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1.俺達の日常

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俺の名前は、ション。
このトバリル村に住む、ウッドウルフ族の1人。
トバリル村は山奥にあって、
みんな優しくていい所。
今俺は、家でお茶を飲みながらのんびりしている。

「にーちゃん!」

俺を呼んだのは、弟のヨハン。
歳は5歳で、ちっちゃくてすごくかわいい癒やしの弟。
友達と遊んでくるって行ったけど、帰ってきたみたい。

「にーちゃん!見て見て!」
「ん?どれどれ…おー、綺麗な石だね!」

ヨハンがキレイなな石を拾ってきた。
どこで拾ったのか分からないが普通の石にしては、とても綺麗な石だった。

「どこで拾ったの?」
「えっとねぇー……川の近く!」

川の近くかぁ……
流れて来たのかな……

「その石は、ルリアンカと言ってな、貴重な宝石なんだよ」

そう言ったのは、この村の村長でもあり育て親の、トルアおじいちゃんだ。
トルアおじいちゃんは、捨てられた俺達兄弟を引き取り育ててくれた、大好きなおじいちゃん。

「ルリアンカ?なんか聞いたことあるけど、そんなに貴重なの?」
「あぁ、赤くてキレイな宝石なんだよ」
「へぇー、でも僕が拾ったのは、赤くないよ?」
「それは原石なんだよ、削ればとってもキレイになる」

へぇー、そんなの拾ってくるヨハンって意外と運いいのか。

「装飾屋なら、加工してくれるはずさ。明日でも行ってきな。大っきいから、もしかしたらお兄ちゃんのも作れるかもね」
「わぁー!、にーちゃんのも作りたーい!ねぇにーちゃん一緒に行こうよー!」

うーん、まぁ明日は友達と遊ぶ約束もないし勉強も終わらせたからなぁ、行ってもいっか。

「うん、一緒に行こうね」
「わーい!やったー!」

ヨハンすっごく嬉しそう。

「あっはっは、さてもう暗くなってきた。
夜ご飯の準備しないとね」

おじいちゃんが言う通り空はオレンジになっていた。
もうこんな時間かぁ……
1日って早いなぁ…

「今日は、二人が好きなシチューを作るよ」
「シチューだって、やったねヨハン」
「うん!おじいちゃんのシチューだーいすき!」

おじいちゃんのシチューは、すごく美味しい。
俺もヨハンも大好き。
と言うか、おじいちゃんの料理は全部美味しい。

「ヨハン、裏に行って薪少し持ってきてくれる?」
「はーい!」

こうして、準備を進め無事シチューが完成。

「よいしょと…それじゃ食べようかの」 
「うん!いっただっきまーす!」
「いただきます」

うん、美味しい。
おじいちゃんのシチューって少し味が濃いんだよね。
具もゴロッとしてて食べごたえある。

「おいしー!」
「ヨハン、沢山あるんだからゆっくり食べるんだよ?」
「はーい!」 
「おっほっほ、たくさん食べな」

こうして、幸せな時間を過ごしていくのだった。
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新作の小説、これからよろしくお願いします♪
(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)
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