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第十六話
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それから数十分。春がひとしきり泣いて落ち着くまで、千羽は待った。
春をなんとかベッドに座らせ、千羽も隣に腰を下ろした。
「おれ、は、千羽さんと……一緒にいたいよ」
息も途切れ途切れに、春は思いの丈を吐き出した。
「……おれ、まだ子供だから。どうやっ……なにをし……どうしたら千羽さんのそばにいられるか、いてもおかしくないか、真剣に考えたんだ……。千羽さんは面白がってただけかもしれないけど、おれは、すっごく楽しかった。ご飯もおいしいし、話してても楽しいし……。でも、でも、もしかしたらおれに構うのがめんどくさくなって、途中でいなくなるかも、もうおれとは会わなくなるかもって、思って」
しゃべっている間にも、春の目からは涙が溢れて止まらなかった。
──『子供とは付き合えない』
以前付き合っていた年上の彼女に、そう言われたことがずっと心の何処かに引っかかっていた。
千羽との仲が深まるにつれ、大人と子供の間にある壁をより高く感じるようになった。
千羽の店の副店長にしたってそうだ。春を子供と見て、認めようとしなかった。あの時の目は忘れられない。
「千羽さん、店やめるって言ったじゃん……。店に来なくなったら、おれもう千羽さんと会えなくなっちゃうんだって、思って……だから、高校卒業しても、千羽さんが店に来なくなっても、千羽さんと一緒にいられる方法、ちゃんと考えたんだ。頭を鬼にして、ちゃんと頑張ったんだ。いっつも全部中途半端だから、ちゃんと集中しなきゃって思って」
「そうか……」
千羽は安堵したように、深いため息をついた。
「ハル……俺は、ハルに嫌われたと思ったんだぞ」
「嫌いだなんてそんな。むしろ……」
「むしろ、なんだ?」
「む、むしろ……えっと……」
春はそこで口を噤み、顔を背けてしまった。
その先の一言が聞きたくて仕方がなかったが、千羽はぐっとこらえる。
「……なあハル、誰かと一緒にいるのに理由がいるって、理由がなきゃ一緒にいちゃいけないって、誰が言ったんだ?」
春から、意外な答えが返ってきた。
「……父さん」
千羽は、答えを期待したわけではなかった。理由がなければ一緒にいてはいけないなんてことはない。そう言いたかっただけだ。
「そういや……ハルはお母さんと二人暮らし、だったっけ」
「うん」
春の両親が離婚したのは、まだ春が小学校にもあがっていない幼い頃だった。父親の顔もぼんやりとしか思い出せない。
だが、その声は今でもはっきりと覚えている。
幼い春に対しても決して媚びない、厳しい父親だった。数少ない思い出の中でも、父親に甘えたという記憶はない。
父親と離れて暮らすことが決まった日、春の「どうしていなくなっちゃうの?」という疑問に対し、父親は淡々とこう答えた。
『お前たちと一緒にいる理由がない』
その後、父親とは会っていない。後に両親は離婚したのだとわかっても、なんの感情も湧かなかった。
「おれさ、いっつも誰かと一緒にいる理由、探してたんだ。暁人もそうだし、毬子も。宿題忘れるのだって、半分…くらいはわざとだったし。ほら、いるだろ? 友達と遊ぶと、必ず次の約束するやつ。父さんのこと、すっかり忘れたと思ってても、結局頭のどっかにひっかかってたんだよなあ」
父親のことは、暁人や毬子にさえ話していなかった。二人が何も聞かなかったからというのもあるが、同情を誘うようでずるい気がしたのだ。
「学校があるうちは、嫌でも会うだろ? クラスも一緒だし。だから一緒にいる理由なんて勝手についてくるんだけど、卒業したらその理由がなくなっちゃうから……だから」
春は、遠慮がちに千羽の顔を見上げた。
千羽には、春が言わんとしていることがわかった。
「……俺は、ハルの親父さんじゃないぞ」
千羽はクスッと笑い声を漏らし、春の頭を撫でる。
「ったく、俺の方がガキみたいじゃないか。理由を無理やりつけてでも春と一緒にいたいと思ってたのは、むしろ俺の方だよ」
何世紀ぶりかに千羽に頭を撫でられた気がしてぽかーんとしていた春は、息をするのも忘れて千羽の笑顔に見とれた。
千羽は春の髪に触れるうち、手のひらにあった違和感がみるみるうちに消えていくことに気づく。
春と会わなかった間、春は他の美容室には行っていないらしい。千羽の手の中の髪は、ツヤを失ってボサボサになっていた。それに、癖っ毛のせいで分かりにくいがちゃんと二ヶ月分伸びている。おそらくシャンプーをした後にケアもせずそのまま寝ているのだろうが、先の割れている毛が若干目立った。
クリスマスプレゼントのお返しはリッチなシャンプーにしようなどと職業病的な考えを起こしながら、千羽は自分の中の本心に触れる。もうこの手の中にあるものを二度と離したくない。
「どうしても俺と一緒にいる理由が必要っていうなら──」
千羽の声は、春に遮られた。
「千羽さん!」
「……? 何してんだ?」
突然大声を出した春は、ベッドの弾力を生かして飛び上がり、正座で着地する。
土下座の姿勢をとった春は、近所迷惑を気にするレベルの大声で言った。
「千羽さん! おれを、あなたの弟子にしてください!」
***
「……」
布団の中に頭をめり込ませたせいで、春の大声は大部分を吸い取られてしまったが、千羽の耳にははっきりと届いた。
千羽は腕を組み頭を抱え、これまでの会話の流れを整理する。
「……ん?」
見当たらない。
「……んー」
そんな流れ、どこにもない。
千羽は、未だ布団に埋まった春の頭をつついた。
「おい、おーい。っていうか息してるか、ハル?」
「ぷはっ」
息はしていなかったらしい。春は肩で息をしながら、まっすぐ千羽を見つめた。
「弟子に──」
千羽は、また布団にダイブするところだった春の頭をキャッチする。
「まてまて、わかったから」
「わかった⁉︎ いいの? おれ。弟子に──」
「待てって!」
「むご」
千羽は春の口に手を当てた。まだ何か言いたげだったが、とりあえずは落ち着いてくれたようだ。
本当は、今夜はゆっくり休ませて、詳しい事は明日聞くつもりだったのだが。
「えーと、俺はなにから聞けば?」
「むごむご」
「ちゃんと、順番通りに、すっとばさずに話してくれるんだな?」
「むん」
「よし」
千羽は春の口から手を離した。
春は、千羽の弟子になりたいと思うまでの順番を頭の中で整理する。その間、千羽は刺すような視線を春に浴びせていた。
最初は、そうだ。道を尋ねてきた老人。
「妖精さんが──」
「はぁ?」
千羽の視線と声が春に確実に刺さった。春は言葉を選び直す。
「おれ、高校卒業したらどうするか決められなくて、それで悩んでたんだ。ずっと。クラスの奴らもみんな同じかなーって思ってたら、文化祭終わったあたりから急に真面目になり出して、おれだけ置いていかれちゃって」
「誰かに相談しなかったのか? 先生とか親とか、……友達とか」
千羽の視線や声は、柔らかくなった。
「しようと、思ったけど……。なんかタイミングのがしちゃって。おれだけ何にも決まってないっていうのも恥ずかしかったし」
千羽には思い当たる節があった。
いつか、春が急に千羽の家を尋ねてきた。その時明らかに様子がおかしかったので何かあったとは思っていたが、意図的に話題を避けようとする春に、詳しいことは聞けなかった。
辛いことがあったなら気を紛らせればいい、そう思っていた。
「で、色々踏み切れずにいたんだけど、千羽さんがヘアメイクしたっていう人を雑誌で見て……おれ、母さんをこんな風におしゃれにしてあげたいって、思っちゃったんだよね」
千羽の視線が怖かったので、春は妖精のような老人の話題には触れなかった。
「母さん、ずっと俺のために生きてきたって感じなんだ。朝も夜もなく働いててさ。だからおれ、卒業したら自立して、母さんには自分のために生きて欲しいって、思った」
