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第4話 四聖皇
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「ここが領主の館……」
そこはやはり以前オレが見た領主の館とは違っていた。
おぼろげな雰囲気や全体の作りは以前見た領主の館に似ているが、やはりあれから色々と改装や改築がされたのか今では別の建物であった。
そんな巨大な館の前に立つ門番にオレはゆっくりと近づいていく。
「あの、すみません。領主様に会いたいのですが……」
「ん、なんだお前は? 悪いが領主様は忙しい。お前のような小僧に構っている暇はないぞ」
やはり、そうきたか。
だが、手紙にはこの街の領主を頼るよう言われている。他に行き場がない以上、オレはダメ元で胸元に入れていた手紙を取り出し事情を説明する。
「その、実はオレ斑鳩(いかるが)真人(まさと)って言って、この世界に召喚された転移者です。えっと、多分百年以上前に……。で、その時の仲間から何かあればこの街の領主を尋ねるよう言われてきたんですけど……そのことを領主様にお伝えできませんかね?」
「なに?」
オレが告げた内容に訝しげに眉をひそめる門番。
そりゃそうだよな。やっぱ、こりゃダメかー。とオレがそう思った次の瞬間、門番がオレから手渡された手紙を見て血相を変える。
「!? こ、これは!?」
ん、なんだ? どうしたんだろう?
明らかに門番の顔色が変わり、すぐに館から兵を呼ぶと何かを伝える。
その後、手紙をオレに渡すと先程とは打って変わったように態度が変わった。
「失礼いたしました。まさか『四聖皇』様の遣いとは存じませんでした。それでは領主様へ案内いたしますのでこちらへお通りください」
はい? 四聖皇? なにそれ?
オレが疑問を口にするよりも早く兵士達がオレを館の中へと案内するのだった。
◇ ◇ ◇
「やあやあ、あなた様が『四聖皇』様がおっしゃっていた御方ですか。初めまして、私がこの街の領主です」
「はあ、どうも」
そこでオレを迎えたのは四十代後半のややぽっちゃり体型の男性であった。
以前、この街に来た時の領主は女性だったために、やはりどうにも違和感を覚えてしまう。
しかし、そんなオレに気づいた様子はなく領主は館の奥へと案内する。
「まあ、とにかくこちらへ来てください。あなた様のことは実は先祖代々聞き及んでおります」
「え!? 本当ですか!?」
「ええ、我らが『四聖皇』様よりの勅命ですから」
「その『四聖皇』ってなんですか?」
「ご存知ないのですか!?」
オレが問いかけると領主は大仰なリアクションを取るがすぐに「……では、ご説明いたしましょう」と軽く咳払いをした後、講釈をしてくれる。
「『四聖皇』様とは今より百年以上前に現れたこの世界を救ってくれた英雄様です」
「英雄……」
「はい。当時、この世界エウル・リエスには魔王が降臨し、人々を恐怖の元、支配しておりました。各地では魔王の息のかかった魔獣や魔物が跋扈し、国は荒れ果て民も疲弊しておりました」
領主が話には聞き覚えがあった。
というのも当然であり、なぜならそれはオレがこの異世界に転移した際に聞かされた話そのものであったからだ。
「しかし、その時、我らが国王エドワルド一世様がこの世界に伝わる秘術『転移の儀』を執り行ったのです! それは別世界よりこの世界を救う宿命を背負った勇者を呼び出すという秘術。かつて、この世界が危機に陥るたびにそれが発動されたと聞きます。そして、その召喚に応じて現れた“四人”の勇者こそ、後の『四聖皇』様なのです」
ん、四人?
領主のそのセリフにオレは一瞬違和感を覚えた。
この世界に呼び出されたのはオレを含む湊達五人のはずだが……。
しかし、そう考えてオレはすぐに納得する。
いや、そうか。四人で合っているのか。なぜなら、オレはスキル『睡眠』により長い間、眠りについていた。当然その間、オレが湊達と活躍できるはずもなく、後世の歴史に名が残るとしてもそれはオレ以外の四人なのだから。
「『四聖皇』様は魔王を倒し、この世界に平和をもたらしたのです。そうして彼らは伝説となり、我々はあの御方達の教えを胸に健やかに生きているのです。彼らが残した伝説と、聖皇教の教えに従い」
「聖皇教?」
また聞き覚えのない単語が出てきた。
教というからには何かの宗教だろうか? 先程からの『四聖皇』が湊達四人だとすると、それを崇める宗教が聖皇教だろうか。
しかし、まさか湊達がここまですごい影響を残すとは思わなかった。
彼らの親友であり、一時だが共に旅をした仲間として誇らしい反面、その旅に最後まで参加できなかったのが少しだけ悔しい。
そんなことを思っていると目の前に大きな扉が現れ、領主がその扉を開ける。
「さ、どうぞ。中へ」
領主に促されるまま中へ入るオレ。
だが、そこに映った光景を見てオレは一瞬、驚きに固まった。
「え?」
そこは広間。一見するとなんの変哲もない空間だが、そこにいたのは数十人を超える武装した兵士達。
彼は皆、全身を鎧で包んでおり、その手には斧や槍、剣といった武器を構えていた。
そして、彼ら全員例外なく殺気立っており、その矛先はオレへと向けられていた。
「あの、領主様……これって一体?」
恐る恐る振り返るとそこには先程までオレを案内していた兵士達が領主を守るように陣形を組み、武器を構えていた。
混乱するオレには兵士の影に隠れた領主がとんでもない事実を告げた。
「『四聖皇』様より代々受け継がれてきた命令です。この街に斑鳩(いかるが)真人(まさと)を名乗る人間が現れたら――捕えよ、と」
そこはやはり以前オレが見た領主の館とは違っていた。
おぼろげな雰囲気や全体の作りは以前見た領主の館に似ているが、やはりあれから色々と改装や改築がされたのか今では別の建物であった。
そんな巨大な館の前に立つ門番にオレはゆっくりと近づいていく。
「あの、すみません。領主様に会いたいのですが……」
「ん、なんだお前は? 悪いが領主様は忙しい。お前のような小僧に構っている暇はないぞ」
やはり、そうきたか。
だが、手紙にはこの街の領主を頼るよう言われている。他に行き場がない以上、オレはダメ元で胸元に入れていた手紙を取り出し事情を説明する。
「その、実はオレ斑鳩(いかるが)真人(まさと)って言って、この世界に召喚された転移者です。えっと、多分百年以上前に……。で、その時の仲間から何かあればこの街の領主を尋ねるよう言われてきたんですけど……そのことを領主様にお伝えできませんかね?」
「なに?」
オレが告げた内容に訝しげに眉をひそめる門番。
そりゃそうだよな。やっぱ、こりゃダメかー。とオレがそう思った次の瞬間、門番がオレから手渡された手紙を見て血相を変える。
「!? こ、これは!?」
ん、なんだ? どうしたんだろう?
