異世界で賢者になったのだが……

加賀 燈夜

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生徒会はアブノーマル?2

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新武器が譲渡されてからより一層鍛錬に熱が入った。

「ジル!もうちょっと魔法の選択をしろ!!クルル!剣撃が弱過ぎるもっと自分にあった剣技を使え!」

どうも新しい武器を使えていなかった。それで俺の最高傑作達を集めた。早速屋敷に帰り招集をかけた。

「すまないな…急で悪い」

「頭をあげて雄也」

と紅兎が言った。そして全員に俺はこう言った。

「ありがとう…」

雄也の創造魔法で肉体を得た神姫達が
集まっていた。紅兎、八重桜、焔丸、黒狐、テラー、ナイトメア、ブラッディドール、白瑛、そして新規メンバー(閻魔刀 緋焔「ひえん」、桜刀 紅姫(べにひめ))にも来てもらった。
ちなみに村雨は医務室の先生をしている。そして俺は皆にこう言った。

「今日集まって貰ったのは他でもない!アブノーマルを皆に育てて欲しい…」

そしてそして皆は紅兎を見てこう言った。

「「統括が良いのであれば力を貸します!!」」

すると紅兎が

「皆は賛成のようだな…良かろう力を貸そうではないか!我々、チーム夜刀神が」


そして翌日、学園長にお願いして訓練を受けさせる事ができるようになった。
生徒達にはサプライズで何も言っていない。そしていつものように素振りを終えてからアブノーマルを訓練所に集めた。

「今からお前らの特別講師を紹介する。」

「「誰なんですか?!」」

「まぁ、見とけ…我が配下の者よ!主の名に答えよ!こい!夜刀神」

魔法陣が現れてそこから召喚された。
すると自己紹介が始まった。

「私は夜刀神の長 夜月 紅兎だ。ジルは私が担当する。」

「初めまして 八重桜  ・ヴィルヘルムです。桜とお呼びください。シオンちゃんを担当します。」

「皆~!焔丸だよ~よろしくね。アグリ君を担当するよ」

「お初にお目にかかる!妾は黒狐だ…そのぉ…クロと呼んでくれ。それとドール!イオナは私が担当だ!」

「初めまして、テラーですよろしくお願いします。取られてしましたな、なら私はヨミィ様を担当致します。」

「初めまして、ナイトメイアです。メアとお呼びくださいませ。私はイヴ様の担当をさせていただきます。」

「皆よろし。私は白瑛です。ファンネルを使うシャルティス君を担当する」

「ブラッディドールよ。よろしく…それとクルルちゃんとイオナは私が担当するわ、ちなみにイオナの補助講師もするわ」

「お前らよろしくな!俺は緋焔、マグナスとか言う小僧を担当する。」

「お姉様、行けませんよ。そんな汚い言葉遣い。あ、皆様、緋焔の妹の紅姫です。ミファエルちゃんを担当する事になりました。よろしく」

それからと言うもの皆、癖や戦闘の駆け引きなどを教わっていた。特にジルと紅兎のは凄まじく二人の組手は毎回クレーターと壁に亀裂が入る。

「インフェルノバースト!」

すると紅兎は刀を正面に構え

「閻魔一式  牙流閃」

正面に魔力を込めた強突きを放ち、巨大な火球は弾け飛んだ。だがジルは破られる事は分かっており、ガンブレードで斬りかかるがことごとく防がれてしまう

「ジル君…中々やりますね」

「参ったな~先生…もう片方に構えて
る、叛逆者下ろしてくださいよ。」

「お前、ハイドか?」

「よくわかったな…」

「その観察力と異質な魔力でわかる。まぁ、仕方ないお前らに同気のやり方でも教えるか…過去に一度やってるようだが…まぁ良い、説明する。イメージは半分半分と考えるのではなく二人で一つと考えるんだ。少し見ておけ、今からやる。」

刀を納刀して意識を集中させて

「同気…」

白い髪の毛先が赤くなり、頭に漆黒の角が生えてきて右目が悪魔みたいな目になり

「ほぅ、この閻魔様を呼び出すとは流石じゃの」

「えん!やっと会えた~久しぶりだね」

「神話大戦以来じゃの!あの時はゴッドイーターラビットと呼ぼれておったのぅ」

「ふふ、会えて本当に嬉しい」

「そうじゃの、所でお前の主は再現魔法でもつかったのか?」

「違う、この刀の魔力思念を連結させて器を構築して貰った。だから全開で殺っても何ら問題はないの」

「中々、繊細な事をやっておるの…創造魔法 クラフトか…いや、創造神のマテリアル構築か…」

「所でえんはここに私達と同じ状況の子が居てね。同気を習得させるの手伝ってくれない?」

「良いぞ!所で輪廻をハズレし魔王軍幹部 狂戦士  ハイド君ではないか?!」

するとハイドが

「昔の話だ忘れてくれ、お前に吹き飛ばされたあと肉体が死に魂だけが生きていた…そして依代を探していたら丁度、適性者が居てな、それがジルだ。だから、こいつを俺が育てることにしたのさ。ごく単純だろう?」

「まぁ良い、輪廻から弾かれたのはこちらの手違いだ。所でジル君!同気をつかっているようだけど?」

「あ、バレた…申し遅れました。私、はグラディエターの名家フルフォード家の長男のジル・フルフォードです。以後お見知り置きを」

「流石じゃの名家育ちの子は礼儀正しいのぉ…我は冥府の王 第六閻魔大王  天魔政宗じゃ!」

どうやら極意を教えるようだな、他の奴らも特性を教えて貰ってるな、ならそろそろやってもらうか…思念伝達

(作戦名アブノーマル開始!)

((了解!))

そこからは察しの通り、夜刀神は弟子を殺すつもりで鍛え上げた。そして当日、
コロシアムの控え室にアブノーマルが集まった。個人で装備を整えていた。


「ジル(テーマ:ノーライフキング)

フェイス:ノーライフキングマスク
トップアームズ:魔導王ノ遺産
ボトム:邪龍のズボン
靴:アルゴノーツ
ローブ:冥府の羽衣

追加ステータス
魔法耐性:EX
物理耐性:A
魔力上限突破
魔力操作
冥府の魔眼
(効果:相手の恐怖心を50%あげる。
威圧で一瞬動けなくなる。
敵のHPとMPの残量が見える。)

ヨミィ(テーマ:エキドナ)

ヘッド:幻想蝶の髪飾り
フェイス:なし
トップス:冥界ノ姫ドレス
ボトム:エルダースパイダーノタイツ
ブーツ:冥府ヒール

追加ステータス
魔力深淵
魔法無効
魔力耐性:unknown
物理耐性:EX
世界眼
「効果:叡智を得る。ステータスが全て見える。」

アグリ(テーマ:聖騎士 エルガラン)


トップス:聖獣 麒麟のコート
ボトムス:フェンリルボトム
靴:神速ブーツ

追加ステータス
カリスマ性S
魔力飽和
魔力操作
縮地
聖眼
(効果:闇魔法は視界に映る限り、無効化あるいは消滅する。)

シャルティス(テーマ:大賢者 夜月)

フェイス:妖狐のお面
トップス:イナリコート
ボトムス:イナリボトム
靴:イナリブーツ

追加ステータス
魔力操作
物理無効
神速縮地
空間超越
ニトクリスの鏡
強欲の魔眼
「見るもの全てを操る。」

クルル(テーマ:鮮血の薔薇 リリス・スカーレット)

ヘッド:鮮血薔薇バレッタ
フェイス:薔薇の刻印
トップス:鮮血の軽装具
ボトムス:ドレススカート
靴:霊獣ベルガモットブーツ

追加ステータス
魔力操作
ドレーン
ヴンパイアプリンス
カリスマ性A
紅魔ノ加護
鮮血ノ魔眼
(効果:時が一瞬止まる。)


マグナス(テーマ:ヴァン・ヘルシング)

ヘッド:カラス羽ハット
フェイス:断罪者の布
トップス:魔人コート
ボトムス:ダークワーム
靴:執行者ブーツ

追加ステータス
神罰執行者
断罪者
魔性特攻
身体強化
神眼
(効果:相手の動き、思考、攻撃手段などがマナの塊で見える。)

シオン(テーマ:精霊騎士)

ヘッド:精霊姫のティアラ
ネック:精霊石ネックレス
トップス:精霊騎士トップ
ボトムス:精霊騎士ボトム
靴:サラスヴァティーバトルヒール

追加ステータス
王権
魔力増強
身体強化
聖剣召喚
魔力操作
マナ操作
精霊眼、神霊眼
(効果:マナの動き、魔力の流れが見える。相手の動きを完全コピーできる。)

イオナ(テーマ:大怪盗 アルセーヌ)

フェイス:不気味なマスク
トップス・ボトムス:怪盗ドレス
靴:フェニクスブーツ

追加ステータス
隠蔽
気配遮断
気配察知
魔力感知
魔力操作
マナ操作
マナ感知
同化
身体強化
技工士
道化師
窃盗
先読み

怪盗ノ眼
「効果:攻撃手段、武器などが可視化されて見える。」

デメリットスキル

マジシャンズブレイク
(マジックの種、仕掛けがバレると弱体化する。だが本人がバラス分には問題はない。)

イヴ(テーマ:妖精黒騎士)

ヘッド:妖精姫のティアラ
ネック:エルグランデ宝石ネックレス
トップ、ボトム:ディアブロスドレス
靴:魔鉱鉄ブーツ

追加ステータス
魔性特攻
闇神 ノ加護
身体強化
魔力操作
マナ操作
魔力波動

妖精眼、魔精眼
(効果:指定した物質、物体、流体、気体を操れる。魔力の流れをねじ曲げたり、止めたりできる。)

デメリットスキル
ブラッディボム
(相手によっては魔力循環不全を起こし、体が弾け飛ぶ可能性がある。)

ミファエル(テーマ:堕天使)

ヘッド:堕天使ノ輪
トップ、ボトム:ヴァルキリー
靴:漆黒の追跡者

追加ステータス
天使ノ加護
堕天使ノ加護
魔力操作
魔力感知
同調
神力解放
高速治癒

天使ノ神眼
堕天使ノ魔眼
(効果:破壊と再生ができる。)



どうやら、皆仕上げて来たようだ。そして、戦いの火蓋が切って落とされた。特別観覧席に行くとエレンさんが居た。するとエレンさんが

「どうかね、夜月君の子供達は?」

答えるまでもない。俺達が強い

「ええ、仕上がってますよ。ですが、あの子達は強いですから…」

そして実況が流れてきた。

「お集りの皆さん!只今より、アブノーマル対雫ノ月による生徒会争奪戦を行います。実況は!学校一陰キャのネクラと元魔王シャルロッテ先生と共にお送りします。今回の争奪戦どう思いますか?シャルロッテ先生」

「今回は、物理、魔法有りだからな、皆も勉強になるんじゃないか?一番気になるのは新しく出来た役員"図書"が一番厄介では無いかな?噂では、インデックスの使い手てって聞いたが、まぁ楽しみに見るよ」

「ありがとうございます!確かに気になりますね。それでは皆さん!高レベルの戦闘をしかと目に焼き付けてください。それではルールと戦い方を説明します。ルールは相手の武器を奪うか、相手を気絶させてください。戦い方は勝ち上がりの1対1の戦いです。対戦相手を発表します。
Aブロック図書エルネスティ・フリー対ジル・フルフォード

Bブロック 飼育 カナト対シオン・ハル

Cブロック 美化アルバ対クルル・ペルシア

Dブロック体育クラシル対アグリ・リスタ

Eブロック保健メディス・テレサ対ミファエル・シャミュル

Fブロック風紀アリス・クロイツェル対マグナス・イズ

Gブロック会計カルロス・カルッツァ対
シャルティス・バイゼル

Hブロック書記ルシエラ対イオナ・ジャックスハート

Iブロック副会長バンデッタ対イヴ・ファルシア

Jブロック生徒会長エルゼ・リゾルダ対ヨミィ・モルです!争奪戦は三日間行います!早速試合をします!Aブロック入場お願いします!」

そして俺はジルに

「ジル!あまり緊張するなよ。」

「はい!」

「一つだけアドバイスだ、発動時は魔力が乱れる!そこを叩け!後は、上に注意しろよ。」

「はい!わかりました」

そしてジルは入場した。そして相手が

「君、ジルくんだね?」

「ああ、そうだ…」

そう言うとジルは腰に刺していたガンブレードを構えた。そして、エルネスティにこういった。

「僕も本が好きだ…」

するとエルネスティが

「私は嫌いです…読みたくもないです…」

「どうしてですか?本は楽しいし、色んなことが知れますよ?」

すると緊張が殺気に変わった、魔力感知で魔力が乱れてることがわかった。

「うる…い」

「なんだって?聞こえないよ」

「うるさい!!黙れえ!!」

すると上から高魔力反応が降ってきた。

「ノアール…魔弾第12章第一節 鎮静弾」

するとエルネスティが

「インデックス!魔弾上位第12章第一節終焉弾 ロンギネス」

だが、ジルの方が術式展開が速かったのだった終焉弾は不発に終わった。そしてエルネスティは鎮静弾で高揚してた気持ちが一気に落ち着いてその場に倒れ込むように寝てしまった。すると

「試合終了!勝ったのは何と!アブノーマルリーダー 、ジル・フルフォードだぁ!!」

午前試合はあと一戦だった、そして控え室でジルによくやったと声を掛けるとつまらなそうにしていた。

次回「生徒会争奪戦」





























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