敵襲

Yamaoka

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聖性

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 放っとけ。
 これが――。
 御手上げです。面目もありましょう。文明が違いすぎます。
 仮に打ったとして?さぁ?騎士らの考えはまったく。
 無理ですか?わかりません。
 六根。君も?
 えぇ(本末はそういっておこう)。
 居るの?うん。稽古稽古って。
 そうとはいってない――。
 といいますと?あの剣には見込みがなく。放ったんですか?つまり。
 いつぞ。俺に歯向かった騎士も無惨に。
 一兵ですか?そうなるな。なんの足しにもならなかった。
 「近衛兵」
 としては?一応の建前は呈しておけ。
 俺がやりますよ。なぁ?
 オー。
 魔導をして。
 はぁ。手彫りなわけだ。
 紋様は見当たらず。岡っ引きが。慌てなくてよい。剣ではないから。
 政宗に通じ。ふん。中心か?
 打ち直すと打ち直すでそれもまた結構。どうだ。
 そうですね。
 殿下か?奴隷とはどうだ。誰を立たせます?
 平易か?じゃ柄に?一本であることに変わりはない。
 賢君もまた。あっでもほら結局列挙に事欠くから。
 斯様な横柄はないといっている。
 ただ照応も所望。魔導の発展に。捨てたんでしょう。
 もう一度いってみろ。はぁ。
 あぁ。竹刀もぼろぼろ。街に行くか?
 あぁこうちゃん。坊や。いつ見ても同じ形だね。なにが変わるんですか?
 開花も開花。騎士様が来てらして。
 「騎士」
 どういう?なにやらどいつから。あれか……?
 さて。どうしたものか?入国は許可したんでしょう。そうだけど。全然見幕が違うというか?
 「どいつ」
 でしたか?物騒よな。奉行は?前はそういう頻度でしたでしょうか?
 うーん。
 「鎧」
 暑くないのか?
 よしよしよしよし。踏みますよ。すまん。突くから?円になってませんね。直刀ではなく。叩き斬れない。分厚くないっすか?
 両刃じゃ?凄い。剣一本で成立する。
 手持ちが。あぁいいよ。しかしいま需要ないだろ。剣は――?
 誰だ。
 誰だとはないだろう。日本の徒。買い物が済んだので。
 勘定は?
 うん――?
 人事として君に用はない。ならなんで来るんですか?…ふむ。正論だ。ただ不純物を残すわけにいかない。
 「不純物」
 代金を払わんとは不純ではないのか?そうなんですね。
 いや国柄ではない。
 おーい。盛り上がってっとこ。悪いね!すまんね!こりゃまた軽装で。ねっ?これを。逃げろよ…。
 悪い――。
 盾を持たんが。
 なんと?試合の場を設けて頂きたく。御前(ごぜん)はできないよ――。
 あーあ。権力が邪魔をして。どんな小僧ですか?よくわからんが。
 問屋か?
 開ケるぞ。なンだ。頼まれてまして。誰ゾ。性分ヲ。帰れーこの。人畜ですか?刀を見繕って持ってっタっていいぞ。何卒…。
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