明らかに門番の顔色が変わり、すぐに館から兵を呼ぶと何かを伝える。
その後、手紙をオレに渡すと先程とは打って変わったように態度が変わった。
「失礼いたしました。まさか『四聖皇』様の遣いとは存じませんでした。それでは領主様へ案内いたしますのでこちらへお通りください」
はい? 四聖皇? なにそれ?
オレが疑問を口にするよりも早く兵士達がオレを館の中へと案内するのだった。
◇ ◇ ◇
「やあやあ、あなた様が『四聖皇』様がおっしゃっていた御方ですか。初めまして、私がこの街の領主です」
「はあ、どうも」
そこでオレを迎えたのは四十代後半のややぽっちゃり体型の男性であった。
以前、この街に来た時の領主は女性だったために、やはりどうにも違和感を覚えてしまう。
しかし、そんなオレに気づいた様子はなく領主は館の奥へと案内する。
「まあ、とにかくこちらへ来てください。あなた様のことは実は先祖代々聞き及んでおります」
「え!? 本当ですか!?」
「ええ、我らが『四聖皇』様よりの勅命ですから」
「その『四聖皇』ってなんですか?」
「ご存知ないのですか!?」
オレが問いかけると領主は大仰なリアクションを取るがすぐに「……では、ご説明いたしましょう」と軽く咳払いをした後、講釈をしてくれる。
「『四聖皇』様とは今より百年以上前に現れたこの世界を救ってくれた英雄様です」
「英雄……」
「はい。当時、この世界エウル・リエスには魔王が降臨し、人々を恐怖の元、支配しておりました。各地では魔王の息のかかった魔獣や魔物が跋扈し、国は荒れ果て民も疲弊しておりました」
領主が話には聞き覚えがあった。
というのも当然であり、なぜならそれはオレがこの異世界に転移した際に聞かされた話そのものであったからだ。
「しかし、その時、我らが国王エドワルド一世様がこの世界に伝わる秘術『転移の儀』を執り行ったのです! それは別世界よりこの世界を救う宿命を背負った勇者を呼び出すという秘術。かつて、この世界が危機に陥るたびにそれが発動されたと聞きます。そして、その召喚に応じて現れた“四人”の勇者こそ、後の『四聖皇』様なのです」
ん、四人?
領主のそのセリフにオレは一瞬違和感を覚えた。
この世界に呼び出されたのはオレを含む湊達五人のはずだが……。
しかし、そう考えてオレはすぐに納得する。
いや、そうか。四人で合っているのか。なぜなら、オレはスキル『睡眠』により長い間、眠りについていた。当然その間、オレが湊達と活躍できるはずもなく、後世の歴史に名が残るとしてもそれはオレ以外の四人なのだから。
「『四聖皇』様は魔王を倒し、この世界に平和をもたらしたのです。そうして彼らは伝説となり、我々はあの御方達の教えを胸に健やかに生きているのです。彼らが残した伝説と、聖皇教の教えに従い」
「聖皇教?」
また聞き覚えのない単語が出てきた。
教というからには何かの宗教だろうか? 先程からの『四聖皇』が湊達四人だとすると、それを崇める宗教が聖皇教だろうか。
しかし、まさか湊達がここまですごい影響を残すとは思わなかった。
彼らの親友であり、一時だが共に旅をした仲間として誇らしい反面、その旅に最後まで参加できなかったのが少しだけ悔しい。
そんなことを思っていると目の前に大きな扉が現れ、領主がその扉を開ける。
「さ、どうぞ。中へ」
領主に促されるまま中へ入るオレ。
だが、そこに映った光景を見てオレは一瞬、驚きに固まった。
「え?」
そこは広間。一見するとなんの変哲もない空間だが、そこにいたのは数十人を超える武装した兵士達。
彼は皆、全身を鎧で包んでおり、その手には斧や槍、剣といった武器を構えていた。
そして、彼ら全員例外なく殺気立っており、その矛先はオレへと向けられていた。
「あの、領主様……これって一体?」
恐る恐る振り返るとそこには先程までオレを案内していた兵士達が領主を守るように陣形を組み、武器を構えていた。
混乱するオレには兵士の影に隠れた領主がとんでもない事実を告げた。
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