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第25話 花火の約束
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あれから数日。
結局オレはシュリになぜ花火の時にオレの事を「真人」と呼んだのか聞けずにいた。
あれから彼女がオレを「真人」と呼ぶことはなく、いつもどおりの「ブレイブ」と呼んでいる。
というよりも、あの時の彼女は自分が何を言ったのか覚えていない様子であった。
花火を見ていた際の独り言。
だが、それにしても彼女に言っていないはずのオレの本名を彼女が知っているのはおかしい。
少なくともこの聖都についてから、オレは自分の本名である「真人」は一切口にしていない。にも関わらず、シュリがそれを口にした事実。
オレは彼女の容姿がオレの知る友人――宮野花澄と瓜二つなのが次第に引っかかり始めていた。
彼女はもしかしたら、本当は花澄なのでは?
そんなありえない想像すらしてしまう。
普段は彼女と共にこれまでと変わらない共同生活を続けているのだが、ふとした時にそんなことを意識してしまい、ぎこちなくなってしまう。
「あの、ブレイブさん。先日の花火なんですけど、その明日の夜もここで打ち上げることって可能ですか?」
「え? は、花火? ど、どうして?」
「えっと、その、また明日、あれを見たいなぁって……どうしても目に焼き付けたくって……」
「そ、そうか。ま、まあ夜の広場とかだったら多分できると思うよ」
「本当ですか! うわぁ、楽しみです!」
そう言って喜ぶシュリであったが、オレは花火というワードで、この前のことを思い出し、内面かなり焦っていた。
やはりなぜオレを「真人」と呼んだか聞くべきか。
少なくとも無意識であったとしても、そこには何らかの理由があるはず。
オレは明日のシュリとの花火の際に、そのことを聞こうと固く心に誓う。
だが、この時のオレは気づいていなかった。
なぜ、彼女が明日オレに花火を見たいと頼んだのか。
そして、明日が彼女を護衛して、ちょうど一ヶ月になるということに。
◇ ◇ ◇
翌朝、館に思いもよらぬ人物が顔を見せた。
「やあやあ、久しぶりだね。ブレイブ君ー」
「アリス。久しぶりだね」
そこにいたのはオレの専属上司とも言うべき聖十騎士のアリスであった。
彼女はいつもと変わらぬ様子でオレの館を尋ねる。
「どうしたんですか、こんなに朝早く」
「うん。それなんだけど、おめでとう。今日で君の巫女の護衛任務も終わりだよ」
「へ?」
「あれ? 覚えてないの。今日で君の巫女の護衛は一ヶ月になるんだよ」
突然の彼女の宣言に驚くが、確かにそろそろ一ヶ月経つ頃であった。
「あー……じゃあ、彼女と一緒に過ごすのも今日までってことですか?」
「そうなるね。あっ、なんだいなんだい、巫女と一緒に過ごすのが実はまんざらでもなかったー? というかひょっとしてブレイブ君、エッチなことしてないだろうねー?」
「なっ!? するわけないでしょう!?」
突然からかうアリスにオレは慌てて否定する。一方のアリスはケラケラと笑いながら続ける。
「と言っても君の任務は今夜の零時まで続ける必要がある。それが終わったら君に新しい任務を与えるから」
「え、そうなの?」
「うん。と言っても、それを果たせば君はようやく念願の聖十騎士の仲間入りだよ」
聖十騎士。
その名を聞いた瞬間、オレは背筋に電気が走るのを感じた。
ようやく、ようやくこの時が来たか。
聖十騎士となれば、この聖都にある『聖皇城』へと入る事が可能となる。
『聖皇城』へ入れば、オレはそこの頂上にいる神ネプチューンと会える。ネプチューン、いや俊と会えば、なぜ奴がオレを殺せと命じたのかその謎を直接問いただせる。
そして、この時代で大罪人となっている湊、花澄、壮一達がどこにいるのか。それを聞き出す。
「まあ、正式な聖十騎士となる際には『聖皇城』にいるネプチューン様と会う必要があるから、その際の覚悟とか色々と決めておきなよー。なにせ相手は伝説の英雄にしてこの国の神様なんだからねー」
「当然、会う覚悟はしていますよ」
アリスに気づかれないようオレは拳を強く握り締める。
「うん、結構結構。それじゃあ、今夜の零時にまた迎えに来るから、その際によろしくねー。あと、それまで巫女の護衛は抜かりなくねー。最後にポカとかしちゃダメだよー」
「それももちろん、ちゃんと最後までやり通しますよ」
オレがそう告げるとアリスは「なら、よし」とウインクを送る。
その時、ふとオレは現在の聖十騎士で気になることを訪ねた。
「そういえば、アリス。今現在の聖十騎士ってどうなってるんだ? 名前から察するに聖十騎士は十人っぽいが、そこにオレが入っても大丈夫なのか?」
「ああ、それね。確かにそれについては説明しておかないとね」
と、アリスが振り向き答えてくれる。
「まず現在の聖十騎士団は数年前の帝国との戦争で二人欠落して『八人』の状態だね。だから、ブレイブ君を聖十騎士の一人として迎えたいのはこの戦力補強のためだね」
なるほど。だからギルバートがオレを上級騎士で迎えようとした時、アリスが特級騎士として申し入れたのか。
ギルバートも最終的には戦力補強という部分で納得していたところがあったが、それを聞いて理解できた。
「で、今現在、この聖都にいる聖十騎士は私を含めて『七人』。内一人は任務のためにこの聖都を離れている。まあ、七人もいれば聖都の安全は保証できるしね。それに君が入れば八人。聖十騎士の人数も九人に増えるってわけだ」
「なるほど」
アリスの説明に頷くオレ。
今現在、オレが知っている聖十騎士はアリス。それに聖十騎士の統括ギルバート。そして、最後に最初にシュリと会った際、その護衛を引き継いだアリシアとかいう銀鎧の騎士。
残り顔のわからない聖十騎士が四名にいるらしいが、そいつらとも近いうちに顔を合わせるだろう。
そう思いながらオレはアリスを見送るのだった。
そして、そんなオレの予見通り、近い未来オレはこの聖都にいる聖十騎士達と相対することになる。
それは無論、味方としてではなく――敵としてであった。
結局オレはシュリになぜ花火の時にオレの事を「真人」と呼んだのか聞けずにいた。
あれから彼女がオレを「真人」と呼ぶことはなく、いつもどおりの「ブレイブ」と呼んでいる。
というよりも、あの時の彼女は自分が何を言ったのか覚えていない様子であった。
花火を見ていた際の独り言。
だが、それにしても彼女に言っていないはずのオレの本名を彼女が知っているのはおかしい。
少なくともこの聖都についてから、オレは自分の本名である「真人」は一切口にしていない。にも関わらず、シュリがそれを口にした事実。
オレは彼女の容姿がオレの知る友人――宮野花澄と瓜二つなのが次第に引っかかり始めていた。
彼女はもしかしたら、本当は花澄なのでは?
そんなありえない想像すらしてしまう。
普段は彼女と共にこれまでと変わらない共同生活を続けているのだが、ふとした時にそんなことを意識してしまい、ぎこちなくなってしまう。
「あの、ブレイブさん。先日の花火なんですけど、その明日の夜もここで打ち上げることって可能ですか?」
「え? は、花火? ど、どうして?」
「えっと、その、また明日、あれを見たいなぁって……どうしても目に焼き付けたくって……」
「そ、そうか。ま、まあ夜の広場とかだったら多分できると思うよ」
「本当ですか! うわぁ、楽しみです!」
そう言って喜ぶシュリであったが、オレは花火というワードで、この前のことを思い出し、内面かなり焦っていた。
やはりなぜオレを「真人」と呼んだか聞くべきか。
少なくとも無意識であったとしても、そこには何らかの理由があるはず。
オレは明日のシュリとの花火の際に、そのことを聞こうと固く心に誓う。
だが、この時のオレは気づいていなかった。
なぜ、彼女が明日オレに花火を見たいと頼んだのか。
そして、明日が彼女を護衛して、ちょうど一ヶ月になるということに。
◇ ◇ ◇
翌朝、館に思いもよらぬ人物が顔を見せた。
「やあやあ、久しぶりだね。ブレイブ君ー」
「アリス。久しぶりだね」
そこにいたのはオレの専属上司とも言うべき聖十騎士のアリスであった。
彼女はいつもと変わらぬ様子でオレの館を尋ねる。
「どうしたんですか、こんなに朝早く」
「うん。それなんだけど、おめでとう。今日で君の巫女の護衛任務も終わりだよ」
「へ?」
「あれ? 覚えてないの。今日で君の巫女の護衛は一ヶ月になるんだよ」
突然の彼女の宣言に驚くが、確かにそろそろ一ヶ月経つ頃であった。
「あー……じゃあ、彼女と一緒に過ごすのも今日までってことですか?」
「そうなるね。あっ、なんだいなんだい、巫女と一緒に過ごすのが実はまんざらでもなかったー? というかひょっとしてブレイブ君、エッチなことしてないだろうねー?」
「なっ!? するわけないでしょう!?」
突然からかうアリスにオレは慌てて否定する。一方のアリスはケラケラと笑いながら続ける。
「と言っても君の任務は今夜の零時まで続ける必要がある。それが終わったら君に新しい任務を与えるから」
「え、そうなの?」
「うん。と言っても、それを果たせば君はようやく念願の聖十騎士の仲間入りだよ」
聖十騎士。
その名を聞いた瞬間、オレは背筋に電気が走るのを感じた。
ようやく、ようやくこの時が来たか。
聖十騎士となれば、この聖都にある『聖皇城』へと入る事が可能となる。
『聖皇城』へ入れば、オレはそこの頂上にいる神ネプチューンと会える。ネプチューン、いや俊と会えば、なぜ奴がオレを殺せと命じたのかその謎を直接問いただせる。
そして、この時代で大罪人となっている湊、花澄、壮一達がどこにいるのか。それを聞き出す。
「まあ、正式な聖十騎士となる際には『聖皇城』にいるネプチューン様と会う必要があるから、その際の覚悟とか色々と決めておきなよー。なにせ相手は伝説の英雄にしてこの国の神様なんだからねー」
「当然、会う覚悟はしていますよ」
アリスに気づかれないようオレは拳を強く握り締める。
「うん、結構結構。それじゃあ、今夜の零時にまた迎えに来るから、その際によろしくねー。あと、それまで巫女の護衛は抜かりなくねー。最後にポカとかしちゃダメだよー」
「それももちろん、ちゃんと最後までやり通しますよ」
オレがそう告げるとアリスは「なら、よし」とウインクを送る。
その時、ふとオレは現在の聖十騎士で気になることを訪ねた。
「そういえば、アリス。今現在の聖十騎士ってどうなってるんだ? 名前から察するに聖十騎士は十人っぽいが、そこにオレが入っても大丈夫なのか?」
「ああ、それね。確かにそれについては説明しておかないとね」
と、アリスが振り向き答えてくれる。
「まず現在の聖十騎士団は数年前の帝国との戦争で二人欠落して『八人』の状態だね。だから、ブレイブ君を聖十騎士の一人として迎えたいのはこの戦力補強のためだね」
なるほど。だからギルバートがオレを上級騎士で迎えようとした時、アリスが特級騎士として申し入れたのか。
ギルバートも最終的には戦力補強という部分で納得していたところがあったが、それを聞いて理解できた。
「で、今現在、この聖都にいる聖十騎士は私を含めて『七人』。内一人は任務のためにこの聖都を離れている。まあ、七人もいれば聖都の安全は保証できるしね。それに君が入れば八人。聖十騎士の人数も九人に増えるってわけだ」
「なるほど」
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そう思いながらオレはアリスを見送るのだった。
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それは無論、味方としてではなく――敵としてであった。
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