私にモテ期とか冗談でしょ? アラサーオタ喪女に突然の逆ハーレム

ブラックウォーター

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05 裸婦という名の花

白く弾けて

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05

 (うう…どうしよう…じっくり見られるとやっぱり恥ずかしいよお…)
 覚悟を決めたつもりでも、恥ずかしさはどうにもならない。
 デッサンが始まり、みんなの視線が注がれると、瞳は耳まで真っ赤になってしまう。
 克己や佐奈に見られているのはなんとかがまんできた。
 だが、子供たち、特に小学校高学年から中学校くらいの男の子たちに見られるのは、消えてしまいたくなるほど恥ずかしい。
 自分でも良くわからない心理だったが、理屈ではないのだ。
 これが本当に小さな子供だったら、時に意識することもなかったろう。
 だが、二次性徴を迎えるか迎えないかの男の子の視線は、どういうわけか目で犯されているような錯覚さえ覚えてしまうのだ。
 「先輩、時々体を動かして下さいね。ずっと同じ体勢だと固まっちゃいますから」
 「ええ…そうだね…」
 瞳は佐奈の言葉に応じて、軽く体をひねる。
 誰もが集中して無言だった。
 静かなアトリエに、かりかりと鉛筆で下書きをする音だけが響く。
 それもまた、瞳の恥ずかしさに油を注ぐ。
 (みんな無言だと…よけいに視線を意識しちゃうよ…)
 視線に体をなで回されている気分だった。
 見られたところがじんわりと熱くなってしまう。
 (やだ…どうしよう…興奮してきちゃった…)
 瞳は、下腹部がじわっと熱くなってくるのを感じる。
 自分は、男の子たちに見られて淫らな気分になっている。
 その事実が信じられなかった。
 (だめだめ…どんどん変な気分になってきちゃう…)
 自分の体なのに、コントロールが効かなかった。
 淫らな気持ちがどんどん溢れてきてしまうのだ。
 
 そのまま10分ほどが過ぎる。
 (どうしよう…。濡れて来ちゃったよ…)
 瞳の花びらは熱く充血してほころび、とうとう淫らな蜜を滴らせ始めてしまう。
 奥からとろとろと溢れてくるのを感じる。
 前張りで股間が押さえられているから今のところたれてはこない。
 が、時間の問題のように思えた。
 (やばい…前張りはがれちゃうかも…)
 蜜が前張りにじんわりと染みていくようだった。
 そこに粘膜が充血して開こうとする力が加わり、細いテープはいよいよ屈しつつあった。
 (だめだめ…えっちなお汁止まって…!このままじゃ…みんなに恥ずかしいところ見えちゃう…)
 瞳は必至で自分の中の興奮から意識を逸らそうとする。
 だが、それは時間稼ぎにしかならなかった。
 相変わらず、生徒たちは瞳の裸に視線を注いでいる。
 見られていると、興奮してしまうのをどうしても抑えられないのだ。
 ぴりっ… 
 ついに、前張りがはがれてしまう。
 (やだ…恥ずかしい…マンちらしちゃってるよ…)
 瞳はどうしていいかわからなかった。
 一度腰を上げて、前張りを張り直してもらうか。
 それともこのまま大人しくしていて、誰もマンちらに気づかないことを祈るか。
 決断がつかないままひたすら恥ずかしさに顔を上気させる。
 前張りがはがれていることに気づかれていないか、さりげなく生徒たちの様子をうかがう。
 (ええ…!?)
 そして、とんでもないことに気づいてしまう。
 男の子の1人が、ズボンの股間にテントを張っていたのだ。
 わずかだが、はっきりと見える。
 (この子…勃起してる…。私の裸を書きながら…おち○ちん大きくしてる…)
 あまりの恥ずかしさで、瞳は気絶しそうになる。
 だが同時に、自分の中で何かのスイッチが入ってしまうのを感じる。 
 興奮のリミッターが外れたような感じだった。
 下腹部が勝手にひくんと収縮して、乳首に血が集まってつんと立ってしまう。
 (やばい…気持ち良くなってきちゃったよ…)
 胸の膨らみそのものが、ぷっくりと一回り膨張したように思える。
 女は本当に興奮すると、膨らみに血が集まって大きくなるのだ。
 (ああ…見てる…見られてる…見られてる…)
 階段を全力で駆け上がっている気分だった。
 下腹部が収縮するペースがどんどん速くなる。
 (だめだめ…イくイく…イっちゃうっ…!)
 ついに瞳は、下腹部の奥が硬直したような感覚に襲われる。 
 体が落ちているような心地に包まれ、目の前が白く弾けた。
 (そんな…私イっちゃった…男の子たちに見られて…イっちゃった…)
 その事実はショックだった。
 これではまるで露出狂のようではないか。
 (だめだめ…どうしよう…?また来る…イっちゃうっ…!)
 一度オーガズムに達してしまうと、もう体が止まらなかった。
 瞳の目の前が再び白く弾ける。
 (やだ…イくの止まらない…!恥ずかしい…ああ…また…イく…!)
 オーガズムが連続で襲ってくる。
 体が意思に関係なく勝手に何度も絶頂を迎えてしまう。
 こんなことは初めてだった。
 瞳はデッサンの間、何度もオーガズムを迎え続けた。
 変な声を上げてしまうこともなく、気絶してしまうこともなかったのは僥倖としか言いようがなかった。

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