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序章
約束の代わりに、サヨナラを③
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えーーーーーーーー
うそぉォーーーーーーー(棒)
だっておいそれ見た人だっていない伝説クラスの魔物ですよー
座学では最後の方に名前と特徴だけサラッと流すような即死級ですよー
(平成以降の内閣総理大臣と一緒な!)
世界が変われば黄と黒のちゃんちゃんこ着たスーパーヒーローも苦しめた敵ボスですよー
(名前は違うけど)
なんで剣ひとふりで消滅しちゃうんですかーーーーーーァっっ
これはっっ俺もついにチート覚醒したってやつかもしれないっっ
とりま、チートならアセウスを球体から……
そう思った俺を固まらせる事態が起こったっっっ
「悪くない……」
ゴンドゥル様が俺の目の前にいて、両腕を俺の首に絡めてきたのだ!!
これは……もしやっっ初チューへの誘い?!?!
すまん! 友よ! どっちが優先って迷う余地なし!!
「契約を忘れるな……汝は、その命を賭して、我が形代を守るのだ……」
俺とゴンドゥル様はふわふわと微風を取り巻きながらオンボロ部屋に下りていく。
そっか、ゴンドゥル様は戦女神だから、普段は形代に宿って人間として俺と一緒にいるんだな。(←なろう愛読の転生者だから適応能力高い)
守れって言うからには、形代の人間でいる間は、力のない弱い女の子なんだ。
戦女神本来の力を発揮するには俺が必要で(何故か)
きっといちゃいちゃすることも必要なんだ!!
なんかそーゆー設定の話かゲームあったような気がする!!
人間のバージョンどんなのかなぁ……気になるけど、まずは本体の……このピンク色の唇を……
俺は爆発しそうな動悸をBGMにしながら、ゴンドゥル様に自分の顔を近づけた。
あぁ……っっ
ついにっっ42年の悲願が……っっっ(正確には24年だけどもうどーでもいい)
足が部屋の床に触れた、そう思った瞬間、突然肩から身体全身にかけて重い圧力がかかった。
俺はその圧力に耐えられず床に仰向けに倒れこんでしまった。
「つっっ……いってぇェっっ!!!」
まともに背中と頭打った!!
なんだよ!?新手の攻撃か?!
慌てて身体を起こしかけて、目の前の状況にハッとする。いや、ゾッとする。
身体の上にのしかかる重いデカい物体。
硬く鍛えられた筋肉に覆われた肉体。
そこから俺の首へと伸びたたくましい腕のせいで身動きが取れない。
そして頬が触れるくらいの距離にあるのは、日に焼けた健康的な肌。
短く刈り揃えられたプラチナブロンドの髪と、お揃いのプラチナブロンドのまつ毛。
長いまつ毛が気にならないほどに、高く通った鼻筋。
出自を感じさせる、気品も備えた端正な顔立ち。
俺は混乱した頭で必死に情報を整理した。
けど、俺の高い適応能力の前では考えるまでもないことだった。
状況は明らか、真実はいつもひとぉつっっ!!
ゴンドゥル様の形代で、俺が命を賭けて守る人間は「これ」
いやと言う程見慣れたその顔、幼馴染みのアセウス、18歳、男!!!!
無駄にイケメン!!!!!!
えーーーーーーーー
うそぉォーーーーーーーォォォ(痛切)!!
―――――――――――――――――――
【倒した魔物】
イーヴル・アイ
【獲得したアイテム】
未確認
【獲得したイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
うそぉォーーーーーーー(棒)
だっておいそれ見た人だっていない伝説クラスの魔物ですよー
座学では最後の方に名前と特徴だけサラッと流すような即死級ですよー
(平成以降の内閣総理大臣と一緒な!)
世界が変われば黄と黒のちゃんちゃんこ着たスーパーヒーローも苦しめた敵ボスですよー
(名前は違うけど)
なんで剣ひとふりで消滅しちゃうんですかーーーーーーァっっ
これはっっ俺もついにチート覚醒したってやつかもしれないっっ
とりま、チートならアセウスを球体から……
そう思った俺を固まらせる事態が起こったっっっ
「悪くない……」
ゴンドゥル様が俺の目の前にいて、両腕を俺の首に絡めてきたのだ!!
これは……もしやっっ初チューへの誘い?!?!
すまん! 友よ! どっちが優先って迷う余地なし!!
「契約を忘れるな……汝は、その命を賭して、我が形代を守るのだ……」
俺とゴンドゥル様はふわふわと微風を取り巻きながらオンボロ部屋に下りていく。
そっか、ゴンドゥル様は戦女神だから、普段は形代に宿って人間として俺と一緒にいるんだな。(←なろう愛読の転生者だから適応能力高い)
守れって言うからには、形代の人間でいる間は、力のない弱い女の子なんだ。
戦女神本来の力を発揮するには俺が必要で(何故か)
きっといちゃいちゃすることも必要なんだ!!
なんかそーゆー設定の話かゲームあったような気がする!!
人間のバージョンどんなのかなぁ……気になるけど、まずは本体の……このピンク色の唇を……
俺は爆発しそうな動悸をBGMにしながら、ゴンドゥル様に自分の顔を近づけた。
あぁ……っっ
ついにっっ42年の悲願が……っっっ(正確には24年だけどもうどーでもいい)
足が部屋の床に触れた、そう思った瞬間、突然肩から身体全身にかけて重い圧力がかかった。
俺はその圧力に耐えられず床に仰向けに倒れこんでしまった。
「つっっ……いってぇェっっ!!!」
まともに背中と頭打った!!
なんだよ!?新手の攻撃か?!
慌てて身体を起こしかけて、目の前の状況にハッとする。いや、ゾッとする。
身体の上にのしかかる重いデカい物体。
硬く鍛えられた筋肉に覆われた肉体。
そこから俺の首へと伸びたたくましい腕のせいで身動きが取れない。
そして頬が触れるくらいの距離にあるのは、日に焼けた健康的な肌。
短く刈り揃えられたプラチナブロンドの髪と、お揃いのプラチナブロンドのまつ毛。
長いまつ毛が気にならないほどに、高く通った鼻筋。
出自を感じさせる、気品も備えた端正な顔立ち。
俺は混乱した頭で必死に情報を整理した。
けど、俺の高い適応能力の前では考えるまでもないことだった。
状況は明らか、真実はいつもひとぉつっっ!!
ゴンドゥル様の形代で、俺が命を賭けて守る人間は「これ」
いやと言う程見慣れたその顔、幼馴染みのアセウス、18歳、男!!!!
無駄にイケメン!!!!!!
えーーーーーーーー
うそぉォーーーーーーーォォォ(痛切)!!
―――――――――――――――――――
【倒した魔物】
イーヴル・アイ
【獲得したアイテム】
未確認
【獲得したイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
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