7 / 73
質屋
質屋1
しおりを挟む
結婚したときには瑞々しいスズランの花束だったものをソフィアはじっと見つめていた。今はドライフラワーになり、殺風景な部屋に飾られている。一つしかない飾りがかえって部屋を寂しく見せていた。
吐く息が白い。季節は巡り、もうすぐ新しい年を迎えようとしていた。
ソフィアはとうとう立ち上がって肩に掛けていたショールを掴み、物入れ用の箱のところまで行って箱を開けた。中には着古したドレスと結婚したときに受け取った木箱が入っている。木箱を取り上げると、そっと中身を確認した。真紅のルビーは貰った日と寸分違わぬ美しさだ。
「縁がないとはこういうことなのね」
ソフィアは一度も首につけることがなかったネックレスを手放す決心をしていた。
今月に入り、家の修理費や、家具代、おまけに食料品などのツケを払ってほしいとひっきりなしに商人たちがやってくる。散々支払いを待ってもらっていたソフィアだったが、とうとうバトラー家からは生活費の援助を頼めないのだと諦めたところだった。今のところ、結婚式にバトラー家の使用人に会ったのが最後で、それ以降誰一人としてやってこない。こちらから使いを出して無心するのは心苦しいと思っていた。何といっても父カールが莫大な婚姻費用を請求したのを知っているので、困窮していても願い出ることができなかった。
箱を手に佇んでいたらドアをノックされた。
「どうぞ」
返事をしたらすぐにキャサリンが顔を出す。
「居間に来てはいかが? その部屋よりはまだ暖かいわよ」
正確にはエントランスだがキャサリンの提案で居間と呼ぶようになった部屋への誘いだった。夜にならないと暖炉に火は入れないのだが、それでもキッチンの温もりでソフィアの部屋よりも暖かいのだ。
「ええ。ねえ、父から返事は来た?」
キャサリンは肩を竦めただけだったが、それが答えだ。何度か窮状を訴えてみたものの、父は言い訳の返事すら寄こさないのだ。
「そう……。あの、ベンは今どこにいるかしら?」
キャサリンの夫ベンジャミンの居場所を聞くと「薪を作っているから表にいるわ」と、返事がきたのでとうとうソフィアは決意を口にする。
「ベンと街へ行こうと思うの。結婚したときにいただいたネックレスを質屋に持って行くつもりよ。そのお金で支払いをしてついでに冬の買い物を──」
キャサリンは最後まで聞かずにそれは大きなため息を吐いた。ガクッとうなだれたが、すぐに面を上げる。
「そろそろ言い出す頃だとは思っていたわ。でも良かった、これ以上ドレスを質に入れると言い出しかねないからヒヤヒヤしてたのよ。そんなことをしたら着るものがなくなるもの」
その通りだ。細々と質屋に物を入れてきたがもうネックレス以外質入れするものがない。最近はキャサリンやベンジャミンすら村に手伝いに行って生活費を稼いできてくれるようになった。それでも限界なのだ。
「来年の春は、私も農作業のお手伝いをしてみるわ」
ソフィアの言葉にキャサリンは首を横に振って目をきつく閉じた。
「侯爵令嬢なのよ……。フィフィは泣き言を言わないけど、私の方が泣きたくなるわ。どうしてフィフィの周りの男たちはこんなにも非情なのかしら」
ソフィアは最近感じていることをキャサリンに言う。
「侯爵家に生まれたと思うから悲しくなるのよ。平民であれば、私の暮らしはまだまだ恵まれているじゃない?」
顎を引いて顰めた顔をしたキャサリンがそれは違うと否定した。
「平民の自由さはないもの。身につけるものだってそれなりのものを世間では求められるわ。働きに行くことだって叶わないじゃない」
貴族の娘が平民のしている仕事をするなど、確かに聞いたことがない。
「でもね、私は平民として生きるわ。パーティーに出なくていいのも気楽だし、割り切って働きに出たら生活にここまで困ることはないんですもの。そうすることに決めたの」
そこでニッコリ微笑むと、キャサリンに提案する。
「このネックレスを質に入れたら、ツケは全部払えると思うのよ。それに冬の分の食料や燃料も買えるはず。キャシーも一緒に街に行きましょう! いつもなら買えないものを買うのよ。何がいいかしら」
この提案にキャサリンは乗らず、心配顔で本当に働くのか聞いてきた。
「街で仕事がないか聞いてみるわ。農作業は春までそれほど仕事がなさそうだし、街で仕事が見つかれば冬の間もお金を稼げるもの」
キャサリンは人差し指を上げて振り回しながら「いい? ツケが払えて、冬の準備も出来るなら急いで働く必要なんてないのよ。こうしましょ。生地を購入してきてドレスを作るのよ。春までならなんとか一着作れるわ。ね?」と代替案を出してきた。
