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わたしがわたしになるまで
【第29話:城下の満月】
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「3人用の部屋でもいい?4人ではちょっと狭いかもらしいんだけど」
ホテルの受付カウンターから戻ってきたユアがカーニャに聞いた。
「大きい部屋は無いんだってここ。仮ベッド出してくれるらしいんだけど。」
拳を顎に当て考えるカーニャに、さらにユアが提案。
「もしくは二人部屋を2個かりようか?たまに姉妹で泊まったらいいよ」
最後は横に座っているミーナに言った。
先日の誘拐騒ぎから、必ず前衛を付けると決めていた。
カーニャもミーナを見る。
「ミーナはアミュアちゃんと泊まりたい?」
ふるふる首を振ってミーナが答える。
「ねえさまと一緒もうれしいです!」
にこっとはにかむミーナ。
((あう…天使))
カーニャだけでなくユアの心も射貫く笑顔であった。
こうして姉妹水入らずと、バディで部屋を二つ取るのだった。
カウンターに残されていたアミュアはよくわからず、ぼーっとしていた。
「みてみて姉さま!空にいるみたいですよ!」
石積の小さなテラスにでてミーナが呼ぶ。
腰高のこれも石積の手すりに乗り上げて下を見ている。
部屋を見回し確かにせまいと思いつつテラスに行くカーニャ。
ミーナのとなりで外を見たカーニャも驚いた。
眼下に何もないのだ。
岩肌から張り出したテラスの下は、遥かがけ下の街道がうっすら見える。
「すご‥これ落ちたりしないのかしら?少し怖いわ、ミーナあんまり乗り出さないで」
とはカーニャ。
もちろん自分ではなくミーナが落ちたら怖いと思ったのだ。
自分だけなら何とかできる高さだ。
「みてみてアミュア!飛んでるみたいにみえるよ!」
こちらではユアがアミュアを呼ぶ。
石の手すりで前回りする勢いで下を見ている。
ユア達の部屋は廊下を挟んだ向かい側で双子のように同じつくりであった。
テラスは丁度反対側だ。
となりにきたアミュアも少し上気してほほが赤い。
「ほんとです、下はどうなっているんでしょう?」
並んでテラスから上半身を伸ばす二人には、恐怖はないようであった。
「よくみえないね」
「レビテーションで見てきますか?」
「そこまでじゃないよ!もったいない。カーニャ達の部屋も見に行こう!」
「はい!」
いつでもどこでもな二人であった。
二つ部屋をとっても、結局あつまってキャッキャとなるので、あまり雰囲気は変わらないのだった。
砦として作られた城塞の、おそらく上位の者の住まいだった辺りを、改装してホテルにしているのだ。
早速観光に行こうと4人で合流し下に降りる。
「通路も部屋も外から見るより狭い気がするね?」
ユアが廊下を移動しながら壁を叩いて確かめる。
「すごく頑丈に作ってあるのかな?」
「用途が砦として設計してあるだろうしね、戦争用なのでしょうね。壁が厚いのよ」
とはカーニャの答え。
積み上げた石は結構な厚みで、光も通さないので以外に中は涼しいので夏に人気のスポットだ。
日中は日帰り出来る距離なので、王都から足を運ぶ観光客も多くいてにぎやかだ。
夕方になり人が減るまでは4人で城内をあちこち見て回り、夕方ホテルに戻ったのだった。
食事は王都が近いからか、なかなかのグレードでお腹いっぱいの4人。
お風呂は二人が限度と言われ、部屋毎にお風呂となった。
「姉さまなんだかまたグラマーになりましたか?」
ミーナが自分の胸を両手で隠しながらカーニャに言う。
カーニャのラインをミーナが自分になぞり確認。
かなり差分が出る。
下着を外していたカーニャの手が停まった。
「そそそんなことないはず!下着もちゃんと付けられているわ!」
じーっと確認するミーナ。
「でっぱりが増えたのでは無く、へっこみが減ったのではないですか?」
左右に体をひねってみるカーニャ。
「うーん、よく判りませんわね」
結果カーニャに見せつけられ、何故か口を尖らすミーナであった。
仲良くお風呂のバディ組。
洗いっこしようとなり、アミュアの背中を洗うユア。
「おっと!いかん手が滑った」
思いがけぬ部位に誤爆するユア。
「ひゃあん!!なにするんですか!ユア」
「いやあすまぬ、お約束かとおもってね!」
仁王立ちのアミュアは真っ赤になりぷんぷんである。
「交代です!真なる手の滑りをみせてくれます」
顔の横でわきわき両手でかぎをつくるアミュア。
胸を両手で隠し後ずさるユア。
「い‥いやそれなんか痛そうだから許してえ」
涙目のユアがどうなったかは神のみぞ知るのであった。
アミュアはとても寝つきが良い。
一度寝ると朝まではなかなか起きないが、朝にはぱっと起きるのだ。
今夜は時々ある例外。
何かを感じてむくりと起き上がったアミュア。
すぐ隣のユアをみる。
すやすやと横向きで寝ている。
ニコっと微笑んでから、アミュアは考える。
(どうして目が覚めたんだろう?なんか気になる気配があるきがする)
小さな窓から月明りが煌々と入って、床に窓の形を描いていた。
(とても月が綺麗そう、少しみてみたいな)
そおっとユアを起こさないようベッドを出るアミュア。
最近カーニャの進めがあり、王都で仕入れたキャミソール姿である。
サラリとした生地で、必要な部分には裏地があるので着心地抜群でアミュアも気に入っている。
テラスまでぺたぺたと裸足で出る。
今夜は満月で、中天にかなり明るい月が白々と登っている。
(すごい明るい。ユアじゃなくてもこれなら夜目がききます)
ユアは星明りでも転ばないレベルの野性的夜目であった。
「あれ?なんか動いたような」
左の視界の端に影が動いた気がして、アミュアは身を乗り出し確認した。
左手は本丸の方向だが、壁が邪魔で良く見えなかった。
一瞬考えてから、レビテーションを無詠唱で発動し上昇する。
部屋の上は通路になっており、胸壁が等間隔にでこぼこを描く。
そこまで上昇してからアミュアはみょうにスースーすることに気付いた。
(しまった、下着をつけていない)
寝る前にユアと話していて、すみれ館のセリナさんが下着を付けないほうがスタイルが~などの情報を共有し、今夜実践してみようとなったのだった。
(くらいからへいきかな?誰もいなそうだし)
ぺたりと通路に降り立つアミュア。
さっとまた視界の隅で動く影。
(見間違いじゃない?女の子みたいだった?髪がながかった)
ちょっと考えたアミュアは影を追うこととした。
なんだかわくわくしてきたのだ。
深夜テンションであった。
ホテルの受付カウンターから戻ってきたユアがカーニャに聞いた。
「大きい部屋は無いんだってここ。仮ベッド出してくれるらしいんだけど。」
拳を顎に当て考えるカーニャに、さらにユアが提案。
「もしくは二人部屋を2個かりようか?たまに姉妹で泊まったらいいよ」
最後は横に座っているミーナに言った。
先日の誘拐騒ぎから、必ず前衛を付けると決めていた。
カーニャもミーナを見る。
「ミーナはアミュアちゃんと泊まりたい?」
ふるふる首を振ってミーナが答える。
「ねえさまと一緒もうれしいです!」
にこっとはにかむミーナ。
((あう…天使))
カーニャだけでなくユアの心も射貫く笑顔であった。
こうして姉妹水入らずと、バディで部屋を二つ取るのだった。
カウンターに残されていたアミュアはよくわからず、ぼーっとしていた。
「みてみて姉さま!空にいるみたいですよ!」
石積の小さなテラスにでてミーナが呼ぶ。
腰高のこれも石積の手すりに乗り上げて下を見ている。
部屋を見回し確かにせまいと思いつつテラスに行くカーニャ。
ミーナのとなりで外を見たカーニャも驚いた。
眼下に何もないのだ。
岩肌から張り出したテラスの下は、遥かがけ下の街道がうっすら見える。
「すご‥これ落ちたりしないのかしら?少し怖いわ、ミーナあんまり乗り出さないで」
とはカーニャ。
もちろん自分ではなくミーナが落ちたら怖いと思ったのだ。
自分だけなら何とかできる高さだ。
「みてみてアミュア!飛んでるみたいにみえるよ!」
こちらではユアがアミュアを呼ぶ。
石の手すりで前回りする勢いで下を見ている。
ユア達の部屋は廊下を挟んだ向かい側で双子のように同じつくりであった。
テラスは丁度反対側だ。
となりにきたアミュアも少し上気してほほが赤い。
「ほんとです、下はどうなっているんでしょう?」
並んでテラスから上半身を伸ばす二人には、恐怖はないようであった。
「よくみえないね」
「レビテーションで見てきますか?」
「そこまでじゃないよ!もったいない。カーニャ達の部屋も見に行こう!」
「はい!」
いつでもどこでもな二人であった。
二つ部屋をとっても、結局あつまってキャッキャとなるので、あまり雰囲気は変わらないのだった。
砦として作られた城塞の、おそらく上位の者の住まいだった辺りを、改装してホテルにしているのだ。
早速観光に行こうと4人で合流し下に降りる。
「通路も部屋も外から見るより狭い気がするね?」
ユアが廊下を移動しながら壁を叩いて確かめる。
「すごく頑丈に作ってあるのかな?」
「用途が砦として設計してあるだろうしね、戦争用なのでしょうね。壁が厚いのよ」
とはカーニャの答え。
積み上げた石は結構な厚みで、光も通さないので以外に中は涼しいので夏に人気のスポットだ。
日中は日帰り出来る距離なので、王都から足を運ぶ観光客も多くいてにぎやかだ。
夕方になり人が減るまでは4人で城内をあちこち見て回り、夕方ホテルに戻ったのだった。
食事は王都が近いからか、なかなかのグレードでお腹いっぱいの4人。
お風呂は二人が限度と言われ、部屋毎にお風呂となった。
「姉さまなんだかまたグラマーになりましたか?」
ミーナが自分の胸を両手で隠しながらカーニャに言う。
カーニャのラインをミーナが自分になぞり確認。
かなり差分が出る。
下着を外していたカーニャの手が停まった。
「そそそんなことないはず!下着もちゃんと付けられているわ!」
じーっと確認するミーナ。
「でっぱりが増えたのでは無く、へっこみが減ったのではないですか?」
左右に体をひねってみるカーニャ。
「うーん、よく判りませんわね」
結果カーニャに見せつけられ、何故か口を尖らすミーナであった。
仲良くお風呂のバディ組。
洗いっこしようとなり、アミュアの背中を洗うユア。
「おっと!いかん手が滑った」
思いがけぬ部位に誤爆するユア。
「ひゃあん!!なにするんですか!ユア」
「いやあすまぬ、お約束かとおもってね!」
仁王立ちのアミュアは真っ赤になりぷんぷんである。
「交代です!真なる手の滑りをみせてくれます」
顔の横でわきわき両手でかぎをつくるアミュア。
胸を両手で隠し後ずさるユア。
「い‥いやそれなんか痛そうだから許してえ」
涙目のユアがどうなったかは神のみぞ知るのであった。
アミュアはとても寝つきが良い。
一度寝ると朝まではなかなか起きないが、朝にはぱっと起きるのだ。
今夜は時々ある例外。
何かを感じてむくりと起き上がったアミュア。
すぐ隣のユアをみる。
すやすやと横向きで寝ている。
ニコっと微笑んでから、アミュアは考える。
(どうして目が覚めたんだろう?なんか気になる気配があるきがする)
小さな窓から月明りが煌々と入って、床に窓の形を描いていた。
(とても月が綺麗そう、少しみてみたいな)
そおっとユアを起こさないようベッドを出るアミュア。
最近カーニャの進めがあり、王都で仕入れたキャミソール姿である。
サラリとした生地で、必要な部分には裏地があるので着心地抜群でアミュアも気に入っている。
テラスまでぺたぺたと裸足で出る。
今夜は満月で、中天にかなり明るい月が白々と登っている。
(すごい明るい。ユアじゃなくてもこれなら夜目がききます)
ユアは星明りでも転ばないレベルの野性的夜目であった。
「あれ?なんか動いたような」
左の視界の端に影が動いた気がして、アミュアは身を乗り出し確認した。
左手は本丸の方向だが、壁が邪魔で良く見えなかった。
一瞬考えてから、レビテーションを無詠唱で発動し上昇する。
部屋の上は通路になっており、胸壁が等間隔にでこぼこを描く。
そこまで上昇してからアミュアはみょうにスースーすることに気付いた。
(しまった、下着をつけていない)
寝る前にユアと話していて、すみれ館のセリナさんが下着を付けないほうがスタイルが~などの情報を共有し、今夜実践してみようとなったのだった。
(くらいからへいきかな?誰もいなそうだし)
ぺたりと通路に降り立つアミュア。
さっとまた視界の隅で動く影。
(見間違いじゃない?女の子みたいだった?髪がながかった)
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なんだかわくわくしてきたのだ。
深夜テンションであった。
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