ユータ漫遊記 ~異世界を旅しながら世直ししてやろう~

ヨシダダダ

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「この世界の人間どもは今の暮らしに満足しているのだろうか」
まあしていないと思うけど偉い人に逆らっても殺されるだけだろうからな。
「力があれば我慢なんてしないだろうな」
まあ暴力で押さえつけるならそれ以上の暴力があれば跳ね返せるということだからな。
「こんな統治方法が許されるのか?本当に人々のためになっているのか?」
まだまだ文明レベルが低いから仕方がないのかもしれない。
でもこのままではまともな政治体制になるまでどれだけ時間が必要になるのだろうか。
まあ自然な発展に委ねるのもいいけど、せっかく俺がいるのだから少しくらい手伝ってやってもいいだろう。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
まあな。
「専制が当たり前だけど民主主義を目指すべきだろう」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「権力を受け継いだ一個人によって国が亡ぶかもしれないリスクは見過ごせないからな」
「そこまで考えているなんてさすがユータね」
「ユータ様のご慧眼はさすがです」
「民だって自分で支配者を選べるほうがいいだろう」
「そこまで思いやれるなんてさすがユータね」
「ユータ様は寛大でお優しいですから民も喜ばれることでしょう」
「俺は神だから崇める対象にはなっても支配者にはならない」
「そこがユータのすごいところね」
「さすがわたしのご主人様であるユータ様です」
さて、することは決まった。
「そこで作り出したのが自爆の巻物だ。これなら魔法が使えない人だって自爆魔法が使える」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「死んでも他の人のためになると覚悟を決められるなら有意義に使うだろう」
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「これで支配者の一方的な支配構造を壊せる。少しくらい混乱するかもしれないけど民衆が力を手に入れることで新しい未来が始まるんだ」
「さすがユータね。私との未来はいつ始まるの?」
「さすがです、ユータ様。ユータ様の未来はきっと素晴らしいものになるでしょう」
でも他人のためにそこまで手間をかけるのも面倒だ。
俺はもっと楽をしたいのに、ついがんばってしまう。
まあ俺はお人好しだと自覚しているし簡単には治らないからな。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
まあな。
さて、自爆の巻物をいくつか作り出した。
後は適当な村人にでも渡しておくか。

「おい、そこの村人。いいものをくれてやる」
「ありがたい、ありがたい」
「これを使うと自爆することができる。自分の命を犠牲にしてでも殺したい相手がいるなら使え」
「ありがとうございます」
俺からの施しを素直に受け取れる村人は善良な村人だ。
疑った奴は被害妄想が強くなるよう呪いをかけておいた。
もっと欲しがる欲深い奴は金を渡してやった。
まあ金なんていくらでもあるし、もっとばらまかないと使いきれないからな。
「さすがユータね」
「さすがです、ユータ様」
「まあ素直な態度が正解のときもある」
「ユータ、抱いて」
「リンよりも私を抱いてください」
もちろん俺は素直なミツナを抱いた。
リン?
裏切り者を許すはずがないだろう?
同行を許してやっているんだから最大限の譲歩はしている。
抱かないのは罰だ。
それにミツナのほうがおっぱいは大きいぞ。
その後のことを書くとR-18になってしまうので省略する。
今回は健全なR-15作品だからな。
「俺がユータだ!」
神となった俺による世直しの旅はまだ続く。
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