春は再び、両手をついて土下座の姿勢をとる。
「だから、おれ、千羽さんみたいな美容師になりたいんだ。お願いです。弟子にしてください」
春をなんとかベッドに座らせ、千羽も隣に腰を下ろした。
「おれ、は、千羽さんと……一緒にいたいよ」
息も途切れ途切れに、春は思いの丈を吐き出した。
「……おれ、まだ子供だから。どうやっ……なにをし……どうしたら千羽さんのそばにいられるか、いてもおかしくないか、真剣に考えたんだ……。千羽さんは面白がってただけかもしれないけど、おれは、すっごく楽しかった。ご飯もおいしいし、話してても楽しいし……。でも、でも、もしかしたらおれに構うのがめんどくさくなって、途中でいなくなるかも、もうおれとは会わなくなるかもって、思って」
しゃべっている間にも、春の目からは涙が溢れて止まらなかった。
──『子供とは付き合えない』
以前付き合っていた年上の彼女に、そう言われたことがずっと心の何処かに引っかかっていた。
千羽との仲が深まるにつれ、大人と子供の間にある壁をより高く感じるようになった。
千羽の店の副店長にしたってそうだ。春を子供と見て、認めようとしなかった。あの時の目は忘れられない。
「千羽さん、店やめるって言ったじゃん……。店に来なくなったら、おれもう千羽さんと会えなくなっちゃうんだって、思って……だから、高校卒業しても、千羽さんが店に来なくなっても、千羽さんと一緒にいられる方法、ちゃんと考えたんだ。頭を鬼にして、ちゃんと頑張ったんだ。いっつも全部中途半端だから、ちゃんと集中しなきゃって思って」
「そうか……」
千羽は安堵したように、深いため息をついた。
「ハル……俺は、ハルに嫌われたと思ったんだぞ」
「嫌いだなんてそんな。むしろ……」
「むしろ、なんだ?」
「む、むしろ……えっと……」
春はそこで口を噤み、顔を背けてしまった。
その先の一言が聞きたくて仕方がなかったが、千羽はぐっとこらえる。
「……なあハル、誰かと一緒にいるのに理由がいるって、理由がなきゃ一緒にいちゃいけないって、誰が言ったんだ?」
春から、意外な答えが返ってきた。
「……父さん」
千羽は、答えを期待したわけではなかった。理由がなければ一緒にいてはいけないなんてことはない。そう言いたかっただけだ。
「そういや……ハルはお母さんと二人暮らし、だったっけ」
「うん」
春の両親が離婚したのは、まだ春が小学校にもあがっていない幼い頃だった。父親の顔もぼんやりとしか思い出せない。
だが、その声は今でもはっきりと覚えている。
幼い春に対しても決して媚びない、厳しい父親だった。数少ない思い出の中でも、父親に甘えたという記憶はない。
父親と離れて暮らすことが決まった日、春の「どうしていなくなっちゃうの?」という疑問に対し、父親は淡々とこう答えた。
『お前たちと一緒にいる理由がない』
その後、父親とは会っていない。後に両親は離婚したのだとわかっても、なんの感情も湧かなかった。
「おれさ、いっつも誰かと一緒にいる理由、探してたんだ。暁人もそうだし、毬子も。宿題忘れるのだって、半分…くらいはわざとだったし。ほら、いるだろ? 友達と遊ぶと、必ず次の約束するやつ。父さんのこと、すっかり忘れたと思ってても、結局頭のどっかにひっかかってたんだよなあ」
父親のことは、暁人や毬子にさえ話していなかった。二人が何も聞かなかったからというのもあるが、同情を誘うようでずるい気がしたのだ。
「学校があるうちは、嫌でも会うだろ? クラスも一緒だし。だから一緒にいる理由なんて勝手についてくるんだけど、卒業したらその理由がなくなっちゃうから……だから」
春は、遠慮がちに千羽の顔を見上げた。
千羽には、春が言わんとしていることがわかった。
「……俺は、ハルの親父さんじゃないぞ」
千羽はクスッと笑い声を漏らし、春の頭を撫でる。
「ったく、俺の方がガキみたいじゃないか。理由を無理やりつけてでも春と一緒にいたいと思ってたのは、むしろ俺の方だよ」
