31 / 45
第31話 王国からの使者
しおりを挟む
「だいぶそれらしい形になってきたな」
「ええ、そうですね。トオル様」
今、オレの前には出来上がった蒸気列車と、その列車が走るための駅が出来上がっていた。
行き先は勿論、セバスが作った街セバストスである。
ちなみに今回、この駅と列車を作ったのはオレではなくセバスの街の住人、トーマス率いる発明家達とオレの街の住人である。
正直オレが神の通貨を使って駅と列車を作れば一瞬なのだが、それでは街の住人達の成長にはならないだろうし、なによりも今回の駅と列車に関してはトーマス達が自分達で作り上げたいと言ってくれた。
それにオレの街の住民達も同意し、互いの協力のもと、ついに完成したのである。
「それにしても立派な列車だなぁ」
それは全身黒塗りの巨大な列車であり、中もおよそ二百人が乗れるであろうスペースが出来上がっている。
当然、それぞれ椅子も用意されており、目的地に着くまでゆっくりとくつろぐことも可能。
「今回の列車の設計に関してはそちらの首都ホープにあるギルドの知識が大いに役に立ったよ。蒸気の力だけで列車を回すにしてもやはり燃料の問題はなくならない。だが、そちらが新たに開発した特殊火魔石は通常の火魔石よりも火力やエネルギーが段違いだ。これがあれば列車を動かすだけの燃料としては十分」
そう言ってトーマスは列車の製造に携わったうちの生産系ギルド達に改めて礼を言う。
ギルドの皆も「こちらこそ、面白い製造に携わったよ」と嬉しそうな様子だ。
「それではトオル様。早速運行をお試し致しますか?」
「そうだな……」
セバスからの誘いにそのまま列車に乗ろうと頷こうとした瞬間、
「ご主様ー!」
ふと慌てるケルちゃんの声が聞こえて後ろを振り返る。
何事かと見ると、そこにはケルちゃんの他にもうひとりメイドの姿が見えた。
「お騒がせして申し訳ありません。主様」
「ルビーか?」
そこにいたのは二メートルを越す巨体に鍛え抜かれた肉体を持った女子力高めのメイドルビーであった。
「実は先ほど我が領土に近づく一団の姿を確認致しました。よろしければ、主様のご指示を伺いたく」
「こちらに近づく……一団?」
思わぬルビーからの報告にオレもその場にいたセバス達も緊張の顔を浮かべた。
◇ ◇ ◇
「なるほど。確かに五十人ほどからなる一団がこちらに近づいて来ていますね」
ルビーの報告を受けたオレ達は、そのまま彼女が監視している塔の頂上にあがり、そこからこちらに近づく一団を確認する。
残念ながらオレには遠すぎてよく見えなかったが、セバスやケルちゃん達には確認できたようだ。
「ご主人様。よければこれを使ってください。なんでもトーマスさんが発明した望遠鏡なるものとか」
「お、マジか? サンキュー、ケルちゃん」
ケルちゃんから渡された望遠鏡を使い、オレは一団を確認する。
うん、確かに五十人ほどの一団が列を取って、こちらに近づくのが見える。
しかもほとんどが鎧を身にまとったいかにも騎士という風貌だ。
それから旗のようなものを掲げて、こちらに近づいている。
あの旗は……国旗か? 何から国の象徴らしいマークが描かれているが、正直この世界にある国はまだ把握できていないのでそれがどの国のものかは分からない。
果たして、彼らの目的はなんなのか。そうオレが疑問に感じた瞬間、
「あれ、ご主人様。あの先頭の人ってケインさんじゃないですか?」
「へ?」
ケルちゃんの声にオレは慌てて先頭の歩く人物を確認する。
それは鎧で身を包んではいたが、確かに以前オレの街に迷い込んできたあのケインであった。
ということはあの一団はケインの国の騎士団?
見るとその歩みは迷いがなく、明らかにオレのいる街を目指している様子だ。
ひょっとして、以前のお礼に来たのかな?
