少女漫画の当て馬に転生したら聖騎士がヤンデレ化しました

猫むぎ

文字の大きさ
42 / 98

奥の奥まで

しおりを挟む
「ユーリのお腹の熱に触れたい」

「おなか?」

「ユーリの中が知りたい、俺しか知らない…俺だけがユーリの一部になる」

吐息混じりの甘い声でそう言われ、俺の中にイヴの指がゆっくりと入ってきた。
最初は違和感が凄くて、痛くはないが異物に眉を寄せていた。

俺の中に入って俺の一部になるってどういう事なんだ?

ゆっくりと動かされて、異物以外のなにかを感じた。
それは自分でも分からない未知なるものだった。

俺のを擦られた時よりも強い衝撃を感じた。
暴かれた事がない場所を暴くように広げられた。
キュッとイヴの指を締め付けると、イヴは嬉しそうな顔をする。

動きも大胆になっていき、水の魔術を使ったのかスムーズに指が動いていた。

「へっ、へんな感じがするっ!こんな事…おれっ…」

「大丈夫、俺がユーリの知らないユーリを暴いてあげる……ユーリ、俺の…」

指を奥まで入れられて、さっきより動きが大胆になっていく。
異物感に萎えたかと思っていた俺の下半身は目を逸らしたくなるほど興奮していた。
自分では分からないが気持ちいいって事なのか?腹の中を触られて…体を熱くさせていた。

イヴは目を細めて、指を引き抜いた。

異物はなくなり、俺の体の熱だけが残っていた。
入っていたところが切なくて、ムズムズする。

目線が絡み合い、どちらかが目を瞑ると合図のように唇が重なり合った。

俺の中になにかが入ってくると、ボーッとした頭で考える。

ライバル同士だったのに、これは自慰の範囲を超えている。

「あっ!んっ、ふぁっ…んんっ!!」

「はぁ…ユーリの中に、俺が……熱くてどうにかなりそうだ」

イヴはうっとりとした顔をして、俺の腹を撫でていた。
腹の中にイヴがいる?なんか不思議な気分だ。

イヴの大きいものが俺の中に入っている、圧迫している感じはするが痛みはない。
でもイヴがゆっくりでも動くと、中が擦れてビクビクと震える。

目が合う度にキスを繰り返して、だんだん力が抜けていく。

全部入っていたわけじゃないのか、どんどんイヴが奥に入ってくる。
行き止まりなのか、イヴが腰を止めて軽く動かしていた。

「あっ、あぁ、んぁっ」

「ユーリ、イきそう?中が震えてる」

自分にはよく分かっていなかったが、イヴにそう言われて腰の動きが早くなる。
俺をイかせる動きだが、俺は前を触っていない…触っていないのに中だけでイけるものなのか?

イヴも興奮しているのか、眉を寄せて俺を見て笑っていた。
ベッドが動きに合わせてギシギシと音を立てていた。
頑丈そうなベッドなのに音が出るという事はかなりの激しさだった。

喘ぐ声しか出なくなり、イヴを中でキュウキュウと締め付ける。
お互いの繋がっているところが熱い…前よりもずっと…

裏側のある場所をかすめるだけで奥の奥がきゅんと震えた感じがした。

「ユーリは、ここが好きだね」

「あっ、んっ、あっ、あっ」

「俺の体液がユーリの一部になる、俺を受け入れて…ごめんね、とまらない…まだ足りない…餓死してしまいそうだ」

イヴがブツブツとなにかを呟いていて、聞く余裕がなくてイヴから与えられる快楽をただ感じていただけだった。
俺は知らない快楽で、イヴによりイかされる…頭でそう理解していた。
男なのに、女のように扱われる……嫌な筈なのに相手がイヴだからか、俺は一度も嫌悪感を抱いていなかった。

憧れだけの感情なのか、やっぱり俺はイヴが好きだったのかな。
だから俺に好意があると勘違いした時も、イヴの傍を離れる事は考えていなかった。
イヴが俺をどう思っていても、俺は傍にいる事に決めたんだ。

腹をずっと撫でていたイヴが俺の腰を掴んだ。

もう絶頂の事しか考えられない俺はそれに気付いていなかった。

イヴの笑みも、何も…

「ユーリ…」

「え…あぁぁぁっっ!!!!!」

イヴが俺の名前を呼んだから、イヴの方を見た。
少し気が緩んでいて、イヴが腰を引き寄せて奥まで貫かれた。
行き止まりだと思っていた場所をこじ開けられて、決して一滴もこぼさないように奥に熱い欲を注がれた。

突然押し寄せてきた強すぎる快楽に耐えられず絶頂した。

ビクビクと体がまだ快楽を求めてイヴに吸い付いている。
それに応えるようにイヴは腰を引いて、一気に貫いた。
またイってしまった、体がイヴを求めている…腕も熱い。
舌が絡み合い、強く手を握りイヴが与える快楽に身を委ねた。

イヴの出した欲望が俺の腹を熱くさせる。

何をしているのかも忘れて、ただお互いの行為に夢中になった。
イヴが俺の体に印を付けて、俺はそれに応えるように中を締め付けて体を重ね合った。

どのくらい経ったのか分からないが、いつの間にか俺の意識はなくなっていた。
しおりを挟む
感想 59

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。 男前受け

過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される

中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」 夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。 相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。 このお話はムーンライトでも投稿してます〜

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!

ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。 「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」 なんだか義兄の様子がおかしいのですが…? このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ! ファンタジーラブコメBLです。 平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。   ※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました! えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。   ※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです! ※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡ 【登場人物】 攻→ヴィルヘルム 完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが… 受→レイナード 和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

魔法使い、双子の悪魔を飼う

よんど
BL
「僕、魔法使いでよかった」 リュシーは宮廷専属の優秀な魔法使い。 人が寄りつけない程強い自身の力のせいで常に孤独なリュシーは、ある日何気なく街を歩いていた際に闇商人の話を聞いてしまう。貴重で価値ある''モノ''を高値で買い取る悪趣味な会が近くであるらしく気になったリュシーは其処で不思議な双子と出逢いを果たす。 本の見よう見まねで無償の愛を与え続けるリュシーに育てられた双子はいつしか胸の内に何とも言えない感情を抱く様になり... 独りぼっちだった魔法使いが出逢いを通して彼等と関係を紡いでいき幸せを知る微闇要素有りのBLファンタジー。 (※) 過激描写のある話に付けています。 *** 攻め視点 ※不定期更新です。 ※誤字脱字の報告助かるので嬉しいです。 ※何でもOKな方のみ拝読お願いします。 扉絵  YOHJI@yohji_fanart様 (無断転載×)

「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜

中山(ほ)
BL
「ルイン、少し口開けてみて」 仕事終わりの静かな執務室。 差し入れの食事と、ポーションの瓶。 信頼していた従兄のトロンに誘われるまま、 ルインは「大人の相性確認」を始めることになる。

魔王の息子を育てることになった俺の話

お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。 「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」 現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません? 魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。 BL大賞エントリー中です。

処理中です...