「またお金に困ったらそれを売るのね」
「そうよ。もしどこからか生活費が入ったら、そのドレスは着ればいいんだもの。いい案だわ」
キャサリンは自分の案を自画自賛して、街に行くためにベンジャミンを呼んでくると部屋をそそくさと出ていった。
(本来なら自分の主人が働くのは耐えられないものね)
つくづく、キャサリンには苦労を掛けていると感じてシュンとなった。結婚して、もしかしたら生活が楽になり、キャサリンたちにももう苦労させないで済むかもしれないと喜んだこともあった。結局、状況は悪化し、キャサリンたちにも情けない思いをさせていることにソフィアは落ち込まずにはいられなかった。
吐く息が白い。季節は巡り、もうすぐ新しい年を迎えようとしていた。
ソフィアはとうとう立ち上がって肩に掛けていたショールを掴み、物入れ用の箱のところまで行って箱を開けた。中には着古したドレスと結婚したときに受け取った木箱が入っている。木箱を取り上げると、そっと中身を確認した。真紅のルビーは貰った日と寸分違わぬ美しさだ。
「縁がないとはこういうことなのね」
ソフィアは一度も首につけることがなかったネックレスを手放す決心をしていた。
今月に入り、家の修理費や、家具代、おまけに食料品などのツケを払ってほしいとひっきりなしに商人たちがやってくる。散々支払いを待ってもらっていたソフィアだったが、とうとうバトラー家からは生活費の援助を頼めないのだと諦めたところだった。今のところ、結婚式にバトラー家の使用人に会ったのが最後で、それ以降誰一人としてやってこない。こちらから使いを出して無心するのは心苦しいと思っていた。何といっても父カールが莫大な婚姻費用を請求したのを知っているので、困窮していても願い出ることができなかった。
箱を手に佇んでいたらドアをノックされた。
「どうぞ」
返事をしたらすぐにキャサリンが顔を出す。
「居間に来てはいかが? その部屋よりはまだ暖かいわよ」
正確にはエントランスだがキャサリンの提案で居間と呼ぶようになった部屋への誘いだった。夜にならないと暖炉に火は入れないのだが、それでもキッチンの温もりでソフィアの部屋よりも暖かいのだ。
「ええ。ねえ、父から返事は来た?」
キャサリンは肩を竦めただけだったが、それが答えだ。何度か窮状を訴えてみたものの、父は言い訳の返事すら寄こさないのだ。
「そう……。あの、ベンは今どこにいるかしら?」
キャサリンの夫ベンジャミンの居場所を聞くと「薪を作っているから表にいるわ」と、返事がきたのでとうとうソフィアは決意を口にする。
「ベンと街へ行こうと思うの。結婚したときにいただいたネックレスを質屋に持って行くつもりよ。そのお金で支払いをしてついでに冬の買い物を──」
キャサリンは最後まで聞かずにそれは大きなため息を吐いた。ガクッとうなだれたが、すぐに面を上げる。
「そろそろ言い出す頃だとは思っていたわ。でも良かった、これ以上ドレスを質に入れると言い出しかねないからヒヤヒヤしてたのよ。そんなことをしたら着るものがなくなるもの」
その通りだ。細々と質屋に物を入れてきたがもうネックレス以外質入れするものがない。最近はキャサリンやベンジャミンすら村に手伝いに行って生活費を稼いできてくれるようになった。それでも限界なのだ。
「来年の春は、私も農作業のお手伝いをしてみるわ」
ソフィアの言葉にキャサリンは首を横に振って目をきつく閉じた。
「侯爵令嬢なのよ……。フィフィは泣き言を言わないけど、私の方が泣きたくなるわ。どうしてフィフィの周りの男たちはこんなにも非情なのかしら」
ソフィアは最近感じていることをキャサリンに言う。
「侯爵家に生まれたと思うから悲しくなるのよ。平民であれば、私の暮らしはまだまだ恵まれているじゃない?」
顎を引いて顰めた顔をしたキャサリンがそれは違うと否定した。
「平民の自由さはないもの。身につけるものだってそれなりのものを世間では求められるわ。働きに行くことだって叶わないじゃない」
貴族の娘が平民のしている仕事をするなど、確かに聞いたことがない。
「でもね、私は平民として生きるわ。パーティーに出なくていいのも気楽だし、割り切って働きに出たら生活にここまで困ることはないんですもの。そうすることに決めたの」
そこでニッコリ微笑むと、キャサリンに提案する。
「このネックレスを質に入れたら、ツケは全部払えると思うのよ。それに冬の分の食料や燃料も買えるはず。キャシーも一緒に街に行きましょう! いつもなら買えないものを買うのよ。何がいいかしら」
