タロス (ユリエルセプティム伝)

中村夢野助

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第12話「ウスガルド・ジョンバトルボーンの心情!」

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現在ホワイトランは

英雄のバルグリースが

ソリチュード帝国に

宣戦布告した事でパ

ンゲア大陸の周りの

ノルド達は騒ぎ始め

ウスガルドはバナード

メアで酒に酔いながら

聞いていた。

「ノルド同士の戦争か…

馬鹿馬鹿しいだが

ペラギウス達奇襲で

攻めて英雄を倒した

報いを受けてもらわ

ないとな!」

ウスガルドは傭兵で

ウルフリックの実父

タイバーセプティムの

兵として雇われ何度

も生き残った事から

タイバーから「不滅」

の称号を与えられた。

「私は、何飲んだくれ

てんだよ!」

ウスガルドは同胞団

のメンバーでウェア

ウルフのヴィスカル

・ヴァルカスのワイ

ンを割った事で

「おい!くそ女!なに割っ

てくれてんだよ!」

「落ち着け!ヴァルカス!

なあ…あんた…謝罪を

してはくれないか!」

ヴィルカスはヴァル

カスを宥め謝罪を求め

たが

「なんだい!喧嘩する

度胸もないのかい!

話しに成らないねぇ…

ウルフリックを呼びな!」

「おい!下手になれば!

良い気に成りやがって!」

「落ち着けヴァルカス!

解った…ウルフリック

を呼んで来るよ!」

ヴィルカスはなんとか

ヴァルカスを宥めウル

フリックを呼びに行く

よう命じた。

「ミルファ今の現状を

どう思う?」

「現状は国の民は安

全とは言えないわ!

私達も安全ではないわ!

ステンダール教徒の

番人達は容赦なく

狙って来るでしょうね!」

ウルフリックはドラフ

のリーダーミルファと

現状について話しを

していた。

「大変だ!済まないウル

フリック喧嘩を売ら

れた!」

ヴァルカスは喧嘩は

強いがウルフリックが

喧嘩を禁止した事で

同胞団は周りから

受け入れられていたが

「喧嘩の相手は誰だ…」

「ウスガルドっていう

女だ!ムカツク!」

ウルフリックはジュピ

トリスの話しから

実父から「不滅」の

称号を与えられた

人物と同じ名前で

「今すぐバナードメア

に行こう!」 

「私も行くわ!不滅な

んて称号だから余程

強いのでしょうね!」

ミルファは興味を持ち

共にバナードメアに

向かった。

走ってついた頃には

ヴィルカスはウスガ

ルドを殴り倒し

「ウェアウルフなんて

大した事ないな!」

ヴィルカスはウェア

ウルフの姿に成らず

堪えたまま殴り倒さ

れたのだと知った。

「おい!あんた不滅の

ウスガルドだな!」

「ほぉー!あんたが

タイバーセプティム

の息子かぁ…顔はそっ

くりだな…だが中身は

似てるのかね!!」

ウルフリックに向かっ

てウスガルドが殴り

掛かって来たが

ウルフリックは

軽々かわし

「傭兵は殴り合いが

好きなのか?」

「私は元々山賊出身

者なんでね!殴り合い

なんて当たり前に合

ったのさ!」

軽々かわしそしてウス

ガルドを軽々持ち上げ

投げつけた!

「中々やるじゃないか…

中身もタイバーセプ

ティムの生き写しその

ものだね!」

「これでも旅して剣技

・拳・投げ・弓・鍛冶技術

を極めてきたんでね!」

ウルフリックはニヤリ

と笑いながら

「あんたに負けたよ!

煮るなり焼くなり好き

にするといい…」

ウスガルドは構えを

解いた。

「大丈夫か?ヴィスカル」

「ありがとう大丈夫だ。」

ヴァルカスの言葉に

頷くヴィルカスにホッ

とし

「不滅のウスガルド

あんたを仲間に加え

たい…力を

貸して欲しい…喧嘩を

しないと誓えるか?」

「わかった!ペラギウ

スを倒す為に協力する!」

こうして不滅のウスガ

ルドが加わった。

一方バトルボーン一族

のジョンバトルボーン

はソリチュードを支持

する事を快く思わず

遂にバトルボーンの

考えに反する事を決め

るのだった。























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