エルスティン(冒険者の若きドヴァーキン)

中村夢野助

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第一話『平穏を守るドヴァーキン!』

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「やぁ!…はぁ!」

「背中がお寝ねんね

してるわよ!脇が甘い!」

エルスティンはスリー

ピングジャイアントと

いう宿屋兼酒場の主

で元ブレイズのデル

フィンに剣術の鍛錬

をお願いし木剣で

デルフィンに向かって

振るが紙一重の所で

交わしエルスティンの

後頭部を捉え完敗した。

「また負けたよ…次は

絶対に勝つんだから!」

「エルスティンは剣術

の腕は上達したなぁ…

私を抜くのは時間の

問題だろう!」

そういうとデルフィ

ンはブレイズのメンバー

の時に使っていたブレ 

イズソードを渡した。

「冒険者になるか

ならないかは家族に

話すと良い」

「わかったデルフィン

ありがとう!」

デルフィンは木剣を

下の倉庫に治しに

いった。

「お前がそうしたい

なら構わない!

俺も嘗てはノルドの

兵士だ!鎧・兜は俺が

作るから安心しろ!」

「ちょっと貴方が勝手

に決めないでよ!

考え直して今なら

まだ間に合うから!」

父のアルヴォアに対し

て母シグリットは猛反

対で言い合いになった。

「私はどうしても冒険

者になりたいの!

いろんな世界を見て

みたいの…それは

理由にならないの!!」

エルスティンは大声

を出して叫んだ!

「お前の負けみたい

だな…シグリット…鎧

を作ってやる!

工房に来い!冒険する

時に役に立つ筈だ。」

父が鉄・鋼鉄・玉鋼(スチ

ール)を鋳造器具を

熱くマグマみたいに

赤くなった金属棒を

ハンマーで叩き剣の

形になりそれを水で

冷やすと完璧な剣の

形となった。

「さっこれがお前の

剣だ!鎧・兜・ブーツは

既に完成してるから

着けてみると良い。」

アルヴォアはエルステ

ィンがいずれは兵士・

冒険者に成るんじゃ

ないかと予感はして

いた。

「パパピッタリ

だよ!」

「そうか…寂しくな

るな…娘が若い頃の

俺みたいに戦士に

なる道を歩むかぁ…

さあ狩猟弓だそれは

革紐で強化出来る

やり方は小さい頃

から教えているから

解ってるな!」

「うん!ありがとうパパ

…今まで育ててくれて

ありがとう!」

エルスティンは父アル

ヴォアを抱きしめ

そしてアルヴォアは

包容を解き背中を

手でそっと押した。

エルスティンは冒険者

としてドヴァーキン

としての最初の旅が

始まった。

最初の目的地

ホワイトランへ

歩き始めた。
















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