ヒメゴト🌙

Kouhe

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謎のグループ…Secret

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Secret誕生

目を瞑りたくなるような眩しいスポットライト、沢山の黄色の声と華やかなペンライトがひかり、ステージにはライブをしている者たちがいる。
「Secret~!」
「かっこいい❣こっち向いて~!」


「今、世間を騒がしている人気グループ『Secret』男女グルーブとして様々な活動を行っていますがその素顔はわからないんですよね」
「えぇ、顔が見えない所がミステリアスでかっこいいということで女性ファンが多くいらっしゃるのとグループにいる女性メンバーは男性ファンが殺到しているとうことで男女ともに人気が高くて物凄いスピード人気が高まってるようですね。」

「ほら!ニュースでも大人気なんだよ!本当にわからないの?」
セミロングヘアの女子が髪の長くメガネをかけた子にスマホを突きつけて問いかける。
「聞いてる? 聖夜!」
長い髪の子の髪がゆらりと揺れ
「き、聞いてるよ~ 人気グループの話でしょ? 青、」
聖夜と言われた子は苦笑いをする。
「もう…聖夜は本当にこうゆうこと興味ないな~」
「あはは…」
(興味ない…わけではないのだけど…)
青と言われた子はまだまだ話す。
「このSecretのメンバーは 
クールな公、ムードメーカーの優真、
女性メンバーの1人、クール美人の緋色、
頭脳明晰な飛香、リーダーで優しい縁、そして…最後にカコカワで美人な煌夜 この6人でやっているグループでね!歌も投稿している動画も全部面白いし、めっちゃ良いの!」
「へ…へぇ…」
「へぇーじゃない!今度歌を聞いてみな?本当にいい曲ばっかだから!」
青はスマホでSecretの曲を流し始める。
「た…確かにいい曲だね…」
「でしょ!?本当に凄いんだから!」
「ほら、もう学校着いたよ」
ずっとSecretの事を熱烈と語る青の方に手をおきストップと言わんばかりに
「あ、ホントだ~!今度はもっと詳しく話すから楽しみにしててね!」
颯爽と校舎に入っていく青の背中を見ながら聖夜は歩いて校舎に入ろうとする。
「あ!如月会長~!」
廊下の先から金髪でいかにもヤンキーそうな子が走ってきている。
「ハル君!あ、コラ廊下を走ったら駄目でしょ!」
その金髪の子の事をハル君と呼びすぐさま注意をしている。
「あ、すみません、如月会長が朝から見れたもんだから…でも流石生徒会長!ちゃんと注意しますね!」
どうやら聖夜はこの蒼風中学の生徒会長らしい。
「あたり前のことでしょう。」
腰に手をやりため息をする。
「おい、ハル、お前何サボってんだ?」
聖夜の後ろからハルよりも声が低く落ち着いた声が 聞こえる。
「ヒッ!…有馬…ボソ」
ハルが怯える。
「あ、拓!おはよう」
聖夜は後ろを振り返り声の主、有馬 拓に挨拶をする。
「ハル…お前まだ今日までの生徒会の報告書出してないだろ!はやく出せ!」
拓と呼ばれるものはハルに詰め寄り怖い表情で言っている。
「え!まだ出してないの!?」
聖夜は驚いた表情で拓からハルの方に向きなおした。
「一昨日出したって言ってなかったっけ?」
首を傾げてハルに聞いている。
「だ…だって~いい言葉が出てこなくて書けなくて…それに集める人が、有…んんッ…有馬副会長で俺にだけ怖いんですもん…如月会長が集めるならもう出し終わってましたよ~」
聖夜に泣きついてくる。
有馬 拓は副会長のようだ。
「ハル…お前なぁ!演説の原稿を出せと言ってるんじゃない!報告書を出せと言ってるんだ!こんなとこで書紀の力を出すな!とにかく早く出せ!」
ハルという子は金髪という見た目で書紀らしい。
「は…は~い…」
ハルは走って自分の教室に向かっていく。どうやら教室で話に出ていた報告書を仕上げるようだ。
「ハァ…たっく…あんな奴が書紀なんて…」
ハルが行ったあと拓は深いため息をさながら言う。
その横で聖夜が
「ふふふ、ありがとね、拓。でもなんだかんだ言ってハルくんのこと認めてるのよね。」
優しく笑いかけ拓の顔を覗き込んでいる。
「……いや…別に…とにかく、早く出さないとこちらも提出出来ん!」
少し耳が赤くなっているが聖夜は気づいていない様子だ。拓は後ろを向き、聖夜が靴を履くのを待っているようだ。
「はいはい、」
待っていることに気づき急いで靴を履き替える聖夜。


___いつもここからう私の一日が始まる___
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