にしてはやけに物々しいが……。
思わぬ知り合いの姿に一瞬ホッとするものの、ますます意図が読めずに考え込むオレ。
そんなオレに対しセバスは「いかがいたしましょうか?」と判断を仰ぐ。
「……とりあえず話だけでも聞いてみよう」
オレのその選択にケルちゃんもセバスもルビー達も静かに頷く。
◇ ◇ ◇
ひとまず地上に降りたオレ達は彼らが来るであろうルートに待ち伏せして、彼らの到着を待つ。
そうしてしばらくすると地平線の向こうから、先ほど確認したケインの一団が現れる。
彼らはオレ達の前まで移動すると、その場で敬礼をし、直立不動の姿勢を取る。
「トオル殿。お久しぶりです」
「ケインさんもお元気そうで何よりです」
まず最初にケインがオレに挨拶し、笑みを浮かべる。
だが、すぐに笑みを消すとなにやら真剣な様子でオレ達を見る。
「今回、私は皆様にお願いがあってこちらまで伺いました」
「お願い、ですか?」
「はい。ですが、それは私の口よりもこの方の口から話すべきですので……」
そう言ってケインが下がると、その後ろから一人の少女が姿を現す。
純白のドレスをまとった汚れない姿に、金の滑らかな髪。
まるで平野に咲いた一輪の花のように可憐で美しい少女が現れる。
お姫様かなにかだろうか?
そう思うほどに少女は凛とし、気品に満ち溢れていた。
「はじめまして。私はギルテンド王国王女カテリーナと申します」
って本当に王女様だったー!?
思わぬ自己紹介に面を食らうオレであったが、しかし次に王女様が宣言したセリフに更なる驚愕を覚えた。
「トオル様。我が国ギルテンドからのお願いです。どうか、トオル様の領土に存在するダンジョンを我々、ギルテンドの民にも使用許可を頂けないでしょうか!?」
「へっ?」
その思わぬ懇願にオレもケルちゃん達も呆気に取られるのであった。
「ええ、そうですね。トオル様」
今、オレの前には出来上がった蒸気列車と、その列車が走るための駅が出来上がっていた。
行き先は勿論、セバスが作った街セバストスである。
ちなみに今回、この駅と列車を作ったのはオレではなくセバスの街の住人、トーマス率いる発明家達とオレの街の住人である。
正直オレが神の通貨を使って駅と列車を作れば一瞬なのだが、それでは街の住人達の成長にはならないだろうし、なによりも今回の駅と列車に関してはトーマス達が自分達で作り上げたいと言ってくれた。
それにオレの街の住民達も同意し、互いの協力のもと、ついに完成したのである。
「それにしても立派な列車だなぁ」
それは全身黒塗りの巨大な列車であり、中もおよそ二百人が乗れるであろうスペースが出来上がっている。
当然、それぞれ椅子も用意されており、目的地に着くまでゆっくりとくつろぐことも可能。
「今回の列車の設計に関してはそちらの首都ホープにあるギルドの知識が大いに役に立ったよ。蒸気の力だけで列車を回すにしてもやはり燃料の問題はなくならない。だが、そちらが新たに開発した特殊火魔石は通常の火魔石よりも火力やエネルギーが段違いだ。これがあれば列車を動かすだけの燃料としては十分」
そう言ってトーマスは列車の製造に携わったうちの生産系ギルド達に改めて礼を言う。
ギルドの皆も「こちらこそ、面白い製造に携わったよ」と嬉しそうな様子だ。
「それではトオル様。早速運行をお試し致しますか?」
「そうだな……」
セバスからの誘いにそのまま列車に乗ろうと頷こうとした瞬間、
「ご主様ー!」
ふと慌てるケルちゃんの声が聞こえて後ろを振り返る。
何事かと見ると、そこにはケルちゃんの他にもうひとりメイドの姿が見えた。
「お騒がせして申し訳ありません。主様」
「ルビーか?」
そこにいたのは二メートルを越す巨体に鍛え抜かれた肉体を持った女子力高めのメイドルビーであった。
「実は先ほど我が領土に近づく一団の姿を確認致しました。よろしければ、主様のご指示を伺いたく」
「こちらに近づく……一団?」
思わぬルビーからの報告にオレもその場にいたセバス達も緊張の顔を浮かべた。
◇ ◇ ◇
「なるほど。確かに五十人ほどからなる一団がこちらに近づいて来ていますね」
ルビーの報告を受けたオレ達は、そのまま彼女が監視している塔の頂上にあがり、そこからこちらに近づく一団を確認する。
残念ながらオレには遠すぎてよく見えなかったが、セバスやケルちゃん達には確認できたようだ。
「ご主人様。よければこれを使ってください。なんでもトーマスさんが発明した望遠鏡なるものとか」
「お、マジか? サンキュー、ケルちゃん」
ケルちゃんから渡された望遠鏡を使い、オレは一団を確認する。
うん、確かに五十人ほどの一団が列を取って、こちらに近づくのが見える。
しかもほとんどが鎧を身にまとったいかにも騎士という風貌だ。
それから旗のようなものを掲げて、こちらに近づいている。
あの旗は……国旗か? 何から国の象徴らしいマークが描かれているが、正直この世界にある国はまだ把握できていないのでそれがどの国のものかは分からない。
果たして、彼らの目的はなんなのか。そうオレが疑問に感じた瞬間、
「あれ、ご主人様。あの先頭の人ってケインさんじゃないですか?」
「へ?」
ケルちゃんの声にオレは慌てて先頭の歩く人物を確認する。
それは鎧で身を包んではいたが、確かに以前オレの街に迷い込んできたあのケインであった。
ということはあの一団はケインの国の騎士団?
見るとその歩みは迷いがなく、明らかにオレのいる街を目指している様子だ。
ひょっとして、以前のお礼に来たのかな?
にしてはやけに物々しいが……。
思わぬ知り合いの姿に一瞬ホッとするものの、ますます意図が読めずに考え込むオレ。
そんなオレに対しセバスは「いかがいたしましょうか?」と判断を仰ぐ。
「……とりあえず話だけでも聞いてみよう」
オレのその選択にケルちゃんもセバスもルビー達も静かに頷く。
◇ ◇ ◇
ひとまず地上に降りたオレ達は彼らが来るであろうルートに待ち伏せして、彼らの到着を待つ。
そうしてしばらくすると地平線の向こうから、先ほど確認したケインの一団が現れる。
彼らはオレ達の前まで移動すると、その場で敬礼をし、直立不動の姿勢を取る。
「トオル殿。お久しぶりです」
「ケインさんもお元気そうで何よりです」
まず最初にケインがオレに挨拶し、笑みを浮かべる。
だが、すぐに笑みを消すとなにやら真剣な様子でオレ達を見る。
「今回、私は皆様にお願いがあってこちらまで伺いました」
「お願い、ですか?」
「はい。ですが、それは私の口よりもこの方の口から話すべきですので……」
そう言ってケインが下がると、その後ろから一人の少女が姿を現す。
純白のドレスをまとった汚れない姿に、金の滑らかな髪。
まるで平野に咲いた一輪の花のように可憐で美しい少女が現れる。
お姫様かなにかだろうか?
そう思うほどに少女は凛とし、気品に満ち溢れていた。
「はじめまして。私はギルテンド王国王女カテリーナと申します」
って本当に王女様だったー!?
思わぬ自己紹介に面を食らうオレであったが、しかし次に王女様が宣言したセリフに更なる驚愕を覚えた。
「トオル様。我が国ギルテンドからのお願いです。どうか、トオル様の領土に存在するダンジョンを我々、ギルテンドの民にも使用許可を頂けないでしょうか!?」
「へっ?」
その思わぬ懇願にオレもケルちゃん達も呆気に取られるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
誰からも食べられずに捨てられたおからクッキーは異世界転生して肥満令嬢を幸福へ導く!
ariya
ファンタジー
誰にも食べられずゴミ箱に捨てられた「おからクッキー」は、異世界で150kgの絶望令嬢・ロザリンドと出会う。
転生チートを武器に、88kgの減量を導く!
婚約破棄され「豚令嬢」と罵られたロザリンドは、
クッキーの叱咤と分裂で空腹を乗り越え、
薔薇のように美しく咲き変わる。
舞踏会での王太子へのスカッとする一撃、
父との涙の再会、
そして最後の別れ――
「僕を食べてくれて、ありがとう」
捨てられた一枚が紡いだ、奇跡のダイエット革命!
※カクヨム・小説家になろうでも同時掲載中
※表紙イラストはAIに作成していただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる