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アメリカ帰りの小英雄
新大陸にて
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私が死んだとき、神の声が降りてきて、私は兎のような生物を視認して、その後光の差す兎、いや、神とおもわしきモノから慇懃《いんぎん》に申し付けられた。
「お前ほど信心深い人間も少ないな、最近は特に。死してなお示現を見るか」
「ええ、まったく私は信心深い女でした」
私は平然と、軍人然としているとすらいえるほど簡潔に答えた。自分が殺人事件で殺されたことはすでに自覚している。ということは、ここは神の裁判を受ける雲上か、そんなところだろう。
「ところで、愚痴を聞いてくれるかね」
「なんなりと」
私は身体の自由を感じて、兎の前にひざまずいた。
「いかなる問題を貴女様は俎上《そじょう》にいただかれますか?」
「私の弟のことだ」
「神にも弟様がいらっしゃる?」
「私の弟も神だが、半端者なのに世界を好きなようにいじくり回して遊んでおる。今、私は神々の作る世界のプロトタイプとしてお前の生きていた地球世界を作っているが、弟はそれに無駄な創意工夫をして飾り立て、遊んでいるのだ。お前にはその世界に下って歴史を正してもらいたいのだが、どうだ」
「私に神の弟の邪魔をしろと? しかし、そんなことが可能なのでしょうか」
私は星を食ったような話に半信半疑だったが、神の言うことは絶対だと思い直した。なにごとも御心のままに。聖母マリアが処女出産をしたように痛みに耐えようじゃないか。
「して、神の弟が世界に施した誤謬《ごびゅう》はいかなるものでしょうか」
「発想は貧弱だ。魔法の概念を実現してしまった」
「それは二十一世紀でしょうか」
「いや、弟が物見遊山を楽しんでいるのは十八世紀ごろのはずだ」
「もしや……十八世紀で楽しむ、というと、――フランス革命でしょうか」
「その通りだ」
私は神の弟に犬糞で出来たホールケーキをぶちまけたくなった。敬虔な清教徒の私といえども、「神か、自由か」とまで啓蒙学者たちが唱えた人権の大時変、フランス革命を見物して操るとは、その神の弟であるがために悪趣味に過ぎる。
「いささか悪趣味が過ぎる事案かと思われますが」
「ふむ、そこで、だ。私の弟は、今人間としてフランスにいる。私から姿かたちを隠してな。お前には弟の世界に降り立って、弟を暗殺してほしいのだ」
なるほど。これは大ごととなった。
「私に神の親族を暗殺せよ、と」
「お前は私の力で我が使徒とする。フランス革命期のヨーロッパに降り立ち、私の弟を殺せ」
「……反駁《はんばく》の一つもありません。しかし、悪趣味な神の弟……いうなれば神弟もいたものですね」
「まあ、お前以外にも刺客は送り込む予定だ。励んでくれ。では、往きたまえ、万歳《ヴレーヴ》」
「万歳《ヴレーヴ》」
そして私の意識は横転し、前後左右も分からなくなり――。
一般的に、フランス革命はフランス国王ルイ十六世が新世界の弱小国家アメリカの独立戦争に肩入れしたために、イギリスと対立するだけでなく財政破綻を起こし、それを正常化させるためにスイスの投資家ネッケルが財務大臣となって特権身分である聖職者と貴族から免税特権を奪おうとしたことから端を発する。
つまりは「王と貴族の革命」だったのだ。
それがいつの間にか、「平民の革命」となったわけである。
だが、急ぐまでもなく、私は覚醒した時、まだ赤子で、言葉もほとんど分からず、ただただ「フランちゃん、お口開けて」と母親か乳母のような女性にあやされていることしか、感覚に無かった。
聞こえたのは海鳴りでも地鳴りでもなく、気付いた時には私はいかにも赤ん坊らしく「ほぎゃあほぎゃあ」と泣いていたのだ。
それが私のこの世界での姿、「フランソワーズ・リモー」の幼少期だったのだ。
まさに口内に雷雲を放り込まれたような苦くも酸っぱい敗北感が、幼い私には漠然と感じられた。歩けるようになったらすぐに行動を起こそうと考えていた。
――それから数年。
幼いながらも、私は神の使徒とされただけあって、魔力に優れた能力を持っていた。魔法が得意で、運動神経も高かった。
私が生まれたのは元の世界とはところどころズレた歴史を歩んできたフランスであり、私は流行りのジャン=ジャック・ルソーら啓蒙主義学者たちのリベラルな思想に影響された弁護士、ハウバー・リモーの娘として生まれていた。
ハウバーは元孤児で、身一つで弁護士となった、いわゆる小ブルジョワだ。
私個人はといえば、父ハウバーのなけなしの金を使って新大陸アメリカへ渡り、余った金を統べて投じてアメリカ独立戦争を共に戦うための同志を探していた。
この世界には、神弟の奴の発案で魔法があり、その魔法と言う火力が最大限発揮されるのは、よく訓練された「魔導騎兵」として、機動力を持った砲台、つまり戦車の真似事をする兵科としてあるべきだと私は考えていた。
私がアメリカを目指して蒸気船に乗っている時、私は共に我が家のたった二人の侍従の中から、乳母のソラーニャを連れていた。私自身はまだ十歳にもなっていなかったが、見分を広げるためにと父は自由にさせてくれていた。
おかげで私は故郷プロヴァンスの一部では、「小ブルジョワの金食い娘」と揶揄される有り様だった。
なにはともあれ、アメリカの片田舎に到着した私は、私自身も地方出身とはいえ、この時代では世界一の強国であるフランスからやってきたということもあり、アメリカの貧乏臭さがなんとも慣れなかった。
私は魔導騎兵を養成するためにカネで数人の魔法使いを雇い、魔導騎兵として数か月かけて育成し、いくつかの実戦を超え、軍功をちょこまかと上げて大陸軍から傭兵としてカネを受け取った。
それを元手にさらに数人の魔導騎兵を育てるといううやり方を地道に続け、イギリス兵に畏怖されるために頭部と顔面を白い布で隠す幽霊のような軍装も相まって、いつしか私たちの部隊は名を広げていた。
いわく、「オーケストラ」と。
それが私たちの名前だった。
その馬蹄の音が鳴り響くと、次には大規模魔術砲撃の砲撃音が連なり、戦場音楽となって相手を威圧することから、私たちはオーケストラと名付けられていたのだ。
その部隊長である私は「マエストロ」と呼ばれていた。
このオーケストラと、私のマエストロという肩書が、順当にアメリカがイギリスに勝てば、古郷フランスでの語り草になるだろうという打算もあっての日々だった。
「お前ほど信心深い人間も少ないな、最近は特に。死してなお示現を見るか」
「ええ、まったく私は信心深い女でした」
私は平然と、軍人然としているとすらいえるほど簡潔に答えた。自分が殺人事件で殺されたことはすでに自覚している。ということは、ここは神の裁判を受ける雲上か、そんなところだろう。
「ところで、愚痴を聞いてくれるかね」
「なんなりと」
私は身体の自由を感じて、兎の前にひざまずいた。
「いかなる問題を貴女様は俎上《そじょう》にいただかれますか?」
「私の弟のことだ」
「神にも弟様がいらっしゃる?」
「私の弟も神だが、半端者なのに世界を好きなようにいじくり回して遊んでおる。今、私は神々の作る世界のプロトタイプとしてお前の生きていた地球世界を作っているが、弟はそれに無駄な創意工夫をして飾り立て、遊んでいるのだ。お前にはその世界に下って歴史を正してもらいたいのだが、どうだ」
「私に神の弟の邪魔をしろと? しかし、そんなことが可能なのでしょうか」
私は星を食ったような話に半信半疑だったが、神の言うことは絶対だと思い直した。なにごとも御心のままに。聖母マリアが処女出産をしたように痛みに耐えようじゃないか。
「して、神の弟が世界に施した誤謬《ごびゅう》はいかなるものでしょうか」
「発想は貧弱だ。魔法の概念を実現してしまった」
「それは二十一世紀でしょうか」
「いや、弟が物見遊山を楽しんでいるのは十八世紀ごろのはずだ」
「もしや……十八世紀で楽しむ、というと、――フランス革命でしょうか」
「その通りだ」
私は神の弟に犬糞で出来たホールケーキをぶちまけたくなった。敬虔な清教徒の私といえども、「神か、自由か」とまで啓蒙学者たちが唱えた人権の大時変、フランス革命を見物して操るとは、その神の弟であるがために悪趣味に過ぎる。
「いささか悪趣味が過ぎる事案かと思われますが」
「ふむ、そこで、だ。私の弟は、今人間としてフランスにいる。私から姿かたちを隠してな。お前には弟の世界に降り立って、弟を暗殺してほしいのだ」
なるほど。これは大ごととなった。
「私に神の親族を暗殺せよ、と」
「お前は私の力で我が使徒とする。フランス革命期のヨーロッパに降り立ち、私の弟を殺せ」
「……反駁《はんばく》の一つもありません。しかし、悪趣味な神の弟……いうなれば神弟もいたものですね」
「まあ、お前以外にも刺客は送り込む予定だ。励んでくれ。では、往きたまえ、万歳《ヴレーヴ》」
「万歳《ヴレーヴ》」
そして私の意識は横転し、前後左右も分からなくなり――。
一般的に、フランス革命はフランス国王ルイ十六世が新世界の弱小国家アメリカの独立戦争に肩入れしたために、イギリスと対立するだけでなく財政破綻を起こし、それを正常化させるためにスイスの投資家ネッケルが財務大臣となって特権身分である聖職者と貴族から免税特権を奪おうとしたことから端を発する。
つまりは「王と貴族の革命」だったのだ。
それがいつの間にか、「平民の革命」となったわけである。
だが、急ぐまでもなく、私は覚醒した時、まだ赤子で、言葉もほとんど分からず、ただただ「フランちゃん、お口開けて」と母親か乳母のような女性にあやされていることしか、感覚に無かった。
聞こえたのは海鳴りでも地鳴りでもなく、気付いた時には私はいかにも赤ん坊らしく「ほぎゃあほぎゃあ」と泣いていたのだ。
それが私のこの世界での姿、「フランソワーズ・リモー」の幼少期だったのだ。
まさに口内に雷雲を放り込まれたような苦くも酸っぱい敗北感が、幼い私には漠然と感じられた。歩けるようになったらすぐに行動を起こそうと考えていた。
――それから数年。
幼いながらも、私は神の使徒とされただけあって、魔力に優れた能力を持っていた。魔法が得意で、運動神経も高かった。
私が生まれたのは元の世界とはところどころズレた歴史を歩んできたフランスであり、私は流行りのジャン=ジャック・ルソーら啓蒙主義学者たちのリベラルな思想に影響された弁護士、ハウバー・リモーの娘として生まれていた。
ハウバーは元孤児で、身一つで弁護士となった、いわゆる小ブルジョワだ。
私個人はといえば、父ハウバーのなけなしの金を使って新大陸アメリカへ渡り、余った金を統べて投じてアメリカ独立戦争を共に戦うための同志を探していた。
この世界には、神弟の奴の発案で魔法があり、その魔法と言う火力が最大限発揮されるのは、よく訓練された「魔導騎兵」として、機動力を持った砲台、つまり戦車の真似事をする兵科としてあるべきだと私は考えていた。
私がアメリカを目指して蒸気船に乗っている時、私は共に我が家のたった二人の侍従の中から、乳母のソラーニャを連れていた。私自身はまだ十歳にもなっていなかったが、見分を広げるためにと父は自由にさせてくれていた。
おかげで私は故郷プロヴァンスの一部では、「小ブルジョワの金食い娘」と揶揄される有り様だった。
なにはともあれ、アメリカの片田舎に到着した私は、私自身も地方出身とはいえ、この時代では世界一の強国であるフランスからやってきたということもあり、アメリカの貧乏臭さがなんとも慣れなかった。
私は魔導騎兵を養成するためにカネで数人の魔法使いを雇い、魔導騎兵として数か月かけて育成し、いくつかの実戦を超え、軍功をちょこまかと上げて大陸軍から傭兵としてカネを受け取った。
それを元手にさらに数人の魔導騎兵を育てるといううやり方を地道に続け、イギリス兵に畏怖されるために頭部と顔面を白い布で隠す幽霊のような軍装も相まって、いつしか私たちの部隊は名を広げていた。
いわく、「オーケストラ」と。
それが私たちの名前だった。
その馬蹄の音が鳴り響くと、次には大規模魔術砲撃の砲撃音が連なり、戦場音楽となって相手を威圧することから、私たちはオーケストラと名付けられていたのだ。
その部隊長である私は「マエストロ」と呼ばれていた。
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