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第6話 大罪人
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「どういうことなんだ……なんで湊達が描かれてない? こいつらは誰だ? いや、その前になんであの俊だけがここにいるんだ……?」
それだけではない。教典にはオレの名前だけでなく湊、花澄、壮一の名前も刻まれており、これらは『四聖皇』と相反する邪悪な存在『四魔王』として大罪人の名前として記されていた。
もしも、これら『四魔王』――大罪人の名を口にする者がいれば『四聖皇』の名の下、その者を即刻捕え聖都に連行せよとある。
捕縛が難しい場合は最悪殺しても構わないという一文も添えて。
「どういうことだ!? なんでオレや湊の名前がが大罪人として刻まれてるんだ!?」
「ひ、ひいいいい! し、知りません! 私はなにも知りません! これらはただ『四聖皇』様からの教えなのです! 詳しいことは『四聖皇』様達、ご本人に伺ってくださいー!」
「!? ちょっと待て! その『四聖皇』って連中は今も生きているのか?」
「は? と、当然ですよ。あの方達は文字通りの英雄神なのですよ。今も各聖都の頂上にて我々の生活を見守っております」
「なん、だと……?」
領主のそのセリフにオレは思わず息を飲んだ。
四聖皇――つまり、ここに描かれた俊はまだ生きている? オレや湊を大罪人として、もしも今の時代に現れれば殺してもいいと命令したいあいつが?
一瞬その事実に言葉を失うオレであったが、次の瞬間、胸の内から湧き上がる感情を覚える。
それなら……好都合だ。
ギラギラと自分の中に滾る炎が宿る。
その感情を一言で表すのは難しい。だが、それでも数百年経ったこの世界でオレに目的と呼べるものが生まれた。
春日(かすが)俊(しゅん)。
かつての仲間。かつてオレ達と共に旅をした転移者。
なぜ、そいつが湊以外の別の三人と共に英雄としてこの世界の歴史に名が残ったのか。
湊達三人はどこに行ったのか?
なぜ、オレや湊達を大罪人として『魔王』などという悪名で記したのか。
その理由を聞き出す。
たとえ、口を閉ざそうとも無理矢理にでも真実を吐かせる。
オレと親友達のためにも。
奥歯を強く噛み締め、オレは自分自身の魂に誓うように拳を強く握り締める。
「おい、この『四聖皇』――ここに描かれている俊がいる聖都っていうのはどこにある?」
「は? ね、ネプチューン様ですか?」
そう言って領主はオレが指した俊をネプチューンと呼んだ。
あいつ、今はネプチューンと名乗っているのか? 随分と神様らしい名前にオレは一瞬苛立つがそれを顔に出すことなく、領主へ問い詰める。
「そうだ。どこにいる?」
「そ、その方ならメルステッド王国の首都――今は聖都と呼ばれておりますが、そこにある聖皇の塔の頂上におります……。で、ですが、一般の人間はおろか貴族ですら『四聖皇』様に会うことは叶いませんぞ……! それこそ聖十騎士団でもなければお目にかかる機会など一生……」
「分かった。そこまで聞けば十分だ」
オレがそう告げると領主はほっとしたような表情をする。
だが、そんな彼の足元目掛け、オレは拳を思い切り叩きつける。
その衝撃だけで館は大きく揺れ、この部屋の地面全てに亀裂が走り、壁や天井も例外なくヒビが入り、小さな破片がパラパラと落ちる。
「それともう一つ。オレがここに現れたと誰にも告げるなよ。もしも、その聖都とやらに連絡をすれば――わかるよな?」
「ひ、ひいいいいいいい!?」
オレの脅しに領主は涙目を浮かべ、ものすごい勢いでこくこくと何度も頷く。
まあ、これくらい脅しておけば十分だろうが念の為にもう少し釘を打っておこう。
「そうか。それならいいが、この教典に書かれているようにオレは『魔王』だからなぁ……」
「ひぐっ!?」
オレはそう告げると領主の額に人差し指をぐりぐりと当てる。そして、
「今、お前の体内にある魔法を打ち込んだ。もしもお前がオレのことを他人にばらそうとすれば……その瞬間、お前の中に打ち込んだ魔法がお前を内部から食い破る。だが、安心しろ。“オレのことを喋らなければ”なんの害もないよ。部下達にもちゃんとそのことを言っておけよ」
「あ、あが……は、ひゃい……ひゃい……ち、誓います……わ、わたひは……なにもしゃべりまへん……し、しりまへん……ま、魔王様……」
無論これはオレのハッタリであり、いくら異世界とはいえ、そんな魔法なんて存在しない。
もしかしたらどこかに似たようなスキルなり、魔法なりがあるのかもしれないが、教典に書かれた『魔王』というワードを利用し、領主に脅しをかけることは成功した。
少なくともこれでオレのことが周囲に伝わることはまずないだろう。
領主はそのまま恐怖のあまり泡を噴いて失神したが、すでに必要な情報は手に入れた。
オレは倒れたままの兵士達からマントを拝借するとそれをフードのように顔や体を覆い、領主の館を後にするのだった。
正直、スキル『睡眠』によって目覚めたこの世界は未だわからないことだらけだ。
オレは一体どれだけの時間、眠っていたのか?
なぜ今のこの時代ではオレや湊達の名前が大罪人として残されているのか?
この世界を救った『四聖皇』――湊達とは別人のあいつらは何者なのか?
そして、なぜ俊だけがその『四聖皇』の一人として数えられて、オレを殺せと命令していたのか?
謎は大きい。わからないことだらけ。味方はいない。親友もすでにいない。いるのはただ一人、オレだけ。
だが――とオレは奥歯を噛み締める。
「『四聖皇』……聖都……聖皇の塔……俊……ネプチューン……」
オレはフードの下で遠くの景色を見据える。
目指すはかつてオレや湊達が召喚された地、メルステッド王国の首都――聖都。
そこにいる俊、いやネプチューンに会う。
オレはその決意と共に一歩を踏み出すのだった。
それだけではない。教典にはオレの名前だけでなく湊、花澄、壮一の名前も刻まれており、これらは『四聖皇』と相反する邪悪な存在『四魔王』として大罪人の名前として記されていた。
もしも、これら『四魔王』――大罪人の名を口にする者がいれば『四聖皇』の名の下、その者を即刻捕え聖都に連行せよとある。
捕縛が難しい場合は最悪殺しても構わないという一文も添えて。
「どういうことだ!? なんでオレや湊の名前がが大罪人として刻まれてるんだ!?」
「ひ、ひいいいい! し、知りません! 私はなにも知りません! これらはただ『四聖皇』様からの教えなのです! 詳しいことは『四聖皇』様達、ご本人に伺ってくださいー!」
「!? ちょっと待て! その『四聖皇』って連中は今も生きているのか?」
「は? と、当然ですよ。あの方達は文字通りの英雄神なのですよ。今も各聖都の頂上にて我々の生活を見守っております」
「なん、だと……?」
領主のそのセリフにオレは思わず息を飲んだ。
四聖皇――つまり、ここに描かれた俊はまだ生きている? オレや湊を大罪人として、もしも今の時代に現れれば殺してもいいと命令したいあいつが?
一瞬その事実に言葉を失うオレであったが、次の瞬間、胸の内から湧き上がる感情を覚える。
それなら……好都合だ。
ギラギラと自分の中に滾る炎が宿る。
その感情を一言で表すのは難しい。だが、それでも数百年経ったこの世界でオレに目的と呼べるものが生まれた。
春日(かすが)俊(しゅん)。
かつての仲間。かつてオレ達と共に旅をした転移者。
なぜ、そいつが湊以外の別の三人と共に英雄としてこの世界の歴史に名が残ったのか。
湊達三人はどこに行ったのか?
なぜ、オレや湊達を大罪人として『魔王』などという悪名で記したのか。
その理由を聞き出す。
たとえ、口を閉ざそうとも無理矢理にでも真実を吐かせる。
オレと親友達のためにも。
奥歯を強く噛み締め、オレは自分自身の魂に誓うように拳を強く握り締める。
「おい、この『四聖皇』――ここに描かれている俊がいる聖都っていうのはどこにある?」
「は? ね、ネプチューン様ですか?」
そう言って領主はオレが指した俊をネプチューンと呼んだ。
あいつ、今はネプチューンと名乗っているのか? 随分と神様らしい名前にオレは一瞬苛立つがそれを顔に出すことなく、領主へ問い詰める。
「そうだ。どこにいる?」
「そ、その方ならメルステッド王国の首都――今は聖都と呼ばれておりますが、そこにある聖皇の塔の頂上におります……。で、ですが、一般の人間はおろか貴族ですら『四聖皇』様に会うことは叶いませんぞ……! それこそ聖十騎士団でもなければお目にかかる機会など一生……」
「分かった。そこまで聞けば十分だ」
オレがそう告げると領主はほっとしたような表情をする。
だが、そんな彼の足元目掛け、オレは拳を思い切り叩きつける。
その衝撃だけで館は大きく揺れ、この部屋の地面全てに亀裂が走り、壁や天井も例外なくヒビが入り、小さな破片がパラパラと落ちる。
「それともう一つ。オレがここに現れたと誰にも告げるなよ。もしも、その聖都とやらに連絡をすれば――わかるよな?」
「ひ、ひいいいいいいい!?」
オレの脅しに領主は涙目を浮かべ、ものすごい勢いでこくこくと何度も頷く。
まあ、これくらい脅しておけば十分だろうが念の為にもう少し釘を打っておこう。
「そうか。それならいいが、この教典に書かれているようにオレは『魔王』だからなぁ……」
「ひぐっ!?」
オレはそう告げると領主の額に人差し指をぐりぐりと当てる。そして、
「今、お前の体内にある魔法を打ち込んだ。もしもお前がオレのことを他人にばらそうとすれば……その瞬間、お前の中に打ち込んだ魔法がお前を内部から食い破る。だが、安心しろ。“オレのことを喋らなければ”なんの害もないよ。部下達にもちゃんとそのことを言っておけよ」
「あ、あが……は、ひゃい……ひゃい……ち、誓います……わ、わたひは……なにもしゃべりまへん……し、しりまへん……ま、魔王様……」
無論これはオレのハッタリであり、いくら異世界とはいえ、そんな魔法なんて存在しない。
もしかしたらどこかに似たようなスキルなり、魔法なりがあるのかもしれないが、教典に書かれた『魔王』というワードを利用し、領主に脅しをかけることは成功した。
少なくともこれでオレのことが周囲に伝わることはまずないだろう。
領主はそのまま恐怖のあまり泡を噴いて失神したが、すでに必要な情報は手に入れた。
オレは倒れたままの兵士達からマントを拝借するとそれをフードのように顔や体を覆い、領主の館を後にするのだった。
正直、スキル『睡眠』によって目覚めたこの世界は未だわからないことだらけだ。
オレは一体どれだけの時間、眠っていたのか?
なぜ今のこの時代ではオレや湊達の名前が大罪人として残されているのか?
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そして、なぜ俊だけがその『四聖皇』の一人として数えられて、オレを殺せと命令していたのか?
謎は大きい。わからないことだらけ。味方はいない。親友もすでにいない。いるのはただ一人、オレだけ。
だが――とオレは奥歯を噛み締める。
「『四聖皇』……聖都……聖皇の塔……俊……ネプチューン……」
オレはフードの下で遠くの景色を見据える。
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そこにいる俊、いやネプチューンに会う。
オレはその決意と共に一歩を踏み出すのだった。
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