黄昏時にピーッちゃんがやってきた

海さとる

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黄昏時にピーッちゃんがやってきた(25)

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 上手く行く時はドンドン事というものは順調に運ぶものだということを登喜子はこんかい確信した。
 思えば登喜子の人生というものは、なぜか自分で何とかしょうと思えば思うほど、逆に流れるというシステムが出来上がっていて、焦ること、焦ること。

 でも、今回、無理せず自然な流れに任せていたら、大体の事が納まるべきところへ、カチャンカチャンと、スッキリ納まってきたのである。もうなにもいうまい。世の中、悪い人はいないんだな、きっと。

あれから、約一年半くらいがたった。こんなにうまくいったのは驚きである。

水穂と隆くんは隆君が大学にもどってすぐ、入籍をした。そして、水穂も予定通り10月10日くらいで、無事げんきな男の子を産んだ。

役者の夢は赤ちゃんに託すそうである。

隆くんは成績優秀なので、大学で望まれて雇われて、真理子ちゃんのパパの仕事のてつだいで、こんどベトナの大学にいく。当然、水穂も赤んぼうをつれて一緒にいく。

寛実は、真理子ちゃんのパパの弟に一瞬でみそめられすでに結婚した。もうじき赤ちゃんも産まれる予定。

登喜子の家は十分大きいのに、さらに大きな鳥小屋がふえた。
ピーッちゃんの家族がどんどん増えて、どうしても鳥用に一軒ひつようになったからである。

野鳥の会会員の夫は野鳥の生態の研究によねんがない。

退院してきた、真理子ちゃんのママも一緒にすんでいる。

寛実も家族をもったが同居だ。そう、相手は婿に来たのである。

ベトナム組はと。エートぜんぶで何人だ?
隆の両親、水穂のかぞく。
それから、マリコちゃんのパパもまだ時々いって大学でおしえている。

実は今日は、水穂と隆くんの正式な結婚式だ。
ところで、ワタクシ登喜子さまは今どこにいるかしってる?
そう、ベトナムのハロン湾の、竜の頭のへさきがある船上にいるのです。

今、盛大な、船上結婚式がおわったばかりです。隆くんの両親ももちろんいます。
話によるとまだお金は予定の半分くらいしかたまったいないらしいが、一生懸命働いてためているらしいです。

「帰国したら、うちで一緒に暮らさないですか?大勢で楽しいですよ」

ともちかけたら、隆君の両親涙を流して
「ありがとうございます。是非そうさせていただきます。それを夢みて、明日からまた頑張ってはたらきます。」

いいんだこれで、もう若くない、みんな仲良くが一番いい。
ピーッちゃんの家族のめんどうでも一緒にみよっと、、、。  おわり
(長いことご愛読ありがとうございました。またすぐどこかでお会いしましょう。)
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