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4話 パンをゲット
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ゲームでは、そう、画面越しでのゲームでは体上に装備する物はそれしか用途はなかった。
・・・分類だ。俺は試しに体に巻き付けた布を今度は頭に巻き付けターバンのようにしてみた。
・・・出来るじゃねえか。
俺は銅の短剣を取り出し、布を二つに切った。
一方を頭に、一方はさらに半分に切り両の手に巻き付けた。うん。いいじゃないか。
という事は皮製品は加工をしてしまえば自由に使えるって事か。この辺はゲームと違う。
超現実的だ。これはもうシステムの概念を切り離した方がよさそうだ。
自由度の高かった世界がさらに自由度が高くなった気がした。
なんか楽しくなってきた。
スライムを倒していたら突然考えが閃いた。頭の中に電球が点灯した感じだった。
『連射』のスキルだった。クリ率アップじゃなかったのは残念だけどこれはこれで使える。
試しにスライムに放って見る。
おおお、一度のモーションで2発の矢が繰り出された。
「めっちゃいいやつじゃん!さすが私!」
ジヴァニアよ、お前は何もしていないぞ・・・。
なるほど、どうやら1発ごとにクリティカル判定があるらしい。2発中の1発目でクリが発生した。
いじゃないか!これ!画面越しでは何気に使っていたが実際になるといいものだ!
30回の攻撃が半分に減る!・・・あれ?スキルポイントの事を忘れていた。俺はステータスを確認した。
スキルポイント08/20となっていた。スキルを閃いたから現れたのか。
確か、連射は1回で2Pか。うんうん、同じ同じ。
俺は今度はスキルを使わず攻撃を繰り返す。SPの回復時間を見たい。
ここに来て時間の経過がほぼ現実世界と同じ感覚だからだ。
因みにスキルは頭の中で「連射」とか言いながらで使えた。便利。魔法もそうなのだろうか。
って事は無詠唱なのか?俺は無詠唱反対派だ。かっこよくない。技を叫んでこそナンボだ。
まぁ魔法はまだ先だからその時考えよう。今は弓だ。
ふと武器の項目に目を移すといつの間にか弓+2となっていた。
あれ?すでに+2かよ。+1の時は気づかなかった。俺としたことが。
あがってるじゃん・・・。装備に対しての熟練度だ。
しかし実際、熟練度はゲームの時初期の頃は死にステだった。・・・序盤はすぐに武器変えるし。
まぁ、使いこなせているって事だ。これは+10まで出来る。
武器の補正は攻撃力とクリ率と精度。防具の補正は防御力と耐性だ。このステが発揮できるのは
実際、レベル180を超えてからだった。
・・・まてよ、ゲームと同じ考えだと痛い目合うかもしれない。
俺は今レベル4だから攻撃力は4、それにジヴァニア加護で2倍。
武器で攻撃力が2あがってるはずなので・・・・
なに!?ジヴァニアの加護は武器にものるのか!
なんでこんなに優秀なんだ!攻撃力が合計12となっていた。
「だからいったじゃない、私すごいって」
はいはい。すごいよ、すごい。いや、マジですごい。これはチートだ。
低レベルでは数値は大したことないが高レベルになれば恩恵が凄いぞ。
これならもう『モグラの穴』に入ってもいいと思う。
1回経験しているのでセーフティラインが解るのはいいことだ。
30分後、モグラの穴についた。結構近かったな。疲れたけど。
いいか?ジヴァニア。ここのキノコの様な魔獣はパンを落とす。パンだ!そう!食い物だ!
「いいわね!いいわよ!甘くないけど、背に腹は代えられないもんね」
お前って結構、言い方が若くないんだな。といったら思いっきり蹴られた。
そうこうしながら和気あいあいとモグラの穴に入るとすぐにキノコンが現れた。
俺は弓で攻撃をした。なんと2発目で敵は煙となって消えた。
そこには軽貨2枚があった。うーむ。やはりパンはレアアイテム扱いか。
入り口から結構入ったが、ある事に気づいた。暗くならない。薄暗くはあるが見えないほどではない。
確かにゲームでもそうだったな。なんかこの辺はゲームなんだなと思っていたら・・・。
「あー。それ私が居るじゃない?私、光の妖精らしいし。」
まじか!俺はステータス画面を見る。まじだった。
ホワイトスノーのドレスはそう言う事だったのか。ステータスには
ジヴァニア 光の妖精 レベル1
加護 ステータス2倍
能力 闇を払う
魔法・スキル 神聖系
まじかっ!確認って大事なんだな!どんだけすごいんだよ!お前って!
俺はジヴァニアの頭を指でぐにゅぐにゅして愛情表現を爆発させた。頼むから、俺を捨てないでくれ、まじで。
「す、捨てないわよ。貴方が居なくなったら私もきえるんだし。それにこうやって冒険?ってやつ楽しいし。」
お前は後ろで見ているだけじゃねえか。ん?魔法?神聖系?ジヴァニアって魔法使えるのか!?
でも魔法名は載ってないぞ?神聖系ってだけで。ちょっとまて。レベル1ってなんだよ。
レベル上がるのかよ!プライベート・パペットにはレベルは存在しなかったはずだ。
「うーん。どうだろう。私システムチェッカーだったし。こういう事には疎いわ。
あーでもなんかワクワクするわね」
そうだな。ワクワクするな。俺達はキノコンを倒しながら奥へと進んだ。
かれこれ8匹ほど倒したところで待望のパンが!パンがドロップした!
とりあえず安心安全な食材か心配だったのでジヴァニアに毒見すると言って先にひとかじりした。
うん。まごうことなき只のパンだった。俺はパンを小さくちぎり、ジヴァニアに食べさせた。
「おいしいじゃない!食事って初めてだわ!いいものね!」
何か喜んで食べてくれるので俺は残り全部を食べさせたあげた。
ってか、パンはジヴァニアより体積大きかったぞ。どこに入るんだよ。
「あ、キョークのがなくなっちゃったわね。ごごごめんなさい!
わたしはもう十分だから次出たらぜんぶたべていいからねっ。」
か、かわいいじゃねえか。その後、2匹倒したところでパンがドロップ。今度は早かった!
おれは一気に食べた。そしてステータスを確認。うん。どの数値も上がっていない。
どうやら空腹を満たすだけの様だ。この辺がゲームと違うな。こういう所を探すのも楽しい。
いつのまにか俺のレベルも上がっていた。
レベル5だった。攻撃力はジヴァニア効果でレベル帯では十分なので
運に2ポイント振った。
現在のステータスはジヴァニアの加護抜きで
レベル5 HP40 SP12
攻撃力4
防御1
素早さ4
賢さ1
耐性1
運3
ジヴァニアの加護があるので各2倍。SPにも載っているのでこのレベルではまじでチート級だ。
少し進むと扉があった。次の層へ続く扉だ。この先には中ボスが居る。
初めての中ボスは・・・なんか思い出が無い。見たら思い出すだろう。
俺はジヴァニアを見て頷き、そして扉を開けた。
・・・分類だ。俺は試しに体に巻き付けた布を今度は頭に巻き付けターバンのようにしてみた。
・・・出来るじゃねえか。
俺は銅の短剣を取り出し、布を二つに切った。
一方を頭に、一方はさらに半分に切り両の手に巻き付けた。うん。いいじゃないか。
という事は皮製品は加工をしてしまえば自由に使えるって事か。この辺はゲームと違う。
超現実的だ。これはもうシステムの概念を切り離した方がよさそうだ。
自由度の高かった世界がさらに自由度が高くなった気がした。
なんか楽しくなってきた。
スライムを倒していたら突然考えが閃いた。頭の中に電球が点灯した感じだった。
『連射』のスキルだった。クリ率アップじゃなかったのは残念だけどこれはこれで使える。
試しにスライムに放って見る。
おおお、一度のモーションで2発の矢が繰り出された。
「めっちゃいいやつじゃん!さすが私!」
ジヴァニアよ、お前は何もしていないぞ・・・。
なるほど、どうやら1発ごとにクリティカル判定があるらしい。2発中の1発目でクリが発生した。
いじゃないか!これ!画面越しでは何気に使っていたが実際になるといいものだ!
30回の攻撃が半分に減る!・・・あれ?スキルポイントの事を忘れていた。俺はステータスを確認した。
スキルポイント08/20となっていた。スキルを閃いたから現れたのか。
確か、連射は1回で2Pか。うんうん、同じ同じ。
俺は今度はスキルを使わず攻撃を繰り返す。SPの回復時間を見たい。
ここに来て時間の経過がほぼ現実世界と同じ感覚だからだ。
因みにスキルは頭の中で「連射」とか言いながらで使えた。便利。魔法もそうなのだろうか。
って事は無詠唱なのか?俺は無詠唱反対派だ。かっこよくない。技を叫んでこそナンボだ。
まぁ魔法はまだ先だからその時考えよう。今は弓だ。
ふと武器の項目に目を移すといつの間にか弓+2となっていた。
あれ?すでに+2かよ。+1の時は気づかなかった。俺としたことが。
あがってるじゃん・・・。装備に対しての熟練度だ。
しかし実際、熟練度はゲームの時初期の頃は死にステだった。・・・序盤はすぐに武器変えるし。
まぁ、使いこなせているって事だ。これは+10まで出来る。
武器の補正は攻撃力とクリ率と精度。防具の補正は防御力と耐性だ。このステが発揮できるのは
実際、レベル180を超えてからだった。
・・・まてよ、ゲームと同じ考えだと痛い目合うかもしれない。
俺は今レベル4だから攻撃力は4、それにジヴァニア加護で2倍。
武器で攻撃力が2あがってるはずなので・・・・
なに!?ジヴァニアの加護は武器にものるのか!
なんでこんなに優秀なんだ!攻撃力が合計12となっていた。
「だからいったじゃない、私すごいって」
はいはい。すごいよ、すごい。いや、マジですごい。これはチートだ。
低レベルでは数値は大したことないが高レベルになれば恩恵が凄いぞ。
これならもう『モグラの穴』に入ってもいいと思う。
1回経験しているのでセーフティラインが解るのはいいことだ。
30分後、モグラの穴についた。結構近かったな。疲れたけど。
いいか?ジヴァニア。ここのキノコの様な魔獣はパンを落とす。パンだ!そう!食い物だ!
「いいわね!いいわよ!甘くないけど、背に腹は代えられないもんね」
お前って結構、言い方が若くないんだな。といったら思いっきり蹴られた。
そうこうしながら和気あいあいとモグラの穴に入るとすぐにキノコンが現れた。
俺は弓で攻撃をした。なんと2発目で敵は煙となって消えた。
そこには軽貨2枚があった。うーむ。やはりパンはレアアイテム扱いか。
入り口から結構入ったが、ある事に気づいた。暗くならない。薄暗くはあるが見えないほどではない。
確かにゲームでもそうだったな。なんかこの辺はゲームなんだなと思っていたら・・・。
「あー。それ私が居るじゃない?私、光の妖精らしいし。」
まじか!俺はステータス画面を見る。まじだった。
ホワイトスノーのドレスはそう言う事だったのか。ステータスには
ジヴァニア 光の妖精 レベル1
加護 ステータス2倍
能力 闇を払う
魔法・スキル 神聖系
まじかっ!確認って大事なんだな!どんだけすごいんだよ!お前って!
俺はジヴァニアの頭を指でぐにゅぐにゅして愛情表現を爆発させた。頼むから、俺を捨てないでくれ、まじで。
「す、捨てないわよ。貴方が居なくなったら私もきえるんだし。それにこうやって冒険?ってやつ楽しいし。」
お前は後ろで見ているだけじゃねえか。ん?魔法?神聖系?ジヴァニアって魔法使えるのか!?
でも魔法名は載ってないぞ?神聖系ってだけで。ちょっとまて。レベル1ってなんだよ。
レベル上がるのかよ!プライベート・パペットにはレベルは存在しなかったはずだ。
「うーん。どうだろう。私システムチェッカーだったし。こういう事には疎いわ。
あーでもなんかワクワクするわね」
そうだな。ワクワクするな。俺達はキノコンを倒しながら奥へと進んだ。
かれこれ8匹ほど倒したところで待望のパンが!パンがドロップした!
とりあえず安心安全な食材か心配だったのでジヴァニアに毒見すると言って先にひとかじりした。
うん。まごうことなき只のパンだった。俺はパンを小さくちぎり、ジヴァニアに食べさせた。
「おいしいじゃない!食事って初めてだわ!いいものね!」
何か喜んで食べてくれるので俺は残り全部を食べさせたあげた。
ってか、パンはジヴァニアより体積大きかったぞ。どこに入るんだよ。
「あ、キョークのがなくなっちゃったわね。ごごごめんなさい!
わたしはもう十分だから次出たらぜんぶたべていいからねっ。」
か、かわいいじゃねえか。その後、2匹倒したところでパンがドロップ。今度は早かった!
おれは一気に食べた。そしてステータスを確認。うん。どの数値も上がっていない。
どうやら空腹を満たすだけの様だ。この辺がゲームと違うな。こういう所を探すのも楽しい。
いつのまにか俺のレベルも上がっていた。
レベル5だった。攻撃力はジヴァニア効果でレベル帯では十分なので
運に2ポイント振った。
現在のステータスはジヴァニアの加護抜きで
レベル5 HP40 SP12
攻撃力4
防御1
素早さ4
賢さ1
耐性1
運3
ジヴァニアの加護があるので各2倍。SPにも載っているのでこのレベルではまじでチート級だ。
少し進むと扉があった。次の層へ続く扉だ。この先には中ボスが居る。
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