この提案にキャサリンは乗らず、心配顔で本当に働くのか聞いてきた。
「街で仕事がないか聞いてみるわ。農作業は春までそれほど仕事がなさそうだし、街で仕事が見つかれば冬の間もお金を稼げるもの」
キャサリンは人差し指を上げて振り回しながら「いい? ツケが払えて、冬の準備も出来るなら急いで働く必要なんてないのよ。こうしましょ。生地を購入してきてドレスを作るのよ。春までならなんとか一着作れるわ。ね?」と代替案を出してきた。
「またお金に困ったらそれを売るのね」
「そうよ。もしどこからか生活費が入ったら、そのドレスは着ればいいんだもの。いい案だわ」
キャサリンは自分の案を自画自賛して、街に行くためにベンジャミンを呼んでくると部屋をそそくさと出ていった。
(本来なら自分の主人が働くのは耐えられないものね)
つくづく、キャサリンには苦労を掛けていると感じてシュンとなった。結婚して、もしかしたら生活が楽になり、キャサリンたちにももう苦労させないで済むかもしれないと喜んだこともあった。結局、状況は悪化し、キャサリンたちにも情けない思いをさせていることにソフィアは落ち込まずにはいられなかった。
487
あなたにおすすめの小説
私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません
藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
【完結】優しいあなたに、さようなら。二人目の婚約者は、私を殺そうとしている冷血公爵様でした
ゆきのひ
恋愛
伯爵令嬢であるディアの婚約者は、整った容姿と優しい性格で評判だった。だが、いつからか彼は、婚約者であるディアを差し置き、最近知り合った男爵令嬢を優先するようになっていく。
彼と男爵令嬢の一線を越えた振る舞いに耐え切れなくなったディアは、婚約破棄を申し出る。
そして婚約破棄が成った後、新たな婚約者として紹介されたのは、魔物を残酷に狩ることで知られる冷血公爵。その名に恐れをなして何人もの令嬢が婚約を断ったと聞いたディアだが、ある理由からその婚約を承諾する。
しかし、公爵にもディアにも秘密があった。
その秘密のせいで、ディアは命の危機を感じることになったのだ……。
※本作は「小説家になろう」さん、カクヨムさんにも投稿しています
※表紙画像はAIで作成したものです
寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。
にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。
父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。
恋に浮かれて、剣を捨た。
コールと結婚をして初夜を迎えた。
リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。
ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。
結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。
混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。
もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと……
お読みいただき、ありがとうございます。
エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。
それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
さようなら、お別れしましょう
椿蛍
恋愛
「紹介しよう。新しい妻だ」――夫が『新しい妻』を連れてきた。
妻に新しいも古いもありますか?
愛人を通り越して、突然、夫が連れてきたのは『妻』!?
私に興味のない夫は、邪魔な私を遠ざけた。
――つまり、別居。
夫と父に命を握られた【契約】で縛られた政略結婚。
――あなたにお礼を言いますわ。
【契約】を無効にする方法を探し出し、夫と父から自由になってみせる!
※他サイトにも掲載しております。
※表紙はお借りしたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる