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第34話 ドラゴン族からの挑戦
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「ドラゴン族の国ドラグニア……それって一体?」
問いかけるオレにミーティアはさきほどまでの表情はどこへやら一変して真剣な表情で答える。
「ドラグニアはドラゴン族が治める国。ドラゴン族は全ての種族の中でもずば抜けた筋力、体力を備えた超種族。事実、前回のメル・ド・レーンスポーツ大会において四位の実績を持っています」
前回の世界大会四位の実力の国か。そいつは強敵だ。
しかもドラゴンと言えばファンタジーの王道。オレのようなそこまで異世界物に詳しくない人間でも知っている超メジャー種族。
巨大な竜のような姿に翼を持ち、自由に空を飛び、口からは炎を吐く怪物のイメージ。ってあれ、ちょっと待てよ。
「って、そのドラゴン族って人型なの?」
もしも相手が文字通りの巨大な化け物だとするなら、さすがに勝負のしようがない。そう思ったオレがミーティアに問いかけると彼女は不思議そうな顔が答える。
「は、はい。人型ですけれど? ただ身長はほとんどの者が二メートルを超えています。女性の方でも他の種族より大きい方が多いですね」
なるほど。この世界のドラゴン族は人型に竜の特徴があるということか。
まあ、それはそうか。さすがに文字通りのドラゴンを相手にスポーツをするってわけにはいかないしな。
「それでなんでそのドラゴン族がこの国に練習試合を?」
「いえ、正確には天士様を名指しなのです。なんでも獣人国ガルレオンのチームに打ち勝ち、あのオーク帝国のバズダルのチームを破り、更にエルフ王国のクリストのチームを倒した天士様の実力に興味があると」
なるほど。そういうことか。
確かに強い選手がいる国に興味を持つのはスポーツ選手なら当然。
しかも、この人族の王国ルグレシアは以前まで最弱種族の王国としてどの国からも見下されていたからな。
その国が急に他国をスポーツで破っていけば目立つのは当然か。
とはいえ、これはオレとしてもありがたい。メル・ド・レーン大会にはオレも出るつもりであった。
なら、その大会の実力者でもあるドラゴン族のチームがどれほどか練習試合で図りたい。
「わかった。それじゃあ、その申し出を受けると向こうの国に連絡してくれ」
「! ほ、本当によろしいのですか? 天士様! いくら天士様が強くても相手はあのドラゴン族! 今までのようにうまくいくとは……」
「なーに、その時はそれで構わないさ。それに練習試合なんだろう? 向こうが何か要求してくることはないんだろう?」
「それはそうなのですが。ですが天士様の体にもしものことがあれば……」
「大丈夫だって、ミーティア。オレのことを信じて」
と思わず、ミーティアの頭に手を置くと、その瞬間彼女は顔を真っ赤にして、頭から「ボンッ!」と湯気を出して立ちくらみを起こす。
な、なんだ。頭に手を置いただけなんだけど、オレ何かしたか!?
そう思っているとフラフラした様子のミーティアは口元を押さえながら頷く。
「わ、わかりました! 私も天士様のことを信じます! いえ、天士様ならばドラゴン族といえども返り討ちです! むしろこれを機にドラゴン族の国を含むその他の国に見せつけてやりましょう! 天士様という素晴らしい存在が我が人族の国にいるということを!」
となにやら興奮した様子でミーティアがまくしたてる。
まあ、彼女が納得してくれたのならそれでいいか。
「で、競技とかは決まっているのか?」
「はい。向こうは三対三のドッチボールを要求してきています」
「ドッチボールか……」
これまたわかりやすいスポーツだ。
というよりも腕力に自信のある種族なら確かに選択しやすいスポーツだ。
となるとこちらもオレの他に二人のメンバーを決めないといけない。と言ってもその二枠はリーシャとセルゲイで決まりだろうが。
あとで二人にオレから連絡しておかないとな。
そんなこんなで新たなる国――ドラゴン族が治めるドラグニアからのドッチボール対決が迫るのであった。
問いかけるオレにミーティアはさきほどまでの表情はどこへやら一変して真剣な表情で答える。
「ドラグニアはドラゴン族が治める国。ドラゴン族は全ての種族の中でもずば抜けた筋力、体力を備えた超種族。事実、前回のメル・ド・レーンスポーツ大会において四位の実績を持っています」
前回の世界大会四位の実力の国か。そいつは強敵だ。
しかもドラゴンと言えばファンタジーの王道。オレのようなそこまで異世界物に詳しくない人間でも知っている超メジャー種族。
巨大な竜のような姿に翼を持ち、自由に空を飛び、口からは炎を吐く怪物のイメージ。ってあれ、ちょっと待てよ。
「って、そのドラゴン族って人型なの?」
もしも相手が文字通りの巨大な化け物だとするなら、さすがに勝負のしようがない。そう思ったオレがミーティアに問いかけると彼女は不思議そうな顔が答える。
「は、はい。人型ですけれど? ただ身長はほとんどの者が二メートルを超えています。女性の方でも他の種族より大きい方が多いですね」
なるほど。この世界のドラゴン族は人型に竜の特徴があるということか。
まあ、それはそうか。さすがに文字通りのドラゴンを相手にスポーツをするってわけにはいかないしな。
「それでなんでそのドラゴン族がこの国に練習試合を?」
「いえ、正確には天士様を名指しなのです。なんでも獣人国ガルレオンのチームに打ち勝ち、あのオーク帝国のバズダルのチームを破り、更にエルフ王国のクリストのチームを倒した天士様の実力に興味があると」
なるほど。そういうことか。
確かに強い選手がいる国に興味を持つのはスポーツ選手なら当然。
しかも、この人族の王国ルグレシアは以前まで最弱種族の王国としてどの国からも見下されていたからな。
その国が急に他国をスポーツで破っていけば目立つのは当然か。
とはいえ、これはオレとしてもありがたい。メル・ド・レーン大会にはオレも出るつもりであった。
なら、その大会の実力者でもあるドラゴン族のチームがどれほどか練習試合で図りたい。
「わかった。それじゃあ、その申し出を受けると向こうの国に連絡してくれ」
「! ほ、本当によろしいのですか? 天士様! いくら天士様が強くても相手はあのドラゴン族! 今までのようにうまくいくとは……」
「なーに、その時はそれで構わないさ。それに練習試合なんだろう? 向こうが何か要求してくることはないんだろう?」
「それはそうなのですが。ですが天士様の体にもしものことがあれば……」
「大丈夫だって、ミーティア。オレのことを信じて」
と思わず、ミーティアの頭に手を置くと、その瞬間彼女は顔を真っ赤にして、頭から「ボンッ!」と湯気を出して立ちくらみを起こす。
な、なんだ。頭に手を置いただけなんだけど、オレ何かしたか!?
そう思っているとフラフラした様子のミーティアは口元を押さえながら頷く。
「わ、わかりました! 私も天士様のことを信じます! いえ、天士様ならばドラゴン族といえども返り討ちです! むしろこれを機にドラゴン族の国を含むその他の国に見せつけてやりましょう! 天士様という素晴らしい存在が我が人族の国にいるということを!」
となにやら興奮した様子でミーティアがまくしたてる。
まあ、彼女が納得してくれたのならそれでいいか。
「で、競技とかは決まっているのか?」
「はい。向こうは三対三のドッチボールを要求してきています」
「ドッチボールか……」
これまたわかりやすいスポーツだ。
というよりも腕力に自信のある種族なら確かに選択しやすいスポーツだ。
となるとこちらもオレの他に二人のメンバーを決めないといけない。と言ってもその二枠はリーシャとセルゲイで決まりだろうが。
あとで二人にオレから連絡しておかないとな。
そんなこんなで新たなる国――ドラゴン族が治めるドラグニアからのドッチボール対決が迫るのであった。
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