何世紀ぶりかに千羽に頭を撫でられた気がしてぽかーんとしていた春は、息をするのも忘れて千羽の笑顔に見とれた。
千羽は春の髪に触れるうち、手のひらにあった違和感がみるみるうちに消えていくことに気づく。
春と会わなかった間、春は他の美容室には行っていないらしい。千羽の手の中の髪は、ツヤを失ってボサボサになっていた。それに、癖っ毛のせいで分かりにくいがちゃんと二ヶ月分伸びている。おそらくシャンプーをした後にケアもせずそのまま寝ているのだろうが、先の割れている毛が若干目立った。
クリスマスプレゼントのお返しはリッチなシャンプーにしようなどと職業病的な考えを起こしながら、千羽は自分の中の本心に触れる。もうこの手の中にあるものを二度と離したくない。
「どうしても俺と一緒にいる理由が必要っていうなら──」
千羽の声は、春に遮られた。
「千羽さん!」
「……? 何してんだ?」
突然大声を出した春は、ベッドの弾力を生かして飛び上がり、正座で着地する。
土下座の姿勢をとった春は、近所迷惑を気にするレベルの大声で言った。
「千羽さん! おれを、あなたの弟子にしてください!」
***
「……」
布団の中に頭をめり込ませたせいで、春の大声は大部分を吸い取られてしまったが、千羽の耳にははっきりと届いた。
千羽は腕を組み頭を抱え、これまでの会話の流れを整理する。
「……ん?」
見当たらない。
「……んー」
そんな流れ、どこにもない。
千羽は、未だ布団に埋まった春の頭をつついた。
「おい、おーい。っていうか息してるか、ハル?」
「ぷはっ」
息はしていなかったらしい。春は肩で息をしながら、まっすぐ千羽を見つめた。
「弟子に──」
千羽は、また布団にダイブするところだった春の頭をキャッチする。
「まてまて、わかったから」
「わかった⁉︎ いいの? おれ。弟子に──」
「待てって!」
「むご」
千羽は春の口に手を当てた。まだ何か言いたげだったが、とりあえずは落ち着いてくれたようだ。
本当は、今夜はゆっくり休ませて、詳しい事は明日聞くつもりだったのだが。
「えーと、俺はなにから聞けば?」
「むごむご」
「ちゃんと、順番通りに、すっとばさずに話してくれるんだな?」
「むん」
「よし」
千羽は春の口から手を離した。
春は、千羽の弟子になりたいと思うまでの順番を頭の中で整理する。その間、千羽は刺すような視線を春に浴びせていた。
最初は、そうだ。道を尋ねてきた老人。
「妖精さんが──」
「はぁ?」
千羽の視線と声が春に確実に刺さった。春は言葉を選び直す。
「おれ、高校卒業したらどうするか決められなくて、それで悩んでたんだ。ずっと。クラスの奴らもみんな同じかなーって思ってたら、文化祭終わったあたりから急に真面目になり出して、おれだけ置いていかれちゃって」
「誰かに相談しなかったのか? 先生とか親とか、……友達とか」
千羽の視線や声は、柔らかくなった。
「しようと、思ったけど……。なんかタイミングのがしちゃって。おれだけ何にも決まってないっていうのも恥ずかしかったし」
千羽には思い当たる節があった。
いつか、春が急に千羽の家を尋ねてきた。その時明らかに様子がおかしかったので何かあったとは思っていたが、意図的に話題を避けようとする春に、詳しいことは聞けなかった。
辛いことがあったなら気を紛らせればいい、そう思っていた。
「で、色々踏み切れずにいたんだけど、千羽さんがヘアメイクしたっていう人を雑誌で見て……おれ、母さんをこんな風におしゃれにしてあげたいって、思っちゃったんだよね」
千羽の視線が怖かったので、春は妖精のような老人の話題には触れなかった。
「母さん、ずっと俺のために生きてきたって感じなんだ。朝も夜もなく働いててさ。だからおれ、卒業したら自立して、母さんには自分のために生きて欲しいって、思った」
春は再び、両手をついて土下座の姿勢をとる。
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