37 / 64
37
しおりを挟む
相変わらず犯罪が多い。
もちろん犯罪者は処刑しているけどそう簡単に犯罪はなくならない。
これだけ厳しく取り締まっても犯罪を犯すとは救いようがないな。
俺は死体の山を築きたくはないのに愚民が俺にそうさせる。
まったく王は大変だな。
だが俺は愚民どもを少しくらいは信じている。
いくら愚民とはいえ俺の善政の恩恵に預かれば犯罪をするとは思えない。
なら答えは決まっている。
「誰かが何か企んでいるとしか思えないな」
俺は知らないが俺の予想は当たっている。
隣国の手の者が暗躍しているのだ。
「ギルドの調査の結果は相変わらず何も異常を見つけられないか」
まあ無能だから当然の結果だろう。
どこかに犯罪を唆すような集団が潜んでいるはずなんだがな。
「こうして犠牲者が出るってことは宣戦布告みたいなものだよな」
「舐められていいの?」
「いいはずがない。どうせこんなことをするのは隣国だろう。報復しよう」
「さすがユータね」
「兵士に隣国を適当に荒らすよう命令しよう。これは警告だ。いきなり滅ぼすような事はしないけど警告くらいはしてやろう」
「さすがユータね」
「まあな」
こうして兵士が適当に隣国を荒らして帰ってきた。
まあ詳細は省いても問題ないだろう。
まあ警告としては十分だろう。
「これに懲りて犯罪なんて唆さなくなればいいんだけどな」
だが無駄だった。
相変わらず薬物は流行している。
一度薬物に依存してしまった人がそう簡単にやめられるはずがない。
供給が滞れば次は凶悪な犯罪に走ってしまうかもしれない。
相手は薬物依存症なのだからまともに考えられるとは思えない。
短絡的に凶行に走ってもおかしくはない。
大きな犯罪を防ぐためには小さな罪を見逃してやるしかないか。
仕方ないから俺が依存性の低い薬物を供給してやろう。
「みんなはユータほど上手くはないから薬物に頼るのも仕方ないと思うの」
「そうだよな」
だが思ったような結果にはならなかった。
素晴らしい効果と依存性のなさから中毒になる奴らが続出した。
依存性がないからのめり込むとはな。
俺は悪くない。
悪いのは薬物を乱用する奴らだ。
「失敗だったかな?」
「ユータがすごすぎるから失敗ではないわ。依存する人が悪いもの」
「そうだよな」
「ユータはすごいから」
「まあな」
「さすがユータね」
「まあ当然だな」
これで薬物依存症の問題も片付いたので犯罪者集団の件も片付けてやらないとな。
俺は兵士に命令し、再び隣国を荒らすように指示した。
「ついでに好きに犯していいぞ」
「さすがユータ様!話がわかる!」
「ユータ様万歳!」
「偉大なるユータ様大帝国に栄光あれ!」
「ユータ様!万歳!最高!素敵!抱いて!」
隣国への報復で国民の支持率も相変わらず高い。
他国へは兵士に任せるとして、俺が無能なギルド員に代わって犯罪組織のことを調べるか。
「気をつけてね、ユータ」
「ああ」
犯罪組織ごときに遅れを取るとは思えないが注意しておこう。
相手は卑劣な集団だ。
罠があってもおかしくはない。
俺に罠が通用するとも思えないけどな。
もちろん犯罪者は処刑しているけどそう簡単に犯罪はなくならない。
これだけ厳しく取り締まっても犯罪を犯すとは救いようがないな。
俺は死体の山を築きたくはないのに愚民が俺にそうさせる。
まったく王は大変だな。
だが俺は愚民どもを少しくらいは信じている。
いくら愚民とはいえ俺の善政の恩恵に預かれば犯罪をするとは思えない。
なら答えは決まっている。
「誰かが何か企んでいるとしか思えないな」
俺は知らないが俺の予想は当たっている。
隣国の手の者が暗躍しているのだ。
「ギルドの調査の結果は相変わらず何も異常を見つけられないか」
まあ無能だから当然の結果だろう。
どこかに犯罪を唆すような集団が潜んでいるはずなんだがな。
「こうして犠牲者が出るってことは宣戦布告みたいなものだよな」
「舐められていいの?」
「いいはずがない。どうせこんなことをするのは隣国だろう。報復しよう」
「さすがユータね」
「兵士に隣国を適当に荒らすよう命令しよう。これは警告だ。いきなり滅ぼすような事はしないけど警告くらいはしてやろう」
「さすがユータね」
「まあな」
こうして兵士が適当に隣国を荒らして帰ってきた。
まあ詳細は省いても問題ないだろう。
まあ警告としては十分だろう。
「これに懲りて犯罪なんて唆さなくなればいいんだけどな」
だが無駄だった。
相変わらず薬物は流行している。
一度薬物に依存してしまった人がそう簡単にやめられるはずがない。
供給が滞れば次は凶悪な犯罪に走ってしまうかもしれない。
相手は薬物依存症なのだからまともに考えられるとは思えない。
短絡的に凶行に走ってもおかしくはない。
大きな犯罪を防ぐためには小さな罪を見逃してやるしかないか。
仕方ないから俺が依存性の低い薬物を供給してやろう。
「みんなはユータほど上手くはないから薬物に頼るのも仕方ないと思うの」
「そうだよな」
だが思ったような結果にはならなかった。
素晴らしい効果と依存性のなさから中毒になる奴らが続出した。
依存性がないからのめり込むとはな。
俺は悪くない。
悪いのは薬物を乱用する奴らだ。
「失敗だったかな?」
「ユータがすごすぎるから失敗ではないわ。依存する人が悪いもの」
「そうだよな」
「ユータはすごいから」
「まあな」
「さすがユータね」
「まあ当然だな」
これで薬物依存症の問題も片付いたので犯罪者集団の件も片付けてやらないとな。
俺は兵士に命令し、再び隣国を荒らすように指示した。
「ついでに好きに犯していいぞ」
「さすがユータ様!話がわかる!」
「ユータ様万歳!」
「偉大なるユータ様大帝国に栄光あれ!」
「ユータ様!万歳!最高!素敵!抱いて!」
隣国への報復で国民の支持率も相変わらず高い。
他国へは兵士に任せるとして、俺が無能なギルド員に代わって犯罪組織のことを調べるか。
「気をつけてね、ユータ」
「ああ」
犯罪組織ごときに遅れを取るとは思えないが注意しておこう。
相手は卑劣な集団だ。
罠があってもおかしくはない。
俺に罠が通用するとも思えないけどな。
0
あなたにおすすめの小説
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界亜人熟女ハーレム製作者
†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です
【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる