこら辺に売ってりゃ俺がぶんどってくるのによ~」
「天使・・・・信じてます」
「ほな作るで!」
そう言うとジンさんの周りに青白い光で魔法陣の様なものが展開される。
「・・・・これが神の力」
強者揃いのこのメンバーの中にいるとこの魔法陣がどれだけ凄いかが分かる。
全員が臨戦態勢だ。
いつでも戦える構えを取っている。
俺はジンさんをひたすら見てる。
陣の中心に全てが集まっていくような感覚。
青白い光は次第に黄色に変わり、ジンさんの頭上に集まる。
そして光は姿を変え、一冊の本に成った。
陣は消え、本が俺の元へ飛んで来る。
「はい、これがクロちゃんの願いや」
本は神話をでも書いてありそうな赤黒い皮のような表紙に金文字で何か書いてある。
古さも感じるが新しさも感じるまた妙な気分にさせられる本。
これさえあれば・・・・!
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