#夢に詩えば太陰暦　365日詩われるコトバたち

久遠真己

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長月　穂が長くなる月（2023）

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15秒で、言葉の世界に魅せる詩集。性別を問わない愛の描写多め。
Twitter【@corundum07】にて、タグ #夢に詩えば太陰暦で毎日更新しているものを月ごとにまとめます。
ぜひ、ご愛読ください。
貴方の心に刺さるものがあれば、嬉しい限りです。

2023/09/29の #夢に詩えば太陰暦
#短歌
地味な高校生が二人で帰り道を歩く詩

眩しくてわたしの上に影が降る笑いかけないで人気者のきみ

2023/09/24の #夢に詩えば太陰暦
#短歌
高嶺の彼を嫌う男が刺々しく皮肉る詩

君は薔薇のようなおとこ
刺があるにもかかわらず
香りで誘う

2023/09/23の #夢に詩えば太陰暦
子どもらしい中学生がふてくされる詩

実った桃のように収穫できればいいのに努力の成果

2023/09/22の #夢に詩えば太陰暦
#短歌
寝起きの高校生が顔をしかめる詩

過ぎ去った日が首を絞め
おはようもきみにいえない朝が嫌いだ

2023/09/17の #夢に詩えば太陰暦
髪を振り乱す女が諦めたい詩

喚き散らして泣き叫びたいのです。
自分が傷付いたのとだと世界に知らしめてやりたい。
それでもなにも変わらなければ、きっとようやく諦められる。

2023/09/09の #夢に詩えば太陰暦
理不尽に襲われた女が自分を宥める詩

嫌なこと　すべて重なることもある
わたし悪くないって笑いとばそ

2023/09/04の #夢に詩えば太陰暦
足掻く男が不自由な詩

運命に首を絞められた男

2023/09/01の #夢に詩えば太陰暦
誰からも求められる男が傷だらけの詩

神から全てを与えられたが、
その代償として命を摘まれかけた男

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